VPNには費用対効果があります。そのため、Surfsharkが非常に安価なのを見たとき( をわずか$2.30/月で入手できます)、そのあまりにも良いレビューについてやや疑念を抱きました。実際にこうしたレビュー通りに機能するかどうかを確認するために、速度、セキュリティ機能、ブロック解除機能、ネットワークの信頼性、対応デバイスなど、Surfshark のあらゆる側面をテストしました。
その結果、本当に素晴らしいVPNだということが実証できました。Surfsharkは世界中どこでも使えるとても安全なサービスです。並みのVPNでは見られない強力なセキュリティ機能があり、とても使いやすいのです。
あらゆるサブスクリプションに30日間の返金保証があるので、ノーリスクで試せます。全体として、Surfsharkは費用対効果が非常に高いのでお勧めです。このような低価格で、最高のセキュリティ機能や優れたストリーミング機能を利用でき、全体的にパフォーマンスが優れています。
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お急ぎですか? 主な調査結果をまとめました!
長所
- ストリーミングサイトのブロックを解除するのが得意。
アメリカを含む20か国以上のNetflixライブラリ、Amazonプライムビデオ、BBC iPlayerなど17種類のストリーミングサービスのブロックを解除できました。 ストリーミングサービスに関する調査結果へジャンプするならこちらをクリック。
- HD画質でストリーミングしたり、ゲームしたりするのに十分な通信速度。
試したサーバーは通信がとても速く、遠くのサーバーでも少ししか遅くなりませんでした。 速度テストの詳細についてご覧ください。
- サーバーは少なくても安定したネットワーク。
私が試したサーバーはすべてとても安定していて、感心しました。今回試したサーバーはすべてとても安定しています。特に、トップクラスのVPNと比べるとサーバー数が少なめなのでここまで高パフォーマンスなのは感心しました。 サーバーがある国の数をご覧ください。
- 軍用レベルの暗号化と強力なセキュリティ機能。
Surfsharkは一流VPNが提供している高度なセキュリティ機能をすべて提供しており、他のVPNで見られない機能もいくつかあります。 セキュリティ機能とその役割へジャンプするならこちらをクリック。
- 30日返金保証あり。
返金保証を実際に試したところ、カスタマーサポートに問い合わせて4日後に全額が返金されていました。Surfsharkを無料で試すのに役立ちます。
短所
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ご注意:現在、この製品は当サイトでご利用いただけません
Surfsharkの機能【2023 1月最新情報】
9.6
💸
価格
|
2.30 USD/月
|
📆
返金保証期間
|
30 日 |
📝
VPNはログを記録している?
|
なし |
🖥
サーバー数
|
3200+ |
🛡
キルスイッチ
|
あり |
🗺
本社の所在地
|
Netherlands |
📥
トレントに対応
|
あり |
ストリーミング:アメリカ・イギリスのNetflixやDisney+を含む20以上のストリーミングサービスをアンブロック
Surfsharkは地理制限を回避できるか調べたところ、素晴らしい結果となりました。アメリカ・イギリスのNetflix、Disney+、BBC iPlayer、Hulu、HBO Maxなどのジオブロックをスムーズに解除できたのです。さらに、ジオブロックがかなり厳しいことで知られているAmazonプライムビデオでも、2つの地域のコンテンツにアクセスできました。サーバーにいくつか接続しなければならないこともありましたが、すぐにブロックを解除できるサーバーを見つけられました。
50か所以上のサーバー地点を試した結果、以下のストリーミングサービスをアンブロックできました。
Netflix |
Disney+ |
Hulu |
Amazonプライムビデオ |
HBO Max & Go |
BBC iPlayer |
DAZN |
Hotstar |
Peacock TV |
Crunchyroll |
Fubo TV |
YouTube TV |
YLE Areena |
Yle |
AbemaTV |
ESPN & ESPN+ |
ITV Hub |
All 4 |
Stan |
Crave |
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アメリカ・イギリスなど海外のNetflixやローカルチャンネルにアクセス
アメリカには24か所、イギリスには3か所にサーバーがあるのですが、すべてのロケーションでNetflixにアクセスできました。NetflixはVPN規制をいつも強化していますから、アクセスできなくなってしまうサーバーがいくつかあるのは仕方がないことです。それでも常にアクセスできるサーバーがたくさんあるのは素晴らしいでしょう。1つサーバーが利用できなくなっても、別のサーバーを使えるので問題ありません。
一部のヨーロッパのサーバーでもアメリカのNetflixを見られたのは奇妙でした。その理由についてカスタマーサポートに問い合わせたところ、企業秘密だそうです。しかし安全性には問題ありませんし、実際の位置に近いサーバーを使用できるので、遠くのサーバーより高速通信でアメリカ版のNetflixを見られます。
ヨーロッパのサーバーで特定の国のNetflixライブラリにアクセスできなかった場合、Surfsharkが自動的にアメリカのNetflixに接続してくれるので快適にストリーミングし始められます。アメリカのNetflixはタイトル数が最多なので問題ないはずです。この方がNetflixのエラーメッセージが表示されるより便利だと思います。アクセスできるサーバーが見つからなくてもスムーズにNetflixを利用し始めることができます。
念のため、アメリカのNetflixにリダイレクトしたチェコとデンマークのサーバーでデータ漏えいテストを行いました。漏えいはなかったので安全だということが分かり、アメリカのサーバーに接続するより高速でした(実際の位置に近いからです)。大満足ですね。
ご利用になるときには実際の位置に近いヨーロッパのサーバーに接続してみると良いかもしれません。高速通信でアメリカのNetflixのブロックを解除できるはずです。
アメリカとイギリスのNetflixの他にも、日本、オーストラリア、カナダ、フランスなどのライブラリもブロックを解除できました。
|
Surfsharkでブロック解除できるか |
HD画質でストリーミングするのに十分な通信速度か? |
速度の低下 |
アメリカ |
○ |
○ |
× |
イギリス |
○ |
○ |
× |
オーストラリア |
○ |
△ |
ほとんどなし |
カナダ |
○ |
○ |
× |
日本 |
○ |
△ |
ほとんどなし |
フランス |
○ |
○ |
× |
インド |
○ |
△ |
ほとんどなし |
メキシコ |
○ |
△ |
ほとんどなし |
ドイツ |
○ |
○ |
× |
ポルトガル |
○ |
○ |
× |
今すぐSurfsharkを試しましょう
その他12か国のNetflixライブラリにもアクセスできました(カッコは接続したサーバー地点です):ベルギー、ブラジル、イタリア(ローマ)、オランダ、ノルウェー、フィリピン、シンガポール、スペイン(マドリード)、スウェーデン、スイス、台湾、トルコ。
さらに、海外からNHKオンデマンドやスカパーを見ることもできました。
Surfsharkを使えば地理制限を簡単に回避して様々なストリーミングサービスにアクセスできます。
Disney+をアンブロック
SurfsharkはDisney+もブロック解除できました。ラッサム、バッファロー、ニューヨーク、シアトルなど10か所のサーバーでDisney+にアクセスできたのです。動画を読み込むのにしばらく時間がかかったことも2度ありましたが、ブラウザを更新したら解決できました。
ご注意:高画質でストリーミングするには現在地に近いサーバーに接続しましょう。
ただ、どのサーバーロケーションを選んでもアメリカのDisney+が表示されました。Netflixを試したときと同じで、別の地域のDisney+をアンブロックできなかった場合、Surfsharkは自動でアメリカのDisney+ライブラリに接続してくれるのです。Disney+はたくさんの国で動画を配信しているわけではありませんし、コンテンツが最多なのはアメリカのライブラリなのでデメリットではないと思います。
Hulu、Amazonプライムビデオ、Kodiなどにもアクセス
Huluをアンブロックするのは簡単でした。いくつか試さなければなりませんでしたが、ほんの数分でアクセスできるサーバーが見つかりました。アメリカのラッサムとマナサスのサーバーはロード画面で止まってしまったのですが、バッファローのサーバーはアクセスできました。
今まで数多くのVPNをテストしてきましたが、優れたVPNでもAmazonプライムビデオになかなかアクセスできません。そのため、SurfsharkでAmazon Prime USのブロックを解除できなかったことにあまり驚きませんでした。テストした 50台のサーバーのうち、ブロックを解除できたのは 4 台のみで、カナダ(ロントとバンクーバー)のサーバーとフランス(パリとマルセイユ)のサーバーだけでした。
Amazonプライムビデオは地理制限がかなり厳しいため、2か国だけでもアクセスできたのはとても優秀です。
また、イギリス(ロンドン・マンチェスター)のサーバーに接続したところ、KodiのBBC iPlayerアドオンを使って地理的に制限されたコンテンツを見られました。さらに、SurfsharkはPopcorn TimeやVLCなどのP2Pベースのメディアプレイヤーも利用できます。
SurfsharkはESPN+、HBO Max、BBC iPlayer、ITV Hub、All 4のジオブロックを解除できましたが、Hotstar、YouTube TV、DAZNなどアクセスできないストリーミングサービスもありました。
インドには3つのサーバーがあるのですが、HotstarをHD画質で見るには通信が遅すぎて、15秒おきにバッファしてしまいました。また、YouTube TVの場合、アメリカのサーバーのうち、半数でVPNを使っていることを検出されてしまいました。ただし、シャーロット、ラッサム、カンザスシティのサーバーはアンブロックできました。最後に、DAZNをアンブロックできたのはカナダのサーバーだけでした。
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通信速度:高速で安定しているのでネットで何をするにしても便利
Surfsharkの通信は常に高速です。スピードテストでは3つの項目を測定しました。
- ダウンロード速度。
接続先のサーバーからデータを受信する速度で、ページや動画の読み込みに影響します。値はメガビット毎秒(Mbps)です。
- アップロード速度。
サーバーにデータを転送する速度で、SNSへの投稿、ビデオ通話、メールの送信に影響します。値はメガビット毎秒(Mbps)です。
- 応答時間。
データ通信にかかる時間で、単位はミリ秒(ms)です。応答時間が短いほどサクサク通信でき、ネットでゲームしたりする時に重要です。
25か所以上のサーバーロケーションを試したところ、大幅に通信が遅くなることはありませんでした。私はベルギーに住んでいるのですが、15,000km離れたサーバーでも遅くならなかったのは素晴らしいでしょう。
まず、ベースラインとしてVPNに接続していない状態の通信速度を測定しました。
VPNに接続する前(ベルギー、ブリュッセル)
応答時間(ミリ秒) |
13 |
ダウンロード速度(Mbps) |
45.20 |
アップロード速度(Mbps) |
3.81 |
次に、Surfsharkに接続したところ、自動でIKEv2プロトコルを選択してくれました。私のネットワーク設定ではこのプロトコルが最速だからです。Windows 10のノートパソコンでスピードテストを開始します。
ローカルサーバー
「最速のサーバー」オプションを使い、ベルギーのブリュッセルのサーバーに接続したのですが、ほとんど全く通信が遅くなりませんでした。
ベルギー(ブリュッセル)
応答時間(ミリ秒) |
26 |
ダウンロード速度(Mbps) |
43.07(4.7%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
3.58(6%向上) |
次に、「一番近い国」のオプションを選んだところ、ルクセンブルクのサーバーに接続できました。今回もほとんど減速しませんでした。一般的に、VPNに接続すると速度が10~20%程度遅くなるのですが、4.7%しか遅くならなかったのはかなり優秀です。「最速のサーバー」より一番近い国のサーバーの方がわずかに速かったです。
ルクセンブルク
応答時間(ミリ秒) |
27 |
ダウンロード速度(Mbps) |
44.68(1.2%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
3.55(6.8%低下) |
オランダ、イギリス、イタリア、スペインなど現在地に比較的近いサーバーをいくつか手動で選択したところ、同じような結果となりました。数値を見るといくらか遅くなったことが分かりますが、使っていて遅くなったと感じるほどではありません。
Surfsharkで近くのサーバーに接続しても通信が大幅に遅くなることはありませんから、普段通りインターネットを利用できます。
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長距離サーバー
Surfsharkで遠くのサーバーに接続しても高パフォーマンスでした。データは長距離を通信しなければなりませんから、もう少し速度が低下するかと思ったのですが、大した低下ではありません。
アメリカの西海岸、東海岸のサーバーをいくつか試したところ、私が住んでいるベルギーとの距離は速度にほとんど影響しないことが分かったのです。
アメリカ(ニューヨーク)
応答時間(ミリ秒) |
97 |
ダウンロード速度(Mbps) |
41.41(8.4%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
3.47(8.9%低下) |
アメリカ(ロサンゼルス)
応答時間(ミリ秒) |
157 |
ダウンロード速度(Mbps) |
40.93(9.4%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
3.64(4.5%低下) |
次に、オーストラリア(シドニー、メルボルン、ブリスベン)というかなり遠くのサーバーも試してみました。全3か所で同じような高速通信が確認され、ダウンロード速度は平均で28%しか遅くならなかったのです。16,000キロも離れたサーバーに接続したのですから、とても優秀です。
オーストラリア(メルボルン)
応答時間(ミリ秒) |
246 |
ダウンロード速度(Mbps) |
32.52(28.1%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
3.19(16.3%低下) |
Surfsharkのサーバーで一番遅かったとは言え、32Mbpsならオンラインゲームなど帯域の使用量が多い活動でも対応できます。VPNに接続する前の速度が5Mbps以下であれば28%遅くなると困ると思いますが、そうでなければ問題ないはずです。他にも東京やフィリピンなど、アジア太平洋地域のサーバーを6種類試し、遅いものはないか見つけようとしたのですが、すべて本当に高速でした。今回も大満足のパフォーマンスです。
フィリピン
応答時間(ミリ秒) |
220 |
ダウンロード速度(Mbps) |
38.02(15.9%低下) |
アップロード速度(Mbps) |
3.40(10.8%低下) |
日本で利用しても大幅に遅くなることはほとんどないはずです。ベルギー以外に住んでいる同僚にいくつかサーバーを試してもらったのですが(近いものだけでなく、長距離サーバーも)、全体的なパフォーマンスは大満足でした。
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Surfsharkの通信はゲームできるほど高速!
Surfsharkはゲームするのに適した通信速度ですが、読み込みに時間がかかったり、エラーメッセージが表示されたりするサーバーもいくつかありました。「最速のサーバー」機能を試したところ、VPNに接続しているのを忘れるほど高速でゲームをプレイできました。ただ、オーストラリアなど遠く離れたサーバーに接続すると、いくらか速度が低下し、ロードに時間がかかってしまったのです。
サーバーごとにダウンロード速度、アップロード速度、応答時間がどれくらい異なるか調べてみました。
- ダウンロード速度。
データを受信する速度。ダウンロード速度が速いほど、他のプレイヤーからの攻撃のタイミングが正確になります。
- アップロード速度。
データを転送する速度。アップロード速度が速いほど、他のプレイヤーへの攻撃のタイミングが正確になります。
- 応答時間。
データが送信先に到達するのにかかる時間(待ち時間)。応答時間が長いほどラグが長くなります。
理想的には、ダウンロード速度は最低でも15Mbps、アップロード速度は少なくとも1Mbps欲しいですし、応答時間は短いほどスムーズなオンラインゲームを楽しめます。
Surfsharkでは32Mbps以下になることはありませんでしたから、シューターゲームにも対応できるくらいの通信速度を確保できるはずです。
まず、最速のサーバー機能を使ってベルギーのサーバーに接続しました。Steamでお気に入りのゲームであるRuneScapeをロードしてみます。オランダのゲームサーバーを選択しました。ゲームがロードしたばかりの時はラグが多かったのですが、2分経った頃からスムーズに動作するようになり、妨げられたり遅くなったりせずに快適にゲームできました。
満足できる結果が出た後、メルボルンのサーバーを試してみました。上のスピードテストで一番遅かった地点ですが、許容範囲内の速度(32Mbps)でしたから、ゲーム中も長距離サーバーが対応できるか確認したかったのです。その結果、メルボルンのサーバーに接続するとSteamのアカウントにはログインできたのですが(読み込みに時間がかかりました)、ゲームをロードすることはできませんでした。3回試したところ、毎回エラーメッセージが表示されてしまったのです。
RuneScapeで予期せぬエラーが発生しました(26)。後でもう一度お試しいただくか、RuneScapeのホームページでサーバーメンテナンスを行っていないかご確認ください。
このエラーが表示されたということは、ゲームやSteam自体でトラブルが発生していた可能性もありますが、他のサーバーではプレイできたので奇妙だと思いました。Surfsharkのカスタマーサポートに問い合わせたところ、ゲーム用に最適化されていない新しいVPNサーバーだとこのようなこともあるのだそうです。
別のサーバーを試してみるようアドバイスされたので、シドニーのサーバーに接続したのですが、同じエラーが表示されました。しかし、ブリスベンのサーバーを使ったところ、時々少しだけラグがありましたが、ゲームをロードでき、プレイできました。
オーストラリアのサーバーでは接続のトラブルがいくつかあったのですが、アメリカ(ニューヨーク、ロサンゼルス)とカナダ(トロント)の長距離サーバーでは問題なく、スムーズにプレイできました。
VPNの多く、遠く離れたサーバーでオンラインゲームをなかなかプレイできないため、こうした結果に驚きませんでした。多くのVPNで、最寄りのサーバーのみオンラインゲームにアクセスできた一方で、Surfsharkでは6,000 km以上離れたサーバーでも遅延せずにゲームをプレイできたため、驚きました。
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サーバーネットワーク:比較的充実したネットワークがあり、接続も安定している
Surfsharkには、100ヶ所に3,200台のサーバーがあります。他の優れたVPN、CyberGhost (91ヶ国に9,758台)やPrivate Internet Access( 84ヶ国に29,650台)と比べ、ネットワークの規模は大きくありませんが、様々な国にサーバーがあり、今まで利用した他の VPNの多くよりもサーバーがある国の数が多いです。
Surfsharkのサーバーの大多数がアメリカの24か所にあります。そのため、アメリカのストリーミングコンテンツを楽しむのにピッタリです。日本で視聴できないスポーツ大会も観戦できます。他にも、Surfsharkはヨーロッパ(特にイギリス、フランス、ドイツ、スペイン)、カナダ、インド、オーストラリアのサーバーも豊富です。
他のVPNとは違い、ロシア、ベトナム、トルコなどネットの検閲が厳しい国にも物理サーバーがあります。これらの国に住んでいたり旅行したりする場合、周辺国のサーバーではなく国内サーバーを利用できるので、通信速度が低くなりにくいのが嬉しいポイントです(サーバーが近いほど通信が速い傾向があるからです)。
仮想地点
また、チリ、アルゼンチン、コスタリカにも仮想サーバーが用意されています。これらの国は政治情勢が不安定でVPNサービスを運営しにくいため、仮想サーバーで補っているわけです。これらのサーバー地点に接続した場合、その地域以外にある物理サーバーに接続することになります。このような仕組みにより、利用できる接続の種類が増え、ネット検閲が厳しい地域での通信が速くなるわけです。
しかし、応答時間が長くなったり、接続が確立するのにしばらく時間がかかったりする傾向もあります。仮想地点より遠くの物理サーバーにデータを送信しなければならないからです。アプリを開くと、仮想地点には「v」というマークが付いています。
試したところ、アルゼンチンの仮想地点に初めて接続した時は繋がらなかったのですが、15秒後にもう一度試したら接続できました。チリとコスタリカはわずか5秒で接続できました。
静的IPサーバー
一般的に、VPNサーバーに接続するとIPアドレスが無作為に割り当てられるのですが、仮想サーバーだと接続するたびに同じIPアドレスが割り当てられます。そのため、何度もCAPTCHAチェックを行ったり、PayPalや銀行アプリなどのサイトにアクセスするたびに本人確認しなくて済みます。同じ静的サーバーに3回再接続してこの機能を試したところ、最初にアクセスした時だけログインするだけでOKでした。VPNを使うと何度もCAPTCHAチェックが表示されるので面倒ですが、静的IPアドレスならその必要はありません。
Surfsharkは日本、シンガポール、ドイツ、アメリカ、イギリスの5か所に静的サーバーを提供しています。
全サーバーがP2Pに対応しているのでSurfsharkなら簡単にトレントをダウンロードできます。また、「MultiHopサーバー」もあり、通信を1か所ではなく2か所のサーバーに経由させられるので、セキュリティ強化に役立ちます(この機能について詳しくはセキュリティ対策の欄でご紹介します)。
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セキュリティ:一流のセキュリティ機能、カスタマイズ可能な高度な機能も
セキュリティ機能に関してSurfsharkは文句なしです。一般的に見かける高度なセキュリティ機能のほかに、最高レベルの暗号化、RAMのみのサーバー、厳しいログなし方針などの特長があります。
軍用レベルの暗号化
Surfsharkはハッキングが不可能なAES 256ビット暗号化でデータを守っています。政府組織や軍隊が機密データを守るために使用しているのと同じレベルの暗号化ですから、ISPや部外者にネットの利用状況を見られることはありません。
RAMのみのサーバー
Surfsharkは100%ディスクレスサーバーネットワークを構築していて、VPNとの接続を停止するとすべてのデータが自動で削除されます。データの漏えいやサードパーティによる不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策なのです。トップクラスのVPNでもハードドライブを使用していることがありますが、ハードドライブだとデータを手動で削除する必要があります。削除する前にデータが漏えいする可能性はゼロではないのです。
また、データを一切記録していないため、裁判所に開示を命令されたとしても開示できません。プライバシー保護にピッタリです。Surfsharkはこのようなセキュリティ強化策を講じているのが素晴らしいと思います。
セキュリティプロトコル
ネットの利用状況を守るために4種類のVPNプロトコルから選ぶことができます。IKEv2とOpenVPNは他のVPNサービスも対応していますが、SurfsharkはWireGuardも主なOSで使用できるのは素晴らしいと思います。さらに、ネット検閲が厳しい地域で役立つShadowsocks(シャドーソックス)も提供しています。
- IKEv2
調査ではこのプロトコルが最高のパフォーマンスでした。近くのサーバーに接続している時に通信が最速だったのですが、長距離でも高速でした。このプロトコルは自動接続できるため、モバイル端末で使用するのにおすすめです(モバイルデータ通信からWi-Fiに切り替えてもしっかり保護できます)。IKEv2はSurfsharkのWindows、iOS、Android、macOS、FireTVアプリで利用できます。
- OpenVPN
OpenVPNは世界中のセキュリティ対策のプロが常に改善を続けているため、現在最も安全なプロトコルです。OpenVPNは2種類あります。UDPの方が速く、ビデオ通話、ストリーミング、ゲームに適しています。一方、TCPの方が遅いですが、接続が安定しています。OpenVPNプロトコルに設定したところ、近くのサーバーでも遠くのサーバーでもきちんと動作しました。SurfsharkのWindows、iOS、Android、macOS、Linux、FireTVアプリで利用できます。
- WireGuard
WireGuardは通信速度に影響を与えずにセキュリティを強化できることで有名なプロトコルです。IKEv2と比べるとWireGuardの方が遅かったのですが、OpenVPNより断然高速です。また、サーバーの距離に関わらず、ストリーミング、ビデオ通話、インターネットサーフィンなど様々な場面で活躍します。Windows、Android、iOS、macOSで利用できます。
- Shadowsocks(シャドーソックス)
Shadowsocksとは、ネット検閲が厳しい地域に住んでいる人が制限(特に中国のグレートファイアウォール)を回避できるように開発された暗号化プロキシです。中国、アラブ首長国連邦、エジプトではVPN通信がブロックされているため、IKEv2などは利用できないでしょう。ネット検閲が厳しくない地域にいる場合、Shadowsocksはおすすめしません。ShadowsocksはWindowsとMacでブラウザ通信しか暗号化しないため、他のプロトコルの方が安全です。OpenVPNが使えなかった場合の予備と見なしましょう。SurfsharkではWindowsとAndroid用アプリでShadowsocksが利用でき、MacとiOSでは手動で設定する必要があります。
プロトコルごとに通信速度を測定し、どれくらい差があるか調べてみました。OpenVPN(UDP)とWireGuardよりIKEv2が速かったです。
プロトコルが通信速度にどのように影響するか調べるため、3種類のセキュリティプロトコルを使用し、10か所のサーバーに接続して速度の平均値を計算しました。
IKEv2よりOpenVPNの方が34%遅いことが分かりました。目的に応じて適切なプロトコルを選ぶと良いでしょう。Surfsharkのアプリを開くと最速のプロトコルを自動で検出してくれるのはとても便利です。しかし、セッションの途中でプロトコルを変更したい場合、プロトコルの自動選択機能が無効になります。再び有効にしたい場合は手動で設定を変える必要があります。
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漏えいテストの結果
イギリス、アメリカ、ベルギーなど10個のサーバーを試したところ、IPアドレス、WebRTC、DNSなどのデータ漏えいは全く検出されませんでした。
VPNを使っている時にデータ漏えいがあると、セキュリティとプライバシーが脅かされてしまいます。DNS漏れは、ISPがネットの利用状況を見られるようにするセキュリティの脆弱性です。IPアドレスとWebRTCが漏えいしてしまうと、ハッカーやネットの監視組織などのサードパーティに本当のIPアドレスと位置情報が知られてしまいます。
Surfsharkは全サーバーでプライベートDNS、IPv4スタックを使用している時はIP漏れ対策を提供しています。IPv4は一番普及しているIPアドレスで、IPv6は新しい形式のIPアドレスです。ネットワークがどのIPバージョンに対応しているかによって端末で使用するIPアドレスが異なります。つまり、ネットワークがIPv6に対応していた場合、Surfsharkを使用してもデータが漏えいする可能性があるということです。IPv6は新しいIPアドレスであまり普及していませんから、ほとんどの人にとっては問題ないはずです。サポートにこのことを質問したところ、IPv6漏えい対策の導入にも取り組んでいることが分かりました。IPアドレスが公開されてしまわないようにする方法もいくつかアドバイスしてくれました。
IPv6漏えいが心配ならOpenVPNを使うようアドバイスしてくれました。
漏えいを防止するために、端末のネットワーク設定でIPv6を無効にすることもできますが、アプリがきちんと動作しなくなることもあるので注意が必要です。カスタマーサポートによると、IPv6通信を保護するにはOpenVPNが最適なのだそうです(確実に安全という保証ではありませんが)。他のVPNは標準的にIPv6を保護する機能がありますから、SurfsharkのようなトップクラスのVPNはIPv6に対応しているべきでしょう。ExpressVPNやPrivateVPNはIPv4とIPv6の両方に対応していますから、安心して利用できます。
しかし、Ipv6を有効にして(および無効にして)リークテストを実行したところ、テストし1台のサーバーでIPv4、IPv6、WebRTC、DNSの漏洩は検出されませんでした。実際に安全であることを確かめるために、接続を確認することをお勧めします。
自動停止スイッチ(キルスイッチ)
停止スイッチ機能は簡単に有効にすることができ、Surfsharkのサーバーとの接続が故意に途切れた場合もデータを守ってくれます(調査中に途切れることはありませんでしたが)。VPNとの接続が中断されると、停止スイッチが作動し、インターネット通信を遮断してくれます。VPN接続が復帰すると自動でネット通信が再開するので、VPNで保護されていない通信が漏れることはありません。ほとんどのVPNは標準的に提供している重要な機能なので、SurfsharkのようなトップクラスのVPNが提供しているのは期待通りです。
また、他のVPNとは違い、Surfsharkだと接続画面からこの機能を有効にできるのはとても良いと思います。下の画像の通り、上向きの矢印をクリックすれば停止スイッチのトグルが表示されます。設定画面を開かなくてもOKです。デフォルトでは有効になっていないので、初めてSurfsharkに接続する時は手動で有効にしましょう。
今すぐSurfsharkを試しましょう
自動停止スイッチはFire TV用のアプリを含め、Surfsharkのすべてのソフトで利用できます。
MultiHopサーバー
Surfsharkでは1つのVPNサーバーではなく、2つのサーバーに通信を経由して2重に保護できる機能があります(2重VPN、ダブルVPNとも言います)。この機能は一般ユーザーにとってはあまり役立ちません。プライバシーをとても気にしている人や、ネット検閲が特に厳しい国で機密情報を送信するときは使用すると思いますが、普通にインターネットを使うときは必要ないでしょう。
また、ダブルVPN機能を使うと通信速度が大幅に遅くなります。2か所にあるサーバーにデータを転送しなければならないため、速度が低下してしまうのは仕方がないことなのです。
ロンドンのサーバーだけに接続した時は44Mbpsだったので、インドとロンドンのサーバーに経由させると速度が大幅に低下してしまったことが分かります。
1つのVPNサーバーに通信を経由させれば監視からネットの利用状況をきちんと隠すことができますから、MultiHop機能を使って通信を遅くする必要はありません。MultiHop機能はほとんど出番がない機能だと思います。
カモフラージュモード
カモフラージュモードは、VPNを使って通信を暗号化していることを隠す難読化機能です。普通の通信のように見せかけることでVPNの使用を知られないようにできるのです。ネット検閲が厳しく、VPNの使用が禁止されている国でとても便利な機能です。カモフラージュモードを有効にすると、ISPや政府にネットの利用状況を知られないどころか、VPNを使ってプライバシーを守っていることも知られません。
また、カモフラージュモードを利用すると公共Wi-Fiのファイアウォールを回避できるようになります。図書館のWi-FiではNetflixがブロックされているので、そこでカモフラージュモードの性能を試してみることにしました。有効にしたところ、Netflixにアクセスでき、コンテンツを視聴できました。
OpenVPNプロトコルで接続すればカモフラージュモードは自動的に有効になります。OpenVPNはWindows、macOS、iOS、Linux端末で利用できます。
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NoBordersモード
NoBordersモードは中国、ベトナム、アラブ首長国連邦などネット検閲が厳しい国で規制を避けるために設計された機能です。ネットワークが使用しているVPN規制技術を検出できるのです。検出すると、その情報をもとにNoBordersモードはその地域に最適なサーバーを一覧に表示してくれます。
NoBordersモードはWindows、Mac、iOS、Androidで利用できます。Surfsharkのアプリを開き、高度な設定から有効にできます。Androidアプリで使おうとしたところ、なかなか見つからなかったのでカスタマーサポートに問い合わせてみました。高度な設定メニューで「プロトコル」ボタンを押し続けるとNoBorders機能が表示されます。
2要素認証
2要素認証機能(2FA)は、Surfsharkのアカウントのセキュリティを強化するものです。2FAを有効にしておくと、パスワードだけでなく、一時的な認証コードをメールまたはアプリで入力しなければログインできないようになります。あなただけがアカウントにアクセスできるようにセキュリティを強化できるわけです。
Surfsharkで2要素認証をセットアップするのは少し手間がかかります。有効にするには、ブラウザでSurfsharkのアカウントにログインしましょう。アカウント設定画面を開くと2要素認証を有効にするボタンがあります。Googleの認証システムなどの認証アプリを使うか、メールで認証コードを受け取れます。
Surfsharkのサイトには認証アプリの方が簡単だと書かれていたので、今回はアプリを選びました。Surfsharkのオンラインガイドは2要素認証のセットアップに役立ちました。Google PlayストアからAndroidに認証アプリをダウンロードし、QRコードをスキャンすればセットアップ完了です。Surfsharkのアカウントがハッキングされるのはあまり心配していないので、有効にできることが確認できた後は再び無効にしておきました。ログインするたびに認証アプリを開くのは面倒だからです。
CleanWeb
CleanWebとは、Surfsharkの広告・マルウェアブロッカーのことです。Forbes.comとYouTubeでCleanWebを試してみたのですが、CleanWebがオフの状態で表示されていた宣伝がすべて非表示になりました。広告が表示されるはずのHuluアカウントでも宣伝をブロックしたのは感心しました。
また、悪質なサイトを検出して自動でブロックしてくれるので、端末がマルウェアに感染したり、フィッシング詐欺の被害に遭ったりするのを防止してくれます。CleanWeb機能はSurfsharkのアプリで機能画面から簡単にオン・オフを切り替えられます。
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AndroidのGPS位置情報偽装
モバイル端末の場合、VPNだけでは個人情報を完全に非公開にできない場合があります。一部のサイトやアプリはIPアドレスではなくGPSで位置を割り出しているからです。この問題を解決するため、SurfsharkはユニークなGPS位置情報偽装機能を提供しています。VPNサーバーがある場所にいるかのように見せかけられるようになります。IPアドレスだけでなくGPSの位置情報も隠すので、マーケティングなどのためにアプリに位置をたどられないようにしてくれるのです。
Surfsharkはこの機能を提供し始めた初のVPNで、かなり高性能なので感心しました。Androidアプリでニューヨークのサーバーに接続し、詳細設定で「GPSの位置情報を上書き」を有効にしましょう。本当はベルギーにいるのですが、Googleマップを開いたところ、現在地を示す青い点がニューヨーク市庁舎の横にありました。
残念ながらこの機能はポケモンGoで位置を偽装するためには使用できません。ポケGoを開くと、マップではニューヨークにいると表示されたのですが、ポケストップやポケモンジムはロードされませんでした。また、「GPSの信号をさがしています」とエラーも表示されました。残念です。
その他の機能
Whitelister
Whitelisterは一部のサイトやアプリはVPN接続を利用しないように設定できる機能です(スプリットトンネリングとも言います)。銀行サイトなど、VPN通信をブロックしてしまう安全なサイトにアクセスするために役立ちます。また、同じネットワーク上の端末(プリンターなど)に接続したい時、VPNが原因で接続できないというトラブルがあった時にも役立ちます。ただし、WindowsとAndroidでしか利用できません。
Whitelisterを試したところ、WindowsのノートパソコンとAndroidのスマホで特定のアプリの通信にVPNに経由させないようにすることができました。ただし、一部のサイトがSurfsharkをきちんと回避できないこともありました。カスタマーサポートに問い合わせて解決した後も、Netflixをホワイトリストに登録したのにブラウザでアクセスできませんでした。
端末を非表示にする
ローカルネットワークに接続している時にVPNに接続すると、他の端末に自分の端末を見られないようにすることができます。プライバシー保護を強化できる機能です。公共のWi-Fiを利用している時、他のユーザーに見られたくない場合に特に役立ちます。ほとんどのOSはすでにこの機能に対応していますが、Surfsharkの方が圧倒的に簡単です。2回クリックしただけで端末を非表示できました。詳細設定でオンにするだけです。ただし、WindowsとAndroidでしか利用できません。
VPN以外のプライバシー保護機能
アドオンパッケージを購入すると、2つの機能を追加できます。VPNプランの料金に月額0.99ドルの追加料金が上乗せされます。
- Surfshark Alert
情報漏えいがあったデータベースにメールやパスワードが表示された場合、直ちに通知が届くサービスです。無料アプリでデータ漏えいを確認することもできますが、無料アプリではデータ漏えいに関する通知は届きません。一方、Surfshark Alertだとすぐに知らせてくれるので素早く対応できます。
- Surfshark Search
プライベートな検索エンジンで、宣伝やトラッカーが一切ないのが特徴です。Googleに利用状況をたどられずにインターネットサーフィンできます。DuckDuckGoやStartPageなどとよく似ていて、すっきりしたシンプルなデザインなのが気に入りました。DuckDuckGoなどは無料で利用できますが、広告が表示されます。無料で信頼できる広告ブロッカーを使って広告を非表示にすることもできますから、Surfshark Searchのためにお金を投じる価値はなさそうです。
Trust DNS
TrustDNSはワンクリックでDNSアドレスを変更できる無料アプリです。100個以上のパブリックDNSサーバーから選べます。中国などではDNSレベルでサイトがブロックされていますが、そのようなサイトにアクセスしたり、ISPにネットの利用状況を見られないようにするために役立ちます。しかし、VPNと同じレベルのセキュリティ機能はありません。通信は暗号化されませんし、IPアドレスは公開されたままです。また、試したところ、ストリーミングサービスにはアクセスできませんでした。
パブリックDNSサーバーに接続したい場合、このアプリを使うと簡単ですが、ネットワーク設定から手動で接続するのが難しいわけではありません。ただ、パブリックドメインはデータログを記録したり、マルウェアに感染してしまうこともあるので注意が必要です。SurfsharkのVPNサーバーに接続した方が安全でしょう。プライベートDNSサーバーに自動で接続して完全に対策できます。
TrustDNSはiOSとAndroid端末でしか利用できません。別途でアプリをダウンロードする必要があります。
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プライバシー:安全で信用でき、きちんと情報を開示
厳しいログなし方針
SurfsharkはIPアドレス、ブラウジング履歴、セッションデータなど個人を特定できる情報は一切収集しません。プライバシー方針が読みやすいのは感心しました。各項で重要ポイントを分かりやすい言葉でまとめています。透明性への取り組み、利用者が方針をきちんと理解できるように分かりやすく説明しているのは素晴らしいと思います。
Surfsharkはアカウントを作成するためにメールアドレス、パスワード、支払い情報を暗号化された状態で収集、保存しています。このような情報を引き渡すのが嫌ならSurfsharkのためだけにメールアドレスを作成するのは簡単ですし、仮想通貨など匿名の支払方法もあります。このような裏技を使えば個人を特定されずに加入できるわけです。
また、Surfsharkはアプリで診断レポートと匿名の分析情報も収集しますが、設定メニューでオプトアウトすることも可能です。自動接続機能を使用すると位置情報が収集されますが、サードパーティと共有されることは一切ありません。
Surfsharkのサイトを使用すると、通信データ(匿名のアナリティクス情報)、クッキー、ウェブビーコンなどのデータが収集されます。このような情報を記録されないようにする方法も方針で説明しているのは感心しました。
本社は5・9・14アイズ同盟国以外にある
SurfsharkはSurfshark Ltdという有限会社が所有しているサービスで、2018年に事業を開始して以来、本社は英国領バージン諸島にあります。英国領バージン諸島にはデータログに関する法律はないため、VPNの本社を置く国としてはかなり有利です。
また、5・9・14アイズ同盟に加入していない国でもあります。この同盟は監視情報を共有することを合意していて、カナダ、アメリカ、フランス、オーストラリアなどが加盟国となっています。同盟に加入していないため、どの政府もSurfsharkにユーザーデータを開示するよう命令することはできないわけです。
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令状のカナリア
令状のカナリアとは、Surfsharkがユーザーデータを開示するように裁判所に命令されたか調べられるウェブページのことです。企業が明白に情報を開示していれば、信頼度がアップしますから、このような情報を簡単に見られるのは素晴らしいと思います。Surfsharkは令状のカナリアのページを毎日更新しているので、情報開示を命じられていないか、発言禁止令を受けていないか最新情報をチェックできます。厳しいログなし方針がありますから、開示できるユーザーデータはもともとないのです。
独立審査
SurfsharkのChromeおよびFirefox拡張機能のセキュリティ監査では、非常に良い結果が得られました。サイバーセキュリティ会社 Cure53の2018年の監査レポート全体を読みましたが、拡張機能に大きな問題は見つかりませんでした。また、分析されたプライバシーやセキュリティの領域でも問題はありませんでした。2021年、Cure53によってサーバーインフラストラクチャのセキュリティ分析も実施され、重大な問題がないことがわかっています(小さな問題はすべてすぐに修正されました)。
ログ方針とアプリ自体に関してはテストが行われていません。Surfsharkはそれ以外の面では情報開示に積極的なのに、これは残念です。一流のVPNは最低でもログ方針を独立審査してもらっていますし、個人情報が本当に安全だと自信をもって利用できるようになります。Surfsharkがユーザーデータを悪用しているとは思いませんが、情報開示への取り組みの一環としてアプリや方針も独立機関に審査してもらいたいものです。 監査および実証済みのノーログポリシーがあるVPNを試したいなら、より適したオプションがいくつかあります。
トレントのダウンロード:簡単、高速、安全
SurfsharkでP2P共有したところ、パフォーマンスはとても良かったのですが、サーバーがP2Pのために最適化されているのかはっきりしていません。全サーバーがトレントに対応しているのですが、P2P専用サーバーにすでに接続していない場合、uTorrent、BitTorrent、Transmission、P2Pベースのストリーミングプラットフォーム(VLC、Popcorn Time、Kodiなど)を開くと自動的に一番近いVPNサーバーに接続されます。他社のVPNだと、ファイルを共有し始める前にトレント対応サーバーに手動で接続しなければならないことが多いので、Surfsharkだと簡単にトレントをダウンロードし始められるのはとても良いと思いました。
自動切り換え機能がきちんと作動するか試してみました。ロケーションの検索ボックスで「P2P」と検索するとP2P向けに最適化されたサーバーが見つかることが分かったため、このテストを行うのは簡単でした。
チェコ共和国のP2Pに最適化されていないサーバーに接続してみました。IPleak.netで確認してみると、IPアドレスとDNS位置情報はプラハだということが分かりました。qBittorrentを開き、再びIPleak.netで確認したところ、IPアドレスはプラハのままでしたが、DNSはP2P専用サーバーの位置の1つであるオランダに変わっていました。
この接続でもトレントできますが、IPアドレスとDNSの位置情報が一致していないのが疑問だったのでカスタマーサポートに問い合わせてみました。カスタマーサポートによると、一致しないのは「ブラックホールサーバー」に接続したからだそうです。怪しげな名前のサーバーですが、安全性に問題はないそうです。P2P専用サーバーには手動で接続した方が良いとアドバイスしてくれました。
カスタマーサポートによると、P2P通信を始めると自動で「ブラックホールサーバー」に接続するのだそうです。P2P専用サーバーに接続した方が高速だと教えてくれました。
トレント専用サーバーに自動接続できるのはとても便利ですが、カスタマーサポートの言う通り、自動接続したサーバーの方がダウンロード速度が遅かったです。ベルギーのP2P専用サーバー(一番近いサーバー)に手動接続すると通信が速くなったのです。両方のサーバーで同じファイル(3GB)をダウンロードしてみました。チェコのサーバーのダウンロード速度は平均で2.5Mbpsで、ダウンロードが完了するのに19分かかりました。一方、手動で接続したベルギーのP2P専用サーバーだと、平均で3.1Mbpsで、11分でダウンロードが完了しました。
十分高速だと思いますが、他のVPNでトレントをダウンロードした時の方が速かったです。Surfsharkでトレントをダウンロードするのであれば、P2P専用サーバーに手動接続するのがおすすめです。
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Surfsharkは中国でも利用できる
Surfsharkは中国のネット検閲を回避するために設計されたセキュリティ機能があるので、中国でも確実に利用できます。中国在住のユーザー、中国に旅行する方などはSurfsharkをインストールしておけばネット検閲を回避できます。中国政府はいつも新しいVPN規制を導入していますから、特定のVPNが利用できるか実証するのは簡単なことではありません。
一部のユーザーレビューでは中国でSurfsharkを使えないという声がありますが、カスタマーサポートによるとトラブルに遭遇しても手動で接続すれば必ず解決できるそうです。ライブチャットサポートは24時間年中無休で対応していますが、ネット検閲が厳しい地域ではホームページにアクセスできないのでメールで問い合わせましょう(出発前にサポートのメールアドレスを保存しておくのが得策です)。また、ライブチャットには機械翻訳機能があるので、日本語で質問することも可能です。
カスタマーサポートに確認したところ、ロシア、トルコ、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦などネット検閲が厳しい中国以外の国でも利用できることが分かりました。
Surfsharkに接続したら、NoBordersモードとカモフラージュモードを併用しましょう。中国のグレートファイアウォールを回避するための機能です。NoBordersモードは中国などネット検閲が厳しい国で使用されているVPN規制技術を検出する機能です。規制が検出された場合、規制を回避するのに最適なサーバーが表示されます。カモフラージュモードを有効にするとVPN通信が普通の通信に見えるようになります。VPNを使って規制を回避していることを政府に知られません。
さらに、WindowsとAndroidでは、厳しいネット規制を回避するためのShadowsocksという暗号化されたプロキシも使えます。
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ホワイトリスト機能とマルチホップ機能があるのでSurfsharkを選んだのですが、他にもスマートDNSがあり、接続できる端末数に制限がないということに後になって気づきました。そのためスマートテレビなどの端末でもVPNを利用するようになりました。マルチホップを使用しているときにサーバーに接続するのに時間がかかることもありますが、全体的に満足しています。