
Linuxにおすすめの無料VPN 9選【検証済み・2023年】
- Linuxにおすすめの無料VPN│早見表
- Linuxにおすすめの無料VPN【2023年更新】
- ExpressVPN:Linux専用アプリで素早く簡単にセットアップ
- CyberGhost:Linux用アプリを24時間無料で試せる
- Windscribe:10GBまで無料で通信でき、LinuxでP2Pに対応
- Proton VPN:便利なガイドでLinuxのセットアップも簡単
- hide.me:高度なセキュリティ機能でLinux端末を保護
- TunnelBear:UbuntuとFedoraで高速通信
- Private Tunnel:データ通信量が無制限でDDoS攻撃対策があるのでゲーマー向け
- VPNBook:Linuxでストリーミングするのに役立つパワフルなブロック解除機能
- Speedify:チャンネルボンディングでLinuxの通信を高速に
- VPNのランキング・調査方法
- 無料VPNのデメリットは?
- よくある質問
- まとめ
Linuxは動作が速くてプライバシーの面で安心なのが強みですね。この記事でご紹介するVPNは高速で、ネット通信のセキュリティ対策を強化でき、手頃な価格で利用できます。
Linuxに対応している最高の無料VPNを見つけるべく、45種類の無料VPNを試したのですが、その多くは宣伝通りの優れたサービスではありませんでした。利用できる機能に制約があったり、通信が遅かったり、サーバーが過負荷だったりしたのです。さらに、セキュリティを危険にさらすサービスもいくつかありました。
しかしLinuxでも安全で、通信が速いVPNを9つ見つけることができました。無料なのでいくらか欠点があるのは仕方がないことですが、無料VPNとしてはトップクラスです。制約のないVPNが欲しい方はExpressVPNなどのプレミアムサービスがおすすめです。
Linuxにおすすめの無料VPN│早見表
- ExpressVPN:圧倒的な通信速度でLinuxにも対応!使い心地を実感してみることもでき、満足できなければ30日以内に返金を請求できます。
- CyberGhost:24時間プレミアム版を試せるので、通信の速さを実感でき、動画も視聴できます。ただし、遠くのサーバーに接続すると、通信はかなり遅くなります。
- Windscribe:毎月無料で10GBまでデータ通信が可能。高速サーバーを利用できます。
- Proton VPN:通信量が無制限で広告が表示されず、ログなし保証あり。プレミアム版に7日間無料でアップグレードできます。
- hide.me:3か所にサーバーがあり、毎月2GBまで無料で通信できます。
リスクなし!LinuxでExpressVPNをお試しください
Linuxにおすすめの無料VPN【2023年更新】
どのLinuxディストリビューションを使用していても、インストールが簡単で、高度なセキュリティ対策を実現し、通信が速いVPNが必要ですね。43種類のVPNを調査し、業界最高のサービスを厳選しました。いつでもどこでも安全にインターネットを利用できます。
1. ExpressVPN:Linux専用アプリで素早く簡単にセットアップ

2023年1月に有効 リスクなしで30日間体験
- 圧倒的な高速通信でストリーミング、ブラウジング、ダウンロード
- 94か国に3,000個のサーバーを配備
- Linuxディストリビューション用のインストールガイドが分かりやすい
- 30日間返金保証
- 厳しいログなし方針でデータを保護
- 5台まで同時に接続可能
- 利用可能なストリーミングサービス:Netflix、Disney+、Amazonプライムビデオ、Hulu、BBC iPlayer、Vuduなど
- 対応端末:Windows、Mac、iOS、Android、Linux、ルーター、Apple TVなど
期間限定でExpressVPNのプランが最大49%オフ!お見逃しなく!
ExpressVPNは有料サービスですが、30日返金保証があるのでLinuxにおすすめのVPNの1つとしてご紹介します。満足できなければ返金保証期間内に問い合わせて全額を返金してもらえます。
ExpressVPNは無料VPNと違い、トップクラスの機能があるので安全かつ匿名でインターネットサーフィン、ドラマの視聴、コンテンツのダウンロードなどを楽しめます。
ExpressVPNのLinuxアプリはWindows・macOSアプリと同じで、94か国に用意された3,000個のサーバーに自由に接続できます。サーバーがたくさんあるため、地理的に制限されたサイトやプラットフォームのブロックを解除するために役立ちます。
ストリーミング中にどのようなパフォーマンスが期待できるか確認するため、各国のサーバーを数十個試してみました。アメリカ、イギリス、日本のサーバーに接続したところ、Netflixライブラリにアクセスでき、AmazonプライムビデオやHuluなども利用できたのは大満足です。地理的制限をラクラクと回避できます。
また、通信が圧倒的に速いのも注目ポイントです。試したサーバーのダウンロード速度を測定したところ、平均で61Mbpsでした。5MbpsあればHD画質でストリーミングできますから、バッファせずに映画やスポーツ試合を見ることができました。また、VPNに接続中はダウンロード速度が安定していました。ExpressVPNの圧倒的な高速通信により、遅いと感じずに快適にブラウジング、ストリーミング、ダウンロードできます。
トレントをダウンロードする場合、ExpressVPNに接続して安全性を確保できます。また、ログなし方針もあるので機密データを記録されたりサードパーティと共有されたりすることは一切ありません。個人情報を守り、匿名性を確保できるということです。
ExpressVPNは分かりやすいガイドも用意しているため、簡単にインストールできます。Ubuntu、Debian、Fedora、Arch、CentOS、Raspberry Piに対応しているExpressVPNは、手動でセットアップするか、FirefoxやChromeのブラウザ用アドオンを使うこともできます。質問がある場合は24時間年中無休のカスタマーサポートが親切に対応してくれます。
ExpressVPNの充実した機能について詳しくは完全レビューをご覧ください。また、30日返金保証があるのでサービスを実際に使ってみて満足できなければ返金を請求することもできます。
2. CyberGhost:Linux用アプリを24時間無料で試せる
- LinuxのCLIが使いやすい
- 帯域幅が無制限
- 91か国に9,758台のサーバー
- 高速通信により、バッファせずに動画を視聴
- AES 256ビット暗号化
- 厳格なログなし方針
- 利用可能な動画配信サービス:Netflix、Disney+、Hulu、Amazonプライムビデオ、HBO Maxなど多数
- 対応端末:LinuxのCentOS、Fedora、PopOS、Kali、Mint 20、Ubuntu
CyberGhostは1日、Linuxで試すことができます。アプリはとても使いやすいため、機能や性能を試すのに十分でしょう。例えば、“--cyberghostvpn --help”と入力すると、利用可能なコマンドが一覧として表示されます。24時間無料トライアルには機能などの制限がなく、帯域も無制限なので、CLIアプリを隈なく試すことができます。
CyberGhostはサーバーが9,758台もあります。さらに、Netflix、Disney+、Huluなどの動画配信サービス向けの専用サーバーがあるのも便利です。サーバーを各国に設置しているため、海外の動画配信サービスにアクセスでき、動画だけでなく地域制限がかかっているサイトやコンテンツを閲覧できるようになります。
また、サーバーが多いため、近くのサーバーに必ず接続できます(サーバーが近いほど通信が速くなるのです)。VPNに接続前のダウンロード速度は平均で52Mbpsでした。CyberGhostのサーバーを10台試したところ、平均ダウンロード速度は49Mbpsでした。6%しか遅くならず、遅くなったと感じられるほどではありませんでした。通信が速いため、動画を素早く読み込むことができ、途中で止まってしまうこともありませんでした。
CyberGhostは強固なセキュリティ機能があるので、安全性を守るために役立ちます。軍隊が使用しているのと同じ256ビット暗号化で通信が保護されます。また、自動停止スイッチもあり、VPNサーバーとの接続が途絶えた場合にネット通信を完全に遮断できます。保護されていない通信が送受信されないよう対策できるので、データを確実に守れるわけです。
さらに、厳格なログなし方針もあります。つまり、CyberGhostがユーザーデータを保持することは一切ないと保証されているのです。VPNに接続すると、VPNプロバイダ以外、誰にもデータを見られなくなります。信頼できるVPNサービスを選ぶのが重要なのはそのためです。CyberGhostのプライバシー方針には、ユーザーデータを部外者と絶対に共有しないと明記されています。
CybetGhostのLinuxアプリについて詳しくはこちらをご覧ください。
2. Windscribe:10GBまで無料で通信でき、LinuxでP2Pに対応
- 毎月10GBまで通信可能
- 無制限台の端末を接続可能
- 69か国のサーバーに接続可能
- セッションログやIPタイムスタンプを記録しない
- 利用可能なストリーミングサービス:Netflix、Amazonプライムビデオ、Hulu、BBC iPlayer、Kodi
- 対応端末:Linux、Windows、macOS、iOS、Android、ブラウザ、ルーター
Windscribeは無料コマンドラインという形式で使用でき、匿名でインターネットサーフィンするために役立ちます。以下のLinuxディストリビューションに対応しています。
- Ubuntu
- Fedora
- Debian
- CentOS
WindscribeのLinuxアプリはWindowsやMacアプリほどはスムーズに動作しませんが、Ubuntu用セットアップガイドが用意されています。また、IKEv2とOpenVPNにも対応しているので使いやすさは問題ありません。
Windscribeは毎月無料で10GBまで通信でき、他社の無料VPNより無料の通信量は多いのが特徴です。ただし、HD画質で動画を視聴すると毎時3GBの通信量を消費しますから、ドラマを見るとすぐに使い切ってしまうでしょう。
Windscribeの無料版は利用できるストリーミングサービスに制約があることが最大の欠点です。有料版ではNetflixとBBC iPlayerにアクセスできますが、無料版ではアクセスできませんでした。
トレントに関してはまあまあ良いでしょう。無料版で69か所のサーバーを使用でき、P2Pファイル共有にも完全対応しています。しかし、大容量のファイルを共有するとすぐに10GBの制限に達してしまうかもしれません。
セキュリティに関してもWindscribeは安心です。AES 256ビット暗号化でデータを監視からきちんと守ってくれます。さらに、厳しいログなし方針があり、マルウェアブロッカーを搭載しているため、トラッカーやハッカーからデータを守れます。
Windscribeは複数の有料プランを用意しているので予算に合ったものを選べますが、10GBまでなら無料で通信できます。完全レビューで調査結果の詳細をご覧ください。
4. Proton VPN:便利なガイドでLinuxのセットアップも簡単
- 通信量が無制限。速度は遅め
- サーバーは3か国だけ
- 同時に1台しか接続できない
- 高度なセキュリティ機能があり、ログなし方針も
- プレミアムプランに7日間無料でアップグレード可能
- 利用可能なストリーミングサービス:Netflix、Hulu、Amazonプライムビデオ。ただし無料プランではストリーミングできません。
- 対応端末:Linux、Windows、macOS、iOS、Android、一部のルーター
Proton VPNは後からの思い付きでLinuxに対応することにしたという印象ではありません。
接続を構成するにはOpenVPNパッケージと適切な構成ファイルを使用する必要があります。Proton VPNのホームページには便利なガイドが用意されているのが便利です。特にUbuntuディストリビューションに関して詳しく書かれています(英語のみ)。
Proton VPNはLinuxパッケージでありがちなDNS漏れを修正しており、全体的に優れた利用体験となっています。しかし、無料プランでは通信速度に上限があるため、通信が遅いと感じるかもしれません。
無料プランでは3か国のサーバーに接続でき、地理制限を回避できますが、トレントに対応しているサーバーはありません。一方、Proton VPNの有料プランにアップグレードすると全サーバーでP2P共有できます。
無料プランではストリーミングも厳しいでしょう。Proton VPNはデータ通信量が無制限ですが、Netflix専用サーバーを使うにはProton Plusへのアップグレードが必要です。新聞記事、音楽、動画など、地理的に制限されたコンテンツ、検閲されているコンテンツにアクセスするには役立ちます。
有料プランの7日間体験版にアップグレードするのがおすすめです。無料アカウントに登録して手順に従うだけです。Proton VPNのサーバーに初めて接続すると、7日間プレミアムプランを利用できるため、安全にストリーミングしたり、高速通信を楽しんだり、P2Pでファイルを共有したりできます。
無料版でもAES 256ビット暗号化とDNS漏れ対策が利用できますから、データやネットの利用状況は安全です。しかし、Proton VPNのユニークなセキュアコア保護機能を利用するには有料プランに加入する必要があります。この機能はネット検閲のない国に通信を自動的にルーティングすることでプライバシー保護を強化できます。
詳しく知りたい方は、Proton VPNの完全レビューをご覧ください。あるいは今すぐ加入して無料パッケージを利用しましょう。
5. hide.me:高度なセキュリティ機能でLinux端末を保護
- 毎月無料で2GBまでデータ通信可能
- IKEv2とUbuntuに対応
- 帯域が無制限
- IP漏れ対策
- 広告なし
- 30日間返金保証
- 利用可能なストリーミングサイト:BBC iPlayer、Amazonプライムビデオ、Sling TV、Showtime、Crackle、HBO GO、Kodi、Sky Go
- 対応端末:Linux、Windows、macOS、iOS、Android、Chrome、FireFox、Windows Phone、一部のルーター
安全性を妥協しない無料VPNをお探しの方にはhide.meがおすすめです。256ビットAES暗号化、IP漏れ対策、自動停止スイッチ、ログなし方針により、データのセキュリティ対策は万全です。
多くの無料VPNは広告を表示するのですが、hide.meは例外です。使いやすいデザインで、どんなLinux端末でも役立ちます。
ここまでは素晴らしいVPNサービスのように思えますよね。しかし、hide.meの無料プランは制約が厳しいという欠点があります。
まず、5か所のサーバーしか利用できないため、トレントには向いていません。また、データ通信量は毎月2GBまでなので音楽を4時間程度ストリーミングできますが、毎日使用することはできません。
プレミアムプランにアップグレードするとこのような制約はありません。世界各国77か所にある2,100個以上のサーバーに接続でき、データ通信量も無制限となります。無料プランだと1台の端末しか接続できませんが、hide.meの有料プランなら同時に10台まで接続できます。
また、hide.meはLinux(Ubuntu)のセットアップガイドを提供しています。残念ながらUbuntu向けのVPNクライアントは、PPTPプロトコルしか対応していません(PPTPはセキュリティに関して深刻な問題があるため、現在はほとんど使われていません)。
hide.meはブラウジング状況を保護するためにOpenVPNまたはIPSec/IKEv2の使用を推奨していますが、手動で構成しなくてはなりません。
hide.meのブロック解除機能について詳しくは完全レビューをご覧ください。無料サービスは今すぐダウンロードできます。プレミアムプランが気になる方はリスクなしの30日返金保証でお試しください。
6. TunnelBear:UbuntuとFedoraで高速通信
- 毎月500MBまで通信可能
- 47か国にサーバーあり
- AES 256ビット暗号化
- Linuxに対応。しかしセットアップのサポートは少なめ
- 利用可能なストリーミングサービス:HBO Go。アメリカのNetflix、Hulu、BBC iPlayerのブロックは解除できませんでした
- 対応端末:Linux、Windows、macOS、iOS、Android、Chrome、Firefox、Opera
TunnelBearはクマのマスコットが可愛いですね。パワフルなVPNサービスですが、無料アカウントにはいくつか重大な欠点があります。最大の欠点は毎月500MBしか通信できないことでしょう。ドラマを30分間ストリーミングできるかできないかという程度ですね。
TunnelBearのテストではアメリカのNetflix、Hulu、BBC iPlayerにはアクセスできませんでしたが、他のユーザーによると時々これらのサイトにアクセスできるそうです。GhostBear(地理制限を回避する機能)はWindows、Mac、Androidでしか利用できません。
TunnelBearはLinuxには最適化されていません。基本的なプロトコルはUbuntuのスタンダードデスクトップとFedoraのWorkstationで利用できます。残念ながらGentoo、Slackware、Mintでは利用できません。
TunnelBearはLinuxパッケージのインストール方法をステップバイステップ形式で解説しており、必要なコマンドも掲載されています。インストールする前に有効なアカウントが必要だということにご注意ください。
さて、TunnelBearの長所を見ていきましょう。
TunnelBearはAES 256ビット暗号化、マルウェアをブロックする「Vigilantモード」、ログなし方針などセキュリティ対策はしっかりしています。無料VPNですが、データの安全性はしっかり確保できるでしょう。47か国以上に用意された高速サーバーを利用して地理制限を回避できます。
通信速度も比較的高速です。TunnelBearのパフォーマンスは受賞歴があるほどですから、バッファせずに高画質で動画をストリーミングできます。しかし毎月500MBまでしか通信できないことがとても残念です。
TunnelBearのダウンロード速度について詳しくは完全レビューをご覧ください。
7. Private Tunnel:データ通信量が無制限でDDoS攻撃対策があるのでゲーマー向け
- 7日間無料トライアル
- 21か国にサーバーあり
- 24時間週7日体制のカスタマーサポート
- 通信量に上限なし
- ステップバイステップ形式のLinuxセットアップガイド
- 利用可能なストリーミングサービス:地理的に制限された一部のサービス。ただしNetflix、Hulu、BBC iPlayerは利用できません
- 対応端末:Linux、Windows、macOS、iOS、Android
Private TunnelはLinuxで使える無料VPNの中で私が個人的に気に入っているサービスです。7日間無料トライアルで全機能を試してみることができます。しかし長期的に使える無料VPNをお探しの方は他社サービスかPrivate Tunnelのプレミアムプランへの加入を検討すべきでしょう。Private Tunnelの無料サービスを7日間以上使い続けることはできません。
Linuxでセットアップするのは簡単です。Private TunnelはLinux端末にサービスをインストールする方法をステップバイステップ形式の便利なガイドで解説しています。さらに、インストールに関してトラブルがあった時に24時間年中無休のカスタマーサポートが役立ちます。
インストールが完了すると21か所にある安全なサーバーに接続できます。スピードテストではダウンロード速度が速いことが分かり、動画はほとんどバッファせずに視聴できました。通信量が無制限なのも嬉しいポイントです。しかしNetflix、Hulu、BBC iPlayerなどのストリーミングサービスのブロックは解除できませんでした。
セキュリティ対策も万全です。128ビットAES-GCM暗号化とDDoS攻撃対策によりネットの利用状況をしっかり隠すことができます。しかしPrivate Tunnelはパフォーマンスのモニタリングやメンテナンスのためにいくらかログを記録しているので、万が一VPNサーバーがハッキングやデータ漏えいの被害に遭った場合、データが悪意のある人の手に渡ってしまうかもしれません。
Private Tunnelの強力な暗号化について詳しくは完全レビューをご覧ください。7日間無償トライアルを始めましょう!
8. VPNBook:Linuxでストリーミングするのに役立つパワフルなブロック解除機能
- 6か国に11個のサーバーを配備
- 通信量は無制限。広告あり
- アメリカのNetflixのジオブロックを解除するのに便利
- Linux専用のセットアップ構成
- 利用可能なストリーミングサービス:Netflix、Hulu、Amazonプライムビデオ
- 対応端末:Windows、Linux、Windows、macOS、iOS、Android
無料OpenVPNクライアントであるVPNBookはLinuxでしっかり動作します。UbuntuにOpenVPNをインストールする方法を解説したステップバイステップガイドが用意されています。カスタマーサポートも優秀で、Facebookやツイッターから問い合わせることもできます。いつも誰かが対応してくれ、インストールのトラブルを解決できます。
VPNBookの無料サービスは本当に無料で利用できますが、アプリ内の広告やポップアップ広告が定期的に表示されます。感心してしまうほど高パフォーマンスですから、広告があっても構わないという方もいるでしょう。
地理制限を回避できるか調べたところ、アメリカのNetflix、Hulu、Amazonプライムビデオでジオブロックされているコンテンツにアクセスできました。しかしダウンロード速度が遅いのは残念です。VPNBookの無料サービスは5か国に6個しかサーバーがないので、有料サービスほどの高速通信は期待できません。
最大の懸念はセキュリティです。VPNBookはAES 128ビット暗号化を使用しています。より安全な256ビット暗号化ではないのです。また、1週間、IPアドレスやタイムスタンプなどの接続ログを記録するのでプライバシーをしっかり保護できるとは言えません。
それでもVPNBookは素晴らしい無料サービスです。詳しくは完全レビューをご覧ください。あるいはOpenVPNパッケージをダウンロードして、制限のないブラウジングをお楽しみください。
9. Speedify:チャンネルボンディングでLinuxの通信を高速に
- プレミアムVPNの代わりに使用できるチャンネルボンディング
- 加入せずに利用でき、毎月無料で2GBまで通信可能
- 53個以上のサーバーに接続
- ログなし方針でプライバシー保護を強化
- 利用可能なストリーミングサービス:YouTube(アメリカのみ)、BBC iPlayer
- 対応端末:Linux、Windows、macOS、iOS、Android
Speedifyは一風変わったサービスです。チャンネルボンディングサービスであり、Wi-Fi、イーサネット、テザリングしたスマホの通信を結合して1つの高速で安全な通信にするものなのです。従来的なVPNと共通する機能があります。
無料プランではAES 128-GCM暗号化とログなし方針でデータの安全性を確保できます。スピードテストでは特にアメリカでダウンロード速度が速かったです。Speedifyは無料サービスですが、35か所に53個以上のサーバーがあり、比較的充実しています。
SpeedifyはLinuxに完全対応していることが最大の魅力でしょう。Raspberry Pi向けのUbuntuやRaspbianをはじめ、ARMやIntelのDebianベースのLinuxディストリビューションに対応しています。
残念ながら、Speedifyは毎月2GBまでしか通信できないため、数時間しかストリーミングできません。さらに、米国のNetflixにはアクセスできませんでしたが、YouTubeの制限付きコンテンツやBBC iPlayerは視聴できました。
Speedifyはさまざまな価格のプランを提供していますが、無料版は通信量が制限されているだけで、機能は有料版と同じです。Speedifyのチャネルボンディング技術について詳しくは完全レビューをご覧ください。
VPNのランキング・調査方法
この記事でご紹介したVPNは、Linux Mintを実行中のノートパソコンとUbuntuのデスクトップパソコンで試しました。
セキュリティ機能や通信速度のほかに、ストリーミングやトレントできるか調査、比較しました。
セキュリティ
128ビット以上の暗号化を採用しているサービスだけをおすすめしています。256ビット暗号化が理想ですが、インターネットサーフィン、ストリーミング、トレントなどには128ビットで十分でしょう。さらに、VPNのプライバシー方針を読み、どの暗号化を使用しているか、ログを記録していないか確認しました。
次に、DNS・IPv6漏えいテストを行い、IPアドレスがきちんと隠せているか、DNSリクエストが正しくルーティングされているかをチェックしました。また、自動停止スイッチなどのセキュリティ機能があるか調べました。漏えい対策やマルウェアブロッカーなど、サービス内容が充実しているVPNを優先しています。
通信速度
各VPNでピーク時とピーク時以外にスピードテストを数回行い、全体的なパフォーマンスをチェックしました。トレントをダウンロードしたり、高画質でストリーミングするのに十分な通信速度を提供しているVPNだけをおすすめしています。
ストリーミング
どのストリーミングサイトのアクセス制限を回避できるか、1つひとつ試しました。アメリカのNetflix、Hulu、BBC iPlayer、HBO GOにアクセスできるか確認し、地理制限がかかっているYouTubeの動画やKodiのアドオンもブロックを解除できるか試しました。レビューにはどのストリーミングサービスにアクセスできるか明記しています。
トレント
セキュリティテストの結果を基に、トレントに十分な安全性を確保できるかVPNを評価しました。カスタマーサポートに問い合わせて無料版でもP2Pファイル共有できることを確認し、実際にP2Pでホームビデオを家族と共有してパフォーマンスを確認しました。
無料VPNのデメリットは?
この記事でおすすめしているサービスは安全ですが、無料VPNの多くは重大なセキュリティリスクがあるので注意が必要です。危険な無料VPNは、有料VPNと比べて低レベルの暗号化を使用しているため、データを盗まれやすくなってしまいます。また、停止スイッチ、漏えい対策、WebRTCブロックなど必須のセキュリティ機能を提供していないことが多いです。
テストでは、無料VPNは通信量、速度、帯域などを制限しているものがほとんどだということが分かりました。このような制約がある無料サービスはとても不便で、プレミアムプランにアップグレードしたいと思い始めるかもしれません。おすすめのVPNはすべてバッファせずに使用できるくらい高速通信だということが確認済みです。
また、無料VPNの多くはWindowsとmacOSにしか対応していません。Linuxディストリビューションには構成できないのです。Ubuntuのセットアップガイドが用意されていることは多いですが、Mint、Fedora、OpenSUSEなどのディストリビューションで使える無料VPNはごくわずかです。
有料VPNはLinuxを含めさまざまなプラットフォームに対応していることがほとんどです。
よくある質問
LinuxにVPNを簡単にインストールできますか?
Linux端末にVPNを簡単にインストールする方法はいくつかあります。
一番簡単なのはOpenVPNですが、ほとんどのVPNプロバイダは公式サイトでLinuxのインストールガイドを提供しており、独自のレポジトリもあります。後はターミナルからレポジトリをインストールするだけです。
この記事でおすすめしているVPNはすべてLinuxのインストールガイドがあります。分かりやすく書かれていることも確認しました。
VPNを使うと通信が遅くなりませんか?
VPNは端末とアクセス先のサイトを仲介するツールなので、通信をVPNサーバーに経由させると通信が平均で5%遅くなります。
VPNに接続していない状態で90Mbpsだとすると、VPNに接続すると85.5Mbpsになりますが、大した遅れではありません。
ISPの回線が混雑していたり、通信速度を調整していたりする場合、ローカルネットワークを回避して高速なVPNネットワークを使用することで、普段より速くなることもあります。
LinuxでOpenVPNを使用するとは?
LinuxにおすすめのVPNの中にはOpenVPNのセットアップ方法を解説しているサービスもあります。
OpenVPNとは、オープンソースのLinux向けVPNアプリです。VPNがOpenVPNに対応している場合、VPNをインストールするためもカスタムOpenVPNパッケージを利用できます。LinuxでのOpenVPNの使用に関して詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
価格に惑わされてはいけません。一部のLinux向け無料VPNは、データ漏えい、通信の遅さ、危険なマルウェアなどの欠点があります。
無料VPNを使うとLinux端末がハッカー、詐欺、中間者攻撃などの危険にさらされてしまう恐れがあります。多くのVPNは他のOSを優先しているため、Linuxでトラブルが発生しても解決は困難です。端末のパフォーマンスを犠牲にしないためにも、Linux専用アプリがあり、通信が速いVPNを選びましょう。ExpressVPNなどおすすめのVPNサービスは返金保証や無償トライアルを提供していますから、リスクなしですべての機能を試してみることができます。
「有料サービスの方が良いかも」という方はLinuxにおすすめのVPNをご覧ください。また、最新の割引情報はクーポンページをご覧ください。
返金保証を使ってリスクなしで試せるLinuxにおすすめのVPNはこちらです!
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ネットの利用状況をトラッキング・監視したり、ターゲティング広告を表示したりするために以上の情報が使用されることがあります。
VPNを使えばこのような情報をアクセス先のサイトから隠して常に情報のプライバシーを守ることができます。一番のオススメはExpressVPNです。350件以上のVPNを検査したなかでナンバーワンのサービスです。 軍事レベルの暗号化とプライバシー機能により、確実にセキュリティ対策できます。また、現在49%オフの割引キャンペーンを実施中です。