ExpressVPNは本当に最も高速なVPNなのでしょうか? 最新の割引で格安になっても、料金を払う価値はあるのでしょうか?詳しく分析してその答えを探ってみました。
日本では、ジオブロックが原因で人気サイトで海外のコンテンツにアクセスできないということが時々あります。良質なVPNを使えば海外のコンテンツをすべてアンブロックできるようになり、他にもメリットがたくさんあります。アメリカのNetflixをストリーミングしたり、トレントをダウンロードしたり、ゲームをプレイしたり、ネットを匿名で安全に利用したり、VPNは様々な場面で大活躍するツールなのです。ExpressVPNはこれらすべてをこなせますし、アップデートされた最新バージョンはVPN業界トップにランクインできるほど優秀です。しかし完璧なサービスではありません。今回の調査では驚くべきことが明らかになりました。
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お急ぎですか?重要ポイントはこちらです
- ストリーミング:Netflix、BBC iPlayer、Amazonプライムなど日本 でスムーズに視聴できるようになります。検査結果はこちらでご覧ください。
- 通信速度:超高速VPNで、トレントの通信速度をできます。 こちらの結果をご覧になれば納得できるはずです。
- セキュリティと使いやすさ: 最も安全なサービスの一つ で、わずか4分でセットアップできました。
- ジオブロックの通過:最も厳しいジオブロックを検査したところ、すべて通過できました。 中国のネット検閲にも対抗できます。
ExpressVPNは通信速度とアンブロック機能で有名ですが、ストリーミングサービスは新たなジオブロックを導入していて、過去数か月でアクセス制限をかなり強化しています。中国などの国では新しいネット検閲を始めていますし、ハッカーは毎日新たな手法を企てているほか、他のVPNも機能や通信速度の改善を怠っていません。
しかしExpressVPNは今でも検査した中で最も高速で感心できるVPNの一つという地位を確保しています。私はこれまでにたくさんのVPNを検査してきましたから、本当に素晴らしいVPNサービスなのは確実です。
ExpressVPNのパフォーマンスに関して総合的な分析を行うために、当サイトのほかの調査スタッフ(アラブ首長国連邦、中国、ロシアなどに在住)と共にすべての機能を詳しく分析して普通の利用者の立場からパフォーマンスを確認しました。
サーバーの範囲から通信速度、プライバシー、セキュリティ、カスタマーサポート、価格まで、ありとあらゆる観点から調べました。サービスがどんなに良くても質問があった時に助けてくれなければ意味はありませんよね。
ストリーミング:ExpressVPNはNetflix、BBC iPlayerなどのストリーミングサービスにアクセスできる?
できます。まず、イギリスとアメリカのNetflixライブラリから調べたところ、どちらもきちんとアクセスできました。ExpressVPNのアメリカのサーバーのうち、20個以上のサーバーに接続してアメリカのNetflixライブラリにアクセスできるか試してみたのですが、すべてコンテンツをアンロックしてHDでストリーミングできました。
オーストラリアのNetflixも挑戦してみたところ、しっかりアクセスできました。
しかし、ドイツのNetflixにアクセスしようとしたところ、フランクフルトのサーバーに接続しているときにジオブロックに引っかかってしまいました。ニュルンベルクのサーバーに切り替えたところ、自由にストリーミングできるようになりました。

ドイツの別のサーバーに切り替えることで素早く問題を解決できました。
最後に、南アメリカを試してみました。ブラジル、チリ、ペルーのNetflixライブラリを試したところ、全サーバーでストリーミングできました。バッファ、遅延、画質の低下などの問題はまったくなかったのが良かったです。
Netflixにアクセスできることを優先している方は、NetflixにオススメのVPN をご覧ください。すべてNetflixの厳しいジオブロックを通過でき、世界中どこからでも地理制限の掛かったコンテンツをアンロックできます。アンブロック機能に関してはExpressVPNはランキング上位にランクインできました。
検査ではExpressVPNはNetflix、Hulu、Disney+、BBC iPlayer、Amazonプライムビデオ、HBO Goなどをハイビジョンでストリーミングできることが分かりました。
また、YouTube、Google、Facebookなどの人気サイトは学校や職場でブロックされていることが多いですし、中国やロシアなどネット検閲の厳しい国もありますが、ExpressVPNならしっかりアンブロックできます。
ストリーミングするためにVPNを利用したいならExpressVPNは期待通りのパフォーマンスでしょう。
ExpressVPNは日本でストリーミングするために役立ちますか?
ExpressVPNは帯域やデータ通信量が使い放題なので自由にトレントするのに役立ちます。更に、全サーバーでトレントやP2P共有を許可しているのも注目ポイントです。

全世界に配備されているExpressVPNのサーバーで思う存分トレントできます。
ExpressVPNはログを記録しませんし、本社はプライバシー保護に寛容な地域にあるので、日本でトレントしたことや履歴は誰にも見られません。uTorrentやその他のBitTorrentクライアントを安全に利用できますし、匿名性も保証されます。
DNS保護に関して、ExpressVPNの独自のDNSが各サーバーで漏洩から保護してくれ、トレントしていることを他人に知られることはありません。トレントやP2P共有のためにはセキュリティだけでなく、スピードやパフォーマンスの面でも優れたVPNサービスが必要です。
ExpressVPNは本当にトレントに役立つので、トレントにオススメのVPNにも上位にランクインしています(パフォーマンスが良いからです。秘密の割引があるからではありません)。
ExpressVPNの通信速度
ExpressVPNはワンクリックでサーバーに接続できるスマートロケーション機能があります。待ち時間、通信速度、サーバーとの距離をもとに、最速のサーバーに自動で接続できます。今回行った検査では、ExpressVPNのパフォーマンスがとても良いのはこの機能のおかげだということが分かりました。

ワンクリックで距離が最短のサーバーに接続することができますが、自分でサーバー地点を選びたい場合も3回クリックするだけなので本当に簡単です。
また、ExpressVPNの全ロケーションを表示して自分で地点を選ぶこともできますが、ExpressVPNのクイック接続、オススメのサーバー機能を使うことで、確実に高速で安定した接続となります。
近隣サーバーの通信速度
Quick Connect機能を使い、現在地に一番近いローカルサーバーに接続してみました。通信速度は23.4Mbpsでした。
VPNに接続していない状態と比べて23.28%しか遅くならなかったのはとてもすごいことです。近くのサーバーに接続しても、他のVPNだったら通信がかなり遅くなってしまうことが多いからです。接続前と同じように、安定した通信でインターネットサーフィンやストリーミングを楽しめました。

通常のインターネット速度と比べて23%しか遅くならなかったのは感心してしまいます。
ExpressVPNのスマートアルゴリズムが選んだスマートロケーションに接続したのですが、別のローカルサーバーに接続すると速度がどう変わるか調べてみました。
その結果、通信速度はQuick Connect機能の時より速くなったのです。合計でわずか12.64%の低下でしたから、私がこれまで検査してきたVPNの中で最速なのは明らかです。

Quick Connectは便利ですが、完璧ではありません。もっと速くしたい場合は、サーバーをいくつか試してみると良いでしょう。
長距離でのExpressVPNの通信速度
まず、アメリカのサーバーから検査していきます。勧められたサーバーに接続しました。通信速度は15.5Mbpsで、速度は49%しか遅くならなかったことが分かりました。

アメリカのサーバーでの通信速度は15Mbps以上でしたから、バッファなしでストリーミングできました。
次に、香港のサーバーを試してみました。速度は16.2Mbpsで、46.89%遅くなりましたが、ストリーミングやゲームをしても速度が遅くなったことは気になりませんでした。結局、16.2Mbpsは結構速いですよね。

香港の通信速度もとても高速でした。いくつかゲームも試してみたところ、きちんとプレイできました。
以後に、オーストラリアのサーバーとの接続を試して、距離が通信速度にどのように影響するか確認しました。その結果、通信速度は10.3Mbpsで、接続前の速度は30.5Mbpsでしたから、合計で66.23Mbps低下したことになります。こんなに遠くのサーバーに接続したら最低でも80%遅くなると予想していたので、これでも高パフォーマンスなのです。

オーストラリアだともっと遅くなるだろうと思ったのですが、ダウンロード速度が10Mbps以上だったのは高パフォーマンスです。
ExpressVPNの通信速度:結果
検査の結果、地球の反対側にある遠くのサーバーに接続しても、通信速度の低下は予想以下でした。
データによると、一番長距離でも通信速度は66.23%しか遅くならず、元の速度がとても速かったので、VPNによる遅れは全く気になりませんでした。VPNの接続しているのを忘れるくらい快適に簡単にインターネットサーフィンやフルHDでストリーミングを楽しめました。ただし、VPNに接続していない状態で通信がもともと遅い場合は、VPNで遅くなったと感じる可能性があるのでご注意ください。
送信先に正しく到達しなかったデータパケット量を示すパケットロスも検査しました。パケットロスが5%だと、セッションの質に大きな影響があります。検査では0~0.3%で、好成績です。
ExpressVPNの通信速度は本当に超高速だということが分かりましたね。世界中のどのサーバーに接続したとしても、高速で安定した通信を楽しめます。
ExpressVPNはゲームにも役立つ?
ExpressVPNの通信速度がいかに素晴らしいか分かりましたね。しかし他のレビューサイトが行っている通信速度検査はバックグラウンドで何も行っていない状態でのサーバーの速度を分析しており、ストリーミング、インターネットサーフィン、ゲームなどの影響は考慮していません。
そんな速度検査は甘すぎます。VPNにとって一番の難関はゲーム通信です。
ExpressVPNはリーグオブレジェンドなど、リソースをたくさん要するMMOなどをプレイしても高速通信を維持できるのでしょうか?応答速度や待ち時間は十分に低いでしょうか?帯域は十分でしょうか?遅延やバッファなくリーグオブレジェンドをプレイするのにExpressVPNは役立つでしょうか?
スマートロケーションに接続するのではなく、距離が速度に影響を与える可能性が高くなるように、何千マイルも離れたサーバーに接続してみました。

何千マイルも離れたサーバーに接続してExpressVPNを検査してみたのですが、プレイ中もパフォーマンスは抜群でした。
その結果、ゲームは本当に快適にプレイできました。バトル中に遅くなると思ったのですが、ExpressVPNは高速アクションプレイにもついていけたのです。1時間ゲームをしながら検査したのですが、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
超高速通信により、高画質でプレイできましたし、VPNに接続していない時と同じようにチームメンバーと一緒にゲームを楽しめました。
セキュリティ
VPNの多くは万が一接続が停止しても保護する、IPアドレスは常に隠されると保証すると主張しています。しかしこれが本当か確認するための唯一の手段は調査や検査をすることです。
このレビューでは最高レベルの暗号化、強力なセキュリティプロトコル、IP漏れ対策などに注目しました。また、スプリットトンネリング機能など、ExpressVPNの追加のセキュリティ機能も詳しく検査しました。
ExpressVPNは最高クラスの暗号化を採用しています。256ビットAES暗号化で保護してくれるのですが、この暗号化はAES 256ビットサイファーに4096ビットRSAキーとSHA-512HMAC認証を組み合わせたものです。
つまり、AES 256ビット暗号化は対称暗号化で、データを解読するときには暗号化するときと同じキーが必要だということです。このため、この種類の暗号化を破るのはほぼ不可能です。世界で最もパワフルなコンピュータを使っても、このデータを0.1%解読するのに何十億年もかかります。
ExpressVPNが使用しているSHA-512HMAC認証ならP2Pファイル共有などのデータ通信を非常に安全に行うことができます。共有シークレットキーを使うことで、ダウンロードファイルの送信者と受信者両方がファイルの信頼性を検証できます。
シークレットキーが少しでも変わっていたら、誰かがファイルを変更したという証拠です。
また、ExpressVPNはパーフェクトフォワードシークレシーを使用しています。これはとても高度な機能で、ログオンするたびに暗号化キーを変更するのでセッションごとに新しい暗号化キーを割り当てられるのです。過去のセッションのデータは今回のセッションと完全に切り離されるため、誰かにブラウジングセッションを傍受されたとしても前回のセッションは確実に保護されます。
ExpressVPNは複数のセキュリティプロトコルを採用しており、安定した接続に最適なプロトコルを自動で選択してくれます。デフォルトは最も高度なOpenVPN UDPプロトコルですが、OpenVPN TCP、PPTP、L2TP/IPsecなどにも対応しています。詳しく知りたい方はプロトコルに関する詳しい調査。をご覧ください。
停止スイッチ
これはVPN接続が停止してもIPアドレスや通信を保護する高度なセキュリティ機能です。ExpressVPNはこの機能をNetwork Lockと名付けています。しかしここでは意外なデメリットが見つかりました。
この機能は接続が停止してしまった時に通信をブロックしてデータやIPアドレスを隠すように設計されています。停止スイッチはアプリでもともと有効になっているので手作業で設定を変更する必要はありません。

Windows、Mac、Linux、ルーター(左)ではNetwork Lockという名前です。Android(右)の場合、Network Protectionという名前ですが、どちらも機能の内容としては同じです。
ExpressVPNの停止スイッチはWindows、Mac、Linux、ルーターで利用できます。AndroidにはNetwork Protection機能として表示されますが、同じ機能です。iOSには停止スイッチはありません。vpnMentorでは. iOSなど、モバイルにオススメのVPNを常に調査しています。ExpressVPNはトップレベルのVPNなのに、iOSでこの重要な機能が利用できないのは本当に残念です。
スプリットトンネリング
この機能を使うと、特定のブラウザの一部の通信だけ暗号化して、それ以外は暗号化しないようにすることができます。
通常のIPアドレスの通信とVPNの通信を同時に利用できるということです。どのアプリがVPNに経由するか決める必要がありますが、アプリを追加、削除するのはとても簡単です。「+」アイコンをクリックするだけです。
試しに、ネット銀行アプリ、BBC iPlayer、ITV Hubは暗号化トンネルに経由しないように設定し、検査を行いました。

スプリットトンネリング設定を使えば、どのアプリがVPNを経由するか、どのアプリが通常の通信のままにするか選ぶことができます。
アメリカのサーバーに接続し、BBC iPlayerとITV Hubのアプリを開いてコンテンツをストリーミングできるか確認しました。大成功です!どちらのアプリでも全コンテンツを視聴でき、アメリカのサーバーに接続しながらインターネットサーフィンを楽しめました。
漏洩の検査・対策
通信は暗号化されたトンネルを経由しますが、漏洩する可能性がないとは言い切れません。これはDNS漏れと呼ばれ、ISPにインターネットの利用状況を見られる原因になります。さらに、サードパーティもあなたのデータにアクセスできるようになります。
きちんとしたVPNを使えばDNS漏れから守って匿名性を保証してくれます。ExpressVPNのAndroidアプリとWindowsアプリで漏洩検査を行い、接続がどれくらいしっかりしているか調べてみました。
ExpressVPNは独自の漏洩検査を提供していますが、中立的な情報を得るために、サードパーティの漏洩検査を利用します。
今回はipleak.netでIPアドレス、位置情報、ブラウザ、フォールバック情報などの詳しい結果を表示しました。
Windows端末ではアメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスのサーバーを試してみました。どのサーバーでもDNS漏れはありませんでした。

検査結果を見ると、IPアドレスはきちんと隠され、IPv6がブロックされていることが分かりました。
結果を見てみましょう。ブラウジングセッション中にはデータ漏洩は全くなく、IPアドレスは完全に保護されていることが分かりました。ISPは端末のIPアドレスの開示を要求していますが、ExpressVPNはIPアドレスや位置情報を開示するIPv6をきちんとブロックしました。つまり、接続や端末に関する情報がISPに送信されなかったので、私は匿名性を維持できたのです。
Torとの互換性、セキュリティ審査、セキュリティ違反
ExpressVPNはTorに対応しており、このようなVPNはほんの少数です。ExpressVPNはTorオーバーVPNだけに対応していて、その逆に対応していないのは良いと思います。データとネット通信はVPN側から見えないので、最高レベルの匿名性となるからです。ExpressVPNはCure3という大手サイバーセキュリティ企業、アドバイザリー・プロフェッショナルサービスの大企業であるPwCにセキュリティの独立審査を委託しています。その結果、このVPNサービスは一切セキュリティ違反がないことが証明されています。
ExpressVPNであらゆるセキュリティ検査を行い、すべての機能でトラブルシューティングをしたところ、接続が不安定な時でも高度なセキュリティ機能で確実に身を守れることが分かりました。
プライバシー
多くのVPNがネットのプライバシーを守れると主張していますが、プライバシー方針をよく読んでみると、抜けや曖昧な表現が多く見られます。そのため、実際にはデータが記録されていたり、政府を含むサードパーティと共有されていたりする可能性があります。
ExpressVPNの本社は英国領バージン諸島にあり、英国領バージン諸島は 5・9・14アイズ同盟に加盟していないため、プライバシー保護に寛容だということが分かります。
ExpressVPNには広告ブロッカーはありますか?
ExpressVPNには広告ブロッカーはありません。広告ブロッカーを利用したい方は広告ブロッカー機能付きのトップクラスのVPNサービスをご覧ください。
ExpressVPNはログを記録していますか?
プライバシー方針には、ネットの利用状況や接続ログは一切記録しないを明記されています。これにはネット通信、アクセスしたサイト、データコンテンツ、DNSクエリなどが含まれます。
収集している唯一のデータは登録するときに入力するメールアドレスや支払情報などのデータだけです。
ExpressVPNのログなし方針はどうでしょうか?きちんと守っていることが分かりました!2017年に暗殺事件の捜査で情報を集めようとしていたトルコ政府によってExpressVPNのサーバーが差し押さえられたのですが、何もデータが記録されていなかったので、全く情報を集められなかったのです。
サーバー数・ロケーション
- 3000個以上のサーバー
- 160地点以上
- 日本には3個
- アメリカ、イギリス、オーストラリアなどにサーバーがあります。
サーバー数が多い地点と少ない地点がありますが、一番サーバーが多いのはアメリカで、15都市に20個以上のサーバーが配備されています。それに対してPrivateVPNはアメリカで9都市にしかサーバーがありません。つまり、特定の国であなたに近いサーバーを選んで待ち時間が短くてより安定した高速通信を楽しめるということです。
サーバーのセキュリティ
ExpressVPNはTrustedServer技術を採用していますが、どういう意味でしょうか?
TrustedServer技術では全サーバーがRAMだけで動作しています。そのため再起動するたびにすべてのデータが完全に削除されます。RAMはデータを保存できませんから、再起動すると前のセッションデータは消えてしまうのです。
実は再起動するたびにOSを含むすべてがハードドライブ上の読み取り専用イメージから新しくロードされます。データが保存されていないので、ハッカーからの攻撃の対象になるわけです。
仮想サーバー地点
ExpressVPNのサーバーに接続すると、サーバーのIPアドレスは一般的に同じ国にあります。しかし仮想サーバー地点もあり、その場合、IPアドレスは選択した国のものですが、サーバー自体は他の場所にあります。
つまり、ExpressVPNはより安定した接続と高速な通信を提供できるということです。サーバーの仮想地点がどこであれ、IPアドレスは選択した地点のものとなります。
ExpressVPNは静的IPアドレス・専用IPアドレスを提供していますか?
いいえ。ExpressVPNに問い合わせたところ、静的・専用IPアドレスはないそうです。利用体験を向上して常に高速通信になるようにするため、定期的にIPアドレスを交替しているそうです。
アプリ、拡張機能、対応端末
ExpressVPNはほとんどすべての端末に対応しています。
ExpressVPNの全機能を利用したい場合はデスクトップにインストールするのがオススメです。iOS・Androidのモバイルアプリは両方ともいくつかの重要な機能が欠けていますが、MacやWindowsではVPNにあって欲しい機能がすべて含まれています。
iOS、Androidアプリ
AndroidとiOSアプリはそれぞれGoogle Playストアとアプリストアからダウンロードできますし、設定も簡単です。いくつかセキュリティ権限を与える必要がありますが、その後はすぐにサーバーに接続できます。さらに、モバイル端末の電源を入れたら自動でVPNに接続するという設定もあります。
iOSとAndroidアプリには違いもあり、デスクトップアプリで利用できる全機能が含まれているわけではありません。
モバイルアプリはTorに対応していないので、Torでさらにプライバシーを守りたい方はデスクトップアプリをご利用ください。
モバイルでIPv6漏洩保護を検査したところ、残念ながらうまくいきませんでした。ブロックされているのか見られなかったため、モバイル端末できちんとプライバシーを守っているのか疑問が残ります。
モバイルでは通信速度検査を利用できないので、サーバーの待ち時間やダウンロード速度を確認できません。速度検査はないものの、接続は常に安定しています。モバイルでサーバーを切り替えた時も、バッファや遅延はありませんでした。実際、モバイルアプリの方がデスクトップより速かったのです。
iOS端末ではOpenVPNまたはIPSec/IKEV2プロトコルから選ぶことができます。それに対してAndroidはOpenVPNにしか対応していません。OpenVPNはプロトコルの中でも最高ですからOpenVPNしか利用しない人が大多数でしょう。大した問題ではありません。

iOS(左)とAndroid(右)で利用できるセキュリティプロトコルに違いがあることが分かります。
AndroidにはiOSにはないものが一つあります。Network Protection機能です。停止スイッチと同じ役割を果たす機能で、サーバーに接続できなかったり、再接続に失敗したときにインターネット通信を遮断してくれます。
ブラウザ拡張機能
ExpressVPNにはChromeとFirefox両方のブラウザ拡張機能があります。ブラウザで送受信する通信しか暗号化しないので、それ以外のネット通信は暗号化されません。スプリットトンネリング機能と似ていますね。
このアドオンはブラウザから直接インストールでき、拡張機能をクリックするだけで接続できます。Chromeや公共Wi-Fiを利用していて素早くブラウザ通信を暗号化したいときに役立ちます。
ルーターアプリ
ExpressVPNはルーター用のアプリがあります。ルーターにアプリをインストールすると、VPNソフトに対応していないような端末でも、家庭内のすべての端末を保護することができます。テレビ、ゲーム機、モバイル端末、タブレットまで、ルーターにVPNをインストールすれば何台でも、どんな種類の端末でも保護できるようになります。
セットアップ手順は簡単で素早く完了するでしょう。ExpressVPNのサイトのドロップダウンメニューからルーターを選択するとセットアップガイドが表示されます。

ExpressVPNをルーターにセットアップするのは簡単です。一覧からルーターのブランド名を選択すると、ステップバイステップで作業を説明してくれます。
VPNに接続したくない端末がある場合はスプリットトンネリング機能の設定を変更しましょう。自由自在にVPNに接続したり、切断したりできます。
ジオブロックの回避:中国では利用できるのでしょうか?
最近たくさんの国でジオブロックが強化されており、VPNが探知・ブロックされやすくなっています。
中国政府は全土でサイトへのアクセスを厳しく取り締まっています。Google、Facebook、YouTubeなどのサイトにもアクセスできません。これは中国のグレートファイアウォール(金盾)と呼ばれており、ほとんどのVPNはファイアウォールを通過できません。しかしExpressVPNなら大丈夫です。
実は中国政府が数年前にVPNの使用を取り締まり始めた時にもExpressVPNは取り締まりに対抗できる数少ないVPNの一つでした。
上でもご紹介した通り、ExpressVPNは香港にサーバーがあり、中国以外からでも中国のテレビやサイトにアクセスできます。
その逆も可能です。中国国内にいる人が海外のサイトにアクセスできるようになります。サーバーが難読化されているからです。
難読化ではVPNサーバーのコードを隠して、普通のインターネット通信のように見せかけます。そうするとVPNだと探知できないのでブロックされず、中国国内からでも禁止されているサイトにアクセスできるようになるのです。
ExpressVPNは中国国内からでもFacebook、Google、WhatsApp、Netflixなど多数のサイトをアンブロックできます。しかし、中国に入国する前にVPNをインストールする必要があります。そうでなければブロックしまうのでご注意ください。
ExpressVPNでは何台の端末を接続できますか?
ExpressVPNは最高で5台まで端末を同時に接続できます。
しかしルーターにアプリをインストールすると、何台でも接続できるようになります。アプリに接続しているのはルーターだとみなされるため、VPNアプリではなくルーターに接続している端末はカウントされません。ExpressVPNをルーターにインストールするだけでWi-Fi端末をすべて保護する裏技ですね。
比較:他社のVPNより優れていますか?
他社との比較に関して、NordVPNの方が低価格で似たような機能が多いサービスとして紹介されているのをよく見かけますが、ExpressVPNほど高度なサービスではありません。しかしExpressVPNと比較したいもう一つのサービスはCyberGhostです。ExpressVPNほど機能は多くありませんが、低価格なのが特徴です。
ExpressVPN | NordVPN | CyberGhost | |
通信速度の評価 | #2 | #1 | #5 |
サーバー数 | 3,000 | 5,500 | 6,900 |
本社 | 英国領バージン諸島 | パナマ | ルーマニア |
ログなし方針 | あり | あり | あり |
暗号化 | 256-bit AES | 256-bit AES | 256-bit AES |
停止スイッチ | あり(iOS以外) | あり(全端末) | あり(全端末) |
スプリットトンネリング機能 | あり | なし | なし |
トレントに対応 | はい | はい | はい |
アメリカのNetflixをアンブロック | はい | はい | はい |
BBC iPlayerをアンブロック | はい | はい | はい |
中国での利用 | 可能 | 可能 | 不可能 |
最低価格 | $6.67/月 | $3.71/月 | $2.25/月 |
返金保証期間 | 30 日間 | 30 日間 | 45 日間 |
機能・特徴 | 詳細 |
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サーバーのある国数 | 94 |
サーバー数 | 3000 |
IPアドレス数 | 25000 |
VPNはログを記録している? | なし |
VPNは停止スイッチが搭載されている? | あり |
ライセンスごとの端末数 | 5 |
以前は他の非常に安いVPNを使っていましたが、速度が大幅に下がりかつ不安定なので使い物になりませんでした。ExpressVPNにしてスピードテストをしてみても、VPN接続前とほとんど変わらない速度が出ているので非常に満足しています。速度の減衰はまったくないわけではないですが、気にならない程度のごくわずかです。ルノワールなどの公衆Wifiを使って仕事するときなどに重宝しています。設定から接続まで簡単ですし、ブラウザのアドオンもいろいろなブラウザに対応しているので、1年間使用してみて特に不満な点は見つかりませんでした。