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トレントソフトのおすすめ10選│安全、高速、無料!2024年

トレントソフト(Torrentクライアント)によって、機能や特徴、安全性は差があります。そのため、「どのTorrentクライアントを選べば良いのか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、安全かつ高速で、確かな10の無料Torrentクライアントを厳選しました。インターフェースの使いやすさで選ぶも良し、カスタマイズ性の高さで選ぶも良し。あなたに合ったトレントソフトが見つかるはずです。

ただし、トレントソフトを使ってもIPアドレスは隠されず、Torrentを利用するとサイバー犯罪者にデータを見られる恐れがあります。著作権で保護されているコンテンツを誤ってダウンロードしてしまった場合、トラブルに巻き込まれることも。そのため、Torrentファイルをダウンロードする際は、セキュリティツールを活用して身を守ることをおすすめします

プロ厳選!2024年におすすめのトレントソフト

  1. uTorrent:一番おすすめのトレントソフト。メモリへの負担が軽く、低スペックのデバイスでも快適にファイルをダウンロード・アップロードできます。
  2. BitTorrent:ドラッグ&ドロップで簡単にTorrentをダウンロードできます。
  3. Deluge:カスタマイズできる設定が多いため、上級ユーザーにピッタリのTorrentクライアント。
  4. qBittorrent:ソースコードが公開されており、トレントソフトの構造を見られます。
  5. Vuze:検索エンジンが内蔵されたトレントソフト。コンテンツを見つけやすいのが便利です。

おすすめのTorrentクライアントをほかにも5個紹介!

【注意】大半の国では、Torrent自体は違法ではありませんが、著作権で保護されているファイルをダウンロードするのは違法です。違法なTorrentアクティビティは絶対に行わないでください。また、お住まいの国の著作権法を必ず守りましょう。

【アドバイス】トレントソフトとVPNを併用しましょう

ファイルをダウンロードする際、トレントソフトを使っても匿名性を守ることはできません。IPアドレスが公開され、データがネットの脅威にさらされます。また、著作権で保護されているコンテンツをうっかりダウンロードした場合、罰せられる可能性があります。

Torrentクライアントを利用する際は、VPNを併用すると安全を確保できます。VPNはデータを暗号化し、IPアドレスを隠すため、Torrent利用時に第三者に個人情報を見られたり、ダウンロード状況を追跡されたりするのを防げます。また、VPNアプリを使うと、インターネットサービスプロバイダ(ISP)からトレントアクティビティを隠せます。「速度を制限されて、ダウンロードがなかなか進まない」というトラブルを避けるためにも有用です。

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【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。

今すぐ使えるおすすめのトレントソフト

1. uTorrent:軽量なクライアントで、Torrent利用時の速度低下を防げる

A screenshot showing uTorrent supports several keyboard shortcutsマルウェアブロッカーなどの追加機能を利用したい場合、Pro版にアップグレードする必要があります
  • 開設:2005年
  • 対応OS:Windows、macOS、Android、Linux
  • 価格:無料または$19.95/年(Proプラン)
  • メリット:アプリが軽量で、カスタマイズ可能な機能が多く、インターフェースがシンプル
  • デメリット:広告とバンドルソフトあり

μTorrent(マイクロトレント)は知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。1位に選ばれたのは、デバイスへの負担が軽いから。デバイスの動作にほとんど影響を与えないため、低スペックのパソコンやスマホでも快適に使えます。MacBookで試したところ、30秒以下で設定が完了し、すぐにTorrentをダウンロードし始めることができました。

アプリのインターフェースはシンプルで整理されているので、初心者におすすめです。一番気に入ったのは、幅広い設定をカスタマイズできること。優先的にダウンロードしたいファイルを指定できるほか、帯域幅制限の設定、シードの検証、トレントソフトの遠隔管理も可能です。内蔵の検索エンジンでTorrentを探すこともできます。さらに、サードパーティ製プラグインもインストールでき、メディアプレーヤーが内蔵されているので、動画をダウンロードしながら再生できました。

Mac Catalina以降のデバイスではuTorrentの標準クライアントは使えないため、uTorrent Webをダウンロードする必要があります。ダウンロードはuTorrentの公式サイトから行ってください。安全な正規ソフトを入手できます。

残念ながら、uTorrentの従来版と最新版はどちらも広告があり、インストールする際はバンドルソフトに注意しましょう。ですが、インストール時にほかのソフトは除外できます。トレントソフトをインストールする際、ほかのアプリがインストールされないように、チェックボックスがデフォルトでチェックされていたらチェックを外しましょう。

uTorrentにアクセスする

2. BitTorrent:ドラッグ&ドロップで簡単にTorrentを始められる

A screenshot showing BitTorrent's web version comes with a built-in drag-and-drop feature.検索バーが搭載されているので、P2PサイトにアクセスしなくてもTorrentを探せます
  • 開設:2001年
  • 対応OS:Windows、macOS、iOS、Android、Linux、ウェブ版
  • 価格:無料または$19.95/年(Proプラン)
  • メリット:ファイルサイズが小さく、カスタマイズ可能な機能が豊富。設定しやすい
  • デメリット:広告とバンドルソフトあり

BitTorrentは70言語以上に対応している一流のトレントソフトで、インターフェースを自由自在にカスタマイズできます。特に、ドラッグ&ドロップで非常に簡単にTorrentをダウンロードできるのが気に入りました。また、CPU使用率は常に20%以下で、デバイスの動作は遅くなりません。BitTorrentはuTorrentとそっくりです。どちらもRainberry Inc.という企業が所有しているからでしょう。

機能も感心するほど充実しています。特に注目したいのは、帯域幅ブースターで上り速度と下り速度を制限できること。ほかにも、Torrentのスケジュール設定、マグネットリンクの使用、Torrentのキューの設定、ペアリングされたデバイスの遠隔管理などが可能です。

上級ユーザー向けですが、IPフィルタリングでセキュリティを強化することもできます。自分のネットワークを通過して良いIPアドレスを指定すると、Torrent利用時の安全性が向上します。

uTorrentと同様、無料版は広告があり、バンドルソフトにも注意が必要です。しかし、バンドルソフトは拒否できますし、Proプランにアップグレードしたり広告ブロッカーを使ったりすれば、広告を消せます。

BitTorrentにアクセスする

3. Deluge:幅広いプラグインでカスタマイズできるトレントソフト

A screenshot showing Deluge offers an impressive selection of plug-ins一部のプラグインは、ほかのコンポーネントがシステムにインストールされていなければ使えません
  • 開設:2006年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux、Chrome、Firefox
  • 価格:無料
  • メリット:幅広いプラグインに対応、オープンソース、広告やバンドルソフトなし
  • デメリット:使い方を習得するのに時間がかかる

Delugeはサードパーティ製プラグインが多く、利用体験を柔軟にパーソナライズできます。検証でNetWatcherプラグインを導入したところ、ネットワークに接続可能なIPアドレスを1個に設定したり、IPアドレスをホワイトリストに登録したりするなど、制限を適用できました。帯域幅を調節したり、アルファベット順にダウンロードしたりする機能を追加すると、スピードアップやセキュリティ強化が期待できます。ほかにも、暗号化、トレントの統計情報、プロキシ設定、近くのピアを探してダウンロードを高速化するなどの機能もあります。

このTorrentクライアントはオープンソースで、軽量で使いやすい設計です。単体アプリとして使うか、クライアントサーバーを通して使うことが可能なので、バックグラウンドで動作させることも、遠隔からコントロールすることもできます。CPU使用率がかなり低いため、古いデバイスでも快適に使えます。トレントファイルを追加したところ、すぐにダウンロードが始まりました。

広告やバンドルソフトはありません。暗号化機能が内蔵されており、セキュリティもある程度確保できます。ただし、暗号化機能を使っても、ネットの脅威から身を守るためには不十分です。DelugeでTorrentをダウンロードする際は、信頼できるVPNを併用してプライバシーを強化しましょう。

Delugeにアクセスする

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4. qBittorrent:オープンソースで広告のないトレントソフト

A screenshot showing qBittorent is open-source in nature現在、qBittorrentは70言語以上で利用できます    
  • 開設:2006年
  • 対応OS:Windows、Linux、macOS、OS/2、FreeBSD
  • 価格:無料
  • メリット:オープンソースのトレントソフトで、広告やバンドルソフトなし。インターフェースを操作しやすい
  • デメリット:iOS・Androidデバイスでは使えない

qBittorentは広告とマルウェアのない、オープンソースクライアントです。ソースコードをだれでも検証できるため、マルウェアやトラッカーなどが埋め込まれていないか心配しなくて済みます。インターフェースは見やすく、リソースへの負担が軽いので、大半のユーザーは満足すると思います。アップデートも頻繁に行われており、バグや不具合が修正されています。

機能をカスタマイズできるのは便利です。RSSフィードや拡張機能に対応しており、ダウンロード順序の指定、トレントの作成、メディアの再生、IPフィルタリング、帯域幅のスケジュール設定、SOCKS5接続、UIのロックなども可能です。これらの機能はダウンロード速度を改善したり、Torrentを管理したりするのに役立ちます。検索エンジンが搭載されているのも良いでしょう。外部の検索エンジンと連携することもできるので、アプリ内でTorrentを探せます。

しかし、これらの機能を使っても、アクティビティはほかのユーザーに公開されてしまいます。そのため、qBittorrentを使用する際は一流VPNでプライバシーを保護しましょう。qBittorrentの通信は必ずVPNを経由させるように設定するのがおすすめです。残念ながら、qBittorrentはiOSとAndroidデバイスに対応していません。しかし、Windows、Linux、Macではカスタマイズ可能なアプリが使えるので、大した欠点ではないでしょう。

qBittorrentにアクセスする

5. Vuze:検索エンジンが内蔵されており、P2Pサイトにアクセスする手間を省ける

A screenshot showing Vuze comes with a built-in search engineVuze Plusにアップグレードすると、動画の再生とTorrentのダウンロードを同時に行えます
  • 開設:2017年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux
  • 価格:無料または$3.99/年(Vuze Plus)
  • メリット:インターフェースがすっきりしていて、パワフルな検索エンジンを搭載。設定をカスタマイズできる
  • デメリット:広告が多く、デバイスへの負担が重い

Vuze(旧Azureus)の強みは、パワフルな検索エンジンが備わっていること。欲しいTorrentファイルが簡単に見つかります。試しにタグとタイトルを入力したところ、Torrentファイルが数秒で見つかりました。また、ユーザースキルレベルを中級(Intermediate)から上級(Advanced)に変更すると、機能性がさらにアップします。

プラグインをインストールしてパフォーマンスを向上することも可能です。帯域幅のスケジュール設定、IPフィルタリング、メディアの再生、マグネットリンクの使用、モバイルでのTorrentの管理などができるようになります。トレントソフトの標準機能のほかにも、Vuzeはチャット機能、掲示板、Wikiが内蔵されています。

残念ながら、広告とバンドルソフトがあり、デバイスへの負担が大きいのが欠点です。古いパソコンで使うと動作がかなり遅くなってしまうため、避けたほうが良いでしょう。パワフルなトレントソフトが欲しいパワーユーザーは検討する価値があります。Vuze Plusにアップグレードすると、追加機能をアンロックでき、広告が消えます。

Vuzeにアクセスする

6. Transmission:インターフェースは無駄がなく、好きなトレントがすぐに見つかる

A screenshot showing Transmission has a simple and uncluttered user interface広告が一切ないのもポイントです
  • 開設:2005年
  • 対応OS:Windows、macOS、Linux
  • 価格:無料
  • メリット:Macに最適化されている。使いやすく、インターフェースがきれい
  • デメリット:検索エンジンが搭載されていない

Transmissionはシンプルさと機能性を兼ね備えたTorrentクライアントです。高度な機能が1か所にまとまっているので、インターフェースがすっきりしています。リソース使用率も低く、画面上で邪魔にならず、バックグラウンドでスムーズに動作します。PCに1分以下でダウンロードでき、サポート記事などを読まなくても簡単にカスタマイズできました。UbuntuのデフォルトBitTorrentクライアントに選ばれているのも納得できます。

このTorrentクライアントでは、フォルダやRSSフィードから自動的にファイルをダウンロードできるため、手動操作の手間を省けます。指定した提供先でコンテンツが利用可能になり次第、簡単に入手できるわけです。バンドルソフトもありませんから、スムーズに使い始めることができます。

このダウンロードマネージャは幅広い機能があり、例として、セキュリティを強化する暗号化と便利なリモート管理機能があります。マグネットリンクやウェブシードに対応しているほか、より多くのピアを探したり、ピアをブロックしたりすることも可能です。全体の通信速度とトレントごとの速度を制限することもできます。検索エンジンが搭載されていないのが唯一のデメリットです。

Transmissionにアクセスする

7. BitComet:高度なシード技術でトレントのダウンロードを高速化

長期的にシードすると、トレントネットワーク内におけるファイルの可用性を保てるというメリットもあります
  • 開設:2003年
  • 対応OS:Windows、macOS、Android
  • 価格:無料
  • メリット:頻繁にアップデートされており、ファイルのプレビューが可能。スマートなディスクキャッシュ
  • デメリット:非常に単純で、インターフェースが使いにくい

BitCometは「長期シード」という技術を用いて、トレントの速度を大幅に改善しています。完全なTorrentファイルを持っているピアをデータの提供元にすることで、ダウンロードを高速化する仕組みです。試したところ、いつも短時間でダウンロードできました。BitCometとVPNを併用すれば、プロバイダによる速度制限も回避できます

ハードドライブの読み書きを最小限に抑えてダウンロードをさらに高速化する「高度なディスクキャッシュ機能」もあります。ダウンロードが速くなるだけでなく、ハードドライブの劣化を軽減するためにも効果的です。

便利な機能はそれだけではありません。BitCometはDHTネットワークとHTTPSに対応しており、マグネットリンクを使用でき、ダウンロード中にファイルをプレビューできます。しかし、単純すぎますし、ほかのクライアントより使いにくいと感じました。デザインも時代遅れな印象です。

BitCometにアクセスする

8. Tixati:広告は一切なし。Torrentを妨げなくダウンロード・アップロードできる

A screenshot showing Tixati offers an ad-free torrenting experience掲示板とチャットが内蔵されており、トラブル解決に重宝しました
  • 開設:2009年
  • 対応OS:Windows、Linux
  • 価格:無料
  • メリット:UIがシンプルで、スパイウェアやアドウェアなし。帯域幅を管理できる
  • デメリット:macOSに非対応

Tixatiは広告が一切ない、多機能なトレントソフト。必要なものがすべてそろっています。Torrentの優先順位付け(ダウンロード順序の指定)、マグネットリンク、IPのフィルタリング、ドラッグ&ドロップ機能、イベントのスケジュール設定などの機能があります。独自のピア選択システムにより、近くのピアを選んでダウンロード速度を改善できます。不要なソフトはインストールされませんから、必要な機能だけゲットできます。

このトレントソフトはオープンソースなので、透明性が高く、ソースコードの構造を調べることが可能です。暗号化された接続を導入していることから、ユーザーのセキュリティを重視していることがうかがえます。公式サイトには多数のサポートガイドが掲載されており、参考になりました。

ほかのトレントソフトと最大の違いは、レイアウトがユニークであること。ほかのソフトはメニューが左揃えになっていることが多いですが、Tixatiは画面上部にあります。好みに応じてインターフェースをカスタマイズできるのも良いですね。残念ながら、macOS版はありません

Tixatiにアクセスする

9. BitLord:Chromecast機能があり、大画面で動画を視聴できる

A screenshot showing BitLord's Play on Chromecast feature動画をストリーミング再生している間、Chromecastとの接続は常に安定していました
  • 開設:2004年
  • 対応OS:Windows、macOS、Android
  • 価格:無料
  • メリット:検索エンジンを搭載。パスワード保護機能があり、ファイルを共有しやすい
  • デメリット:インターフェースが古く、アップデートされていない

BitLordはメディアプレーヤーが内蔵されているだけでなく、ダウンロードした映画やドラマを大画面で視聴することもできます。Chromecast機能を使ったところ、バッファなしで映画を数本鑑賞できました。字幕を自動生成するほか、コンテンツをプレイリストに整理してくれるのも便利です。

Vuzeと同様、BitLordには検索エンジンが搭載されているため、トレントを探すのに役立ちます。ほかにも、パスワードの保護、ダウンロードの整理、速度制限、帯域幅の管理など、さまざまな機能があります。

インストールする際、不要なソフトが含まれることがあるので注意が必要です。また、ダウンロードに時間がかかり、時代遅れなデザインで、定期的にアップデートされていないうえ、使い勝手が悪いと思いました。

BitLordにアクセスする

10. WebTorrent:メディアプレーヤーが内蔵されており、Torrentをダウンロードしながら再生できる

A screenshot showing WebTorrent has a built-in media player動画はすべてバッファなしで再生されました
  • 開設:2013年
  • 対応OS:Windows、Linux、macOS
  • 価格:無料
  • メリット:洗練されたUI。ダウンロード中にメディアを再生できる。オープンソースソフト
  • デメリット:メディアのストリーミングを重視し過ぎており、設定オプションが少ない

WebTorrentの最大の魅力は、便利なストリーミング機能が備わっていること。ファイルをダウンロードしながらメディアを視聴できます。コンテンツの再生はもちろん、音量をコントロールしたり、再生速度を調整したり、字幕を追加したりすることもできます。インターフェースはきれいですし、軽量なのでサクサク動作し、デバイスに負担がかかりません。

広告は表示されませんから、快適に使えます。アプリを開くと、おすすめのTorrentを提案してくれるので、すぐにダウンロードと視聴を開始できます。ファイルをダウンロードするのも簡単です。マグネットURLまたはトレントファイルを貼り付けるだけで、直ちにダウンロードが始まります。

トレント作成ツールも内蔵されており、単一のファイルまたはフォルダのトレントを簡単に生成できるのが便利だと思いました。しかし、Torrentよりストリーミングを重視しているのはデメリットであると言えます。また、設定オプションが少なめなので、パーソナライズすることはできません。

WebTorrentにアクセスする

トレントソフトを使う際に安全を確保する方法

トレントソフトはマルウェアやスパイウェアの温床であることもありますから、使用する際は注意が必要です。一昔前までは、「トレントアプリを使ったせいでマルウェアに感染した」というケースがあったものの、幸い、最近はあまりありません。本記事に掲載されているトレントソフトは安全性が確認されています。

マルウェアやウイルスに感染したトレントファイルをダウンロードする恐れもあります。おすすめのTorrentダウンローダーを使っても、トレントファイルを通したウイルス感染を防ぐことはできませんから、トレントファイルは、有名で信用されているトレントサイトからのみダウンロードするようにしましょう。

Torrentは帯域使用量の多いアクティビティで、大容量ファイルをダウンロードする場合は特にそうです。そのため、通信速度が低下することがあります。インターネット契約で回線利用量が制限されている場合は遅くなりがちです。Torrentアクティビティをプロバイダに検出されると、通信速度が制限されることがありますから、下り・上り速度がさらに落ちてしまいます。

トレントソフトの最大のリスクは、プライバシー侵害です。Torrentを通してファイルをダウンロードまたは共有すると、同じファイルをダウンロードまたは共有しているほかのユーザーはあなたのIPアドレスを見ることができます。結果的に、アクティビティを追跡されたり、個人を特定されたり、現在地を知られたり、サイバー攻撃の標的になったりする恐れがあるのです。

Torrentを安全に利用するには、ExpressVPNなどの高品質VPNを使うのが一番です。IPアドレスが隠されるため、安全を確保できるだけでなく、プロバイダによる速度制限も防げます。ExpressVPNはAniDexやNyaa Torrents、東京図書館などTorrentサイトにも使えます。

トレントソフトを使う際に身を守る方法をほかにもいくつか紹介します。

  • 評判の良いトレントソフトを使う。知名度の高い、定評のあるトレントソフトを信頼できるサイトから入手しましょう。本記事で紹介したトレントソフトは評判が良く、定期的なアップデートで脆弱性が修正されています。
  • 評価を確認する。Torrentをダウンロードする前に、コメントを読み、評価をチェックしましょう。ファイルの質を把握できるほか、ウイルスなどの脅威が含まれていないか分かるはずです。
  • ウイルス対策ソフトを使う。セキュリティソフトを最新版に更新し、有効にしておきましょう。トレントをダウンロードすると、有害なファイルやマルウェアも一緒にダウンロードしてしまうことがありますが、セキュリティソフトがあれば、脅威を検出・削除できます。
  • 著作権で保護されているコンテンツはダウンロードしない。著作権で保護されているコンテンツをダウンロードするのは違法であり、法的に罰せられる可能性があります。コンテンツをダウンロードする前に、共有が許可されており、著作権法で保護されていないことを必ず確認してください。
  • Peerblockを使う。Peerblockなどのソフトは、トレントのダウンロード状況を監視するIPアドレスをブロックできるため、トレントアクティビティの安全を強化できます。しかし、絶対確実ではないので、VPNなども併用してセキュリティ対策を行いましょう。
  • ソフトウェアをアップデートする。トレントソフト、デバイスのOS、ウイルス対策ソフトを最新版に更新しましょう。ソフトウェアアップデートには、脆弱性を修正し、脅威から身を守るためのセキュリティパッチが含まれることが多いのです。

【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。

トレントソフトとは?

トレントソフトとは、BitTorrentプロトコルを使ってファイルをダウンロードするためのソフトウェアアプリケーションのこと。BitTorrentはP2P方式のファイル共有プロトコルで、分散された方法でインターネットを介してファイルを配布および転送できます。

トレントソフトを使ってファイルをダウンロードする場合、1台のサーバーから、あるいは1つのサイトからダウンロードするわけではありません。すでにそのファイルを持っている複数のユーザーからファイルの断片をダウンロードすることになります。ダウンロード元のユーザーのことを「ピア」または「シード」と呼びます。ファイルのシード数が多いほど、ダウンロード速度が速くなります。

トレントソフトは、BitTorrentネットワークと自分を仲介する役割を果たすものです。トレントソフトを使うと、トラッカー(特定のファイルを持っているピアを把握するサーバー)に接続し、ファイルをダウンロード・アップロードできます。トレントソフトはトラッカーとやり取りして、欲しいファイルを持っているピアたちを探し出します。ピアが見つかると、接続を確立してファイルを細かな断片に分けてダウンロードを開始します。ダウンロードが完了したら、クライアントソフトが断片を組み合わせて、1つのファイルにするという流れです。

トレントソフトを使うと大容量ファイルを簡単に共有・ダウンロードできますが、リスクもあります。プライバシーを侵害されたり、マルウェアや著作権で保護されているコンテンツをダウンロードしたりする恐れがあるのです。トレントソフトを使う際に匿名性を確保するには、VPNを使うのが一番です。

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【比較表】おすすめのトレントソフト

本記事で紹介したトレントソフトを表で比較しましょう。ニーズに合ったTorrentアプリを選ぶのに役立てば幸いです。各ソフトの違いをご覧ください。

サイズ 対応機器 カスタマイズ性 プラン
uTorrent 非常に軽い Windows、macOS、Android、Linux 優秀 無料プランとProプラン
BitTorrent とても軽い Windows、macOS、iOS、Android、Linux、ウェブ版 優秀 無料プランとProプラン
Deluge とても軽い Windows、macOS、Linux、Chrome、Firefox 優秀 無料のみ
qBittorrent 軽い Windows、Linux、macOS、OS/2、FreeBSD 良い 無料のみ
Vuze 軽い Windows、macOS、Linux 良い 無料プランとProプラン
Transmission ふつう Windows、macOS、Linux 良い 無料のみ
Tixati 重い Windows、Linux 良い 無料のみ
BitLord 重い Windows、macOS、Android あまり良くない 無料のみ
WebTorrent とても軽い Windows、macOS、Linux あまり良くない 無料のみ

トレントソフトの選び方

Torrentクライアントを選ぶ際は、次のようなポイントを検討しましょう。

  • リソース使用率。軽量でリソース使用率の低いトレントクライアントもあれば、デバイスにかなり負担をかけるものもあります。デバイスの処理能力・メモリが限られている場合、効率の良いクライアントを選ぶと、デバイスの動作があまり遅くならないはずです。
  • インターフェースと使いやすさ。スッキリしたデザインで、インターフェースを直感的に操作できるのが大切です。高度な機能が多いトレントクライアントもあり、初心者は圧倒されてしまうかもしれません。自分のスキルレベルに合ったTorrentクライアントを選びましょう。
  • 追加機能。トレントソフトによって機能は異なります。マグネットリンク、ピア交換、ウェブシーディング、スケジュール設定などに対応しているTorrentクライアントもあるのです。どのような機能が欲しいのか検討してから選ぶと良いでしょう。
  • 迷惑な広告の有無。多くの場合、無料のTorrentクライアントには広告が表示されます。うっとうしい広告もあれば、ほとんど気にならない広告もあります。Torrentソフトの広告について言及しているレビューや口コミを読むと良いでしょう。
  • 安全性。暗号化やキルスイッチなど、優れたセキュリティ機能を備えたトレントソフトを選びましょう。Torrentを利用すると他人にIPアドレスが公開されますから、セキュリティ対策は非常に大切です。
  • 対応機器。幅広いOSで使えるトレントソフトなら、ほかのデバイスでもシームレスにTorrentを管理できます。

トレントソフトと併用するのにおすすめのVPN【2024年更新】

  1. ExpressVPN:P2P対応の高速サーバーがあり、大容量ファイルも遅延なくアップロード・ダウンロードできます。アプリは日本語に対応しており、日本語のヘルプセンターとチャットサポートもあります。30日間返金保証付きなので安心してお試しください
  2. CyberGhost:Torrent専用サーバーが70台以上あり、どこでもスムーズに安定したTorrentが可能。macOS、iOS、Androidアプリは日本語に対応しています。
  3. Private Internet Access:セキュリティ設定をカスタマイズし、Torrentに最適な接続に。アプリは日本語に対応しています。

【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。

おすすめのトレントソフトについてよくある質問

トレントソフトを使うのは合法ですか?安全性は?

はい。トレントソフトの使用は大半の国で合法です。VPNを使い、信用できるサイトからアプリをダウンロードすれば、安全性も問題ありません。違法なのは、トレントソフトを使って著作権で保護されているファイルをダウンロードした場合です。しかし、合法なファイルをダウンロードする場合も、トレントソフト内で個人情報は公開されてしまいます。プレミアムVPNを使うと、トレントアクティビティの匿名性を確保できます。VPNはIPアドレスを隠し、トレントファイルやトレントソフトに潜むトラッカーや脅威から身を守るために有用です。

最速のトレントソフトは?

検証では、uTorrentというトレントソフトが最速でした。しかし、P2Pアプリの速度は、回線速度やTorrent自体の可用性、シーダー数やピア数など、さまざまな要素に左右されます。トレントソフトをいくつか試して、自分にとって最速なのはどれか判断すると良いでしょう

なお、Torrentを高速でダウンロードしたい場合、トレントソフトとVPNを併用することをおすすめします。IPアドレスを隠すことで帯域制御を防ぐため、より高速でTorrentをダウンロードできます。IPアドレスを隠せば、帯域使用量の多いアクティビティをしていることをプロバイダに見られませんから、速度を制限されないのです。

iOSとAndroidにおすすめのトレントソフトは?

iOSとAndroidには、uTorrent、BitTorrent、qBittorrentがおすすめです。いずれも軽量なトレントソフトとして有名で、実用的な機能が備わっています。ただし、iOSデバイスにはトレントソフトをダウンロード・インストールできないため、Torrentクライアントのウェブ版を使うことになります。

VPNを搭載したトレントソフトはありますか?

検証では見つかりませんでしたが、一部のトレントアプリは暗号化機能が備わっているため、プライバシーを強化できます。暗号化を搭載した主なトレントソフトの例としてuTorrent、Vuze、qBittorentがあります。ただし、トレントアプリの暗号強度はVPNほど高くありませんから、データが危険にさらされる可能性があります。

無料VPNはトレントのために使えますか?

無料VPNは信頼できず、Torrentのために使うのは危険です。無料サービスはしっかりしたセキュリティ・プライバシー機能を欠いていることが多いため、ウイルス感染やハッキング、監視、データ漏えいなどのリスクがあります。Torrent利用時に安全を確保するには、高度なセキュリティ機能が備わった返金保証付きのプレミアムVPNのほうが確実です。

また、大半の無料VPNは帯域幅と通信速度が制限されており、サーバーロケーションが少ないため、有料版にアップグレードしなければ全機能を使えません。インストーラにマルウェアが潜んでいることさえありますから、デバイスが故障する原因になりかねません。ユーザーデータを記録し、広告事業者などの第三者に売却する無料VPNもあります。

VPNを使わずにTorrentをダウンロードすることはできますか?

VPNを使わずにTorrentをダウンロードすることもできますが、危険です。監視やハッカーから個人情報を守るため、VPNを使うようにしましょう。VPNを使わなければ、インターネットサービスプロバイダ(ISP)や著作権トロールなどは、あなたが何をダウンロードしているのか簡単に調べることができます。結果的に、ターゲティング広告が表示されたり、帯域幅が制限されたり、最悪の場合、法的に罰せられたりする可能性があります。

トレントソフトの設定は変更すべきですか?

主なトレントソフトは、大半のユーザーに最適なデフォルト設定になっています。しかし、インターネット接続や好みによっては、設定を変えたい場合もあるでしょう。

トレントソフトの設定変更を検討したい理由をいくつか紹介します。

  1. 通信速度。もともと通信が速い場合、トレントソフトの最大上り・下り速度を調整すると、利用可能な帯域幅を最大限活用できます。
  2. 帯域幅の配分。トレントごと、あるいはトレントの特定のファイルに帯域幅を割り当てられるトレントソフトもあります。ネットワーク上のほかのアクティビティにあまり影響を与えずに、特定のファイルのダウンロードを優先できます。
  3. 接続数。最大接続数とトレントごとの接続数を調整すると、ダウンロードの速度と安定性に影響を与える場合があります。これらの設定を工夫して、自分のネットワークに最適なバランスが見つけると良いでしょう。
  4. 暗号化とプロトコル。状況によりますが、暗号化を有効にして、適切なプロトコル(TCPまたuTPなど)を選ぶと、プライバシーとパフォーマンスを改善できる場合があります。

なお、設定を間違えたり、大幅に変更したりすると、ダウンロード速度やネットワークのパフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性がありますので、ご注意ください。設定を少し変更し、どのような変化が見られるかモニタリングしたうえで、必要に応じてさらなる変更を加えることをおすすめします。

シーダーとリーチャーとは?

シーダーとリーチャーは、トレントスウォームに参加しているユーザーのステータスを示す用語です(スウォームとは、特定のファイルを共有しているピア群を指します)。トレントクライアントの役割は、シーダーとリーチャーのやり取りの処理、データの交換、接続の管理をすることです。

シーダーとは、「すでにファイル全体のダウンロードが完了しており、そのファイルを他人と共有しているユーザー」を指します。ファイルのダウンロードが完了し、ほかのユーザーと共有し始めたユーザーをシーダーと呼ぶわけです。シーダーは自分の帯域幅をスウォームに提供するため、ほかのユーザーはより高速でファイルをダウンロードできるようになります。シーダー数が多いTorrentは、高速でダウンロードできる可能性が高いと言えます。

リーチャーは、「ファイルをダウンロードしている途中で、ダウンロードがまだ完了していないユーザー」のことで、ピアと呼ばれることもあります。シーダーやほかのピアからファイルを受け取っている(ダウンロードしている)状態のユーザーです。リーチャーはシーダーからファイルの断片をダウンロードし、ダウンロードが完了すると、シーダーとして他人とファイルを共有し続けます。

BitTorrentはuTorrentより優れていますか?

両方とも同じ企業が所有するトレントソフトであり、機能もほぼ同じですが、uTorrentのほうが下り速度が速いため、人気があります。どちらも主なプラットフォームで使えますが、uTorrentはLinuxにも対応しています。一方、プレミアム機能はBitTorrentのほうが充実しており、広告のない「AD-FREE」やVPN付きの「PRO+VPN」があります。どちらも匿名になったり、マルウェアを防いだりする効果はありませんから、安全にTorrentを利用するには確かなVPNを使うことをおすすめします。

トレントソフトが原因でウイルスに感染することはありますか?

本記事で紹介した正規のトレントソフトを使えば、デバイスがウイルスに感染する可能性は低いでしょう。しかし、トレントソフトを使ってダウンロードしたファイルにマルウェアやウイルスが含まれることもあります。特に、信用できないサイトからダウンロードしたものには注意が必要です。そのため、トレントソフトを使用する際はきちんと対策を講じる必要があります。質の高いウイルス対策ソフトを使い、ファイルは信用できるサイトからのみダウンロードするなど、十分に用心しましょう。

まとめ

人気のトレントアプリを使っても、Torrentの利用には危険が伴います。本記事では、徹底検証を行ったうえで、Torrentの利用体験を向上する、安全なトレントソフトを紹介しました(完全無料で使えます)。使いやすく、幅広い設定をカスタマイズできるので、初心者も上級ユーザーも満足できるはずです。しかし、トレントアクティビティの匿名性を保つには、本記事で紹介したようなプレミアムVPNが必要です。

Torrentを安全にダウンロードするには、ExpressVPNが一番おすすめです。高速で、軍レベルの暗号化でデータを守るため、通信速度が低下することなく、ネット上で安全を確保できます。また、ExpressVPNのアプリは日本語に対応しています。30日間返金保証もありますから、安心してお試しください。満足できなかった場合、簡単に全額を返金してもらえます。

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VPNを使えばこのような情報をアクセス先のサイトから隠して常に情報のプライバシーを守ることができます。一番のオススメはExpressVPNです。350件以上のVPNを検査したなかでナンバーワンのサービスです。 軍事レベルの暗号化とプライバシー機能により、確実にセキュリティ対策できます。また、現在61%オフの割引キャンペーンを実施中です。

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この記事の執筆者

IT系ライター兼翻訳者。VPN、セキュリティソフト、レンタルサーバーなどのレビュー翻訳を主に担当しています。読者の皆様がインターネットを安全・快適に利用できるよう、有益な情報を分かりやすく発信するよう努めています。

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