MacにおすすめのVPNアプリ 8選│安全で高速! 2022 7月
- MacにおすすめのVPNアプリ【2022年最新情報】
- ExpressVPN:安定した通信と使いやすいアプリでMacを保護
- CyberGhost:安全にストリーミングとトレントするために最適化された使いやすいMacアプリ
- Private Internet Access:暗号化やセキュリティ機能の設定を変えてMacをしっかり保護
- PrivateVPN:macOSアプリはシンプルで、プライバシー保護を重視したサービス
- VyprVPN:ユニークなセキュリティプロトコルでMacでもVPN規制を回避できる
- IPVanish:何台でもApple端末を接続できるのが特長
- SaferVPN:Macを公共Wi-Fiに接続すると自動で保護できる
- ZenMate:素早く設定して保護できる
- 比較表:MacにおすすめのVPN
- macOS向けVPNの選び方
- クイックガイド:MacにVPNを設定する方法【3つのステップで簡単】
- 手動でMacにVPNを設定する方法
- Mac向けVPNに関してよくある質問
Macには基本的なセキュリティ対策機能がありますが、安全性が100%保証されるわけではありません。そのため、日本でおすすめのMac向けVPNを使うのがベストです。通信を暗号化し、データ漏えいや有害なマルウェア、サイバー攻撃などの脅威を防止できるため、セキュリティ強化に役立つツールなのです。
ただし、macOSできちんと動作しないVPNもありますから、VPN選びは慎重に行う必要があります。Mac用アプリがないVPNだと設定は大変ですし、今回の調査ではMacの動作を遅くするVPNもありました。そのようなサービスは使い物になりませんね。
そこで、当サイトの調査チームで協力し、MacBook Pro(Big Sur)で300種類以上のVPNをテストしました。Macの動作を遅くせずにセキュリティ対策を強化できる8つのVPNサービスを大公開します!
一番おすすめなのはExpressVPNです。最先端のセキュリティ機能と圧倒的な高速通信が特長で、Macに簡単に設定できます。また、安心の30日返金保証があるので使い心地を実感してみることもできます。満足できなければ全額を返金してもらえるので安心です。
お急ぎですか? 2022年に日本でMacにおすすめのVPNはこちらです!
- ExpressVPN:Macアプリが使いやすく高速通信で、セキュリティ強化に役立つ自動停止スイッチを搭載。世界各国に3,000個のサーバーを配備。
- CyberGhost:Macアプリの使い勝手が良く、ストリーミングやトレントを安全にダウンロードするのに便利。ただし、中国などネット検閲の厳しい地域では利用できません。
- Private Internet Access:Macアプリで暗号化やセキュリティ機能の設定を変えられるのが特長。トレントをダウンロードするのにおすすめですが、遠くのサーバーに接続すると通信が大幅に遅くなってしまいます。
- PrivateVPN:macOS用アプリは使いやすく、強力なプライバシー保護機能がありますが、サーバー数は少なめです。
- VyprVPN:ネット検閲の厳しい地域でVPN規制を回避できますが、やや高価格なのが欠点。
MacにおすすめのVPNアプリ【2022年最新情報】
1. ExpressVPN:安定した通信と使いやすいアプリでMacを保護
- 高速通信により、Macでもスムーズにストリーミングやトレントをダウンロードできる
- 軍用レベルの暗号化、厳しいログなし方針、自動停止スイッチにより、セキュリティ対策とプライバシー保護は万全
- 利用可能なサービス:Netflix、Disney+、HBO Max、Hulu、BBC iPlayer、Vudu、NHK総合テレビ、NHK教育テレビ、日本テレビ、テレビ朝日など
- 同時に5台まで接続可能
- 30日間返金保証
- macOSバージョン:Big Sur、Catalina、Mojave、High Sierra、Sierra、El Capitan、Yosemite
- その他の対応端末:iOS、Apple TV、Windows、Android、Linux、ルーターなど。ExpressVPNはMac、Windows、iOS、Android、Chrome、Firefox向けアプリ・アドオンを日本語で利用できます(全アプリが日本語に対応しているVPNサービスはほんのわずかです)。
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ExpressVPNは、Macのセキュリティ対策とプライバシー保護を強化するのにおすすめのVPNサービスです。軍用レベルの256ビット暗号化、IP・DNSの漏えい対策のほかに、Network Lockという自動停止スイッチもあり、VPN接続が突然途切れてもMacが危険にさらされることはありません。初めてExpressVPNを起動した時はNetwork Lockは無効だったのですが、設定画面で簡単に有効にできます。

ExpressVPNのNetwork Lock(自動停止スイッチ)はデフォルトで無効になっているので、設定画面でオンにしましょう。
Network Lockが作動すると通知が表示され、Macがしっかり保護されていることが分かります。試用中、ExpressVPNの接続した状態でMacがスリープモードになったことがあったのですが、Macを起動すると「VPNと再接続するまでインターネット通信を遮断しました」という通知が表示されました。約4秒で素早くVPNに再接続できました。
ExpressVPNは厳格なログなし方針があり、ユーザーの機密データを保存・共有していないことが実証されています。また、本社は英国領ヴァージン諸島にあります。この国は5・9・14アイズ同盟の管轄外で、データ保持を義務付ける法律がありません。つまり、政府などがExpressVPNにユーザーデータの引き渡しを強制できないため、プライバシー保護に有利なのです。
さらに、ExpressVPNのサーバーはRAMベースなので(Trusted Server技術)、サーバーとの接続を停止するとブラウジングデータや接続データはすべて消去されます。つまり、政府がExpressVPNにユーザーデータの引き渡しを命令しても、引き渡せるデータ自体が存在しないわけです。
ExpressVPNのMacアプリでは、4つのセキュリティプロトコルから選択できます。L2TP/IPsec、IKEv2、OpenVPN(UDP・TCP)という標準的なプロトコルのほかに、ExpressVPN独自のLightwayプロトコルもあります。Lightwayは通信速度、セキュリティ、安定性を重視して開発されたプロトコルで、wolfSSLという定評のある暗号ライブラリを使用しています。安全性も、サードパーティによる詳しい調査で実証されている優秀なプロトコルなのです。LightwayとOpenVPNの速度の違いを確認するため、複数のサーバーで比較しました。結果は以下の通りです。

ロンドンのサーバーを除き、Lightwayの方がOpenVPNより高速でした。
ロンドン以外、全体的にLightwayの方が高速でした。結果が一貫していなかった理由はスピードテストを行った時、Lightwayはプレビュー段階だったからでしょう。Lightwayを使用できるサーバーが少なかったのです。それでも、Lightwayなら1秒以下でサーバーに接続できたのに対して、OpenVPNだと5~10秒もかかりました。最速のプロトコルとして有名な「WireGuard」を利用できないのは残念ですが、代わりにLightwayを使用できるのは素晴らしいでしょう。
さて、ExpressVPNの通信は非常に高速です。スピードテストでは、サーバーの自動選択機能を使いました。ネットワークの負荷や使用目的に合わせて最適なサーバーに接続できます。近くのサーバーでは平均42Mbps(10%の遅れ)、遠くのサーバーでは平均38Mbps(19%の遅れ)となりました。一般的に、VPNに接続すると10~25%程度遅くなるものですが、今回のテストではもともと通信速度が速かったため、VPNを使用しても遅いと感じるほどではありませんでした。
ExpressVPNのMac用アプリはとても使いやすい設計です。ワンクリックで接続でき、サーバーは使いやすいように一覧に整理されています。おすすめのサーバー、最近接続したサーバー、全サーバーは国別に表示されます。また、検索機能もあるので特定のサーバー地点を探せるのは便利ですね。サーバーをお気に入りに追加すると「最近接続したサーバー」のタブに表示されます。

「スマートロケーション」機能を使うと、現在地をもとに最速のサーバーに接続できます。
「最近接続したサーバー」のタブにはお気に入りのサーバーも表示され、接続したいサーバーが素早く見つかります。iPhoneでも試したところ、iOS用アプリはMacアプリとほぼ同じで、とても使いやすかったです(1つの契約で5台の端末を接続可能)。ただ、iOSアプリで停止スイッチは利用できません。
中国やアラブ首長国連邦などでは「おすすめのサーバー」タブにネット検閲やVPN規制を回避できるサーバーが表示されます。つまり、ExpressVPNは中国、トルコ、ロシアなどでも利用できるということです。
ExpessVPNはサーバー数が多いので94か国に3,000個のサーバー)、ストリーミングサイトの地域制限も簡単に回避できます。MacBookで試したところ、確実にストリーミングサイトにアクセスできました。アメリカやイギリスを含め8か国のNetflixライブラリだけでなく、Hulu、Disney+、HBO Maxなども利用できました。通信が速いExpressVPNですから、動画を5秒程度で読み込むことができ、HD画質のドラマもバッファなしで視聴できました。

アメリカのサーバーを10個試したところ、全サーバーでHulu、Netflix、Disney+にアクセスできました。
ExpessVPNはApple TVにも対応しています。MediaStreamer機能を使うとアメリカNetflix、HBO Max、Huluなどのアプリのブロックを解除して大画面でドラマを楽しめるのです。Apple TVのDNS設定を変えるだけなので、ほんの数分でExpressVPNをセットアップできました。
ExpessVPNの全サーバーがP2Pに対応していますから、トレントのダウンロードにもおすすめです。トレント専用サーバーを探さなくても、安全にトレントをダウンロードできます。Transmissionというトレントソフトを開いたら直ちにダウンロードを開始でき、3GBのファイルを12分でダウンロードできました。ExpressVPNは通信量に制限がないので、思う存分トレントをダウンロードしたりストリーミングしたりできます。
ExpressVPNは「スプリットトンネル」にも対応しています(どのアプリやサイトの通信をVPNに経由させるか選べる機能)。しかし、macOSの新しいバージョンではスプリットトンネルが利用できません。カスタマーサポートに24時間年中無休のライブチャットで問い合わせたところ、macOS 11(Big Sur)でスプリットトンネルは利用できないことが分かりました。macOS 10.10~10.15でしか利用できないそうです。
ExpressVPNのコストは高めですが、49%オフで加入できるのは嬉しいですね。また、リスクなしで使い心地を実感できます。満足できなければ30日以内に問い合わせて全額を返金してもらいましょう。このレビューの執筆が終わった時に返金を申請したところ、すぐに手続きを行ってくれて、4日で全額が返金されていました。
2. CyberGhost:安全にストリーミングとトレントするために最適化された使いやすいMacアプリ
- 高速通信により、Macでスムーズにストリーミングやブラウジング
- 軍用レベルの暗号化、漏えい対策、ログなし方針、自動停止スイッチで安全性を確保
- 利用可能なサービス:BBC iPlayer、HBO Max、Hulu、Showtime、NHK総合テレビ、テレビ朝日、TBS、Tokyo MXなど
- 同時に7台まで接続可能
- 45日間返金保証
- macOSバージョン:Big Sur、Catalina、Mojave、High Sierra、Sierra
- その他の対応端末:iOS、Apple TV、Windows、Android、Linux、ルーターなど CyberGhostのアプリは日本語に対応しています。
CyberGhostのMac用アプリはVPNを始めて利用する方でも簡単に使いこなせるでしょう。最速のサーバーを自動で検出し、ワンクリックで接続できるため、わずか2分でダウンロードして接続できました。軍用レベルの256ビット暗号化、IP・DNS漏えい対策、自動停止スイッチなどもあり、安全性も抜群です。CyberGhostなら本当に簡単にMacをしっかり保護できます。
国別にサーバーを表示するVPNサービスが多いなか、91か国に7,793個のサーバーがあるCyberGhostは目的別にサーバーが表示されます。安全にトレントしたい場合は「ダウンロード向けサーバー」、Macで地域制限のかかったコンテンツを視聴したい場合は「ストリーミング向けサーバー」を選べばOKなので、初心者にピッタリです。

「全サーバー」タブには国別でサーバーが表示されます。
ストリーミングサイトのブロックを解除するための専用サーバーが多数用意されているのも魅力的です。アメリカのNetflix、Disney+、Amazonプライムビデオ、BBC iPlayerなどにアクセスできます。Hulu専用サーバーに接続したところ、サイトを7秒で読み込むことができ、バッファせずにHD画質のドラマを視聴できました。

リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密を約7秒で読み込めました。速度が遅くなることもありません。
ダウンロード専用サーバーは50か所以上に配備されていて、サーバーごとに負荷量が表示されます。それをもとに混雑していない近くのサーバーを選べば、短時間でトレントをダウンロードできます。テストでオーストラリアのサーバーを選んだのですが、1GBの動画ファイルを7分でダウンロードできました。VPNなしでも同じくらいの時間がかかりますから、高パフォーマンスだと言えます。
CyberGhostの本社はルーマニアにあり、国際的なデータ監視同盟の管轄外です。また、厳格なログなし方針もあるのでデータは安全です。著作権で保護されたファイルを誤ってダウンロードしても、トラブルに巻き込まれる心配はありません。
また、あなただけの専用IPアドレスも利用できますが、少なくとも月額4.75ドルの追加料金がかかります。かなり高価格でしょう。匿名性を守るには共用のパブリックIPアドレスを使用するのがおすすめです。
CyberGhostのMacアプリには、プライバシー保護を強化する高度なセキュリティ機能が搭載されています。まず、セキュリティプロトコルはIKEv2またはWireGuardから選ぶことができます(OpenVPNは手動で設定しなければなりません)。広告、悪質なサイト、トラッカーのブロック機能も搭載されています。保護されていないサイトをブロックするにはHTTPSリダイレクト機能が便利です。さらに、通信量が制限されている場合はデータ圧縮機能をオンにしましょう。通信量の超過を防ぐために役立ちます。
CyberGhostでは同時に7台の端末を接続できます。Windowsパソコン、iPad、iPhoneにもCyberGhostのアプリを設定したところ、すべての端末で簡単にセットアップできました。CyberGhostはiOSアプリでも自動停止スイッチを利用できます。競合他社だとiOSではこの機能が利用できないことが多いので、素晴らしいと思いました。さらに、ストリーミングに最適化されたSmartDNS機能を使えばCyberGhostをApple TVにもセットアップでき、海外限定コンテンツを視聴できます。
CyberGhostの最大の欠点は、中国やアラブ首長国連邦などネット検閲の厳しい国では使えないことです。このような国に旅行する場合はこの記事でご紹介しているほかのVPNをご利用ください。
1か月プランの料金は高めですが、今回は82%オフでゲットできました。なお、契約期間が6か月以上のプランを選べば実質無料でCyberGhostを45日間お試しいただけます。試しに24時間年中無休のライブチャットで返金を申請したところ、解約の理由さえ聞かれませんでした。5日後に返金されていました。
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3. Private Internet Access:暗号化やセキュリティ機能の設定を変えてMacをしっかり保護
- 高速通信により、ストリーミングやトレントにピッタリ
- AES 256ビット暗号化、漏えい対策、ログなし方針、自動停止スイッチでMacを保護し、匿名性を確保
- 利用可能なサービス:Netflix、Disney+、HBO Max、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京、フジテレビなど
- 同時に10台まで接続可能
- 30日間返金保証
- macOSバージョン:Big Sur、Catalina、Mojave、High Sierra
- 対応機器:iOS、Windows、Android、Linux、ルーターなど。日本語に対応
Private Internet AccessのMacアプリは多数のセキュリティ機能があり、設定を自由に変えられるのが特長です。接続設定でAES-128またはAES-256の暗号化から選べます。256ビット暗号化の方が安全ですが、128ビットでも十分な安全性を確保できます。また、128ビットの方が素早く暗号化できるため、通信速度が速くなります。例えば、動画を視聴するときは128ビット、公共Wi-Fiを使用する時は256ビットに切り替えると良いでしょう。
停止スイッチの設定も変更できます。「自動」に設定すると、VPN接続が不意に途切れた時だけネット通信が停止されます。一方、「常時」に設定すると、ユーザー自身がVPNを終了しても通信を停止できます。通信速度と安定性を重視するか、セキュリティ対策を優先するかによってPIAの設定を変えられるわけです。PIAは設定を柔軟に変えられることが最大の魅力でしょう。競合他社のMac用VPNと比べて自由度が高いのが特長です。「MacアプリはWindowsアプリを簡素化しただけ」というVPNが多いのですが、PIAはMacアプリも機能を妥協していません。
MacでVPN通信をさらにカスタマイズしたい場合、プロトコルはOpenVPNとWireGuard、ポート設定はリモートとローカルから選択できます。また、カスタムDNSアドレスの設定やスプリットトンネルの使用などにも対応しています(※スプリットトンネル:特定のアプリの通信をVPNに経由させないようにする機能)。以上のような高度な機能や設定があるPIAですが、使いやすさも妥協していません。また、画面上部のメニューバーにもアプリが表示され、簡単に開けるのが便利です。
PIAは5・9・14アイズ同盟国であるアメリカに本社を置いているのは気になりますが、厳格なログなし方針があるので安全です。また、IPアドレス・DNSの漏えい対策機能でプライバシー保護も万全です(漏えいテストを行ったところ、データの漏れは検出されませんでした)。さらに、PIA Maceという機能は広告やトラッカー、マルウェアの恐れがあるドメインをブロックしてくれます(残念ながら、YouTubeなど安全なサイトでは広告が表示されます)。
MacBookでPIAに接続してP2Pファイル共有を行ったところ、高パフォーマンスでした。全サーバーがP2Pに最適化されており、一部のサーバーはSOCKS5プロキシとポートフォワーディングにも対応しているため、パフォーマンスがさらに向上します。ポートフォワーディングを有効にして近くのサーバーを5つ試しました。各サーバーで2.5GBのファイルをダウンロードしたところ、すべて約12分で完了しました。かなり高速だということが分かります。匿名でトレントをダウンロードしたい場合はPIAが便利です。
近くのサーバーでは速度がほとんど低下しませんでしたが、遠距離だと遅いと感じました。アメリカのサーバーで平均ダウンロード速度は8Mbpsで、81%も低下してしまったのです。HD画質で動画を視聴するには遅すぎます。アメリカのNetflix、Disney+、HBO Maxにアクセスできたものの、画質が悪く、時々止まってしまうこともありました。例えば、地域制限を回避するために遠くのサーバーに接続しなければならない場合、他社の方が良いかもしれません。
料金が82%オフになるのは見逃せません。かなりお得ですね。また、PIAは安心の30日返金保証があるので使い心地を実感できます。満足できなければ全額を返金してもらえるので是非お試しください。返金保証を試したところ、スムーズに全額を返金してもらえました。カスタマーサポートにライブチャットで解約したい理由を説明したところ、5日以内に返金されました。
4. PrivateVPN:macOSアプリはシンプルで、プライバシー保護を重視したサービス
- ブラウジングやトレントに適した通信速度
- 軍用レベルの暗号化、漏えい対策、ログなし方針、自動停止スイッチでプライバシーを保護
- 利用可能なサービス:Netflix、Hulu、BBC iPlayer、NHK総合テレビ、NHK教育テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京など
- 同時に10台まで接続可能
- 30日間返金保証
- macOSバージョン:Big Sur、Catalina、Mojave、High Sierra、Sierra、El Capitan
- 対応機器:iOS、Windows、Android、Linux、ルーターなど。今のところ、アプリは日本語に対応していません。日本語で利用できるVPNをお探しの方はExpressVPNをお試しください。Mac、Windows、iOS、Android、Chrome、Firefoxで日本語のアプリを提供しています。
ワンクリックでMacを保護し、プライバシーを守りたい場合、PrivateVPNがおすすめです。わずか20秒でソフトをインストールし、VPNサーバーに接続できました。接続すると、パーフェクトフォワードシークレシーを使用した軍用レベルの256ビット暗号化で通信が保護されます。IPアドレスとDNSの漏えい対策と自動停止スイッチはデフォルトで有効になっています。停止スイッチを手動でオンにしなければならないVPNが多いのですが、PrivateVPNはアプリを初めて起動した時点で設定が完了しています。
MacのセキュリティプロトコルはデフォルトでOpenVPNとなっています。業界で最も安全なプロトコルとして有名です。UDPとTCPから選ぶことができ、L2TPプロトコルに切り替えることもできます。AES 256ビット暗号化とAES 128ビット暗号化も利用できますから、必要に応じて接続設定を変更できるのも良いでしょう。
PrivateVPNは厳格なログなし方針があり、「ステルスモード」を使えば中国やイランなどネット検閲の厳しい国でも利用できます。さらに、ステルスモードを有効にすると職場や学校のファイアウォールを回避できる場合もあります。例えば、学校でSNSにアクセスできなければ、ステルスモードを使うと良いでしょう。カフェのWi-FiでNetflixにアクセスできなかったためステルスモードを有効にしてみたところ、アクセスできるようになりました。
PrivateVPNの欠点はサーバーネットワークがあまり充実していないことです。63か所に200個しかサーバーがありません。通信が遅いのではないかと思ったのですが、近くのサーバーだと平均ダウンロード速度は30Mbps程度を維持できました。全サーバーがP2Pに対応しているため、安全に素早くトレントをダウンロードできます。実験では2.5GBのファイルを10分でダウンロードできました。ポートフォワーディングを設定すると、より高速でトレントをダウンロードできます。
PrivateVPNの遠くのサーバーだと速度が大幅に低下してしまいました。アメリカの5か所のサーバーに接続してスピードテストを行ったのですが、平均ダウンロード速度は7Mbpsとなり、かなり遅かったのです。アメリカのNetflix、Hulu、Hotstarの地域制限を回避できましたが、通信が遅すぎて動画の読み込みに時間がかかってしまいました。遠くのサーバーに接続してストリーミングする場合は読み込みに時間がかかること、途中で止まってしまう可能性があることを念頭に置いておきましょう。
PrivateVPNのカスタマーサポートはまあまあです。ライブチャットは24時間年中無休で対応しているはずなのですが、問い合わせられないことも時々ありました。しかしサポートスタッフは親切で丁寧に質問に答えてくれました。メールで問い合わせることもできますが、回答してくれないこともあったのは残念です。
調査で加入した時、料金が85%オフとなり、かなりお得です。迷っている方は30日返金保証を利用して試してみると良いでしょう。私がライブチャットで返金を請求した時はサポートスタッフがきちんと対応してくれたので、スムーズに返金してもらえました。5日後にお金が返金されていました。
5. VyprVPN:ユニークなセキュリティプロトコルでMacでもVPN規制を回避できる
- ストリーミングやP2Pファイル共有に適した通信速度
- 軍用レベルの暗号化、ログなし方針、自動停止スイッチでMacを保護
- 利用可能なサービス:Netflix、Disney+、BBC iPlayer、NHK総合テレビ、NHK教育テレビ、日本テレビ、テレビ朝日など
- 同時に5台まで接続可能
- 30日間返金保証
- macOSバージョン:Big Sur、Catalina、Mojave、High Sierra、Sierra
- 対応機器:iOS、Windows、Android、Linux、ルーターなど。日本語に対応
VyprVPNは、誰にも知られずに地理制限や検閲されたコンテンツにアクセスできる「カメレオンプロトコル」を提供しています。VPN通信を暗号化されていない普通の通信に見せかけることで、日本でもVPN通信の検出を逃れることができる機能です。VyprVPNは中国などネット検閲の厳しい国でも利用できます。
カメレオンプロトコルのもう1つのメリットは、ネットワークのファイアウォールも回避できることです。例えば、職場でインスタグラムやツイッターを閲覧できない場合、カメレオンプロトコルを使用すればアクセスできるようになります。カメレオンプロトコルの性能を試すため、図書館のWi-Fiでトレントをダウンロードしてみたところ、うまく行きました。トレントサイトはブロックされていることが多いので、規制を回避できたのは素晴らしいことです。
VyprVPNは良質なMac向けVPNに期待したいセキュリティ機能・プライバシー機能も搭載しています。256ビット暗号化、厳格なログなし方針、IPアドレス・DNSの漏えい対策、自動停止スイッチがあります。いきなりVPNとの接続が途絶えたときに本当のIPアドレスが公開されてしまうのを防止します。VyprVPNの7つのサーバーに接続してデータ漏えいテストを行ったところ、IPアドレスやDNSのリークは検出されませんでした。Macがきちんと保護されていることが分かりますね。
プロトコルに関して、IKEv2、OpenVPN、WireGuardなどが利用できます。MacではWireGuardが使えないことが多いのですが、VyprVPNがこのプロトコルに対応しているのは素晴らしいと思います。OpenVPNも利用でき、手動で設定する必要はありません。
また、VPNサーバーにはNATファイアウォールが搭載されています。無線ネットワークがリクエストしていないスキャンの受信を防止するため、ハッカーやボットなどによるマルウェアやデータ盗難の対策に有用です。ファイアウォールがないモバイル端末で活躍する機能ですが、Macの対策強化にも役立ちます。必要ない場合は設定画面でオフにできます。
VyprVPNはカメレオンプロトコルを有効にすると通信が速いVPNサービスです。サーバーは700個あるのですが、そのうち10個に接続してスピードテストを行ったところ、平均ダウンロード速度は20Mbpsとなりました。HD画質で動画を視聴したり、素早くトレントをダウンロードしたりするのに適した速度です。また、アメリカやイギリスのNetflix、Disney+、BBC iPlayerなど、さまざまなストリーミングサイトの地域制限を回避できます。
VyprVPNはコストが高めですが、最新割引を利用すればわずか$8.33/月で加入できます。また、長期プランに加入するか迷っているのであれば、30日返金保証で使い心地を実感してみましょう。保証期間内に問い合わせたところ、7日後に全額を返金してもらえました。
6. IPVanish:何台でもApple端末を接続できるのが特長
- ブラウジングやトレントに適した通信速度。ただしストリーミングには不向き
- 軍用レベルの暗号化、漏えい対策、ログなし方針、自動停止スイッチでデータのプライバシーを保護
- 利用可能なサービス:Netflix、HBO Max、Disney+、NHK総合テレビ、NHK教育テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京など
- 何台でも接続可能
- 30日間返金保証
- macOSバージョン:Big Sur、Catalina、Mojave、High Sierra、Sierra、El Capitan
- 対応機器:iOS、Windows、Android、Linux、ルーターなど。日本語に未対応
IPVanishは同時に何台でも端末を接続できるため、MacやiPhoneだけでなくWindowsなども保護できます。256ビット暗号化、漏えい防止機能、自動停止スイッチなど、標準的なセキュリティ対策機能やプライバシー機能がありますから、端末の対策強化に有用です(ただし、iOSアプリは停止スイッチがありません)。さらに、IPSec、IKEv2、OpenVPNなど複数のセキュリティプロトコルに対応しているのでニーズに合わせて選ぶことができます。
OpenVPNとIKEv2プロトコルの詳細設定も変更できます。例えば、OpenVPNでスクランブリング(難読化)を有効にすれば、VPN通信が普通のネット通信のように見えるようになります。中国、ロシア、トルコなど、VPNが規制されている国に旅行する場合はスクランブリングでVPN規制を回避できるでしょう。
残念ながら、IPVanishに接続したところ、通信がかなり遅くなってしまいました。スピードテストでネットワークファイアウォールを回避しようとしたところ、読み込みがかなり遅くなってしまいました。
アプリは使いやすいデザインです。クイックコネクト機能を使えば、ネットワークや現在地をもとに最適なサーバーに接続できます。 75か国に2,000個のサーバーがあり、手動でサーバーを接続したい場合は一覧または地図で表示できるので選びやすいでしょう。また、地域や待ち時間で絞り込むことも可能です。サーバーの負荷量やPing(応答時間)も表示されたらさらに良いと思います。最適なサーバーを選ぶために便利ですよね。
IPVanishはTor(トーア)に対応しており、SOCKS5プロキシも利用できます。Macでトレントすることが多い方はパフォーマンスを向上するために便利です。しかし、プロキシを設定するには詳細情報をqBittorrentの設定画面に入力しなければならず、難易度が高めです。IPVanishのホームページにあるセットアップガイドを参照したらうまく設定できました(ガイドは分かりやすく書かれていますが、日本語で表示できません)。設定後、2.5GBのファイルをわずか9分でダウンロードできました。IPVanishの本社はアメリカにあり、5・9・14アイズ同盟の管轄内ですが、厳格なログなし方針があるので匿名で安全にトレントをダウンロードできます。
全サーバーがP2P共有に対応しており、WireGuardプロトコルを選ぶとかなり高速です。5台のサーバーを試したところ、平均ダウンロード速度は38Mbpsでした。MacBookでアメリカのサーバーに接続したところ、NetflixとHBO Maxの地域制限を回避でき、バッファせずにHD画質でドラマを視聴できました。
加入した時77%オフのクーポンを利用できました。また、30日返金保証を利用すれば実質無料でIPVanishを試してみることもできます。ライブチャットでカスタマーサポートに問い合わせたところ、すぐに返金を処理してくれました。5日後にお金が返金されていました。
7. SaferVPN:Macを公共Wi-Fiに接続すると自動で保護できる
- ブラウジングに適した通信速度
- AES 256ビット暗号化と自動停止スイッチでデータを保護
- 利用可能なサービス:アメリカのNetflix、Disney+、BBC iPlayer、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京、フジテレビなど
- 同時に12台まで接続可能
- 30日間返金保証
- macOSバージョン:Big Sur、Catalina、Mojave、High Sierra、Sierra、El Capitan、Yosemite
- 対応機器:iOS、Windows、Android、Linux、ルーターなど
SaferVPNは自動Wi-Fi保護機能があり、公共Wi-FiにMacを接続すると自動で有効になります。SaferVPNは未知のWi-Fiを検出して、VPNに接続していなければ警告が表示されます。私は仕事で公共Wi-Fiを使うことが多く、VPNに接続し忘れることもあるので、便利だと思いました。頻繁にネットワークが切り替わるiPhoneでもテストしたのですが、モバイルだと特に便利です。VPNに接続し忘れるのを防止でき、誤って個人情報が公開されることはありません。
軍用レベルの暗号化、IPやDNSの漏えい防止機能、ログなし方針、自動停止スイッチなど、しっかりしたセキュリティ機能でMacを保護できます(停止スイッチは設定画面で有効にする必要があります)。また、OpenVPNなど複数のセキュリティプロトコルから選ぶことができ、手動設定は不要です(L2TPとIKEv2にも対応)。
SaferVPNは35か所に950個のサーバーがあります。あまり充実したサーバーネットワークとは言えませんが、近くのサーバーではまあまあの通信速度でした。自動ロケーション機能を使用したところ、オランダのサーバーに接続されました。平均速度は20Mbpsでしたから、ある程度満足できます。ただし、遠くのサーバーだと通信が遅くなってしまいました。SaferVPNならアメリカのNetflixやDisney+にアクセスできますが、HD画質で動画を視聴するのは厳しいでしょう。
また、P2Pに対応しているサーバーはほんの少数です(カナダ、オランダ、スペイン)。幸い、私はオランダの近くに住んでいるので、オランダのサーバーに接続したら比較的高速でトレントファイルをダウンロードできました。しかし、P2P対応サーバーから遠く離れた場所では速度が遅すぎてトレントをダウンロードするのにかなり時間がかかると思います。
私が加入した時、SaferVPNは割引キャンペーンを行っていたため、100%オフでゲットできました。また30日返金保証もあるのでリスクなしでSaferVPNの使い心地を実感でき、サービスに満足できなければ返金を請求できます。SaferVPNのカスタマーサポートは素晴らしいでしょう。24時間年中無休のライブチャットで返金を依頼したところ、すぐに処理してくれました。6営業日で返金されました。
8. ZenMate:素早く設定して保護できる
- ストリーミングやブラウジングに適した高速通信
- 軍用レベルの暗号化、自動停止スイッチ、漏えい対策でプライバシーを保護
- 利用可能なサービス:Netflix、Disney+、Hulu、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ、Tokyo MXなど
- 何台でも接続可能
- 30日間返金保証
- macOSバージョン:Big Sur、Catalina、Mojave、High Sierra、Sierra
- その他の対応端末:iOS、Apple TV、Windows、Android、Linux、ルーターなど。日本語に未対応
ZenMateのmacOSアプリは軽量で、素早くインストールできます。加入後、わずか3分でダウンロード、インストール、接続できました。81か所に4,400個のサーバーがあり、3つのカテゴリ(全サーバー、ダウンロード向け、ストリーミング向け)に整理されています。ニーズに合ったサーバーが見つけやすい設計です。
ストリーミング向けサーバーは大満足でした。試したところ、アメリカやイギリスなど各国のNetflix、Hulu、Disney+、BBC iPlayerにアクセスできました。近くのサーバーではHD画質で動画を視聴するのに適した通信速度となりました。ロンドンのサーバーは平均ダウンロード速度が19Mbpsで、イギリスのNetflixを快適に視聴できました。しかし、遠くのサーバーだと速度がいくらか低下し、アメリカのNetflixを見ている時に途中でバッファしてしまうこともありました。
P2Pに最適化されたサーバーはかなり少なく、すべてヨーロッパにあります。私はベルギーに住んでいるので満足できる通信速度となりました。しかし、遠くのサーバーだとかなり遅くなってしまったため、日本でトレントをダウンロードしたい場合は向きません。
ZenmateのMacアプリは256ビット暗号化、停止スイッチ、漏えい防止機能などの標準的なセキュリティ機能がありますが、高度な機能はありません。また、厳格なログなし方針に基づいて運営されているため、個人データを他人から隠すことができます。残念ながら、MacアプリはOpenVPNに未対応でIKEv2しか利用できません。安全ですが、通信はあまり速くありません。
Zenmateのホームページには7日間無償トライアルが宣伝されていますが、加入したらトライアルは終了していたため、利用できませんでした。残念でしたが、86%オフで加入できたのは良かったです。また、Zenmateは安心の30日返金保証があるので使い心地を実感できます。満足できなければ全額を返金してもらえるので是非お試しください。カスタマーサポートに関して、24時間年中無休のライブチャットはないので問い合わせフォームで質問を送ったところ、24時間以内に回答が届き、10日後に返金されていました。
Zenmateは中国とトルコで利用できません。中国やトルコに旅行する方は他のVPNをご利用ください。
比較表:MacにおすすめのVPN
最低価格 | Macへの対応 | OpenVPNに対応 | 停止スイッチ | ログなし方針 | トレントに対応 | HD画質でストリーミングできる通信速度 | 日本語に対応 |
|
ExpressVPN | $6.67/月 | OS X 10.10 Yosemite以上 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
CyberGhost | $2.29/月 | macOS 10.12 Sierra以上 | ○(手動設定が必要) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PIA | $2.19/月 | macOS 10.13 High Sierra以上 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PrivateVPN | $2/月 | OS X 10.11 El Capitan以上 | ○ | ○ | ○ | ○ | ❌ | ❌ |
VyprVPN | $8.33/月 | macOS 10.12 Sierra以上 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
IPVanish | $2.50/月 | OS X 10.11 El Capitan以上 | ○ | ○ | ○ | ○ | ❌ | ❌ |
SaferVPN | $2.13/月 | OS X 10.10 Yosemite以上 | ○ | ○ | ○ | ○ | ❌ | |
ZenMate | $1.99/月 | macOS 10.12 Sierra以上 | ❌ | ○ | ○ | ○ | ○ |
macOS向けVPNの選び方
MacにおすすめのVPNランキングでは以下の項目で評価し、優秀なサービスを選抜しました。日本でMac用VPNを選ぶ際は以下の点に注目しましょう。
- macOSアプリが用意されている。
Mac専用アプリがあるVPNを選びましょう。Mac用アプリがあれば素早くインストールでき、利用も簡単です。「設定が大変!」と困ることはありません。 - 最新のMacバージョンに対応している。
macOSがアップデートされたら、それに合わせてVPNソフトもアップデートしているプロバイダを選びましょう。古いVPNアプリで対策が不十分だったという事態を避けられます。 - 強力なセキュリティ機能。
効果的にMacのセキュリティ対策を強化するには、少なくとも256ビット暗号化、厳格なログなし方針、漏えい対策、自動停止スイッチなどが必要です。広告・マルウェアブロッカーやOpenVPNへの対応など、セキュリティ機能が充実したVPNも多数ご紹介しました。 - サーバーネットワークが安定している。
VPNサーバーの数が多いほど通信が速い傾向があります。また、サーバー地点が多いほど、たくさんの海外限定コンテンツにアクセスできます。この記事ではサーバーネットワークが充実しているVPNをご紹介しました。NetflixやHuluなどのストリーミングサイトにアクセスでき、HD画質で動画を楽しむのに十分な通信速度を確保できます。 - 同時に多数の端末を接続できる。
少なくとも5台の端末を接続できるVPNをご紹介しました。1つの契約でiPhoneやiPadなどをまとめて保護できます。さらに、何台でも接続できるサービスもあり、家族みんなの端末を保護したい場合におすすめです。
クイックガイド:MacにVPNを設定する方法【3つのステップで簡単】
- 信頼できるMac向けVPNを取得します。ExpessVPNがおすすめです。Macアプリはとても使いやすく、通信が速いのであらゆる場面で活躍します(30日間無料でお試しいただけます)。
- サーバーに接続しましょう。
できるだけ通信が速くなるよう、現在地に一番近いサーバーを選びましょう。 - Macで安全かつ自由なインターネットをお楽しみください! 通信が保護され、個人を特定できないようになりました!地域制限がかかったドラマを見たり、安全にトレントをダウンロードしたりできます。
手動でMacにVPNを設定する方法
以下のような場合はVPNの設定手順が違います。
- 端末にVPNアプリをダウンロードできない場合(仕事用のノートパソコンの制限が厳しく、新しいアプリをダウンロードできない場合など)。設定を始める前に、どのVPNプロトコルを使用するかを決める必要があります。
- 端末が対応していないセキュリティプロトコルを使用したい場合。
Macでは以下のプロトコルを設定できます。
- OpenVPN
最も安全で高速なプロトコルです(MacではOpenVPNが一番おすすめです)。MacでOpenVPNを使用するには、OpenVPNに対応しているExpressVPNなどをダウンロードするのが手っ取り早いでしょう。手動で設定する必要はありません。OpenVPNに対応していないVPNは下でご紹介する方法で設定できます(Tunnelblick・Viscosityというクライアントを使用します)。 - IKEv2
軽量で安全なプロトコルで、通信が速いことで有名です(モバイル端末に適しています)。ただし、OpenVPNより遅く、UDPしか利用できないためファイアウォールにブロックされてしまうこともあります。MacにIKEv2を手動設定できるVPNはかなり少ないことの注意しましょう。 - L2TP/IPSec
OpenVPNやIKEv2より安全性が低く、速度も遅めです。また、UDPなのでファイアウォールでブロックされる可能性もあります。PPTPよりは安全ですが、他に選択肢がない場合を除き、おすすめできません。
OpenVPN(Tunnelblickを使用)
Tunnelblickとは、macOSでOpenVPNを使用するために設計されたオープンソースのフリーソフトです。
- Tunnelblickをダウンロードします。
普通のアプリと同じように、Macにインストールしてください。 - .ovpn構成ファイルをダウンロードします。
VPNプロバイダのサイトでダウンロードするか、アカウントにログインして取得しましょう。サーバーごとにファイルが用意されているので、サーバー地点を選べるようにしたい場合は複数のファイルをダウンロードします。 - 設定ファイルを追加してください。
Tunnelblickのメニューを開き、VPN Details(VPNの詳細)をクリックしてください。Configurations(構成)に、ダウンロードした.ovpnファイルをドラッグ&ドロップしましょう。

私がTunnelblickを使って設定した時はConnect(接続)をクリックしなくてもVPNのログイン画面が表示されました。
- サーバーに接続しましょう。
接続したい.ovpnサーバーファイルを選択し、Connect(接続)をクリックします。VPNのログイン情報を入力する必要があるかもしれません。VPNのアカウント画面で確認できるはずです。 - Macで安全にインターネットを利用できるようになりました!
OpenVPNのセキュリティプロトコルでネット通信が保護されました。

Tunnelblickを使ってOpenVPNに接続できました。
OpenVPN(Viscosityを使用)
Viscosityは有料のOpenVPNクライアントです。一律14ドルで購入できますが、30日間の無償トライアルも利用できます。
- Viscosityをダウンロードしましょう。
普通のアプリと同じように、Macにインストールしてください。 - .ovpn構成ファイルをダウンロードします。
VPNのサイトでダウンロードするか、アカウントにログインして取得しましょう。接続したいサーバーのファイルを1つひとつダウンロードする必要があります。 - サーバー接続を設定します。
Viscosityを起動し、設定メニューで「Preferences」をクリックしてください。次に、Connections > + > Import Connection の順にクリックします。「From File」をクリックし、先ほどダウンロードした.ovpnファイルを選択しましょう。 - ユーザー名とパスワードを設定してください。
これで接続の設定が完了しました。 - VPN接続を探しましょう。
Viscosityメニューに先ほど設定した接続が表示されていれば、正しく接続できています。使用する準備完了です!
IKEv2
Macの「ネットワーク設定」で設定できます。サードパーティのアプリをダウンロードする必要はありません。
- ネットワーク設定を開いてください。
システム設定 > ネットワーク の順にクリックします。 - IKEv2接続を確立します。
接続一覧の下にある小さな「+」アイコンをクリックしてください。「Interface」の隣にある「VPN」を選択しましょう。「VPN Type」の隣の「IKEv2」をクリックします。接続に名前を付けて「Create」をクリックしてください。

VPNから認証に必要な情報をご用意ください。
- Authentication Settings(認証設定)を開いてください。
VPNプロバイダからの認証情報が必要です。ブラウザでVPNアカウントにログインし、ダッシュボードに表示されています。 - 「接続」をクリックします。
これでVPNのIKEv2でVPNトンネルに接続できました。
L2TP/IPSec
Macのネットワーク設定画面でセットアップできます。サードパーティのアプリをダウンロードする必要はありません。
- ネットワーク設定を開いてください。
システム設定 > ネットワーク の順にクリックしましょう。 - L2TP/IPSecの接続を確立します。
画面左側の接続一覧の下部にある「+」アイコンをクリックしてください。「Interface」の横の「VPN」をクリックし、「VPN Type」を「L2TP over IPSec」に設定します。アカウント名を作成できるので、接続先を見つけやすいように名前を付けておきましょう。 - Authentication Settings(認証設定)を開きます。
ここではVPNプロバイダが提供した認証情報を入力する必要があります。ブラウザでVPNアカウントにログインすると、ダッシュボードに表示されているはずです。新しい接続を選択してVPNの情報を入力します。
- 「接続」をクリックします。
MacでL2TPの接続設定が完了しました。
Mac向けVPNに関してよくある質問
Netflixを視聴するのにおすすめのMac向けVPNはどれですか?
MacでNetflixを見るのにおすすめのVPNはExpressVPNです。アメリカ、イギリス、カナダなど14か国以上のNetflixライブラリにアクセスでき、海外で日本のNetflixを見たい時にも役立ちます。
また、ExpressVPNは通信が圧倒的に速いため、HDやUltra HD画質でドラマを見ることができます。通信が安定したサーバーを広範囲に配備しているのも魅力的です。数か国のNetflixライブラリの地域制限を回避しようとしたところ、最初に接続したサーバーでアクセスでき、エラーメッセージが表示されることはありませんでした。iPhoneやiPad用アプリが用意されていますから、Apple端末で簡単にNetflixの地域制限を解除できます。
また、ExpressVPNはMediaStreamerというSmartDNSもあるため、Apple TVでもアメリカのNetflixなどのブロックを解除できます。Apple TVに限らず、VPNアプリに対応していない端末でVPNが利用できますから、日本で視聴できない海外限定コンテンツもお楽しみいただけます。Apple TVのネットワーク設定を変更するだけで簡単に利用できる機能です。
Safari用のVPN拡張機能はありますか?
Safariで使えるVPNのブラウザ拡張機能はありませんが、VPNアプリを使えばMacの通信がすべて保護されるのでSafariの通信も安全です。さらに、ExpressVPNなど、Macの画面上部にあるメニューバーでコントロールできるVPNもあります。Safariの拡張機能と同じくらい便利で、Safariの利用状況だけでなく端末全体を保護できます。
2018年にSafari 12がリリースされてから、サードパーティによる拡張機能の多くが利用できなくなっています。また、Safari Extensions Galleryで拡張機能を提供するには費用がかかるようになりました。Safari用のVPN拡張機能がないのはそのためです。
macOS Big Surで使えるVPNはどれですか?
Macのシステム全体で使用できるVPNであれば、Bit Surでもご利用いただけます。Big Surがリリースされたとき、VPN接続を回避できるAppleアプリがいくつかあるという噂があったのですが、これは事実ではありません。この記事でご紹介したVPNのように、システム全体で動作するVPNサービスを使用すれば、Bit SurバージョンのMacをしっかり保護できます。
VPNを使うとMacの通信速度が向上しますか?
一般的に、VPNを使うと通信が速くなることはありません。VPNは暗号化で通信を保護するのですが、この処理には時間がかかります。そのため、MacでVPNを使用すると速度がある程度遅くなります。しかし高速通信の良質なVPNであれば、大幅に遅くなることはありません。
Mac向けVPNで速度の遅さが気になる場合、現在地にできるだけ近いサーバーに接続してください。また、負荷量が少ないサーバーを選ぶのも良いでしょう。サーバーに接続しているユーザーが少ないほど、通信が速くなります。
Macで無料VPNは利用できますか?
できますが、おすすめしません。無料VPNの多くは欠点があります。広告を大量に表示したり、サービス内容に制約があったり、プライバシー方針が信頼できなかったり、最悪の場合、マルウェアに感染することもあります。Mac向けの無料VPNも調査したのですが、通信がかなり遅くなり、ブラウジング以外のことはできません。また、毎月1〜5GBしか通信できず(HD画質で1〜3時間ストリーミングできる程度)、ストリーミングサイトの地域制限を回避できる無料VPNはほとんどありません。Mac用の無料VPNには、安全性に問題があるものもいくつかあります。避けるべき無料VPNをいくつかご紹介しましょう。
- UFO VPN
ネットの利用状況を追跡できる機密データを保存していることが発覚しています。プライバシーポリシーにはそうしないと明記されているにもかかわらず、です。 - Unlocator
プライバシーポリシーには、一定期間ユーザーデータを保存していると書かれています。個人を特定できるデータを記録しているVPNを利用するのは本末転倒です。 - Hola VPN
個人を特定できる情報を保存し、サードパーティと共有しています。これではVPNを使用する意味がありません。 - Opera VPN
ユーザーのブラウジングデータを記録し、広告企業に販売しています。また、Operaブラウザでしか利用できず、Macのシステム全体が保護されるわけではありません。 - Betternet VPN
匿名化されたログを保存しています。プライバシーポリシーはあいまいな表現が多いのも気になります。ログから個人を特定することはできませんが、プライバシー保護を優先するのであれば、厳格なログなし方針があるVPNを使った方が良いでしょう。
この記事でご紹介したVPNはすべて安全で、返金保証もあるので、一定期間リスクなしで使い心地を実感してみることができます。
iOS端末でもMac向けVPNを使用できますか?
できます!macOSとiOSは同じではありませんが、この記事ではmacOSアプリとiOSアプリを提供しているVPNを厳選しました。iPhoneやiPadを含め、すべてのApple端末でご利用いただけます。また、少なくとも5台の端末を同時に接続できますから、Apple端末だけでなくWindowsやAndroidでもVPNアプリをダウンロードして通信を守れます。さらに、Apple TVに設定できるVPNサービスもあります。このようなVPNを使えば海外限定コンテンツも視聴できます。
中国でMac向けVPNは利用できますか?
中国で利用できるMac向けVPNもありますが、すべてではありません。
中国で利用するのに一番おすすめなのはExpressVPNです。ExpressVPNのアプリには、中国のグレートファイアウォールを回避するために設計されたセキュリティ機能が搭載されています。また、ネット検閲の厳しいトルコ、アラブ首長国連邦、ロシアなどでもご利用いただけます。
中国はVPN規制をどんどん強化し、ネットで閲覧できるコンテンツをコントロールしようとしています。ネット検閲の厳しい地域で使えるMac向けVPNをお探しの方は、難読化サーバー(ステルスモード)があるサービスを選びましょう。VPN規制に引っかからないようにVPN通信を普通の通信に見せかける機能です。中国に旅行する場合、中国国内ではVPNのホームページにアクセスできない可能性がありますから、入国前にVPNをダウンロードしておきましょう。
macOSは安全なのに、Mac用VPNが必要な理由は?
Mac用VPNを使用したい理由はいくつかあります。この記事でご紹介したVPNは、速度を低下させずにMacのセキュリティ対策を強化できます。
- ネットの利用状況を匿名化する。
VPNに接続すると、通信が暗号化され、IPアドレスが隠されます。政府、ISP、ハッカーなどの部外者がユーザーの個人情報を見たり、ネット上で何をしているか監視したりできなくなるわけです。また、保護されていないWi-Fiを使用中に同じネットワーク上のユーザーに機密データを見られることもありません。 - 地域制限のかかっているコンテンツを閲覧できる。
VPNに接続するとIPアドレスが変わるため、サイトやストリーミングサービス(NetflixやHuluなど)に実際とは違う場所にいると思わせることができます。日本で視聴できない海外限定コンテンツも楽しめるようになるのです。 - ネット検閲を回避する。
中国、ロシア、UAEなど、ネット検閲の厳しい国ではVPNの使用が規制されているのですが、難読化という技術でVPN規制を回避できるVPNはたくさんあります。自由なインターネットを楽しめるようになるのです。また、ネットワークによっては特定のサイトにアクセスできないようになっていますが、VPNを使えば問題ありません。例えば、職場や学校でツイッターが利用できない場合、VPNを使えばアクセスできるようになります。
MacにはVPNが搭載されているのでは?
いいえ、macOSにVPNは搭載されていません。Macの「ネットワーク設定」でVPNを手動設定できますが、VPNプロバイダのログイン情報を入力する必要があります。Mac用のVPNアプリの方が安全で、セキュリティ機能が充実しています。また、設定が簡単で、使いやすいのでおすすめです。
Macを安全に保つ方法は?
Macの安全性を確保するおすすめの方法はVPNを使用することです。Macには便利なセキュリティ機能がたくさんありますが、プライバシーを守ることはできません。ISP(インターネットサービスプロバイダ)や政府の監視を避け、サイバー脅威から身を守るには、終端間暗号化で通信を守るVPNを使用しましょう。Macを安全に保つ対策方法は他にもいくつかあります。
- ウイルス対策ソフトを使う。
実はWindows PCよりもMacの方がマルウェアなどの脅威の危険にさらされていることをご存じですか?高性能のウイルス対策ソフトをご利用ください。CyberGhostなど、マルウェアブロッカーを搭載しているVPNもあります。脅威の種類が増え続けるなか、このような機能を利用してMacを守りましょう。 - パスワード管理ツールを活用する。
Macに搭載されたパスワード管理機能「iCloudキーチェーン」を使うと、複雑なパスワードを生成し、暗号化してから保存できます。ログイン情報をすべて安全な状態で保存するために役立ちます。同じパスワードを使いまわすことが多い場合に特に便利です。アカウントが1つハッキングされても、他のアカウントにはアクセスされません。 - ウェブブラウザにはSafariを使用する。
Safariには、ネットの利用状況の追跡を防ぐセキュリティ機能があります。一方、Google Chromeなどはユーザーデータを収集し、それを利用してターゲット広告を表示して利益を得ています。なお、VPNサーバーに接続すれば、どのブラウザでも匿名性を確保できます。
Macと個人情報をしっかり守りましょう
macOSはセキュリティ機能を搭載していますが、100%安全というわけではありません。VPNを使うと通信が暗号化されるため、Macのセキュリティ対策を強化できます。また、地域制限を回避でき、日本で閲覧できないコンテンツもアクセスできます。さらに、広告やマルウェアのブロック機能など、追加のセキュリティ機能を提供しているVPNもあります。
多数のVPNを検証した結果、日本で一番おすすめなのはExpressVPNだということが分かりました。最先端のセキュリティ機能、厳格なログなし方針、使いやすいMacアプリなどが特長です。また、圧倒的な高速通信により、ストリーミングやトレントにも役立ちます。また、30日返金保証もあるので実質無料でお試しいただけます。満足できなければ気軽に返金を依頼できるので安心です。