
IPアドレスを隠す方法│無料でIPを非公開にする方法も!2023年
- 【クイックガイド】IPアドレスを隠す方法(3ステップで簡単!)
- IPアドレスを隠す5つの方法【2023】
- VPNを使う:簡単かつ安全にIPアドレスを隠す方法としておすすめ
- プロキシサーバーに接続する:地域制限は回避できますが、安全性は低め
- Torブラウザを使う:多重暗号化で安全を確保、速度がかなり遅いのが欠点
- スマホでホットスポットを作成する:誰でも利用可能、課金されることも
- 公共Wi-Fiを使う:無料で使えることが多いものの、接続が危険にさらされる
- IPアドレスを隠すのにおすすめのVPN【2023 2月】
- ExpressVPN:世界クラスのプライバシー機能でIPアドレスを非公開に
- CyberGhost:NoSpyサーバーがIPアドレスを隠し、接続のプライバシーを保護
- Private Internet Access:カスタマイズ可能なセキュリティ機能でIPアドレスを隠せる
- IPアドレスを変更する方法をほかにも3つご紹介(あまりおすすめしません)
- IPアドレスを隠すことについてよくある質問
- 今すぐIPアドレスを隠しましょう!
IPアドレスを隠す方法はいくつかありますが、安全で効果的なものばかりではありません。プライバシーとセキュリティが危険にさらされたり、通信速度を極端に低下したりすることもあります。この記事では、IPアドレスを非公開にするさまざまな方法を試した結果をもとに、確実にうまくいく5つの方法をご紹介していきます。シチュエーションに合わせてIPアドレスの隠し方を選ぶのがポイントです。
5つの方法のうち、VPNを使ってIPアドレスを隠すのが、一番簡単で安全です。VPNとは、ワンクリックでIPアドレスを隠せるアプリのことで、通信も暗号化され、他の方法とは違い、速度が大幅に低下することもありません。
IPアドレスを隠すには、ExpressVPNが一番おすすめです。安心の30日間返金保証付きなので、リスクなしでExpressVPNを体験し、IPアドレスを隠してみることができます。満足できなければ、全額を返金してもらいましょう。
【クイックガイド】IPアドレスを隠す方法(3ステップで簡単!)
- IPアドレスを隠す方法を選びましょう。IPアドレスを非公開にするには、VPNを使うのがおすすめです。とても簡単で、数千のIPアドレスで実際のIPアドレスを隠すことができます。IPアドレスを隠すには、ExpressVPNが最適です。
- ソフトを設定し、実行します。IPアドレスを変更するソフトを使わない場合、新しいWi-Fiホットスポットに接続してください。
- 新たなIPアドレスでブラウジングしましょう。接続が確立できたら、実際のIPアドレスがきちんと隠されます。いつもと違うIPアドレスでインターネットを自由にブラウジングできるようになりました。
IPアドレスを隠す5つの方法【2023】
1. VPNを使う:簡単かつ安全にIPアドレスを隠す方法としておすすめ

- メリット:複数のデバイスで全アプリのIPアドレスとブラウジング状況を非公開にできる。地域制限と厳重なファイアウォールを回避できる。トレントを行う際にプライバシーを守れる。数千のIPアドレスから選べる。カスタマーサポートに問い合わせられる。
- デメリット:高性能VPNは有料。通信速度が少し低下する。
VPNはIPアドレスを簡単に隠す方法として人気があります。VPNとは、プライベートサーバーにネット通信をリダイレクトするアプリのことで、実際のIPアドレスがサーバーのIPアドレスに置き換えられます。通常、VPNサーバーは世界各国に分散されていますから、外国のIPアドレスが使えるようになります。
IPアドレスを隠蔽・変更できるだけでなく、VPNは通信を暗号化することで、ブラウジング状況のプライバシーを守り、地域制限の回避にも役立ちます。以上のような理由から、VPNはセキュリティ対策とプライバシー保護を強化するために利用されています。VPNのIPアドレスは共用であることがほとんどです。他のユーザーと同じIPアドレスを使うことになるため、ネットの利用状況から個人を特定されにくくなり、対策を強化できるわけです。また、NetflixやHulu、BBC iPlayerなど、現在地で見られない動画配信サービスにアクセスするためにVPNを使っている方も多いようです。
VPNアプリをダウンロード・インストールするのはとても簡単で、1、2回クリックするだけで素早くIPアドレスを隠せます。アプリは直感的に操作できますから、初心者でも使いこなせるでしょう。MacBook ProにExpressVPNをダウンロード・インストールしたところ、15秒以下で完了し、素早くサーバーに接続できました。
VPNサービスの多くはサブスクリプション制なので、料金を毎月・毎年支払って全機能を利用することになります。月額料金は数百円程度で格安です。返金保証があるVPNも多く、期間限定で無料体験できます。VPNに満足できなければ、全額を返金してもらえます(一般的に保証期間は30日間です)。
VPNを使ってIPアドレスを隠す方法(3ステップで簡単!)
- VPNをダウンロードします。ExpressVPNがおすすめです。94か国のIPアドレスから選べるので、IPアドレスを隠すのに効果的です。30日間返金保証もあります。
- サーバーを選びましょう。サーバーは国別・地域別に整理されています。
- サーバーに接続します。通常、サーバー地点をクリックするだけで接続され、新たなIPアドレスを取得できます。ワンクリックで完了です!
2. プロキシサーバーに接続する:地域制限は回避できますが、安全性は低め

- メリット:無料であることが多く、使いやすい。地域制限を回避できる。
- デメリット:セキュリティ・プライバシー機能はない。サーバーが混雑していて、通信が遅いことがある。ブラウザのIPアドレスしか隠せない。
VPNと同様、プロキシサーバーはデバイスと閲覧したいサイトを仲介することでIPアドレスを隠します。訪問先のサイトに公開されるのは、実際のIPアドレスではなく、プロキシサーバーのIPアドレスです。優れたプロキシサーバーは数か所にサーバーがあります。無料であることが多く、人気があります。
しかし、プロキシサーバーは安全性とプライバシーの面で劣っています。通信は暗号化されず、DNS通信はカバーされないので、部外者はネットの利用状況を見ることができ、データを収集される可能性があります。また、VPNのような認証機能はありませんから、中間者攻撃のターゲットになりやすいのです。
hide.meのプロキシを使ったところ、ほとんどのサーバーが混雑していて、速度が低下してしまいました。無料サービスは国際的なサーバーネットワークを構築する資金がありませんから、サーバーが混雑しやすいのです。また、プロキシはブラウザのIPアドレスしか隠しません。一方、VPNは全アプリでIPアドレスが隠されます。
プロキシを使ってIPアドレスを隠す方法(3ステップで簡単!)
- プロキシサーバーを選びます。hide.meがおすすめです。
- プロキシサーバーのサイトを開きます。次に、プロキシサーバーエントリーフォームにサイトのURLを入力し、地点を選び(該当する場合)、Enterキーを押してページを読み込みます。
- 新たなIPアドレスを取得できました。サイトは同じブラウザ画面に表示されますが、プロキシサーバーのIPアドレスが使われます。
3. Torブラウザを使う:多重暗号化で安全を確保、速度がかなり遅いのが欠点

- メリット:高度な暗号化とプライバシー保護。無料で使える。
- デメリット:とても低速。地域制限を回避できない。ブラウザの通信しか暗号化されない。iOSデバイスでは使えない。違法行為と関係がある。
Torブラウザ(The Onion Router、ザ・オニオン・ルーターの頭文字をとったもの)は、機密情報を守るために、ネット通信をオープンソースの分散ネットワークに経由させます。通信は複数の「ノード」と呼ばれるサーバーに送られ、各ノードで追加の暗号化が行われます。多重暗号化が玉ねぎのようであることから、「Tor」と名付けられています。サイト側に公開されるのは、最後に使用したサーバー(出口ノード)のIPアドレスだけなので、実際のIPアドレスを隠せます。
Torブラウザは無料ですが、多重暗号化により、速度が大幅に低下してしまうのが重大な欠点です。単純なウェブページを読み込むだけでも10秒強かかり、動画の視聴やファイルのダウンロードなどには向きません。
さらに、ISP(インターネットサービスプロバイダ)はあなたがTorブラウザを使用していることを見られます(ブラウジング状況は見られません)。そのため、プライバシーの面でVPNより劣ります。もう1つの問題点は、Torブラウザはダークウェブへの主要な入口であるため、違法行為と関係していることです。このことから、Torブラウザの使用は一部の国で禁止されています。最後に、出口ノードの国は選べないので、地域制限を回避したい場合は向きません。
Torを使ってIPアドレスを隠す方法(3ステップで簡単!)
- Torブラウザをダウンロードします。Torのサイトにアクセスし、デバイスにインストールファイルをダウンロードしてください。
- Torブラウザをインストールします。ダウンロードファイルをクリックし、インストール手順に従ってください。
- 新たなIPアドレスで安全にブラウジングしましょう。Torブラウザを開いたら、普通のブラウザと同じように使えます。実際のIPアドレスはしっかり隠されます。
4. スマホでホットスポットを作成する:誰でも利用可能、課金されることも
- メリット:設定が簡単。IPアドレスを一時的に隠したい場合に便利。
- デメリット:地域制限を回避できない。位置情報は変わらない。プライバシー保護・セキュリティ対策機能がない。データ通信に対して課金されることがある。
「実際のIPアドレスが漏洩した」「一時的に別のIPアドレスを使いたい」このような場面ではスマホでホットスポットを作成すると良いでしょう。設定も簡単です。スマホの設定を開き、ホットスポットを有効にし、ノートパソコンを接続するだけなので、約1分で完了しました。
IPアドレスは変更できますが、この方法は3つの欠点があります。まず、ネットの利用状況は携帯電話会社に丸見えで、プライバシーは守れません。また、位置情報は変わりませんから、地域制限は回避できません。最後に、モバイルデータ使用量が高くなり、高額の料金が発生するかもしれません。
モバイルホットスポットを使ってIPアドレスを隠す方法(3ステップで簡単!)
- パーソナルホットスポットをオンにします。スマホの設定画面でWi-Fiを「オフ」に、パーソナルホットスポットを「オン」にします。
- デバイスを接続します。デバイスでホットスポットを探し、接続してください。
- 新たなIPアドレスを取得できました。携帯電話会社に割り当てられたIPアドレスで、スマホのデータを使ってインターネットを閲覧できるようになりました。
5. 公共Wi-Fiを使う:無料で使えることが多いものの、接続が危険にさらされる
- メリット:一般的に無料。素早く簡単に接続できる。
- デメリット:一次的な解決策であり、ハッカーの危険にさらされる。低速で、データ通信量に上限がかかっていたり、ネットワークが制限されていたりすることも。
Wi-Fiネットワークを変更すると、実際のIPアドレスが隠されます。公共ネットワークに切り替えても同じです。サイトやサービスにアクセスできない場合、公共Wi-Fiに接続できれば、短期的な解決策として有用です。
しかし、ハッカーは公共Wi-Fiネットワークを悪用して攻撃を行うことが多いので、安全性が低いことに注意しましょう。公共Wi-Fiネットワークは暗号化と認証がありませんから、ハッカーはいとも簡単に機密データ(パスワードやクレジットカード情報など)を入手できてしまいます。もう1つの問題点は、回線混雑により、通信速度が遅いことです。
IPアドレスを隠すのにおすすめのVPN【2023 2月】
1. ExpressVPN:世界クラスのプライバシー機能でIPアドレスを非公開に

2023年2月に有効 リスクなしで30日間体験
- ノーログポリシー、プライベートDNSサーバー、TrustedServer技術
- 日本を含む94か国に3,000台のサーバー
- 5台まで接続可能
- ブロックを解除できる動画配信サービス:Netflix(アメリカ版やイギリス版など、各国のカタログ)、Disney+、HBO Max、Hulu、BBC iPlayer、Vudu、Amazonプライムビデオなどの人気動画配信サービス。フジテレビやTOKYO MXなどの国内サービスも。
- 対応機器:Windows、Mac、iOS、Android、Linux、Chrome、Firefox、ルーターなど
- 日本語に対応
期間限定でExpressVPNのプランが最大49%オフ!お見逃しなく!
ExpressVPNはIPアドレス漏洩対策がありますから、うっかりIPアドレスが公開されないように対策できます。ipleak.netでアメリカのサーバー4台とイギリスのサーバー3台をテストしたところ、データ漏洩は検出されず、実際のIPアドレスが常に隠されることが分かりました。IPアドレスを隠すだけでなく、自社所有のプライベートDNSサーバーがあり、独立監査でノーログポリシーを守っていることが実証されています。また、TrustedServer技術により、サーバーが再起動されるたびにデータは完全に削除されます。このような仕組みが整っているので、ExpressVPNが個人情報(特に実際のIPアドレス)を保持することは一切ありません。

ExpressVPNは94か国に3,000台以上のサーバーがあり、数千のIPアドレスが利用可能なので、実際のIPアドレスをしっかり隠せます。また、Netflixなどの地域制限も回避できます。アメリカのサーバーに接続したところ、実際のIPアドレスがアメリカのIPアドレスに置き換えられ、20秒以下でアメリカ版Netflixにアクセスできました。
揺るぎないセキュリティ機能により、ネット上の個人情報が保護され、悪質な組織に本当のIPアドレスを知られにくくなります。通信はAES 256ビット暗号化で保護されますから、ハッカーがデータを傍受してIPアドレスを盗むことは不可能です。さらに、VPNとの接続が切れても、キルスイッチがIPアドレスの漏洩を防ぎます。
ExpressVPNはトップクラスのVPNなので、他社より割高です。一番安いプランでも$6.67/月です。とは言え、頻繁に割引キャンペーンが行われていますから、節約できます。1年プランに加入したところ、最初の3か月を無料でゲットできました。
全プランが30日間返金保証の対象なので、ExpressVPNの全機能を体験できます。満足できなければ、気軽に返金してもらえますね。返金保証を守っているか調べるため、30日目にチャットでカスタマーサポートに問い合わせて解約をお願いしました。満足度に関する2つの質問に答えるだけで、2営業日後に払い戻されていました。
2. CyberGhost:NoSpyサーバーがIPアドレスを隠し、接続のプライバシーを保護
- 超高速
- 日本を含む世界各国に9,753台のサーバー。ルーマニアにはNoSpyサーバーあり
- 7台まで接続可能
- 利用可能な動画配信サービス:Netflix(米国版、英国版、日本版など)、Disney+、HBO Max、Amazonプライムビデオ(米国、英国、ドイツ、イタリア、フランス、日本)、Hulu、BBC iPlayer、Vuduなど
- 対応機器:Windows、Mac、iOS、Android、Linux、ルーター、Apple TVなど
- ほとんどのアプリは日本語に対応
CyberGhostは91か国に9,753台のサーバーがあり、NoSpyサーバーもあります。NoSpyサーバーは、ルーマニアのCyberGhostのデータセンターに位置しており、仲介業者を取り除くことで安全性が増しています。ipleak.netでNoSpyサーバーを数台試した結果、IPアドレスの漏洩は検出されませんでした。実際のIPアドレスが誤って公開されることはありません。

CyberGhostは厳格なノーログポリシーを守っているほか、ネットの利用状況を記録しないことが保証されています。IPアドレス、ブラウジング履歴、検索設定などのユーザーデータは収集されません。CyberGhostの本社はルーマニアにあります。同国は機密情報の共有を合意した14アイズ同盟に非加盟で、プライバシー保護に適しています。つまり、CyberGhostなら個人情報とデータをしっかり保護できるということです。
通信は超高速なので、妨げなく快適にインターネットを利用できます。アメリカのサーバーに接続してスピードテストを行った結果、平均ダウンロード速度は45.6Mb/秒でした。私は10,000キロ以上離れた国に住んでいるので、感心するほど高速だと言えます。Disney+をUHD画質で見ることができ、途中で再生が止まることもありませんでした。
CyberGhostの短期プランは割高で、返金保証が短いのは残念です。しかし、長期プランは$2.19/月~なので、かなり手頃です。プランをアップグレードすれば、あなただけが使える固定IPアドレスを取得でき、旅行中に制限されたサービスにアクセスしやすくなります。
長期プランは安心の45日間返金保証付きです。CyberGhostの全機能を体験し、IPアドレスを非公開にしてみたうえで、満足できなければ、返金してもらえるという安心感があります。返金保証を試すため、24時間年中無休のチャットサポートで解約をお願いしました。解約理由を説明したところ、すぐに返金が承認され、3営業日で口座に振り込まれていました。
3. Private Internet Access:カスタマイズ可能なセキュリティ機能でIPアドレスを隠せる
- AES 128ビット・256ビット暗号化、自動キルスイッチ、複数のセキュリティプロトコル
- 84か国に29,650台のサーバー。東京にもサーバーあり
- 10台まで接続可能
- ブロックを解除できるサイト:Netflix、Disney+、HBO Max、Hulu、BBC iPlayer、Vuduなど
- 対応機器:Windows、Mac、iOS、Android、Linux、ルーター、Apple TVなど
- 日本語に対応
Private Internet Access(PIA)は、カスタマイズ可能な揺るぎないセキュリティ機能があり、IPアドレスを隠しつつ、安全を守ることができます。AES 128ビット暗号化またはAES 256ビット暗号化から選べるので、ニーズに合わせて接続設定を変えられます。「AES 128ビット」のほうが高速で、暗号化水準が低いのに対して、「AES 256ビット」のほうが高度な暗号化で、安全性が高まりますが、速度は少し遅くなります。

DNS・IPアドレスの漏洩対策もありますから、第三者機関にIPアドレスが公開されることはありません。ipleak.netでアメリカのサーバー4台をテストしたところ、実際のIPアドレスは流出していませんでした。
PIAの本社はアメリカ(14アイズ同盟の加盟国)にあるのが気になりました。14アイズ同盟とは、ユーザーデータを収集し、加盟国間で共有する多国間協定のことです。しかし、ノーログポリシーを守っていることが裁判で実証されています。PIAはデータを記録していないので、当局の情報開示請求に応じられなかったのです。
料金プランを調べたところ、一番安いプランは$2.19/月であることが分かりました。機能とサービス内容は短期プランと同じですから、長期プランの方がお得です。あなただけが使える専用IPアドレスも購入できます。安全性が重要なサイト(ネット銀行など)では、普段と違うIPアドレスを使うと警告されることがありますが、専用IPアドレスを使えばそのような心配はありません。
30日間返金保証を活用すれば、PIAを完全無料で体験できます。30日以内にライブチャットで解約をお願いしたところ、解約理由を説明するだけで4営業日後に全額が返金されていました。
IPアドレスを変更する方法をほかにも3つご紹介(あまりおすすめしません)
1. モデムのコンセントを抜く
当たり前と思うかもしれませんが、モデムのコンセントを抜いてしばらく待つとIPアドレスが変わることがあります。ISPとの接続を切ると、現在のIPアドレスとのリンクが削除され、接続を再確立することで新しいIPアドレスを取得できます。なお、ISPがダイナミックIPアドレスを使用している場合しかうまくいきません(ほとんどのISPはダイナミックIPアドレスを使用しています)。
できるだけ長い時間、モデムのコンセントを抜いておくのがコツです。ただし、IPアドレスが変わらないことが多いので、信頼性が低く、最初にこの方法を試すのはおすすめしません。さらに、ISPはあなたのネットの利用状況を見ることができ、セキュリティ対策やプライバシー保護の効果はありません。位置情報も変わりませんから、地域制限は回避できません。
2. NATファイアウォールを使う
NAT(ネットワークアドレス交換)ファイアウォールは、ネットワーク上のデバイスが同じパブリックIPアドレスを使用することを許可します。ただし、デバイスのプライベートIPアドレスしか隠されません。NATファイアウォールは各デバイスのプライベートIPアドレスからのすべてのリクエストを、パブリックIPアドレスでアクセス先に送信します。
つまり、NATファイアウォールでIPアドレスは隠せないのです。プライベートIPアドレスを隠すことでデバイスは保護されますが、パブリックIPアドレスは隠されないので、本当の位置情報とネットの利用状況は公開されてしまいます。
3. ISPに変更してもらう
ISPに直接問い合わせてIPアドレスを変更してもらう方法です。アカウント情報を聞かれるので、用意しておきましょう。ただし、ほとんどのISPはダイナミックIPアドレスを使っているので、必ずしも新しいIPアドレスが使用されるとは限りません。同じIPアドレスを使い続けたい場合は、固定IPアドレスを割り当ててもらいましょう。
また、新しいIPアドレスを取得するだけなので、セキュリティを強化したり、地域制限を回避したりすることはできません。さらに、新しいIPアドレスに変更しても、ISPはネットの利用状況を追跡し、ユーザーデータを収集しますから、プライバシーの観点でも理想的とは言えません。
IPアドレスを隠すことについてよくある質問
IPアドレスから個人を特定されることはありますか?
IPアドレスだけでは個人を特定できませんが、他のデータを組み合わせると特定できてしまう場合があります。例えばIPアドレスとブラウジングアクティビティを組み合わせると、ネットの利用状況を識別するプロフィールを構築できます。広告企業はこのデータを使ってターゲティング広告を配信することがあります。
プライバシーが気になる場合、おすすめの対策方法はIPアドレスを隠すことです。IPアドレスを隠す方法はいくつかありますが、プライバシーを守れるものと、そうでないものがあります。ネット上で個人情報を追跡されないようにするには、VPNを使うのがおすすめです。プロキシやTorなどはブラウザでしかIPアドレスを隠しません。一方、VPNはデバイス上のすべてのアプリでIPアドレスを隠し、すべてのネット通信を暗号化します。
すべてのデバイスでIPアドレスを隠すことはできますか?
はい。Wi-Fiに接続されているすべてのデバイスでIPアドレスを隠すことができます。ただし、IPアドレスを隠す方法には、特定のOSやデバイスでしかうまくいかないものもあります。デバイスに適した方法を選びましょう。
VPNはほとんどのデバイスで使えます。ルーターにもインストールできますから、自宅のネットワークに接続されているすべてのデバイスのIPアドレスを隠すのに効果的です。VPNアプリを使えば、デバイス上のすべてのアプリでIPアドレスを隠せます。一方、プロキシはブラウザでしかIPアドレスを隠さず、TorブラウザはWindows、Mac、Linuxにしか対応していません(また、Torブラウザの中でしかIPアドレスは隠されません)。
無料でIPアドレスを隠せますか?
はい。無料でIPアドレスを隠すことはできますが、重大な欠点があります。プロキシサーバーは使いやすく、IPアドレスの地点を選べるので、地域制限を回避するのに適しています。しかし、安全機能やプライバシー機能はありません。また、多数の利用者が1台のプロキシサーバーに集中するため、回線が混雑し、速度が低下しやすい傾向があります。
Torブラウザは、通信を多重に暗号化することで、安全とプライバシーを強化できます。しかし、速度がかなり低下してしまい、動画の視聴やファイルのダウンロードには向きません。
VPNは少額の月額料金がかかりますが、安全かつ簡単にIPアドレスを隠せます(速度もほとんど低下しません)。多くのVPNは返金保証を提供していますから、サービスに満足できなければ気軽に返金してもらえます(通常、30日以内に払い戻しをお願いする必要があります)。返金保証を活用すれば、実質無料でVPNを使用し、IPアドレスを隠せるわけです。
IPアドレスを隠すのは合法ですか?
はい!IPアドレスを非公開にしたり、変更したりするのは、ネット上でプライバシーを保護し、ハッカーから身を守る手段の1つであり、合法です。ただし、IPアドレスを隠す方法は複数あり、規則や法律は、IPアドレスの隠し方と地域によって異なります。公共Wi-Fiネットワークに接続すると、IPアドレスを合法的に変えられますが、長期的な効果はあまりなく、役立ちません。さらに、保護されていない共有ネットワークに接続しなければならず、ハッカーに狙われやすくなります。
安全かつ簡単にIPアドレスを隠すには、VPNを使うのがおすすめです。VPNの使用はほとんどの国と地域で合法ですが、中国やロシアなど一部の国では規制されています。VPNが規制されている国では、法律を違反しないように、VPNを使用する前に現地の法律の最新情報を確認してください。ほとんどの場合、VPNの使用は合法ですが、きちんと情報を知っておきましょう。
Google ChromeでIPアドレスを隠す方法は?
ChromeでIPアドレスを隠す方法はいくつかあります。1つ目は、プロキシサーバーを使うことです。プロキシサーバーは無料で簡単に使えます。プロキシサーバーのサイトにアクセスし、サーバーを選び、閲覧したいサイトのURLを入力するだけです。ただし、プロキシサーバーはIPアドレスを隠しますが、通信は暗号化されないので、ISPにネットの利用状況を見られてしまいます。
プライバシーが気になる場合、多くのVPN企業が提供しているChrome拡張機能を利用しましょう。ただし、VPNのChrome拡張機能も単なるプロキシであり、強力な暗号化は行われません。ChromeでIPアドレスを隠す一番安全な方法はVPNアプリを使うことです。VPNを使えば、Chromeブラウザだけでなく、他のアプリでもIPアドレスが非公開になります。さらに、VPNは軍レベルの暗号化とノーログポリシーでデータとデバイスも保護されます。ネットの利用状況が隠されるため、ISPさえもあなたがネット上で何をしているか追跡できません。
なお、「シークレットモードならIPアドレスが隠される」というのは誤解です。Chromeのシークレットモードでは、画面を閉じるとクッキーとブラウジング履歴が削除されるだけなので、ネットの利用状況とデータはISPに丸見えです。
トレントを行う際にIPアドレスを隠すべきですか?
プライバシー・セキュリティ上の理由により、トレントを行う際はIPアドレスを隠すことが推奨されます。トレントとは、他のユーザーからファイルをダウンロードすると同時に、自分のファイルを共有する「P2P共有」の一種です。IPアドレスが他のユーザーに公開され、現在地を知られたり、IPアドレスが悪用されたりする恐れがあります。
IPアドレスを非公開にしてトレントを行う方法はいくつかありますが、唯一おすすめできるのはVPNを使うことです。他の方法とは違い、VPNは軍レベルの暗号化やキルスイッチ、DNS・IPアドレスの漏洩対策など、世界クラスのセキュリティ機能があります。これにより、トレントをダウンロード中に起きやすいDDoS攻撃やマルウェア脅威からしっかり身を守れます。さらに、VPNはノーログポリシーがありますから、ネットの利用状況を記録されず、ISPにもブラウジング状況を知られません。
IPアドレスを隠せばNetflixのブロックを解除できますか?
Netflixを見るためにIPアドレスを隠したい場合、プロキシサーバーかNetflix向けVPNを使いましょう。そうすれば、日本のIPアドレスを外国のIPアドレスに変更でき、本当に現地にいるように位置を偽装できます。例えば、日本でアメリカのVPNサーバーに接続すれば、Netflixはあなたがアメリカにいると認識し、アメリカ版Netflixが見られるようになります。
Netflixは地域制限を強化し続けていますから、VPNやプロキシサーバーのIPアドレスはブロックされやすい傾向があります。VPNはプロキシサーバーよりサーバー数が多いので、Netflixのブロックを解除できるIPアドレスも充実しています。また、DNS・IPアドレスの漏洩対策により、実際のIPアドレスが誤って公開されることはありません。IPアドレスが漏洩すると、Netflixのブロックを解除できる確率はかなり低くなってしまいます。
IPアドレスを隠すメリットは?
IPアドレスが公開されると、あなたについてさまざまなことが知られてしまい、プライバシーを侵害される恐れがあります。実際の位置情報やブラウジング状況などの個人情報が部外者に公開されてしまうのです。最大の問題は、パスワードやクレジットカード情報などの機密データをISPが入手できてしまうことです。このような情報から、ネットの利用状況と個人が関連付けられてしまいます。
IPアドレスを隠す方法はいくつかあります。IPアドレスを隠すべき理由をご紹介しましょう。
- 悪質な人物からデータを保護
悪質な人物があなたの個人情報を入手した場合、アカウントへの不正アクセスや攻撃などの被害に遭う恐れがあります。ウイルスやマルウェア、スパイウェアに感染するリスクもあります。 - 安全かつ匿名でトレント
トレントはP2P共有の一種で、何百万人ものユーザーとファイルを共有することになります。ネット上で他人にIPアドレスが公開されてしまうと、マルウェアやDDoS攻撃の標的になる可能性があります。 - 地域制限を回避
多くのサイトやサービスは、IPアドレスをチェックし、その地域以外のIPアドレスをブロックする「地域制限」を行っています。IPアドレスを隠し、別の地域のIPアドレスに変更することで、世界中どこでも地域制限のかかったサイトにアクセスできるようになるわけです。 - ネットの監視を避ける
一部の国ではインターネットの大規模な監視が行われています。例えば、14アイズ同盟の加盟国や中国などではネット通信が監視されています。IPアドレスからネットの利用状況が明らかになりますから、IPアドレスを隠すことで監視を防げます。 - 公共Wi-Fiネットワークで身を守る
公共Wi-Fiネットワークを使うと、ネットワークの共有IPアドレスを使うことになります。ハッカーはいとも簡単に侵入し、機密データを入手したり、デバイスを乗っ取ったりできますから、対策は不可欠です。
IPアドレスとは?
IPアドレスとは、インターネット上の識別子の役割を果たす固有の数字列です。サイトやオンラインサービスを閲覧するためにデータを送信すると、アクセス先にIPアドレスが送信されるため、IPアドレスが公開されてしまいます。つまり、ISPはあなたがネット上で何をしているか追跡でき、政府や広告企業などにデータを開示される恐れがあるわけです。なお、ipleak.netのようなサイトにアクセスすると、IPアドレスを調べられます。
IPアドレスには「IPv4」と「IPv6」の2種類があります。IPv4は短く、ずいぶん前に登場したのでIPv6より普及しています。一方、IPv6アドレスは長く、世界的なネット需要の高まりに応えるために開発されたものです。IPv4アドレスより高速で、安全性が増しています。両方とも役割は同じなので、大きな差はありません。
IPアドレスを公開するとプライバシーを侵害されるリスクがありますから、多くのユーザーはIPアドレスを隠すためにVPNを使っています。通信をプライベートサーバーに転送することで、ほんの数秒で新しいIPアドレスを取得できます。プライベートサーバーのIPアドレスを使うことになるわけです。さらに、ネット上のアクティビティが記録されるのを防ぐノーログポリシーもありますから、ISPなどの部外者にインターネットで何をしているか見られません。
今すぐIPアドレスを隠しましょう!
IPアドレスを非公開にする方法はいくつかありますが、信頼性が低く危険なものもありますから、信用できる手段を選ぶのが大切です。特に、部外者にデータを公開したり、通信速度を大幅に低下させたりする方法は避けたいですね。
この記事では、IPアドレスを隠すさまざまな方法を調査し、うまくいく5つの方法をご紹介しました。それぞれ長所と短所がありますから、状況に合わせて選びましょう。
なかでも、VPNが一番おすすめです。ExpressVPNのようなVPNは使いやすく、機能性も抜群で、超高速なのであらゆるオンラインアクティビティに適しています。さらに、30日間返金保証付きですから、ExpressVPNをリスクなしで体験できます。ニーズに合わなければ、全額を返金してもらいましょう。
まとめとして、IPアドレスを隠すのにおすすめのVPNはこちら!
アクセス先のサイトに情報が漏洩しています!
あなたのIPアドレス:
あなたの現在地:
インターネットプロバイダ:
ネットの利用状況をトラッキング・監視したり、ターゲティング広告を表示したりするために以上の情報が使用されることがあります。
VPNを使えばこのような情報をアクセス先のサイトから隠して常に情報のプライバシーを守ることができます。一番のオススメはExpressVPNです。350件以上のVPNを検査したなかでナンバーワンのサービスです。 軍事レベルの暗号化とプライバシー機能により、確実にセキュリティ対策できます。また、現在49%オフの割引キャンペーンを実施中です。