CLOUD条例から身を守る6つの方法

CLOUD Act

2018年3月に2,232ページにもわたる予算法案の最後あたりにCLOUD条例(法的な情報利用の明確化条例)が追加されてからネットでのプライバシーに大きな打撃がありました。

CLOUD条例はこれまで米国議会で投票されたことはありませんし検討されたこともありません。その代わり1兆3000億円の予算法案の2,201ページ目に忍び込まれ、まとめて投票されたのです。

しかしCLOUD条例の影響でアメリカ政府があなたのデータをどのように入手するかが変わります。アメリカや海外の政府があなたの認可なしにデータを請求することができるようになるのです。

ご心配なく。VPNMentorではプライバシーを保護してネット上で匿名性を守るための方法をご紹介します。

CLOUD条例とは

関係のない予算法案に忍び込ませないと可決されないと思われたプライバシーを侵害するこの条例はいったい何なのでしょう?

数年前のアイルランド人の捜査に関する訴訟がその発端です。アメリカ政府はマイクロソフトのアイルランドのサーバーのデータを操作する勾引状がありました。マイクロソフトはサーバーがアメリカにないためこの要求に応じる義務はないとして捜査を拒否しました。この捜査はかれこれ4年かかっています。

そしてCLOUD条例の下ではアメリカ政府は捜査令状が必要なくなり、マイクロソフトは請求に応じてデータを提出する必要があるということです。マイクロソフトはこの件について争うのをやめるという声明を発表しています。データを政府に提出する準備ができているということです。

この条例には主に2つの条項があります:

  1. 「有線または電子コミュニケーション、また、それ以外の記録や情報」がどこに保存されていようがあらゆる法執行機関がアクセスできるという許可がおります。会社がアメリカに拠点を置いている場合、サーバーが海外に合ったとしてもデータを公開する必要があります。
  2. 米国大統領は外国と特別協定を結び、きちんとした手順を踏むことなくアメリカ国外に保存された情報にアクセスできるようになります。このようにして得られたデータは捜査令状なしで得られたとしても犯罪責任を証明するために利用できるようになります。

この条例は市民のプライバシーを侵害するから怖いのです。

例えば海外の政府が市民を捜査するためにフェイスブックなどのソーシャルネットワークにアクセスすることを要求するシナリオを想像してみてください。フェイスブックは情報を公開することを余儀なくされ、これにはアメリカ国民の情報も入っているかもしれないのです。

海外政府はアメリカ側に捜査令状なしで全てのデータを手渡せるようになるのです。

こちらからCLOUD条例の全文を読むことができます。2,201ページをご覧ください。

CLOUD Act

 

対策方法は?

私たちはプライバシーを侵害されたくないと思っていますし、あなたも同じ気持ちでしょう。いろいろな政府から情報を見られないようにするための対策方法をまとめました。この一覧では活動を匿名にするのに役立つ人気サイトやサービスの代わりとなるものを紹介しています。

  1. いつもVPNを利用すること

    プライバシーを保護する第1のステップは良質なVPNを購入し、インターネットサーフィンをする際に稼働しているか確認することです。

    VPNを利用するとIPアドレスが隠され、ネットを透明人間のように利用できるのでネットでのプライバシーを保護するのに大変重要なことなことなのです。また、データを暗号化するのに異なるセキュリティープロトコルを利用するので政府がデータを収集しても理解するのはほぼ不可能だということです。VPNを使うことのメリットに関してはこちらをお読みください。

    すべてのVPNが同じ品質というわけではありません。漏洩保護、厳しいログなし方針、ファイブアイズ同盟(または14アイズ)内に本部を置いていないVPNを利用するように気を付けてください。私たちのおすすめは英国領バージン諸島に本部のあるExpressVPNまたはルーマニアに本部を置いているNordVPNです。両プロバイダとも素晴らしいセキュリティープロトコルがあり、データをログしていないことが実証済みです。

  2. フェイスブックを削除する

    ケンブリッジアナリティカのスキャンダルが公に出てから数か月のうちにフェイスブックの信頼度はかなり下がっています。最近の報告では8700万人のフェイスブックユーザーの個人情報が不正に共有されたそうです。

    フェイスブックのデータは容疑者の行いを証明するために本当に役に立つ情報源です。いいね、友達、グループ、チャット、投稿などはすべて証拠として利用できるのでこの種類のデータを捜査官が取得したいのは当たり前でしょう。CLOUD条例が可決してから簡単に素早くこのような情報を手に入れることができます。これに対抗するためには直ちにフェイスブックのアカウントを削除することです。

  3. Dropboxの使用をやめる

    DropBoxはファイルの共有では最も知名度の高いサービスかもしれませんが、安全というわけではありません。この会社は過去数年間のうちに何度も大規模なセキュリティー侵害が発生しています。

    プライバシーを重要視しているのなら他ならぬエドワードスノウデンの推奨しているSpiderOakのアカウントを作成することをおすすめします。アメリカに拠点を置いているものの、SpiderOakのユーザーは政府に盗み見られる心配はありません。サービスを手渡したとしてもすべてのファイルが暗号化されており、ユーザーしかファイルを解読できるキーをコントロールできないからです。

  4. クラウドへの保存を避ける

    CLOUD条例と混乱しないでください。クラウドは別物で、たくさんの素晴らしい機能があります。ファイルをどこからでも、複数の端末から簡単にアクセスできます。ただしデメリットは文書、写真、個人情報などが複数のサーバーからアクセスできてしまうということです。新しいCLOUD条例ではすべての法執行組織が捜査令状なしでアクセスできてしまうことになります。

    クラウドを使う必要がある場合はアメリカ以外、ファイブアイズ以外に拠点を置いている終端間暗号化のあるTresoritなどのサービスを探す必要があります。クラウドを避けるならVeraCryptをお勧めします。ローカルディスクに暗号化されたファイルをバックアップするサービスです。

  5. GメールではなくProtonMailを利用すること

    昔の同級生からメールを受信して、それのせいであなたのメールがすべて政府に渡されることを想像できますか? Gメール、ヤフーメールなどをはじめとする主要な無料メールサービスを利用している人には起こりうる事態です。ProtonMailは完全に匿名です。アカウントを作成するのに個人情報を入力する必要は全くありません。IPアドレスもありませんし、すべてのメールが終端間暗号化されます。

    さらに、本部はスイスにあるのでスイスの厳しいプライバシー法に保護されているのです。ProtonMailの創設者はProtonVPNというしっかりしたVPNを開発し、トーアに統合することができるほか、非常に高度な匿名性を提供することができます。ProtonVPNの完全レビューに関してはこちらをお読みください

  6. グーグル検索を避けること

    グーグルはマイクロソフトやアップル、フェイスブックなどと同じようにCLOUD条例に賛成している組織の一つです。つまり、請求があった場合、喜んで情報を公開してしまうということです。グーグルはあなた以上にあなたのことを知っているかもしれません。酔っぱらった夜に何をググったか覚えていますか? そのような情報を本当に政府に知られていいと思いますか?

    グーグルは人気検索エンジンの一つですが、StartPage などの良質な検索エンジンは存在しています。グーグルと同じような検索結果だけでなく、追加でセキュリティーとプライバシーを提供しているのです。DuckDuckGoはもう一つの選択肢です。ユーザーに関するデータを保存しないため、請求があったとしてもユーザーに関する情報はないということです。

プライバシーを保護するのは大変ですが、可能です

ネットで匿名性を守るのは次第に困難になってきていますがCLOUD条例などのような法律ができるにつれ、足跡を消すことは非常に重要になってきています。

完全に透明人間になるべきだと言っているのではありません。注意して、必要な対策を講じるべきだと言っているのです。まずはVPNを手に入れて匿名性を守り、監視されずにネットを利用できる自由を手に入れましょう、ということです。プライバシーを保護するのに最適なVPNに関するレビューをお読みください。

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