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2025年版簡単ガイド:ダークウェブへの安全な入り方

ドリス・ムスリ 更新日 2025年12月08日 ファクトチェッカー: マシュー・エイモス 元上級ライター

個人情報を危険にさらしたり、法律を犯したりしなくても、ダークウェブの閲覧は可能です。しかし、怖いと思う気持ちはよくわかります。私も初めてダークウェブにアクセスした時は、誤って違法サイトにアクセスしてしまい、警察がドアを叩きに来たらどうしようと、本気で怯えていました。

しかし、私も同僚も、もうダークウェブ初心者ではありません。私たちは長年にわたり、漏えい監視ツールやプライバシー関連のフォーラムといった正当な目的で使われている onionサービスを、調査のために利用してきました。ダークウェブはデジタルの裏社会のように語られることもありますが、インターネットの自由を守るうえで重要な役割を果たしています。怖いと感じるかもしれませんが、ダークウェブが占めるのはインターネット全体のわずか5%ほどにすぎません(Spiceworks, 2025年)1。

では、ダークウェブに入るにはどうすればよいのでしょうか?ダークウェブへのアクセス方法として最も信頼されているのはTorブラウザですが、このブラウザも無敵というわけではありません。実際、Torネットワークは2022年に7ヶ月間にわたって続いたDDOS攻撃など、深刻な問題に直面してきました(Securityaffairs)2。この記事では、ダークウェブに安全に入る方法が理解できるように、Torを安全にダウンロードする方法やTailsから起動する方法、そして信頼できるログなしVPNを使用する方法などを解説します。この記事を参考にすれば、データを安全に保ちながら、安心してダークウェブを探索する方法がわかるでしょう。

ご注意ください。私たちは、ダークウェブを違法行為に利用することを容認も推奨もしていません。多くの国ではダークウェブにアクセスすること自体は違法ではありませんが、ダークウェブにある多くのサービスやマーケットプレイスは法律の枠外で運営されています。ここで紹介したツールを使用する際に、すべての法律を遵守する責任はご自身にあります。TorブラウザやTails、VPNなどのツールは、オンラインセキュリティと匿名性の向上に役立ちますが、完全にリスクのない方法はありません。これらのツールは、すべて自己責任で利用してください。

ダークウェブで自分の身を守るには?

  1. Torブラウザをダウンロードする:
    この専用ブラウザを使えば、通常のブラウザではアクセスできないダークウェブサイトにアクセスできます。安全のため、必ずTorの公式サイトからダウンロードしてください。
  2. 接続を設定する:
    Torを使用する前にVPNサーバーに接続してトラフィックを暗号化します。次に、ご自身のセキュリティ上の好みに合わせてTorを設定し、接続ボタンをクリックして、Torがノードネットワークにつながるのを待ちます。
  3. ダークウェブにアクセスする:
    アクセスしたいサイトのonionアドレスを入力するか、ダークウェブ用の検索エンジンを使ってダークウェブ上のさまざまな公式サイトを検索しましょう。

ダークウェブとは?

ダークウェブは、サーフェスウェブとディープウェブに次ぐ、インターネットの3番目の層です。ここでは、各層で何が見つかるのかを概説します。

サーフェスウェブ

サーフェスウェブ(表層ウェブ、可視ウェブ、クリアウェブなどとも呼ばれます)は、ChromeやFirefox、Safariなどの一般的なブラウザを使っていつでもアクセスできる部分のことを言います。たとえばGoogle検索で表示されるページは、サーフェスウェブに含まれます。ただし、アクセスできる情報は各ウェブサイトの管理者が閲覧を許可している情報に限定されます。バックエンドファイルやアカウントページ、アーカイブなどにはアクセスできません。

例として、eBayのようなオンラインストアで考えてみましょう。サーフェスウェブ上では商品は自由に閲覧できます。しかし、個人のアカウント情報を確認したり、商品を購入したりするには、ログインしなければなりません。ログインすると、サーフェスウェブから抜け出し、ディープウェブへと進みます。広大に感じるサーフェスウェブですが、実際はインターネット全体のほんの一部に過ぎず、その割合は10%にも満たないと推定されています。

ディープウェブ

ディープウェブは非公開となっている層であり、多くの場合パスワードで保護されています。ディープウェブのページは検索エンジンにインデックス登録されないため、通常の検索ではアクセスできません。アクセスできるのは、特定のリンクやログイン情報を持つ人だけです。

メールの受信トレイやオンライン銀行口座、医療記録、学術データベース、企業のプライベートポータルなどを思い浮かべてみましょう。これらはすべてディープウェブの例です。どれもアクセスする際には、ログインやパスワード、そして場合によってはサブスクリプションが必要になります。これらは意図的に非公開にされています。そして驚くべきことに、この隠された層がインターネット上の全コンテンツの少なくとも90%を占めていると推定されているのです(Google.org, 2025年)。

ダークウェブ

ダークウェブは前述のとおりインターネットの3番目の層で、最も見つけにくい層です。ダークウェブは、「.com」や「.net」などのトップレベルドメインではなく、「.onion」ドメインを使用するウェブサイトで構成されています。こうした 「.onion」サイトには、ChromeやFirefoxなどの通常のブラウザではアクセスできません。

サーフェスウェブとディープウェブは通常のブラウザでアクセスできる一方で、ダークウェブには特別なソフトウェアが必要なのです。ダークウェブで最もよく使われているブラウザはTor(The Onion Router)です。しかし、FreenetやRiffle、I2Pといったネットワークからでも、ダークウェブにアクセスできます。

ダークウェブでは違法マーケット、ハッキングフォーラムが存在し、その他の怪しげな活動も行われていることから、しばしば否定的なイメージを持たれています。確かにそれも一部ではありますが、それだけがすべてではありません。たとえば、情報源を保護したいジャーナリストや、検閲が厳しい国の活動家、また単にプライバシーを強化したい個人など、正当な理由でダークウェブを利用している人もいます。

2025年にダークウェブへアクセスするには?

ダークウェブにアクセスするためには、オンライン上の匿名性を守るための適切なプライバシー対策とセキュリティツールが必要です。ここでは、合法的かつ安全にダークウェブに入るための方法を手順ごとにご説明します。

安全なウェブブラウザ

ダークウェブにアクセスする最も安全な方法は、ダークウェブ専用に作られたブラウザを使用することです。最も一般的なのはTorブラウザです。Torは、通信を世界中の複数のランダムサーバーを経由して送信し、目的のサイトに届ける仕組みになっています。

このプロセスは「オニオンルーティング」と呼ばれ、どこから接続しているのか追跡することを非常に困難にします。Torを使用すると、通常のウェブサイトだけでなく、「.onion」で終わる特別なダークウェブアドレスにもアクセスが可能になります。こういったアドレスは、ChromeやSafariなどの標準ブラウザでは開くことができません。

注:Torブラウザは個人情報の保護に役立ちますが、完全に匿名化されるわけではありません。Torブラウザを使っても、インターネットプロバイダーは依然としてTorを使用していることを認識できます。また、誤ったリンクをクリックすると詐欺やマルウェアの被害に遭う可能性があります。

Torブラウザの設定方法は以下の通りです。

  1. 公式サイトからダウンロードする: Tor Projectの公式サイトにアクセスし、使用している端末(Windows、macOS、Linux、Android)に対応したバージョンをダウンロードします。
    Screenshots of the Tor Browser download page on the websiteダウンロードしたインストーラーを実行し、指示に従って進めてください
  2. インストールして開く:インストーラーをデフォルト設定のまま実行し、アプリまたはスタートメニューからTorブラウザを起動します。
  3. Torに接続:接続をクリックすると、ネットワークに参加できます。もしネットワーク上でTorへの接続がブロックされている場合は、設定を選び、ブリッジを有効にしてください。
  4. セキュリティレベルを調整する:ブラウザの設定で、必要な保護レベルに応じて、「標準」、「より安全」、「最も安全」から、希望するものを選択します。
    Screenshots of the Tor Browser Change security settings page「より安全」は速度とセキュリティのバランスが良好です
  5. 閲覧中は安全を保つ:プラグインを追加したり、個人アカウントにログインしたり、無作為にファイルをダウンロードしたりしないでください。最新のセキュリティ修正プログラムが適用されるように、自動更新をオンにしておきましょう。
  6. 動作を確認する:Torのスタートページリンクを使用して、接続がTor経由でルーティングされていることを確認してください。
注:BraveブラウザにはTorモードが搭載されているため、Torブラウザをインストールしなくても.onionサイトへのアクセスが可能です。ただし、便利ではあるものの、BraveのTorモードは単体のTorブラウザと同等の匿名性は提供されません。Braveは一部の標準的なウェブサービスに接続するためです。そのため、BraveのTorモードはダークウェブを軽く閲覧したい場合には最適ですが、本格的な利用には適していません。

痕跡を残したくないならTailsがおすすめ

Tailsは、USBスティックから起動できる特別なオペレーティングシステムで、使用しているコンピューターに痕跡を残さないように設計されています。何もインストールする必要はなく、USBからマシンを起動でき、Tailsがメモリ内で実行されます。シャットダウンすると、そのセッションのすべての内容が消去され、USB 上の暗号化された「永続領域」に自分で保存したものだけが残ります。そのためTailsは、プライベートな閲覧や機密性の高い作業に、クリーンで一時的な環境が必要なときに優れた選択肢です。

  1. Tailsをダウンロードして検証する: Tailsの公式サイトからイメージを入手し、署名とチェックサムを検証して、ファイルが改ざんされていないことを確認してください。
    Screenshot of the Tails OS installation page showing options for Windows, macOS, Linux, and TerminalTailsはUSBスティックから起動され、標準で全てのインターネットトラフィックをTor経由にルーティングします
  2. USBを作成する:信頼できるツール(例:Etcher)を使用して、Tailsのイメージを8GB以上の容量のUSBドライブに書き込んでください。これで、どこにでも持ち運べる起動用のUSBが作成されます。ちなみに私の場合は、いつもバッグに入れています。
  3. USBから起動する:コンピューターを再起動し、ブートメニューを開きます(PCでは通常F12/F9/ESCキー、Intel搭載のMacではOptionキーを使用します)。USBドライブを選択してください。もしUSBが表示されない場合は、別のUSBポートを試すか、BIOS/UEFI設定でUSB ブートを有効にしましょう。
  4. 設定を選択してTorに接続する: Tailsのウェルカム画面が表示されたら、言語とキーボードを選択し、Tailsを起動をクリックします。インターネットに接続したら、Torに接続を選択します。Torがブロックされている場合は、設定を開き、ブリッジを使用してください。
  5. Torブラウザで安全に閲覧:ウェブでの操作はすべて、Tailsに搭載されているTorブラウザを使用してください。拡張機能を追加したり、個人アカウントにログインしたりすることは避け、絶対に信頼できる場合を除き、ファイルのダウンロードは行わないでください。
  6. (任意)永続領域を有効にする:セッションをまたいで保存したいものがある場合は、アプリケーション→Tails→永続領域の設定を開き、強力なパスフレーズを設定して、本当に必要なもの(ブックマークやWi-Fiなど)のみを選択します。
  7. 更新してシャットダウンし、痕跡を消去する:Tailsから更新のお知らせがあれば、更新を適用し、完了したらシャットダウンを選択してください。Tailsは設計上セッションの内容を保存しないため、シャットダウンするとパソコンには何も残りません。

Qubes OS上でWhonixを実行する

Qubes OSは、コンピューターを複数の「ボックス」(キューブと呼ばれます)に分割するデスクトップシステムです。各キューブは互いに独立しており、まるで1台のマシンの中に多数の小さなコンピューターがあるかのような仕組みになっています。たとえば、あるウェブサイトがマルウェアを仕掛けるなどの問題が発生しても、そのキューブ内に被害が閉じ込められます。当然のことですが、Qubes OSは高性能なコンピューターでの使用が最も効果的です。私の古いノートパソコンでは対応しきれなかったので、夫のPCを借りてテストしなければなりませんでした。

Whonixは、Qubesと非常に相性の良いプライバシー保護システムです。これはTorネットワークに接続するゲートウェイと、実際にブラウジングやアプリを使用するワークステーションの2つの部分で構成されています。Qubesでは、これらはsys-whonix(ゲートウェイ)とanon-whonix(ワークステーション)として表示されます。

ワークステーションからのすべてのインターネットトラフィックはゲートウェイを経由します。Torに接続されていない場合、ワークステーションはインターネットに接続できません。こうした「フェイルクローズ」設計により、IPやDNSの漏えいを防ぐことができるのです。

利用するには、Qubes OSをダウンロードし、Whonixを有効にするだけです(後から追加することもできます)。sys-whonix(Torに接続するゲートウェイ)とanon-whonix(実際に作業に使用するワークステーション)の2つのキューブが表示されます。anon-whonixの設定で、NetVMをsys-whonixに設定すると、すべてのインターネットトラフィックがTorを経由するようになります。あとは、sys-whonixを起動し、Torが接続するのを待ちます。接続したらanon-whonixを開き、Torブラウザでウェブ閲覧を始めましょう。

VPNを使う

ダークウェブにアクセスする前に、安全性の高いTor VPNを使用して、ISPやダークウェブ上の潜在的な悪意のあるノードからIPアドレスとデータを隠してください。VPNの公式サイトやストアから、お使いの端末に対応した専用アプリをダウンロードできます。インストール方法は通常のアプリと同様です。

Screenshots of the ExpressVPN website home page with its app download options30日間返金保証を使えば、リスクなしで試せます

IP漏えいを防ぐために、Torを開く前にVPNをインストールしてから、サーバーに接続してください。通常、最寄りのサーバーを選ぶと、最も高速で安定した接続速度が得られます。

Screenshots of the ExpressVPN Windows app with an active connection to the Germany - Frankfurt - 3 serverまたは、電源ボタンをクリックするだけで最寄りのサーバーに接続できます

かんたん比較表:ダークウェブに最適なVPN

TorとVPNは、組み合わせによってはうまく動作しないこともあります。一部のプロバイダはTorトラフィックをブロックしたり、良好な速度をうまく維持できなかったりするのです。そのため、難読化技術(VPNトラフィックを隠して検出されないようにする技術)との互換性が実証されており、確実なログなしポリシーを持つVPNを選ぶことが重要です。以下は、ダークウェブの利用に適した主要VPNの比較表です。

監査済みノーログポリシー 難読化 速度 サーバーネットワーク 最安値 返金期間
🥇NordVPN あり 専用サーバーに加えて、Onion over VPN専用カテゴリも提供 近距離・遠距離ともに高速通信を実現するNordLynxプロトコルを使用 8,705台のサーバーを[171か国に配置 $2.99/月 30日間
🥈ExpressVPN あり すべてのサーバーで自動 定期的にテストしているVPNの中でトップクラスの速度を誇り、特にLightwayが最も高速 3,000台のサーバーを[105か国に配置 $3.49/月 30日間*
🥉PIA あり マルチホップ使用時に有効 近距離では高速、遠距離ではやや低速 29,650台のサーバーを[91か国に配置 $2.19/月 30日間

ダークウェブ検索エンジンを使用する

Googleなどの通常の検索エンジンでは、ダークウェブ上のサイトはインデックスされません。ですから、DuckDuckGo(.onion版)、Ahmia、Not Evil、Torchなどの専用検索エンジンを使用してください。ただし、ダークウェブ検索エンジンを使用する際は、不審なリンクをクリックしたり、違法コンテンツにアクセスしたりしないよう注意することが重要です。

Screenshots of the Ahmia search engine home page on the Tor Browser検索エンジンにアクセスしたら、ドメインまたはキーワードを入力します

信頼できる.onionサイトを見つける

ダークウェブを利用する前に、公式のダークウェブサイトを事前に調べておくことをおすすめします。通常のブラウザを使用してオンラインで検索し、評判の良いサイトを探しましょう。セキュリティ専門家たちが推奨している信頼できる.onionリンクに関する情報は、オンラインで数多く提供されています。

以下では、比較的安全かつ有用なダークウェブのサイトをご紹介します。

  • ProPublica:優れた調査報道記事を掲載するサイトです。
  • Hidden Answers:Quoraのダークウェブ版で、匿名でさまざまな質問ができます。
  • Imperial Library:読書好きの方には、このダークウェブサイトがおすすめ。あらゆるジャンルの書籍が数千冊無料で見つかります。
  • Hidden Wiki&TorLinks:ダークウェブのリンク集ですが、リンクが機能しないことがあるため、あまり有用ではありません。
  • SecureDrop:ジャーナリストと共有したい情報がある場合は、このウェブサイトにアクセスしましょう。
  • Dread:これはRedditのようなダークウェブフォーラムで、検閲なしで議論に参加できます。
Screenshots of the ProPublica onion site on the Tor Browserクリックするリンクや提供する情報には気をつけましょう

代替的なダークウェブネットワークを使用する(I2P&Freenet)

I2PはTorよりも高速で、一方向トンネルを使用してトラフィックを暗号化するため、より強力なP2P(ピアツーピア)セキュリティを提供します。つまり、傍受できるのは受信トラフィックか送信トラフィックのどちらか一方のみで、両方が傍受されることはありません。さらに、Torの固定された信頼できるディレクトリサーバーとは異なり、分散型ネットワークデータベースを使用しているため、攻撃に対する耐性が優れています。

ただし、I2PではTorほど多くの公式ダークウェブサイトにアクセスすることはできません。I2Pからアクセスできるのは 「eepsites」と呼ばれる特定のサイトのみです。また、設定が少し複雑で、ダウンロードしてインストールした後、手動でルーターや個々のアプリケーション、ブラウザのプロキシ設定などを構成しなければなりません。

FreenetもTorの代替となる選択肢ですが、より匿名性を重視したP2Pコンテンツ共有の場として使われています。ユーザーは、ダークネットモードと呼ばれるコンテンツ共有用のプライベートグループを作成することもできますし、オープンネットモードを使用して、ランダムにネットワーク上の他のピアと接続することもできます。こちらもI2Pと同様に、分散型ネットワークデータベースを使用することで、サイバー攻撃に対するセキュリティを強化しています。

Freenetにコンテンツをアップロードする際、サーバーは必要ありません。コンテンツは人気が続く限り保持されます。ただし、I2Pと同様に、Freenetでは.onionリンクにはアクセスできず、Freenetにアップロードされたコンテンツのみ閲覧可能です。

Android&iOSでダークウェブへの入り方

スマートフォンでダークウェブにアクセスすると、デスクトップを使用する場合に比べ、セキュリティリスクが高まります。AndroidとiOSのどちらでもダークウェブに入ることはできますが、その機能の制限により安全性が低くなるのです。Androidで最も安全な方法は Google Playで提供されているTorブラウザを使うことです。さらにプライバシーを強化したい場合は、Orbotを使いましょう。これを使うと、他のアプリの通信も含めてシステム全体をTor経由にできます。

iOSではOnionブラウザが推奨されていますが、Appleの制限により、完全なTorの機能を利用することはできません。Torはバッテリーとデータ通信量を大量に消費するため、私のスマートフォンではあまり実用的ではないと感じています。しかし、どうしてもスマホからダークウェブに入る必要がある場合は、スマートフォン用VPNを使用し、JavaScriptを無効にして、機密性の高い操作を避けることをおすすめします。

スマホでセキュリティを確保するためのヒントをいくつかご紹介します。

  • 個人用アカウントが入っていない、別の「クリーンな」スマートフォンを使用する。
  • 公式のアプリを入手する。Torブラウザ(Android)やOnionブラウザ(iOS)は、公式のもののみを使ってください。
  • 可能な限り最高のセキュリティレベルを設定し、可能な限りJavaScriptをオフにする。
  • 個人アカウントにログインしない。また、拡張機能やプラグインをインストールしない。
  • ファイルのダウンロードは避け、他のアプリでリンクを開かないようにする。また、セッション後はデータを削除する。
  • OSとアプリは常に最新の状態に保つ。ルート化や脱獄は行わず、セッション中は位置情報/Wi-Fi/Bluetoothのスキャンをオフにする。

ダークウェブの危険性

ダークウェブには規制がないため、アクセスする際には常にサイバー脅威のリスクにさらされます。しかし、十分な情報があり、身を守る方法を知っていれば、これらのリスクは回避可能です。

以下では、ダークウェブで最も頻繁に遭遇するリスクと、それらのリスクから身を守るための対策をご紹介します。

マルウェア被害に遭う可能性

ダークウェブを閲覧すると、DDoS攻撃やボットネット、その他のマルウェアやウイルスなどのサイバー攻撃のリスクにさらされます。誤ったURLにアクセスしたり、悪意のあるファイルをうっかりダウンロードしてしまったりするだけで、感染性のあるウイルスやマルウェアがインストールされる可能性があるのです。これはデバイスに損害を与えるだけではなく、最悪の場合、個人情報が漏えいすることもあります。

こうした危険を避けるために、ダークウェブを閲覧する際には、明確な目的を持つようにしましょう。事前に信頼できるサイトを調べておき、安全性を確認したリンクをリスト化しておくことをおすすめします。

危険な行為

ダークウェブは、盗難文書や偽造文書の使用から麻薬や武器の取引まで、多くの犯罪行為の温床となっています。さらには、殺し屋の依頼や児童ポルノ、殺人のライブストリーミングまでもがダークウェブ上に含まれているのです。誤ってこれらのページにアクセスした場合、発覚すれば法的な処罰を受ける可能性があります。

このような不適切な状況や違法行為に遭遇するのを避けるために、ダークウェブサイトに入る前には、十分に調査することをおすすめします。また、安全性を高めるために、VPNを使用してダークウェブをプライベートに閲覧すると良いでしょう。

詐欺サイト

ダークウェブ上のハッカーたちは、トロイの木馬やフィッシング、その他の悪意あるウェブサイトやプログラムを使用して、簡単にあなたの個人データにアクセスできます。ときには、ちょっと誤ってクリックしてしまっただけで、コンピュータに保存されているすべての情報が漏えいしてしまうことさえあるのです。さらに悪質なケースでは、サイバー犯罪者がコンピュータのカメラやマイクを起動し、何も知らない被害者からライブストリーミングを盗み取ることも知られています。

ダークウェブ上のURLの多くは判読しづらい名前になっているため、こうした罠に引っかかることは珍しくありません。そうなると、個人的なファイルや金融情報、キーストローク(入力履歴)、その他の個人情報が危険にさらされます。ソーシャルエンジニアリングの手口もよく見られます。これは、悪意のある人物がログイン情報や金融情報などの機密情報を自発的に提供させようとしてくるものです。

監視

ダークウェブで活動する犯罪組織を阻止するため、当局は犯罪につながる行為を追跡するための偽ウェブサイトを設置しています。そうすることで、当局はサイトを訪問した人物の情報を入手します。これには、誤ってアクセスしてしまった場合も含まれます。また、一部の国や地域では、違法行為に関与していなくても、Torのようなブラウザを使用するだけで、当局の監視対象になる可能性もあります。

Torはオープンソースのプロジェクトで、匿名性を高めるための仕組みですが、ウェブ上での利用状況はIPアドレスまで遡って追跡可能です。当局に閲覧状況を警戒されるのを防ぐ最善策は、違法性のあるサイトに一切近づかないことです。これも、事前に調査を行い、信頼できるサイトに限ってアクセスすべき理由のひとつです。

ダークウェブを安全に利用するためのヒント

ダークウェブを閲覧する際の安全性を高めるには、いくつかの保護対策を講じることが重要です。以下では、おすすめの予防策について解説します。

  • ウイルス対策ソフトウェアを使用する:信頼できるウイルス対策プログラムをインストールし、常に最新の状態に保ちましょう。常に新しい脅威が出現するため、古いバージョンではそれらを見逃してしまいます。
  • 別のメールアドレスを使用する:ダークウェブ専用のメールアドレスを作成してください。実名や電話番号とは関連性のないアドレスにしましょう。私がダークウェブを利用する際には、通常、評判の高い暗号化メールサービスであるProton Mailを使用しています。GoogleやYahooなどでは、信頼性に疑問があります。
  • 個人情報を非公開にする:実名や写真、電話番号などの個人情報を共有しないでください。個人を特定できる情報は投稿しないようにしましょう。
  • ビットコインを使用する:クレジットカードを使用するのは避けましょう。支払いが必要な場合は、プライバシー保護のためにビットコインの使用を検討してください。ただし、前払いを求めるサービスには注意が必要です。
  • 買い物をする際は信頼できる公式のダークウェブサイトに限る:正確な .onion アドレスを必ず確認し、事前にサイトや販売者の情報を調査しておきましょう。さらに、最新のレビューを読み、あまりにもお得すぎる取引は避けるようにしてください。また、詐欺対策として、エスクローの利用を検討すると安心です。
  • アドオンは使わない:Torブラウザに拡張機能やプラグインをインストールしないでください。攻撃者がFlashやRealPlayer、QuickTimeなどのプラグインを悪用して、本来隠れているはずのIPアドレスを明らかにした事例もあります。また、拡張機能はウェブサイトがユーザーを特定するのをより容易にします。
  • カメラとマイクを覆う:ウェブカメラはカバーや小さな不透明テープで覆い、マイクも使用していないときはミュートか無効にしておきましょう。これにより、誰かが無断であなたを録画することが困難になります。
  • ダウンロードしたものはオフラインで開く:ダークウェブからファイルをダウンロードした場合は、開く前にインターネットを無効にしてください。インターネットに接続した状態で開くと、本当のIPアドレスが漏えいする可能性があります。
  • Torのウィンドウサイズを変更しない:ウィンドウのサイズを変更すると、他のユーザーとブラウザの見た目が違ってしまい、サイトがユーザーを識別しやすくなります。設定でサイズ変更を無効にしたまま使いましょう。
  • Torブリッジを使用する:ネットワークまたは国によってTorがブロックされている場合は、Tor設定でブリッジを有効にしてください。Snowflakeまたはobfs4を試してみましょう。
  • マルチシグ対応の暗号通貨ウォレットを使う:支払いが個人情報につながらないようにしましょう。オンチェーンでのプライバシーを強化するには、Monero を使うか、資金を動かすのに複数のキーが必要なElectrumなどのマルチシグウォレットを選ぶと安心です。この用途のために、新しいウォレットを用意しておきましょう。
  • 仮想マシン(VM)をセットアップする:ダークウェブでの作業は仮想マシン上のみで行えば、本体のシステムを隔離できます。もし仮想マシンが感染しても、被害を仮想マシン内に封じ込めやすいです。仮想マシンとメインコンピュータ間でクリップボードやフォルダを共有しないようにしてください。また、スナップショットを作成して、各セッション後に元の状態へ戻せるようにしておきましょう。

ダークウェブは違法なのか?

ダークウェブ自体は違法ではありません。これは、Torブラウザなどの特別なツールを使ってアクセスできる、インターネットの隠れた領域にすぎません。プライバシー保護や研究、厳しい検閲のある地域でニュースを読むなど、ダークウェブはさまざまな目的で利用されています。.onionサイトにアクセスするだけでは、ほとんどの国では犯罪とはみなされません。

違法となることがあるのは、ダークウェブ上で行われる行為です。たとえば、麻薬や武器、盗難データ、マルウェア、ハッキングサービスの売買などは犯罪にあたります。虐待的または搾取的なコンテンツの共有や所持も、非常に深刻な犯罪とされます。つまり、通常のインターネットに適用される法律が、ダークウェブにも適用されるのです。警察はダークウェブ上で発生する犯罪も捜査し、起訴します。たとえば2025年6月には、ユーロポールと米国の捜査当局が協力し、Torで最も長く運営されていた麻薬市場のひとつであるArchetyp Marketを閉鎖しました。(Europol 2025)4

法執行機関は、特に深刻な犯罪、とりわけ児童搾取に対しても厳しく取り締まります。よく知られている事例としては、Playpen事件が挙げられます。この事件では、サイト作成者が30年の懲役刑を言い渡され、捜査当局は数百人のユーザーを特定しました。(FBIプレスリリース、2017年)5サーフェスウェブであろうと、ダークウェブであろうと、虐待や搾取に関わるあらゆる行為は重大犯罪として扱われます。

つまり、注意を怠ると、ダークウェブを閲覧するだけでも危険が伴うということです。たとえば、ファイルをダウンロードすると、コンピュータがマルウェアに感染する可能性があります。違法なサービスや製品に支払いを行うと、詐欺の被害に遭ったり、法執行機関の注意を引いたりする恐れもあります。不審なフォーラムに参加すれば、犯罪者とつながったり、捜査当局の監視対象になったりする可能性があります。

また、中国やアラブ首長国連邦、パキスタンなど一部の国では、ダークウェブにアクセスするだけで犯罪とみなされることも覚えておきましょう。ロシアやインドも、ダークウェブ上のトラフィックを厳重に監視しています。

閉鎖された主要なダークウェブマーケットプレイス

  • シルクロード:このサイトはダークウェブのAmazonのような存在でした。当初は正当な目的のために運営されていたものの、最終的には麻薬、武器、偽造書類などの違法商品の売買が中心となってしまいました。サイトの運営者は、自身のメールアドレスを使ってサーフェスウェブでサイトを宣伝していたため、逮捕されました。
  • AlphaBay:このサイトはシルクロード閉鎖後に、その後を継ぐような形で運営されていたサイトです。麻薬や武器、その他の違法商品の売買を行っていました。運営者は、脆弱なパスワード、自身のメールアドレス、暗号化されていない情報などを使用していたため、逮捕されることとなりました。
  • アシュレイ・マディソン:これは大きな話題となったケースです。アシュレイ・マディソン自体は不倫向けのマッチングサイトでした。しかしハッカーがこのサイトの利用者の情報を漏えいし、多くの利用者の人生を破滅させたのです。なお、犯人は今も特定されていません。
  • DarkMarket:2021年に摘発されたDarkMarketは、盗まれたデータや薬物、偽造通貨³を売買する約50万人のユーザーを抱える最大規模の違法なマーケットプレイスのひとつでした。ユーロポールをはじめとする国際機関が連携して閉鎖に追い込みました。

こうした事例から、ダークウェブにマイナスイメージを持つかもしれませんが、ダークウェブを通じて合法かつ有益な活動が数多く行われていることも注目すべき点です。ダークウェブを利用する際は、ご自身の安全のためにも、事前によく調べた信頼できるサイトだけを使い、適切な対策を講じることを強くおすすめします

ダークウェブでできること

ダークウェブには多くの有益なアクティビティやリソースがあります。しかし、匿名性を維持することが不可欠です。Torを予防策なしに使用すれば、ハッカーやトラッカー、マルウェアなどのサイバー脅威にさらされる可能性があります。しかし、安全対策を徹底したうえでダークウェブへアクセスすれば、次のようなメリットを享受できます。

  • 言論の自由:ダークウェブは、厳しい検閲下にある国に住む人々に、身元を明かす心配なく自由にやり取りできる手段を提供しています。
  • 犯罪者や不正行為者の摘発:ジャーナリストや内部告発者は、オンラインで匿名の情報を共有したり受け取ったり、物議を醸す状況を調査したりするための安全な場所として、ダークウェブを利用しています。
  • 商品を安く購入する:電子機器やセキュリティソフトウェアなど、一部の商品はダークウェブの方が安く購入できることがあります。ただし、ダークウェブでの購入はリスクを伴うため、暗号通貨を使用し、信頼できる販売元から購入しましょう。
  • 調査・研究用の資料:ダークウェブでは、電子書籍や研究論文などの無料リソースが見つかることがあります。
  • 匿名での交流:ダークウェブには、身元を明かさずにアドバイスを得られるオンラインコミュニティやサポートウェブサイトがあります。
  • 医療に関するアドバイスを得る:何らかの症状があったり、健康上の不安があったりする場合は、ダークウェブで専門知識を提供してくれる医師がいます。これは、健康上の不安についてプライバシーを保ちたい人や、クリニックに行くお金がない人にとって特に有用です。

ダークウェブのウェブサイトを検証する安全なマーケットプレイスやディレクトリはあるのか?

ダークウェブに初めてアクセスする際、最も難しいことのひとつは、どのサイトが安全なのかわからないということです。多くのリンクが詐欺やマルウェア、違法コンテンツにつながる可能性があるため、信頼できるディレクトリやマーケットプレイスは、危険な罠を避ける上で重要な役割を果たします。

もちろん、100%リスクのないディレクトリはありません。しかし、検証済みのリンクを厳選し、より安全に閲覧できるように配慮しているプラットフォームもあります。代表的な例は次のとおりです。

  • The Hidden Wiki:ダークウェブで最も有名なディレクトリのひとつで、onionリンクのカテゴリ別リストを提供しています。ただし、危険なサイトにつながるリンクも一部含まれているため、利用時は注意が必要です。
  • Darknetlive:頻繁に更新されるリソースで、ニュースや検証済みのマーケットリンク、詐欺、運営側が急に閉鎖して利用者の資金を持ち逃げする手口などに関する情報を提供しています。私自身にとっても必須のサイトで、何度も助けられました。
  • OnionLinks:コミュニティによって管理されている、よりクリーンなonionサイトのリストです。リンク切れや悪質なリンクの排除に努めています。
  • Dark.Fail:主要なダークウェブマーケットの稼働状況や信頼性を追跡するディレクトリです。詐欺や偽ミラーサイトを明確に示しています。
  • コミュニティフォーラム(Dreadなど):しばしば、「ダークウェブ版のReddit」と言われており、ユーザーがマーケットやサービスに関するレビュー、警告、最新情報を共有しています。

ダークウェブを安全に利用するためのよくある質問

なぜダークウェブができたのですか?

ダークウェブは、インターネットトラフィックのプライバシーを確​​保し、追跡を困難にすることを目的とした研究から生まれました。1990年代、科学者たち(米国海軍研究所の研究者を含む)が「オニオンルーティング」を開発し、これが後にTorネットワークとなったのです。その目的はシンプルです。機密性の高い通信を保護し、ユーザーの位置情報を隠し、常に追跡や検閲を受けることなく情報にアクセスしたり、公開したりできるようにすることでした。

時が経つにつれて、この技術は一般にも公開されるようになりました。ジャーナリストや活動家、検閲の厳しい国に住む人々は、ダークウェブを使ってニュースや情報を安全に共有しています。また、サイトの所有者はサーバーの実際のアドレスを明かさない「隠しサービス」を運営することもできます。犯罪者がダークウェブを悪用することはありますが、元々の目的は犯罪を助長することではなく、プライバシーを保護することだったのです。

スマートフォンやiPad、Chromebookからダークウェブ上のウェブサイトにアクセスできますか?

はい。ただし、Chrome OSは標準では対応していません。Torプロジェクトは、AndroidではTorブラウザもしくはOrbot、iOSではOnionブラウザとOrbotを推奨しています。なお、Android版アプリはChrome OSで動作する可能性がありますが、監査は行われておらず、すべての機能が正常に動作するとは限りません。

さらに、ダークウェブは常に進化しているため、検索エンジンが追いつけず、古い検索結果や重複した検索結果が表示されることもよくあります。

Tor over VPN と VPN over Tor の違いは何ですか?

両者の違いは、インターネットトラフィックが流れる順序です。Tor over VPNは、トラフィックがTorネットワークに入る前にVPNサーバーに送られますが、VPN over Torは、トラフィックをまずTorネットワークに通してからVPNに送ります。どちらもVPNを全く使用しない場合よりは安全ですが、ログを保持しないVPNと併用する方がより安全です。この方法なら、他者にTorを使用していることは知られず、VPNを使用していることだけが分かります。

ただし、VPN over Torの使用は、Torブラウザ自体も推奨していないことを覚えておきましょう。VPN over Torの場合、トラフィックはまずTorネットワークを経由し、その後VPNを通貨します。インターネットサービスプロバイダからあなたのIPアドレスは見えませんが、Torを使用していることは知られてしまいます。

Torは完全に匿名ですか?

いいえ。TorはIPアドレスとトラフィックを隠してくれますが、依然として脆弱性は存在します。悪意のある出口ノードにトラフィックを監視される可能性がありますし、ブラウザーフィンガープリントによって追跡されることもあります。政府も、ユーザーの活動を把握できなくても、Torの使用状況を監視することがよくあります。ですから、たとえ正当な目的でダークウェブにアクセスする場合でも、安全対策を講じることをおすすめします。

ISPは、私がダークウェブを使っているかどうか確認できますか?

はい。ISPはあなたがダークウェブにアクセスしたことは確認できます。ですが、そこで何をしているかまでわかりません。Torトラフィックには独自のフィンガープリントがあり、ISPや政府はその使用状況を検出できます。ISPや政府はあなたの閲覧内容までは確認できませんが、国によってはTorユーザーを監視したり、マークしたりしています。ですから、Torに接続する前にVPN(Tor over VPN)を使用するか、難読化されたブリッジを使用してください。難読化されたブリッジは、Torトラフィックを通常のウェブトラフィックのように見せかけます。

ダークウェブから自分の情報を削除できますか?

ダークウェブから自分の情報を完全に削除することはできません。一度ダークウェブに情報が掲載されると、削除はほぼ不可能です。データは複数のサイトにコピーされ、共有されたり転載されたりすることが多く、完全にデータを削除するためのひとつの場所は存在しないのです。

ですが、被害を最小限に抑え、情報漏えいを防ぎ、今後身を守ることは可能です。影響を受けるすべてのパスワードを変更し、クレジット情報やダークウェブの監視を設定しましょう。金融情報が漏えいした可能性がある場合は、銀行に連絡してください。また、大手の信用情報機関に信用凍結や不正利用の警告を出しておくことも検討してください。さらに、実際に個人情報の悪用が疑われる場合は、警察や関連機関に届け出ましょう。

参考元

  1. https://www.spiceworks.com/it-security/security-general/articles/dark-web-vs-deep-web/
  2. https://securityaffairs.com/142215/hacking/tor-network-under-ddos-attacks.html
  3. https://support.google.com/websearch/answer/15087328
  4. https://www.europol.europa.eu/media-press/newsroom/news/288-dark-web-vendors-arrested-in-major-marketplace-seizure
  5. https://www.fbi.gov/news/stories/playpen-creator-sentenced-to-30-years
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この記事の執筆者

ドリスはvpnMentorでIT系ライター兼サイバーセキュリティ研究者を務めました。ネットの自由は人権であることを皆様に伝え、データを保護する実用的な方法を発信しています。

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