【2024年更新】IPsecとSSL VPNではどちらの方が良いの
IPsecとSSLは、いずれもデータを暗号化するものですが、その方法は異なります。どちらもコンシューマー向け(およびリモートアクセス向け)VPNで人気のあるネットワークプロトコルですが、ユーザーの視点から見たIPsecとSSLの性能の主な違いは、セキュリティと通信速度のレベルです。
そこで、当社のITチームが70社以上のVPNを徹底検証し、最もパフォーマンスの高いIPsecとSSL VPNを決定しました。IPsecベースのトンネルプロトコルには、IKEv2、L2TP/IPsec、SSTPがあり、OpenVPNはSSL暗号化を使用しています。ほとんどのVPNは両方のプロトコルを提供しており、セキュリティ設定をパーソナライズすることが可能です。
検証結果では、ExpressVPNがデータ暗号化において最も優秀であることがわかりました。このプロバイダーは、IPsecとSSLプロトコルのパフォーマンスを高めるための追加機能を搭載しており、難読サーバーの広範なネットワークも備えているので安全にネット利用できます。ExpressVPNは、今回検証したVPNの中で通信速度が最速で、バッファリングなしでUHDでストリーミングすることができました。なお、ExpressVPNには30日間の返金保証がついているので、リスクなく体験できます。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
VPN暗号化について
VPNの暗号化は、2台以上のデバイス間で安全な通信回線を確立するものです。各デバイスがデータを送信する際、VPNはすべての情報を読み取り不可能な形式にスクランブルし、送信を保護するための認証キーを割り当てます。この暗号は、VPNホストだけが解読し、エンドユーザー(受信者)に中継することができます。
VPNを使えば、サイトやオンラインバンキングをどこからでも(公衆無線LANでも)安全に利用することができます。データはランダムな文字に切り分けられ、シークレットキー(秘密鍵)で暗号化されているため、ハッカーが通信を傍受しても読み取られることはありません。大切な個人情報を、様々なネット犯罪からしっかり守ることができます。
IPsec VPNとSSL VPNでは、データの暗号化・トンネル化が異なります。最も大きな違いは以下の通りです:
- 暗号化のレベルや複雑さ
- 鍵の認証と交換メカニズム
- 通信速度
- 鍵の交換とデータ転送が行われるOSI層
- 対応可能なプロトコルとポートの種類
- 使いやすさ
IPsecとその仕組み
IPsec (Internet Protocol Security) は高度なデータ保護を提供し、企業だけでなく一般消費者にも幅広く利用されています。IPsecは、公衆IPv4/IPv6ベースのネットワーク上で送信されるIPパケットを暗号化し、情報ソースが安全かどうかを検証することで高度なデータ保護を実現しています。暗号化や認証プロセスで、セキュリティを強化するためログイン時にワンタイムコードを要求する二要素認証(2FA)を使用することもあります。
データの安全性を確保する方法として、トランスポートとトンネルの2種類があります。1つ目のモードはIPパケットのペイロードのみを暗号化し、2つ目のモードはパケット全体(新しいIPヘッダー)を暗号化します。
この仕組みにより、IPsecは送信者と受信者の間で高いデータ機密性と完全性を実現しています。また、ネットワークレベルのピア認証、データ発信元認証、リプレイ保護にも対応しています。なお、IPsecを利用するためには、双方(送信者と受信者)のユーザーがIPsecクライアントソフトウェア(通常はVPNプロバイダーのアプリ)をインストールし、定期的にアップデートする必要があります。例えば、2台のルーター間でIPsecを使用し、サイト間VPNを構築することができます。
VPNは、IKEv2、L2TP/IPsec、SSTPなどのIPsecベースのプロトコルを導入し、安全なトラフィックトンネリングを実現します。これらのプロトコルは、リモートユーザーによるネットワークへの容易なアクセスの需要が増えてきた1990年代半ばに、(インターネット技術タスクフォースによって管理される)TCP/IPスイートの一部として導入されました。その後、1999年にSSLソリューションがリリースされました。
SSLとその仕組み
SSL(Secure Sockets Layer)は、サーバーとウェブブラウザー間やメールクライアントとメールサーバー間の通信を保護するために用いられる暗号化の一種です。コンシューマー向け製品としては、ExpressVPNのWolfSSL がその好例で、高速通信を維持するためのソリューションも提供しています。
ブラウザベースのプロトコルは、リモートユーザーがウェブアプリケーションやクライアントサーバーアプリにアクセスするたびに、安全なエンドツーエンドのトンネリングを提供します。例えば、ブラウザでオンライン決済のウェブサイトにアクセスする場合などがその一例となります。
SSL暗号化を使用する最も一般的なプロトコルは、OpenVPN(OpenSSLライブラリ)で、UDPとTCPの両方をサポートしています。
なお、接続デバイスがブラウザに対応している必要がありますが、SSL認証用にプリインストールされたクライアントソフトウェアは必要ありません。これにより、SSL VPNはほとんどの携帯/スマホ、パソコン、スマートテレビ端末と互換性があります。なお、主要ウェブブラウザ(Chrome、Firefox、Safariなど)には、SSLサポートが搭載されています。
ブラウザは、通信チャネルを開始するために、SSLゲートウェイサーバーとTLSハンドシェイクを実行させる必要があります。TLSは「Transport Layer Security」の略で、SSL(2015年から業界標準のSSLの後継プロトコル)の代替名であり、これまでに多くの改良が加えられています。IPsecとは逆に、TLSはウェブブラウザやその他多くのアプリケーションにデフォルトで組み込まれています。
SSL VPNには2種類のタイプがあります。1つ目はSSLポータルVPNで、ユーザーを特定のサイトに接続し、メールやファイル共有アプリなど、他のウェブベースのプログラムへのポータルとして機能するものです。一方で2つ目のSSLトンネルVPNは、1つのポートを介して複数のサイト(ウェブベースでないサイトも含む)にアクセスするものです。なお、専用アプリではなく、ブラウザからSSL VPNに接続する場合、ブラウザ以外のネット上のアクティビティはVPNによって保護されませんので注意が必要です。
クラウドベースのネットワークやソフトウェアの登場により、近年、SSLはさらに人気を集めています。これは、ウェブ通信に最も便利で速度も高速だからです。また、ソフトウェアはサーバー上で自動的にアップグレードされますのでユーザーが操作する必要はありません。
IPsecとSSL VPNの違い - パフォーマンスの違い
IPsec VPNとSSL VPNにはいくつかの違いがあります。それぞれの機能や長所と短所についてを詳しく見ていきましょう。
セキュリティ
IPsecとSSL VPNはどちらも万全な暗号化性能を持ちますが、双方には構造的な違いがあり、ハッカーがデータにアクセスできる可能性はゼロではありません。しかし、ExpressVPNに関しては、全プロトコルで高性能認証を提供していますので、ネット保護を最大限に高めることができます。IPsecとSSL VPNの違いには以下のようなものがあります。
認証レイヤー(層)
IPsecとSSLの主な違いの1つ目は、暗号化と認証が行われる層(レイヤー)です。OSI(Open Systems Interconnection)モデルに基づいて、コンピュータは次の7つの層で通信を行います:
- 物理層
- データリンク層
- ネットワーク層
- トランスポート層
- セッション層
- プレゼンテーション層
- アプリケーション層
IPsecは、ネットワーク層でインターネットトラフィックを暗号化・認証し、通信相手をIPアドレスで識別します。それに対して、SSLはトランスポート層で動作し、IPパケットをチェックすることはありません。
IPsecの暗号化は、より低いネットワーク層で動作するため、SSL/TLSよりもDoS攻撃に対してより耐性があります。IPsecの重要なセキュリティ機能(鍵の生成など)のほとんどはコンピュータOSのカーネルで行われるため、サイバー脅威の可能性は低くなります。
TLSは、暗号化が上位のネットワーク層で行われるため、攻撃されやすいと考えられます。また、OpenSSL/TLSシステムで使用される公開暗号は、多要素認証をバイパスすることができるハートブリード型(Heartbleed)のバグに対して脆弱です。
さらに、SSL VPNは複数の回路を同時に伝送します。各接続には個別の回路が必要で(IPsecの、全ネットワーク相互作用に対する単一のトンネル回路と矛盾しています)、ハッカーは個々のSSL回路を監視し、ユーザーがアクセスしているアプリやサービスに関するデータの一部を入手することができます。そのため、このプロトコルはワームやトロイの木馬の攻撃に対しても、より脆弱になります。
鍵交換の脆弱性
IPsec接続では、クライアントとサーバーは、データ転送の前に(内蔵の認証を使用して)共有鍵を生成する必要があり、これにより確実な検証を実行することができます。しかし、攻撃者が事前共有鍵(PSK)にアクセスした場合、情報を盗聴されてしまいます。トップクラスのVPNは、AES 256ビット暗号を使用してこの問題に対処しており、事実上解読不可能にし、リプレイ攻撃を阻止しています(アンチリプレイ保護)。
一方、SSL接続では公開鍵暗号方式(サードパーティによるインテグレーション)を採用しているため、攻撃者が鍵を見つけることはより困難になっています。しかし、一部のVPNでは、安全なクライアント検証メカニズムがなく、信頼できない自己署名証明書を許可する場合もあります。また、SSLはデフォルトで256ビットではなくDES 128ビットの暗号鍵暗号を使用しています。
ハッカーはこれらの脆弱性を利用し、SSL VPNに対して中間者(MITM)攻撃を仕掛ける可能性があります。そのため、ほとんどのSSLサービスでは、128ビット以外にAES 256ビットの暗号化方式を採用し、セキュリティを強化しています。
総じて、セキュリティの面ではIPsecがSSLよりわずかに有利です。ウェブベースのアプリケーションは、一般的にマルウェア攻撃に対してより脆弱で、頻繁に更新やパッチを適用する必要があるため、ハッカーは簡単にその弱点を利用することができてしまいます。
ファイアウォールのバイパス(回避)ルール
パブリックネットワークのファイアウォールは、ポート番号なしで流れるデータパケットをフィルタリングすることで脅威をブロックします。SSL VPNは、ほとんどのデバイスで認識されている、安全なHTTPSポートである443番を使用しており、この点はSSL VPNにとって大きな強みです。NATファイアウォールを使用するルーターやハードウェアは、SSLトラフィックを簡単に許可することができます。
IPsec VPNは、暗号化されたESPパケットを、割り当てられたポート番号で伝送することはなく、ファイアウォールはすぐにフラグを立て、ブロックすることができます。この課題を解決するために、IPsec VPNはESPパケットをUDPパケット内にカプセル化し、UDPポート番号で識別できるようにしています。一般的に使用されるUDPポート番号は4500番ですが、大半のプライベートネットワークで認識されない可能性があります。
要するに、ファイアウォールやジオブロックを回避するには、SSL VPNの方がより強力です。しかし、最近のほとんどのVPNは、トラフィックを隠して検出から逃れる難読化サーバーを提供しています。また、使用するプロトコルに関係なく、さまざまなコンテンツプラットフォームのジオブロックを回避するために最適化されたサーバーを提供するところもあります。つまり、IPsec VPNはSSLと同等の効果を発揮する可能性があるのです。
通信速度
プロトコル(IPsecとSSL)の通信速度を比較する場合、それぞれがどのようにエンドユーザーと接続するかを考慮することが重要です。IPsecプロトコルは、ユーザーをIPベースのアプリケーションやリモートネットワーク、プリンターや集中データストレージなどのリソースに接続します。一方、SSLプロトコルは、ウェブベースのアプリケーションやサービスへの接続を提供する目的で設計されています。
IPsec VPNは、VoIP通信やストリーミング、プリンターやストレージディスクのようなリモート接続デバイスにアクセスする際の速度がより高速になる可能性があります。
SSL VPNは、一般的にサーバーやウェブ接続のネゴシエーションが速く、例えば、オンラインポータルにログインするのにかかる時間が短縮されます。しかし、IKEv2/IPsecプロトコルも、電話データからWiFiへの切り替えなどにおいて、接続のネゴシエーションをより高速に実行することができます。
結論として、IPsecとSSLのいずれも高速ですが、IPsecはオンラインとリモートの両方の接続で良好な速度を提供するため、SSL VPNよりも優秀です。IKEv2/IPsecプロトコルは、SSLプロトコルに比べて比較的高速に動作することができます。ただし、VPNの性能は、サーバーの規模、距離、ハードウェアの品質など、他の多くの要因に影響される可能性があることを考慮する必要があります。
なお、スピードテストでは、IPsecプロトコルとSSLプロトコル間に大差はありませんでした。
使いやすさ
SSL VPNはウェブブラウザに接続するだけで、追加のソフトウェア設定が必要なく、大抵のインターネット対応デバイスには、SSL VPNに接続するためのクライアントソフトウェアがすでに内蔵されています。
一方、IPsec VPNのユーザーは、共有セキュリティキーを介してエンドツーエンドの通信を開始するためクライアントソフトウェアやアプリをインストールする必要があります。大規模なネットワーク運用では、特別なハードウェアが必要となる場合もあります。また、ソフトウェアの設定や定期的なアップデートによる管理にはそれなりのコストがかかる可能性があります。
ですので、SSL VPNはIPsecよりも導入が簡単で、メンテナンスの手間も少ないです。しかし、ユーザーが多くのデバイスから楽にログインできるため、ウイルスのような様々な脅威にさらされるケースが増えることになります。
IPsecとSSL VPNをどう使い分けるかといった点は、VPNを何のために使いたいのかによって異なります。それぞれの長所と短所が異なるため、ある面でIPsecの方がよりうまく機能することもあれば、別の側面ではその逆のパターンもあります。
要約すると、IPsecとSSL VPNの技術的な特徴の違いは以下の通りです。
IPsec | SSL | |
ネットワーク層 | OSIモデルの第3層で暗号化と認証を行う。 | OSIモデルの第4層と第7層の間で暗号化と認証を行う。 |
接続性 | エンドポイントクライアントを、オフィスのプリンターなどのリモートネットワークに接続可能。 | 主にオンラインプラットフォームやアプリでの接続に使用される。 |
鍵交換 | 内蔵の認証メカニズムを使用して事前共有キーを生成。 | 暗号鍵をパブリック(サードパーティ)統合によって生成。 |
転送 | (デフォルトで)ポート番号を使用してデータパケットを転送することはできない可能性あり。 | ポート番号を使用してデータパケットを転送。 |
導入 | ソフトウェアのインストールが必要。 | 必ずしもソフトウェアのインストールを必要とするわけではない。 |
対応アプリケーション | IPベースのアプリケーション。 | メールやファイル共有プログラムなど、ブラウザベースのアプリケーション。 |
【徹底検証】お勧めのIPsecおよびSSL VPN│ 2024年更新
ハイエンドのリモートアクセスVPNは、IPsecとSSL暗号化プロトコルを統合しており、セキュリティのカスタマイズオプションを提供します。これらのVPNは、サイトを安全に閲覧し、グローバルサーバーを介してジオブロックを回避し、高速接続で、オンラインコンテンツのシームレスなストリーミングを可能にします。
今回の記事で紹介する各VPNは、アプリが使いやすく、複数のデバイスに同時接続が可能です。なお、それぞれ返金保証もついているので、安心してリスクフリーで試すことができます。
1. ExpressVPN:(IPsecとSSLを含む)複数のプロトコルで安全かつ高速なブラウジングを実現
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- OpenVPN SSLとIPsecを含む堅牢な暗号化プロトコルでデータを保護
- ストリーミングやオンラインゲームを快適に楽しめる圧倒的な通信速度
- (日本を含む)世界105ヶ国に3,000台のサーバーを持ち、ファイアウォールやコンテンツのジオブロックを回避
- ジオブロック解除:Netflix US、Amazon Prime、BBC iPlayer、Disney+、Hulu、HBO Max、Abema TV、TVer、GYAO!など
- 日本語対応のアプリやブラウザ拡張機能
- 日本語対応のナレッジベース、メールサポート、ライブチャット
ExpressVPNは、IPsecとSSLプロトコル(IKEv2、L2TP/IPsec、OpenVPN (TCP/UDP))を採用しており、堅牢なネットの安全性を確保します。また、ハッカーやスヌープからユーザーを守るため、軍用グレードの暗号化でデータをスクランブルします。AES 256ビット暗号は、最高レベルの暗号化であり、NSAでも使用されているものです。
今回の検証では、IPsecとSSLプロトコルは、私のスマートフォンとデスクトップPCの両方で完璧に動作しました。
暗号化は、SHA-512 HMAC認証で安全性が強化されています。これは、送信者と受信者の間で秘密の共有鍵を生成し、通信を保護するものです。この認証方法は、ユーザーのデータを傍受することを目的とした中間者攻撃を阻止するのに優れています。
ネット上でのプライバシーを守ることは非常に重要です。ExpressVPNには、VPN接続が突然低下したときなどにインターネットアクセスを切断するキルスイッチ機能があります(ただ、今回の検証では作動しませんでした)。さらに、IPv6/DNSリーク防止機能により、ユーザーの実際の位置を隠すことができます。IPsecとSSLの両方のプロトコルを利用したリークテストでは、私の情報をしっかり保護し非表示にしてくれました。
ExpressVPNのプロバイダーは、5アイズ、9アイズ、14アイズ同盟(国民のインターネットデータを共有する国)に属さない、プライバシーを配慮した英領バージン諸島に拠点を置いています。また、厳密なノーログポリシーを採用し、ユーザーのブラウザ検索などといった情報も保存されないようになっています。
VPNのIPsecとSSLプロトコルテストでは、素晴らしい速度を記録しました。米国サーバーでの通信は47Mbpsで、これは、私がVPNを使用しない際の通常速度である50Mbpsからわずか6%しか低下していないことになります。バッファリングも一切せず、UHDコンテンツをストリーミングし、オンラインゲームも一切ラグなくプレイすることができました。また、wolfSSL暗号ライブラリを使用した自社開発のLightwayプロトコルも提供しており、セキュリティを妥協することなく超高速通信を実現しています。
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アプリは使いやすく、PCとスマホにVPNをインストールするのにわずか5分しかかかりませんでした。また、ライブチャットの問い合わせ窓口は24時間年中無休で対応していますので、何か問題が発生した場合も安心です。さらに、ExpressVPNでは最大8台デバイスの同時接続が可能です。
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2. CyberGhost:公共のWiFiでも安心のトップクラスの暗号化技術
- AES 256bitの暗号化とIPsec/SSLプロトコルでサイバー脅威を阻止
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- 7台までデバイス同時接続が可能
- ジオブロック解除:Netflix USとNetflixジャパン、Amazon Prime、BBC iPlayer、Disney+、Hulu、HBO Max、DAZN JPなど
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ExpressVPNと同様に、CyberGhostは堅牢なAES 256ビット暗号化を介して、デバイス間で送信されるデータをスクランブルしますので、ハッキングなどの心配がありません。CyberGhostの自動WiFi保護機能を備えていますので、公共のホットスポットにも安全に接続することができます。どのネットワークに接続する際でもVPNが自動的に起動するように設定することもできますし、一部のネットワークに対してのみVPNを起動させることも可能です。
キルスイッチやIP/DNSリーク保護もセキュリティ/プライバシーツールとして提供しています。また、ゼロログポリシーを採用していますので、ユーザーのアクティビティデータや、ユーザー情報を保存することはありません。なお、CyberGhostは、プライバシーを配慮し市民のインターネットデータを他国と共有しないルーマニアに拠点を置いています。
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IPsecとSSLプロトコルをテストしたところ、いずれもラグなく快適にゲームができる通信速度がでました。平均ダウンロード速度は45Mbpsで、これはVPN未使用の際の通常速度から10%程しか低下していないことになります。なお、WireGuardプロトコルに関しても良好のスピードを保つことができました。
VPNプロトコルの設定ページは、直感的デザインで分かりやすく、どのOSでも簡単に設定できます。万が一わからないことがあっても、24時間365日のライブチャットサポートがありますのでいつでも問い合わせることができます。
唯一の欠点は、月額プランが高いことです(しかも、14日間の返金保証しかついていません)。しかし、長期契約はわずか$2.19/月〜と、非常に手頃な価格です。また、長期契約の場合、返金保証期間も長く設定されており、2年プランが一番お得になっています。
45日間の返金保証がついているので、リスクフリーで試すことができます。検証では、メールでサポートに問い合わせ返金リクエストしたところ、3日後にはクレジットカードに返金されていました。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がCyberGhost VPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
3. Private Internet Access:モバイルやPCで安全なトレントを実現するIKEv2とOpenVPNプロトコル
- 複数のセキュリティプロトコルで安全なP2Pファイル共有を実現
- 無制限台までデバイスの同時接続が可能
- ストリーミング、オンラインゲーム、ダウンロードに最適な高速通信
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PIAには、複数のセキュリティプロトコルが搭載されており、安全にP2Pファイルを転送することができます。SSLとIPsecプロトコルのいずれの接続であっても、前方秘匿性(PFS)機能により秘密鍵は頻繁に変更され、ブラウジングセッションを保護します。対応しているIPsecおよびSSLプロトコルの中には、IKEv2とOpenVPNがあり、OpenVPNのデフォルトの暗号化はAES 128ビット(こちらの方が通信速度は若干速いです)ですが、セキュリティを最優先する場合はAES 256ビットをお勧めします。
PIAの米国サーバーで何度かリークテストを実施しましたが、私の実際の位置情報が表示されることはありませんでした。また、キルスイッチがありますので、ネット接続が不安定なときもIPアドレスが漏れることはありません。ノーログポリシーも採用しているので、ユーザーデータが第三者に共有されるなどといった心配もありません。
CyberGhostと同様、PIAも広大なグローバルサーバーを提供しています。91ヶ国に渡るサーバーを持っていますので、海外旅行中でも国内のNetflixの閲覧など、地域制限のあるサービスを簡単に利用することができます。
通信も速く、ストリーミングやトレントなどにも最適です。検証では、イギリスとオーストラリアのサーバーを試しましたが、バッファリングも一切なく快適にコンテンツを視聴できました。IPsecとSSLプロトコルのいずれも通信は良好でした。
但し、VPNに慣れていない場合、PIAにはカスタマイズ設定がかなり多いので、厄介に感じるかもしれません。しかし、デフォルトのモードがあらかじめ設定されているため、自分で何かをいじる必要は特にありません。また、24時間365日のライブチャットサポートがあり、いつでもサポートを受けることができます。
PIAはわずか$2.19/月〜で加入できます。3年契約などの長期プランは、コストパフォーマンスが最も高いです。
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IPSecおよびSSL VPNの最適な選び方
今回の記事のため、厳格なテスト基準でIPsecおよびSSL VPNを徹底比較し、お勧めのVPNを厳選しました。質の高いVPNには、以下のような特徴があります。
- 強力なセキュリティ:軍用レベルの暗号化を備えたVPNは、IPsecやSSLトンネリングプロトコルを使用時でも安全にブラウジングできます。その他、キルスイッチ、IP/DNS漏洩対策、ノーログポリシーもプライバシーを守る不可欠な機能です。
- 通信が速い:速度に関しては、利用目的によってIPsec VPNとSSL VPNのどちらもパフォーマンスが左右されます。しかし、高性能のVPNは、プロトコルに関係なく高速通信を維持できます。これにより、UHDコンテンツのストリーミングやオンラインゲームを快適に楽しめます。
- グローバルなサーバーネットワーク:VPNが多国に渡ってサーバーを提供していればいるほど、ジオブロックを回避しやすくなります。沢山のIPアドレスを持っているので地域制限のあるストリーミングサービスのコンテンツのブロック解除がしやすいからです。
- 使いやすさ:アプリのインストール/設定やサーバー接続がお使いのデバイスで簡単にできなければ不便です。オフィスやビジネスで利用する場合でも、複雑な設定を必要としないIPsecまたはSSL VPNを選びましょう。
- 返金保証つき:返金制度があれば、リスクフリーで安心して試せます。
IPsec と SSL VPN のよくある質問
IPsecよりSSLの方が良いですか?
いずれにも長所と短所があります。SSLはウェブベースのプラットフォームでより良く機能し、IPsecはリモートネットワークに接続する場合にお勧めです。そのため、トップクラスのVPNは、SSLとIPsecの両方のプロトコルを提供し、ユーザーのさまざまなニーズに対応しています。なお、VPNを選ぶ際には、通信速度やセキュリティ機能を確認するようにしましょう。
IPsecの方がSSLより速いですか?
IPsecプロトコルとSSLプロトコルに大差はありません。利用する目的によっては、どちらも同じくらい高速です。VoIP通信ではIPsecの方が性能が高いかもしれませんが、SSLは接続のネゴシエーションをより速く実行できることで知られています。トップクラスのVPNでは、IPsecとSSLプロトコルの両方のオプションを提供していますので、目的に応じて選ぶことができます。なお、VPNのパフォーマンスは、サーバーの混雑や接続不安定などといった要因にも影響されます。
SSL VPNはIPアドレスを隠せますか?
はい、SSL VPNは、暗号化とデータ漏洩対策により、ユーザーの実際の所在地を隠してくれます。ただし、確実なIPセキュリティ機能を搭載しているのは、トップクラスのVPNだけです。ExpressVPN のようなプレミアムサービスは、高水準のオンラインプライバシーを確保するだけでなく、返金保証もついているので安心して試せます。
IPsecとSSLの長所と短所は何ですか?
IPsecにはより多くの保護層(レイヤー)があり、SSLはウェブアプリへの接続がより簡単です。どちらのVPNプロトコルも互換性が高いですが、SSLは設定の数が少ないので、よりシンプルに使えます。よって、複数のトンネリングプロトコルを備えているVPNは、目的や場合に応じてプロトコルを使い分けることができます。
ビジネスなどの組織内での利用目的でVPNを導入する場合、IPsecは追加のソフトウェアが必要でメンテナンス費用がかかるため、コストが高くつくかもしれません。SSLは実装がはるかに簡単ですが、追加の安全機能を提供していません。内蔵認証(2FA付き)を備えるIPsecとは異なり、SSLは公共のサードパーティーベンダーに依存しているのでセキュリティが危険にさらされる可能性があります。ただし、SSLは、特にルーター機器に対するファイアウォールを回避するのに優れています。
なお、IPSecベースのVPNプロトコルは、オープンソースコードがないため、一部のユーザーにとって不便になる可能性があります。また、エドワード・スノーデン氏によると、NSAはスパイやハッカーが悪用できる脆弱性のあるIPsecをターゲットにしているそうです。しかし、VPNには、機密データをスパイから隠すことができるセキュリティ/プライバシー機能が付属しています。
IPsecとSSLは、それぞれどのような時に使用すべきですか?
ウェブベースのアプリケーションにはSSL VPNを、機密データの送信にはIPsecをお勧めします。例えば、メール通信にはSSL、モバイル決済アプリを使用する際にはIPsecといったふうに使い分けるのが良いでしょう。いずれにせよ、トップクラスのVPNはIPsecとSSLプロトコル両方を提供しているため、不便は感じられないと思います。VPNを利用すれば、公衆無線LANの利用時にも安心ですし、ストリーミングもバッファなどなく快適です。
IPsecとSSLのどちらを使うかは、ユーザーやビジネスのニーズ、セキュリティ要件、インフラやリソースなどの要素も考慮する必要があります。リモートワーカーを社内のネットワークに安全にアクセスさせる目的で、企業においてVPNのニーズが高まっていますが、MSP(マネージド・サービス・プロバイダー)に設定を依頼することができます。
今日、多くの企業がオンプレミスとクラウドの両方のソフトウェアを運用していますので、両方のタイプに対応したVPNを採用する必要があります。IPsecは従来のオンプレミスのアプリケーションでよりよく動作し、SSLはSaaS(Software as a Service)クラウドベースのアプリケーションで推奨されています。
また、必要に応じて、SSLを介してユーザーのアクセス(例えば、社内データへのアクセス)を簡単に制限することができます。これは、SSL VPNがネットワーク全体ではなく、特定のアプリケーションにアクセスすることで機能するためです。SSLのアクセス制御により、権限のあるユーザーだけが機密情報を閲覧できるようになっています。ですから、取引先やフリーランサーのアクセスに最適です。IPsecは、社内リソースにフルアクセスが許可されたリモートの従業員にお勧めのオプションです。
ベストなIPsecとSSL VPNを使いましょう
IPsecとSSL VPNのどちらか一つを選択する場合、VPNのパフォーマンスを向上できる機能に注目することが重要です。但し、セキュリティレベル、通信速度、使いやすさに大差はないため、使い分けしなくても特に問題はありません。大半のVPNプロバイダーは、それぞれのプロトコルの欠点をカバーできるようVPNを最適化しているので、どちらのプロトコルでも快適に使えるようになっています。
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