複数のデバイスで利用できるVPNおすすめ7選│2024年
VPNアカウントを家族やルームメイトと共有できないのは本当にもどかしいものです。すべてのデバイスを守りたくても、「複数のプランに加入するのはイヤ」という方は多いと思います。また、全デバイスをカバーできても、VPNに複数のデバイスを接続すると回線速度が著しく遅くなることもあります。
そこで、調査チームと協力して複数のデバイスを同時接続できるVPNを70社以上検証し、おすすめのVPNを探しました。実際に複数のデバイスを同時接続し、パフォーマンスを調べたのです。家族とアカウントを共有したい場合や多くのデバイスを持っている場合、この記事で紹介するVPNなら複数台のデバイスをまとめて繋いでも通信速度が落ちません。
一番おすすめなのはExpressVPNです。というのも、ExpressVPNはルーター専用アプリを提供している数少ないVPNの1つであり、すべてのWi-Fi対応機器をカバーできるからです。また、さまざまなデバイスやOS用のアプリを提供しているほか、軍レベルのセキュリティと高速なグローバルネットワークを提供しており、安全にコンテンツを視聴するためにも便利です。ExpressVPNは最大8台のデバイスで利用できます(ルーターアプリをインストールすると、全デバイスで使えます)。もしExpressVPNが自分に合わないと感じた場合、30日間返金保証付きなので安心です。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
プロ厳選!複数のデバイスで利用できるおすすめVPN【2024年】
- ExpressVPN - ルーター専用アプリを提供しており、8台のデバイスを同時接続しても最速の通信速度をキープ。
- Private Internet Access - 無制限のデバイスを同時接続でき、91か国にP2P対応サーバーあり。
- CyberGhost - ストリーミング、ゲーム、トレント向けに最適化されたサーバーを7台のデバイスで使える。
- NordVPN – メッシュネットワーク機能で遠隔からデバイスにアクセス可能。サーバー接続が遅いことも。
- Surfshark - 全デバイスで広告・トラッカーブロッカーが使えるものの、プライバシーの観点で懸念あり。
【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
複数のデバイスで利用できるVPN — 完全分析【2024年最新情報】
1. ExpressVPN:ルーターアプリで無制限のデバイスを簡単に保護
2024年11月に有効 リスクなしで30日間体験
注目ポイント | 専用ルーターアプリがありWi-Fiネットワーク上の全デバイスを簡単に保護可能 |
同時接続台数 | 8台を同時接続でき、ルーターに設定すれば無制限 |
ルーター・ファームウェアとの互換性 | Asus、Linksys、Netgear、DD-WRT、D-Link、Netduma、Sabai、Tomato、TP-Link;予め設定されたルーターもあり |
対応サービス | Netflix、Disney+、Hulu、HBO Max、BBC iPlayer、Amazon Prime Video、ESPN、DAZN JP、Abema TV、TVer、GYAO!、U-NEXT など |
日本語のアプリ | 〇 |
日本語のカスタマーサポート | 自動翻訳を通してライブチャットとメールでやり取りできる。ヘルプセンターも |
ExpressVPNのルーター専用アプリを使うと、自宅の全デバイスを1つのVPN接続でカバーできます。カスタムルーターファームウェアも提供しています。大半のVPNはファームウェアを提供していないためルーターの設定は困難なのです。ExpressVPNは公式サイトでさまざまなルーターモデルの設定ガイドも公開しています。接続台数は8台に制限されているものの、ExpressVPNをルーターに導入すればネットワーク全体を保護できるわけです。Google NestやAmazon EchoなどのスピーカーもVPNに接続されます。
ルーターアプリを使うと、デバイスをグループ分けしてそれぞれ異なるサーバーに接続させることもできます。多くの場合、他社VPNではルーターが使用しているロケーションにすべてのデバイスが接続されます。ExpressVPNは、異なるアクティビティのためにVPNを同時利用したいご家庭におすすめのチョイスです。
ExpressVPNは高速なので、複数のデバイスで帯域使用量の多いアクティビティを同時に行うのに向いています。筆者がExpressVPNで近距離サーバーと遠距離サーバーを試したところ、ほかのVPNと比べて最速でした。iPhone、iPad、Android、ノートパソコン、PCを同じサーバーに接続しても通信速度は12%しか落ちませんでした。ほかのVPNの場合、1台以上のデバイスを使うと通信速度が大幅に低下する(最大80%)ことが多いことを考えると、感心に値します。
ここまで見ると、ExpressVPNが他のVPNよりも割高なのも納得ですね($4.99/月~)。ルーターアプリを通して無制限のデバイスを接続できますから、非常にオトクです。ExpressVPNは返金保証もあるため、30日間リスクなしで試せます。満足できなかった場合、24時間365日対応のライブチャットで問い合わせて返金をリクエストしましょう。
役立つ機能
- MediaStreamer。ExpressVPNのSmart DNSサービスを活用すると、完全版VPNをサポートしていないデバイスでも英国や米国のコンテンツにアクセスできます。ExpressVPNをルーターにインストールしなくても、スマートテレビやゲーム機などでコンテンツを視聴できるわけです。
- スプリットトンネリング。VPNで暗号化するデータと、通常の接続で送受信するデータを選びたい場合、スプリットトンネリング機能が役立ちます。一部の通信だけ暗号化することで、スピードアップが期待できます。
- P2P対応サーバーネットワーク。ExpressVPNの全サーバーがトレントに対応しているため、最速のサーバーを自由に選んでトレントを行えます。
- 最先端の暗号化。軍レベルのAES-256暗号化に加えて、パーフェクトフォワードシークレシー(前方秘匿性)がセキュリティを向上します。暗号鍵を頻繁に変更するもので、他人にデータを読み取られるリスクをさらに低減できます(リスクはもともと低いですが)。
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- 世界のプラットフォームに安定対応
- 業界をリードするプライバシー保護
- 他社VPNより高め
2. Private Internet Access:接続数は無制限。家族みんなと共有できる
注目ポイント | 家庭のすべてのデバイスを接続できるため、コスパ抜群 |
同時接続台数 | 1つのサブスクリプションで無制限のデバイスを同時接続できる |
ルーター・ファームウェアとの互換性 | Asus、DD-WRT、Merlin、pfSense、LEDE;設定済みルーターも利用可能 |
対応サービス | Netflix、Disney+、HBO Max、Hulu、BBC iPlayerなど |
日本語のアプリ | 〇 |
Private Internet Access(PIA)は、同時接続数が無制限です。VPNの設定でデバイスを管理したり、1台のデバイスでVPNを無効にしたりする必要はありません。試しに複数のデバイスをPIAに接続したところ、15台のデバイスをせつぞくしても通信速度は20%しか低下しませんでした(1台接続時は14%の低下)。ExpressVPNほど高速ではありませんが、動画再生やトレントには十分なスピードです。
PIAは、トレントにも向いています。29,650台の全サーバーがP2P通信をサポートしているため、高速ダウンロードが可能です。一部のサーバーではポートフォワーディングも可能で、より多くのピアに接続することで下り速度の更なるスピードアップが見込めます。筆者が複数のデバイスを同時接続した際、ダウンロードには数分しかかかりませんでした。
AES-256暗号化、2つのキルスイッチなど、セキュリティ機能もしっかりしています。セキュリティプロトコルと暗号化レベルも選べます。最も安全なのはOpenVPNとされていますが、WireGuardのほうが速いので筆者はそちらを好んで使っています。
少し心配なのは、本拠地がアメリカであること。情報を共有する14アイズアライアンスの加盟国なのです。しかし、PIAは個人情報を一切記録しておらず、過去に何度も裁判でログの提出を求められていますが、共有できる情報は一切ありませんでした。
プランは$2.19/月~で、どれも30日間返金保証の対象です。
便利な機能
- マルウェアブロッカー「MACE」。DNSレベルで広告やトラッカー、マルウェアを阻止し、デバイスを保護する機能です。この手法でコンテンツをブロックしたほうがメモリ使用量が少ないため、MACEは他の広告ブロックアプリやブラウザ拡張機能よりもデバイスのバッテリーが減りにくいという特徴があります。
- Smart DNS。PIAのSmart DNS機能を使うと、スマートテレビやゲーム機、Chromebookなどでコンテンツへのアクセスとストリーミング再生が可能になります。
- 幅広いデバイスに対応。PIAのアプリはiOS、Android、Mac、Windows、Linux、Chrome、Firefoxなどにダウンロードできます。Linux用グラフィカルユーザーインターフェースを提供している数少ないVPNの1つでもあります。ルーターへのインストールは手動で行うことになりますが、設定済みのルーターを購入すること時間と手間を省けます。
- 世界中に膨大な数のサーバー
- カスタマイズできるセキュリティ設定が多い
- 無制限のデバイスを同時接続できる
- 初心者にとっては難易度が高め
- 本拠地はアメリカ
3. CyberGhost:7台のデバイスで動画再生やトレント、ゲーム専用サーバーが使える
注目ポイント | 専用サーバーは定期的にメンテナンスされており、いつも安定した高速通信を実現 |
同時接続台数 | 7台のデバイスを同時に保護 |
ルーター・ファームウェアとの互換性 | DD-WRT、Tomato、Merlin。設定済みのルーターも利用可能 |
対応サービス | Netflix、Disney+、HBO Max、Hulu、BBC iPlayer、日本版Amazonプライム、日本版DAZNなど |
日本語のアプリ | 〇 |
CyberGhostは、ストリーミング、トレント、ゲーム用の特殊サーバーを提供しており、7台のデバイスで使えます。筆者は実験としてデスクトップパソコンで英国版Netflixで『One Day』を視聴しながら、ノートパソコンでパブリックドメインのSF映画をトレントでダウンロードし、ルームメイトは英国サーバーでBBC iPlayerを視聴しました。その結果、どのデバイスでも目立った速度低下はありませんでした。複数のNetflixライブラリやHulu、Max、DAZN、Amazon Prime Videoにアクセスできるように最適化されたサーバーもあります。
サーバーを試した際、速度低下率は平均で12%程度でした。同時に7台を接続すると約18%低下しましたが、それでも500MBのファイルを1分以下でダウンロードできます。家族全員がVPNを使用していても、トレントの速度が極端に遅くなったり、ゲームプレイ中にラグが発生したりすることはありません。
CyberGhostをルーターにインストールすると、7台以上のデバイスを接続できるようになります。ただし、ExpressVPNのように、デバイスごとに異なる国に接続することはできません。すべてのデバイスがルーターと同じサーバー拠点に接続されます。
CyberGhostを使っていて少し面倒と感じたのは、接続台数の上限に達した場合、ほかのデバイスを繋ぐにはすべてのデバイスでサインアウトしなければならないこと。特にパスワード管理ツールを使っていない場合、かなり手間がかかります。長期プランは83% OFFとなっており、45日間返金保証の対象です(1か月プランは14日間)。
便利な機能
- 幅広いデバイスに対応。CyberGhostはiOS、Android、Mac、Windows、Fireデバイスなどのアプリを提供しています。VPNとしては珍しく、Apple Watch用アプリもあります。
- アプリが使いやすい。CyberGhostのBest Server Location機能を使うと、ワンクリックで高速サーバーに繋がります。VPNを使い慣れていない家族も他人の助けを借りずに自分のデバイスを保護できます。
- 強固な暗号化。AES 256ビット暗号化、ノーログポリシー、キルスイッチがあります。また、超高速のWireGuardや安全性の高いOpenVPNなど、セキュリティプロトコルも複数から選べます。
- アクティビティに基づいた特殊サーバー
- 必須のセキュリティ機能と追加オプション
- アプリは直感的で使いやすい
- 短期プランは高価格
- 厳重なファイアウォールは突破できない
4. NordVPN:10台のデバイスを同時接続でき、メッシュネットワークでデバイスへの遠隔アクセスが可能
注目ポイント | メッシュネットワーク機能を使えば、遠隔地から簡単にデバイスにアクセス可能 |
同時接続数 | 10台を同時接続できる。ルーターに設定すれば無制限 |
ルーター・ファームウェアとの互換性 | ASUS、DD-WRT、GI.iNET、Mikrotik、NetDUMA、OPNsense、OpenWRT、Padavan、Sabai、Tomato、pfSense、DrayTek、EdgeRouter、TP-Link。設定済みのルーターも販売 |
対応サービス | Netflix、Disney+、HBO Max、Hulu、BBC iPlayer、Vudu、日本版Amazonプライム、ほか多数 |
日本語のUI | 〇 |
日本語によるカスタマーサポート | 自動翻訳付きのライブチャット、メール、ヘルプセンター |
NordVPNの「メッシュネットワーク」を活用すると、最大10台のデバイスへの遠隔アクセスが可能になります。また、10台を同時接続できるため、家族やルームメイトがVPNに接続していてもメッシュネットワークを使えます。
メッシュネットワークは、安全なプライベートネットワークを構築してデバイスを繋ぐため、自宅のパソコン上のファイルに遠隔からアクセスできます。または、デバイス間で安全にデータやファイルを共有することもでき、デバイス間のデータはすべて暗号化されます。頻繁に旅行するユーザーや、家族にパソコンの使い方を聞かれることが多いユーザーが重宝するツールです。
NordVPNはさまざまなデバイスに対応しています。どのデバイスでも同じ機能が使えるのも好印象です。キルスイッチやスプリットトンネリングなどの機能がすべてのデバイスで利用できます。
NordVPNの唯一のデメリットは、2台以上のデバイスが接続されているとサーバー接続に時間がかかること。1分以上かかることもあります。しかし、一度接続が確立されると、問題なく使えました。
NordVPNのプランは$2.99/月~です。また、返金保証付きなので、30日間無料で試して、満足できなければ返金をリクエストできます。
便利な機能
- 高速。複数のデバイスを接続してもNordVPNは通信速度が安定しています。高速なNordLynxプロトコルのおかげです。筆者がWindowsのノートパソコンでイギリス、アメリカ、そして日本のサーバーを7台試したところ、14%の速度低下となりました。さらに4台のデバイスを接続すると、速度は約23%に低下しました。
- 脅威対策。この機能は、デバイスの安全を脅かす可能性のある有害なファイルをダウンロードするのを防いでくれます。さらに、トラッキングや迷惑な広告を効果的に阻止し、ブラウジングがよりスムーズでセキュアになります。
- 大規模なサーバーネットワーク。NordVPNのサーバーネットワークは111か国に及び、必要な場所のサーバーが必ず見つかります。
- 高度なセキュリティオプションが豊富
- 世界中どこでも高速
- 動画再生に最適
- プライバシーポリシーの変更について懸念あり
- 接続の確立が遅いことがある
5. Surfshark:複数のデバイスで利用でき、マルウェアについて警告
最高の機能 | CleanWeb機能があらゆるデバイスをマルウェアから守る |
デバイスの同時接続数 | 無制限。家族全員のデバイスをまとめて接続できる |
ルーター/ファームウェアの互換性 | ASUS、DD-WRT、Tomato。設定済みルーターも販売 |
対応しているサービス | Netflix、Disney+、HBO Max、Hulu、BBC iPlayer、Vuduなど |
日本語で使えるアプリUI | はい |
日本語カスタマーサポート | ライブチャットと自動翻訳を通じたメールサポート |
Surfsharkの広告・マルウェアブロッカー(CleanWeb)は、迷惑な広告を気にせずにインターネットを閲覧するのに役立ちます。さらに、Surfsharkは同時接続数が無制限なので、Android、iOS、Windows、Macなど、持っているすべてのデバイスでCleanWebを使えます。検証中、アクセスした無料動画サイトでマルウェアが検出されるといつも警告してくれました。
日常的なブラウジングをより快適にする「Pause」という機能もあります。VPNを一時停止する機能で、位置情報を使用するサービス(銀行アプリなど)を利用する時にトラブルやCAPTCHA認証を避けるのに役立ちます。一定時間が経過するとVPN接続が自動的に再開します。試しにWindowsノートパソコンでSurfsharkを30分間一時停止し、オンラインバンキングを使用しました。その後、VPNはスムーズに再接続しました。
Surfsharkの本拠地は14アイズアライアンスに加盟しているオランダなので、データプライバシーの観点で心配だったのですが、厳格なノーログポリシーに従っているため、個人情報を収集・保存しないと自信を持つことができます。
Surfsharkの長期プランは$1.99/月~と手頃な価格で、全プランが安心の30日間返金保証付きなのでリスクなく試せます。自分に合わなければ24時間年中無休のライブチャットで簡単に返金をリクエストできます。
便利な機能
- RAMのみのサーバー。サーバーが再起動するたびにすべての個人情報が削除されるため、あなたと関連のあるデータが第三者の手に渡る可能性は非常に低いです。さらに、データはAES 256ビット暗号化、キルスイッチ、IPアドレス・DNS漏えい対策で保護されます。
- 高速通信。カナダ、アメリカ、ドイツ、英国のサーバーを試したところ、速度低下率は平均で15%となりました。9台のデバイスを同時接続すると接続前と比べて26%低下しました。遅くなったと感じたものの、動画再生には十二分なスピードです。
- 同時接続数は無制限
- 必須のセキュリティ機能と高度なオプション
- 高速で安定したグローバルサーバーネットワーク
- 確実には利用できない動画配信サイトがある
- 本拠地はオランダ
6. IPVanish:無制限のデバイスでラグなしで動画を見るのに適したスピード
最良の機能 | どれだけデバイスを接続しても、サーバーとの距離によらず高速 |
同時デバイス接続数 | 無制限台を同時接続できるため、コストパフォーマンスが非常に高い |
ルーター/ファームウェアの互換性 | ASUS、DD-WRT、Tomato。設定済みのルーターも販売 |
対応しているサービス | Netflix、Hulu、HBO Max、BBC iPlayer、Amazon Prime Video、Vuduなど |
日本語カスタマーサポート | 自動翻訳を通じてライブチャットとメールに問い合わせられる |
IPVanishは接続台数が無制限なので、大家族におすすめです。さらに、多くのデバイスやOSに対応しているため、家族や友人とサブスクリプションを共有できます。
すべてのデバイスで動画を見るのに十分なスピードで、動画再生中に速度低下は気になりません。筆者がiPhoneでIPVanishのサーバーを10台試したところ、接続前と比べて速度は23%低下しました。12台のデバイスを同時接続すると、37%低下しました。これは大きなスピードロスに見えるかもしれませんが、多数のデバイスを接続していたことを考えると許容範囲内です。ほとんどのオンラインアクティビティは問題なく行えました。
唯一のデメリットは、動画再生にあまり適していないこと。アメリカ版Netflix、Max、Huluにはアクセスできるものの、Disney+やAmazon Prime Videoの厳しい地域制限を回避することはできません。しかし、BBC iPlayerと英国版Netflixは問題なく視聴できました。
IPVanishはわずか$2.19/月~で登録できます。長期プランは30日間返金保証付きで、返金手続きは簡単です。試したところ、アカウントダッシュボードにログインして返金申請フォームに入力するだけで4日以内に口座にお金が振り込まれていました。
便利な機能
- 全サーバーがP2Pに対応。IPVanishのネットワーク全体がP2P通信に対応しており(P2PをスピードアップするSOCKS5プロキシも利用可能)、安全にトレントを行うのにおすすめのチョイスです。
- サーバーネットワークを自社所有。IPVanishのサーバーにアクセスできるのはIPVanishだけなので、第三者に干渉されるリスクはありません。
- 100%自社所有サーバーネットワーク
- Fire Stick専用アプリ
- 便利な24時間年中無休ライブチャットサポート
- 本拠地はアメリカ
- アプリは時代遅れな印象
7. PrivateVPN:10台のデバイスを接続し、ステルスVPNがプライバシーを強化
最も優れた機能 | 難読化により、公共Wi-Fiを含むあらゆるネットワークで使える |
同時接続デバイス数 | 10台のデバイスを一度に保護 |
ルーター/ファームウェアの互換性 | ASUS、Linksys、DD-WRT、OpenWRT、pfSense、Tomato、TP-Link |
対応 | Netflix、Hulu、Disney+、HBO Max、BBC iPlayer、Vuduなど |
日本語カスタマーサポート | ライブチャットと自動翻訳を介したメール |
PrivateVPNは10台のデバイスで同時利用でき、ステルスVPN(難読化)でプライバシーを向上できます。iOS、Android、macOS、Windowsに対応しています。この機能はあなたがVPNを使用していることを隠すため、学校や職場のネットワークファイアウォールを乗り越えることができます。さらに、中国のようにネット検閲が厳しい国でPrivateVPNを使うのに役立ちます。
残念ながら、PrivateVPNでは速度が不安定になることがありました。近くのサーバーを試したとき、接続前と比べて通信速度は20%低下し、まあまあでした。しかし、遠くのサーバーでは57%も遅くなってしまったのです。また、多くのデバイスを同時接続するほど通信速度が低下しました。とは言え、HD動画を見るのに十分な速度でした。
PrivateVPNはわずか$2/月~で利用できます。また、30日間返金保証もあります。満足できなければいつでも返金を受けられるわけです。なお、PrivateVPNは24時間年中無休のライブチャットサポートを提供していますが、返金してもらいたい場合はメールで問い合わせる必要があります。
便利な特徴
- 動画配信サービスとの相性が良い。PrivateVPNのサーバーネットワークは小規模ですが、Netflix、Disney+、BBC iPlayerへのアクセスが可能です。また、HuluやMaxにも対応しているので、アメリカの番組や映画をどこからでも見られます。
- IPアドレス・DNSの漏えい対策。ipleak.netで10台のサーバーを試したところ、データ漏えいは一切検出されませんでした。家族のデバイスのデータがしっかり保護されるという安心感がありますね。256ビット暗号化、最先端のセキュリティプロトコル、キルスイッチなど、標準的なセキュリティ機能がすべてそろっており、厳格なノーログポリシーを遵守しています。
- P2Pファイル共有に役立つ
- 手頃なサブスクリプション
- 制限されたネットワークで使える
- サーバーネットワークが小規模
- 通信速度が遅いことがある
【比較表】複数のデバイスで利用できるVPNの特徴
この記事で紹介した、デバイスを複数接続できるVPNを表で比較しましょう。同時接続できるデバイス数と平均速度をご覧になれます。VPNがルーター対応しているかどうかも確認しましょう。VPNをルーターに設定すれば無制限のデバイスを接続できます(VPNアプリをサポートしていないデバイスもVPNに接続されます)。
【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
複数のデバイスで利用できるVPNの選び方
複数のデバイスを接続でき、信頼できるVPNを選ぶ際は、さまざまなデバイスやOSに対応していることが重要です。また、セキュリティ機能がしっかりしており、快適に動画を見たりトレントができるよう世界中に高速サーバーを構えているべきです。この記事では、VPNを選定するにあたり次の特徴に注目しました。
- 複数のデバイスを接続できる。複数のデバイスで利用できる高品質VPNは、1つのサブスクリプションで少なくとも5台のデバイスを同時接続できます。この記事で紹介したVPNの大半は5~10台のデバイスで同時利用できますが、接続数が無制限のVPNもいくつか取り上げました。
- 幅広いデバイスに対応している。複数のデバイスでVPNを利用するには、持っているすべてのデバイスに対応している必要があります。この記事では、主なOS、ルーター、ブラウザに対応したVPNのみを検討しました。VPNがルーターに対応していれば、ネットワークに接続されているすべてのデバイスでVPN接続を使えることになります。また、Smart DNS機能を提供しているVPNもあり、ゲーム機やスマートテレビに簡単に設定できます。
- アプリが使いやすい。VPNアプリは、すべての対応機器に簡単にインストールできるべきです。技術的な知識がない家族もVPNを使えるよう、アプリのインターフェースを直感的に操作できることも重要です。また、「デバイスによって一部の機能が使えない!」ということが内容、デバイス間でアプリの質が一貫していることも確認しましょう。
- コスパ抜群。複数のデバイスで使えるVPNを検討する際は、価格も考慮する必要があります。例えば、IPVanishは価格が高めですが、接続数は無制限です。一方、CyberGhostはIPVanishより低価格ですが、接続数は7台です。カバーしたいデバイス数によってはIPVanishのほうがオトクかもしれません。
- 通信速度が速い。複数のデバイスでVPNを使用するには、高速であることが必須です。この記事では、複数台のデバイスを接続して通信速度を測定し、1デバイス接続時のスピードと比較しました。このランキングに掲載されているVPNはどれも、接続台数によらず高パフォーマンスです。
- カスタマーサポートの対応が良い。デバイスによってはVPNをインストールする際にサポートが必要になるかもしれません(専用アプリを提供していないデバイスなど)。知識が豊富なサポートに24時間365日いつでも問い合わせられることが不可欠です。
- 高度なセキュリティとプライバシー機能。高品質VPNには、少なくともAES 256ビット暗号化、IPアドレス・DNSの漏えい対策、キルスイッチが備わっているべきです。さらに、本記事で紹介したVPNは厳格なノーログポリシーを遵守しており、プライバシーを脅かすことはありません。
【クイックガイド】3ステップで簡単!複数のデバイスにVPNを設定する方法
- 複数のデバイスで利用できるVPNをダウンロードします。一番おすすめなのはExpressVPNです。8台のデバイスを同時接続でき、ルーターに設定すれば全デバイスを保護できます。
- サーバーに接続します。サーバーリストからロケーションを選び、[接続]をクリックしてください。デバイスごとに異なるサーバーに接続することもできます。
- ブラウジングを開始します。ご家庭のすべてのデバイスで安全にブラウジング、動画再生、トレントができるようになりました。
【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
無制限のデバイスで同じVPNを設定する方法
同時接続数が無制限のVPNを選ばない場合、ルーターにVPNをインストールすると台数制限を回避できます。Wi-Fiネットワークに接続されているすべてのデバイスがVPNで保護されるのです。ただし、ルーターに設定しやすいVPNとそうでないものがあります。
VPNがルーター用アプリやファームウェアを提供していない場合、設定の手順が多くなります。設定を間違えるとルーターが故障する原因になりかねませんから、慎重に作業を進め、VPNプロバイダからサポートを得るのが重要です。ルーター専用アプリとカスタムファームウェアを提供しているVPNを選んだほうが良いでしょう。
例えば、ExpressVPNはカスタムファームウェアとルーター専用アプリの両方を提供しており、アプリは幅広いルーターに対応しています。また、ルーターの種類ごとに詳しい設定ガイドが公式サイトに掲載されていますから、短時間で簡単にインストールできるはずです。問題が発生した場合は24時間年中無休のカスタマーサポートに問い合わせられます。
ここでは、ルーター専用アプリを設定してExpressVPNを無制限のデバイスで使えるようにする方法を説明します。
- ExpressVPNのアカウントにサインインし、カスタムファームウェアをダウンロードします。ルーター設定ページを開き、お使いのルーターモデル用のカスタムファームウェアをダウンロードしてください。ファームウェアがあることにより、ルーターは接続とセキュリティプロトコルを直接管理できるようになります。
- IPアドレスを入力し、ルーターの管理パネルにアクセスします。ブラウザで新しいタブを開き、アドレスバーに「192.168.0.1」または「192.168.1.1」と入力してください。Asusルーターを使用している場合、「router.asus.com」を入力しても管理パネルにアクセスできます。次に、ルーターの底面にあるデフォルトの認証情報でサインインしてください。
- ファームウェアをルーターにインストールします。ルーターの管理設定で、ファームウェア更新のセクションを探しましょう。通常は[管理]や[詳細設定]の下にあります。ここで、先ほどダウンロードしたExpressVPNのファームウェアファイルをアップロードし、ファームウェアの更新を開始してください。
- 求められたらルーターを再起動します。ファームウェアのインストールが終わると、ルーターを再起動するよう求められます。再起動すると、ルーターにExpressVPNのインストールが完了します。
- https://www.expressvpnrouter.comを開きます。ダッシュボードでVPNサーバーを選択したり、ExpressVPNルーターアプリを管理したりできます。
複数のデバイスで使えるVPNについてよくある質問
家族プランがあれば、私のVPNを共有できますか?
はい。多くのプレミアムVPNは1つのプランで複数のデバイスを接続でき、家族も使うことができます。おすすめのVPNはすべて、少なくとも7台のデバイスを同時接続できるので、家族におすすめです(接続数が無制限のVPNもあります)。また、macOS、iOS、Windows、Androidなどの主なOSに対応しています。
また、一部のVPNはルーターにも対応しているため、ご自宅のすべてのデバイスをVPNに同時接続できます。これにより、通常はVPNアプリをサポートしていないGoogleアシスタントやAmazon Echoといったデバイスもカバーできるわけです。
複数人のユーザーが同じVPNを同時利用することはできますか?
はい、複数人のユーザーが同じVPNを同時利用することは可能です。ただし、VPNサービスが複数台のデバイスの同時接続を許可している場合に限ります。おすすめの一流VPNは同時接続数が7~10台で、無制限のデバイスを同時接続できるものもあります。
なお、複数のデバイスでVPNを同時利用する場合、すべて同じサーバーに接続する必要はありません。ただ、ルーターにVPNをインストールした場合は例外で、ルーターが使用しているサーバー拠点にしか接続できないことがあります(VPNによります)。
また、VPNは何台のデバイスにでもインストールできます。制限されているのは同時に接続できるデバイス数です。
接続数が無制限のVPNはありますか?
はい、無制限のデバイスを接続できるVPNもいくつかあります。大家族やデバイス数が多いご家庭におすすめです。料金は接続数が7~10台のVPNとほぼ同じなので、1デバイスあたりのコストを抑えつつ、より多くのデバイスを保護できます。
ルーターにVPNをインストールすると、VPNの同時接続数の制限を超えることもできます。ネットワーク上のすべてのデバイスをVPN接続で保護できるようになります。なお、デバイスとルーター間の通信は暗号化されないことに留意してください。データがルーターに到達する前に第三者にデータを傍受されないよう、ネットワークを防御することが不可欠です。
デバイスごとに別のVPNが必要ですか?
いいえ、大半のVPNは1つのアカウントで5~10台のデバイスを同時接続でき、無制限のデバイスを接続できるものもあります。接続したいデバイスに対応しており、複数のデバイスで利用できるVPNに登録しましょう。あとは、デバイスにVPNをダウンロードし、サインインし、通常どおりサーバーに接続するだけです。VPNが同時接続デバイス数を制限している場合、上限に達したときに通知が届きます。
この記事で紹介したVPNはさまざまなデバイス用アプリを提供しています(デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット、スマホ、スマートTVなど)。ルーターにVPNをインストールすると、通常VPNアプリをサポートしていないスマートアシスタントやインターネットに接続できるカメラなどのデバイスも保護できます。
ルーターにVPNを設定して、すべてのデバイスを保護する方法は?
ご自宅のルーターとVPNによります。ルーター専用アプリとカスタムファームウェアを提供しているVPNを利用するのがおすすめです。アプリとカスタムファームウェアを提供していないVPNは、ルーターにインストールするのに時間と手間がかかるためです。カスタムファームウェアは幅広いルーターモデルに簡単にインストールでき、1つのVPN接続ですべてのデバイスを保護できます。
さらに、アプリのインターフェースは使いやすいため、VPNの設定を簡単に変更できます。VPNを選ぶ際は、さまざまな種類のルーター向けのルーターアプリ設定ガイドを提供しているか確認してください。ガイドがあれば、設定がスムーズに進みます。
ルーター非対応VPNの場合、VPNの設定手順はルーターとVPNプロバイダによって異なります。
同じIPアドレスで複数のVPN接続を使うことはできますか?
複数のデバイスを同じIPアドレスに接続する方法は3つあります。静的(固定)IPアドレスまたは専用IPアドレスを使うか、ルーターにVPNを設定する方法です。固定IPアドレスは他のユーザーと共有ですが、接続するたびに同じIPアドレスを使うことになります。一部のVPNプロバイダでは、プラン加入時に固定IPアドレスも購入できます。
専用IPアドレスは、あなたのアカウント専用に割り当てられた個人用IPアドレスです。複数のデバイスを専用IPアドレスに接続すると、各デバイスに同じIPアドレスが割り当てられます。固定IPアドレスと同様、専用IPアドレスを使用するには追加の月額料金を支払うことになります。
同じIPアドレスで複数のVPN接続を使うもう1つの方法は、ルーターにVPNを設定することです。この方法では、WiFiネットワークに接続されている全デバイスがルーターと同じIPアドレスを使用することになります。
すべてのデバイスを同じVPNサーバーに接続しなければなりませんか?
いいえ、すべてのデバイスを同じVPNサーバーに接続する必要はありません。複数のデバイスを接続できるVPNを選ぶと、ご家庭のデバイスを異なるサーバーに同時接続できます。例えば、実際の現在地に近いVPNサーバーを選ぶと、より良い通信速度が得られることがあります。
ほとんどのVPNプロバイダは同時接続に対応していますから、1つのアカウントで複数のデバイスを保護できます。同時接続数はVPNによって異なりますが、無制限のデバイスで利用可能なVPNもあります。多数のデバイスを保護したいご家庭やスモールビジネスにおすすめです。
同時に複数のVPNに接続する方法は?
厳密に言えば、複数のVPNを同時利用することは可能ですが、おすすめしません。さまざまな地域のサーバーがあるVPNを利用し、サーバー拠点を切り替えるのがベストです。
VPNごとに暗号化されたトンネルを構築し、それを経由してインターネット通信を行うため、通信速度が遅くなったり、接続が不安定になったり、2つのVPNを同時利用しようとすると競合が発生する可能性があります。すでにVPNに接続されているデバイスで別のVPNに接続しようとすると、エラーメッセージが表示されるはずです。うまくいったとしても、競合が原因でオンラインセキュリティとプライバシーが損なわれる可能性があります。
無料VPNは複数台のデバイスで利用できますか?
できますが、おすすめしません。ほとんどの場合、返金保証を提供している、格安のプレミアムVPNを選んだほうが良いでしょう。
多くの場合、無料VPNは1台のデバイスしか接続できません。また、複数接続が可能だったとしても、個人情報を広告事業者などの第三者に販売することが多いため、安全ではないのです。VPNはオンラインデータを保護するためのものですから、これでは使う意味がありません。また、無料VPNは有料プランへのアップグレードを促すために、通信速度を制限していたり、サーバーネットワークが小規模だったり、データの上限があったりするなどの制限があります。
複数のデバイスで利用できるおすすめのVPNをゲットしよう
ほとんどのVPNは複数のデバイスを接続でき、家族と共有できますが、複数のユーザーが同時接続してもパフォーマンスが安定したVPNを見つけるのは簡単なことではありません。この記事で紹介したVPNは、複数台を接続しても通信速度が低下せず、幅広いデバイスに対応しています。
複数のデバイスでVPNを利用したい場合、ExpressVPNがおすすめです。8台を同時接続でき、さまざまなデバイスやOSに対応しているほか、ルーター用アプリもあります。ExpressVPNをリスクなしで体験できます(30日間返金保証付きです)。自分に合わないと感じた場合、簡単に全額返金を受けられます。
まとめとして、複数のデバイスを同時接続できるおすすめのVPNはこちら!
【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
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VPNを使えばこのような情報をアクセス先のサイトから隠して常に情報のプライバシーを守ることができます。一番のオススメはExpressVPNです。350件以上のVPNを検査したなかでナンバーワンのサービスです。 軍事レベルの暗号化とプライバシー機能により、確実にセキュリティ対策できます。また、現在82%オフの割引キャンペーンを実施中です。
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