Synology NAS対応VPNおすすめ5選│設定しやすい 2025年
NAT(Network Attached Storage)として注目されているSynologyは、1か所にデータを保存するための安全性の高いデータストレージサービスです。セキュリティ水準は高いものの、同じネットワーク上のほかのユーザーとファイルを共有する際、データは無防備の状態になります。Synology NASは機密情報を保存するためのデバイスですから、これは心配です。
50社以上のVPNを検証し、Synologyにおすすめのサービスを厳選しました。ここで紹介するVPNは接続を暗号化するため、安全にファイルを転送でき、高速なので速度低下を最小限に抑えられます。厳格なノーログポリシーもあり、Synology NASへの設定は簡単です。
Synology NASにはExpressVPNがイチオシです。強力なセキュリティ機能が外部の脅威からデータを守ります。高速なので、素早くファイル転送を行えます。30日間返金保証がありますから、SynologyでExpressVPNをリスクなく試せます。満足できなかった場合、全額を返金してもらえるわけです 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
プロ厳選!2025年おすすめのSynology対応VPN
- 編集者のチョイス
- CyberGhost
NoSpyサーバーで安全にファイルを共有でき、四半期ごとに透明性レポートを公開。 - Private Internet Access
安定したサーバーを多数設置しており、スムーズにデータを転送できるものの、本拠地はアメリカ。 - NordVPN
メッシュネットワークでNASから他のデバイスにデータを安全に転送できる。更新時の料金に注意。 - Surfshark
:接続台数が無制限。すべてのデバイスで安全にNASが使えるものの、本拠地はオランダ。
【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
Synology NASにおすすめのVPN — 完全分析【2025年更新】
1. ExpressVPN:総合的に一番おすすめのSynology用VPN。高速でセキュリティが強い
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2025年2月に有効 リスクなしで30日間体験
注目ポイント | 検証したなかで最速のVPN。NASと他のデバイス間でデータを高速で転送するのに最適 |
サーバーネットワーク | 日本を含む105か国に3,000台のサーバー。どこでも近くに高速サーバーが見つかる |
通信速度 | とても高速。近くの英国サーバーでは5%の速度低下 |
本拠地はプライバシーに配慮した国? | 〇(英国領ヴァージン諸島) |
日本語のアプリ | 〇 |
ExpressVPNは筆者がこれまで検証したなかで最速のSynology NAS対応VPNです。OpenVPNで近くの英国サーバーを試したところ、通信速度は5%しか低下しませんでした。これに対して、40%以上遅くなったVPNもありました。ExpressVPNなら大容量ファイルに遅延なく安全にアクセスできるわけです。
ExpressVPNはセキュリティ面も妥協していません。SHA512ハッシングと4096ビットRSAキーを組み合わせたシグネチャスキームを採用していて、これは大半の銀行が使用しているものよりも強力です。さらに、軍レベルのAES 256ビット暗号化と、送信データ1ビットごとに新しい暗号鍵を生成するパーフェクトフォワードシークレシーを組み合わせていますから、暗号鍵が漏えいしたとしてもSynology NAS上のデータのプライバシーとセキュリティが確保されます。
ExpressVPNが厳格なノーログポリシーを遵守していることは監査で確認されていますので、NASのアクティビティが保存・共有されることは一切ありません。データ共有同盟に加盟していない英領ヴァージン諸島(BVI)に本社を置いていることからも、ユーザーのプライバシー保護に対する姿勢がうかがえます。
唯一のデメリットは、他社より価格が高めであること。しかし、1年を通して大幅割引キャンペーンを行っていますから、オトクです。30日間返金保証がありますから、ExpressVPNをSynology NASでリスクなく試せます。試しにライブチャットで返金をお願いしたところ、わずか3日後にお金が戻ってきました。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
便利な特徴
- 簡単にルーターに設定できる。ExpressVPNはカスタムファームウェアとルーター専用アプリを提供している数少ないVPNの1つです(一部のルーターモデルに限ります)。ルーターにVPNを設定しやすく、使い勝手も良いのです。ルーターにVPNを設定すると、NASだけでなく、ネットワークに接続されているすべてのデバイスがVPNで保護されます。
- デバイスグループ。この機能を使用すると、ルーターに接続された各デバイスを異なる拠点に接続できます。例えば、NASは米国サーバーに、スマホは英国のVPNサーバーに接続することが可能です。最大5つのグループを作成でき、家庭での利用がさらに便利になります。
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2. CyberGhost:No-SpyサーバーでNASのデータ転送がプライベートかつ安全に
注目ポイント | 第三者がアクセスできない「NoSpyサーバー」でNASのデータの安全を確保 |
サーバーネットワーク | 日本を含む100か国に11,690台のサーバー。ルーマニアに設置されたNoSpyサーバーも |
通信速度 | 高速。近くの英国サーバーでは8%の速度低下 |
本拠地はプライバシーに配慮した国? | はい。ルーマニア |
日本語のアプリ | 〇 |
CyberGhostはオンラインプライバシー保護のため、安全性の高いNoSpyサーバーを提供しています。このサーバーはルーマニアにある本社に設置されています。ほかのVPNの場合、サーバーは共用のデータセンターに位置しており、第三者による干渉やデータ傍受のリスクがあります。しかし、NoSpyサーバーを扱えるのはCyberGhost社員のみですから、NASのデータが完全に保護されます。NoSpyサーバーを利用したい場合は少額の追加料金が発生します。
また、四半期ごとに透明性レポートを公開しています。これにはユーザーデータの引き渡しの法的要請とその対応の詳細が記されています。CyberGhostは厳格なログ保存禁止ポリシーを守っているため、共有できるデータはありません。Synology NASのデータはプライバシー重視の企業によって保護されるということです。
Synology NASにCyberGhostを設定するのは非常に簡単です。公式サイトの説明に従い、OpenVPNプロトコルでSynologyデバイスにCyberGhostを設定したところ、わずか4分で完了しました。OpenVPNでCyberGhostに接続する場合、UDPとTCPの両方が利用可能です。
唯一の欠点は、月々プランが少し高価で返金保証期間がわずか14日間であることです。しかし、長期プランは大幅割引の対象で、返金保証も45日間に延長されます。NASでCyberGhostを無料で試せるわけです。もし満足できなかった場合は全額返金を受けることができます。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がCyberGhost VPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
便利な特徴
- IPアドレス・DNSの漏えい対策。CyberGhostはしっかりした漏えい対策機能でSynology NASの機密データを守ります。10台のサーバーに対してDNS/IP漏えいテストを実施したところ、漏えいは一切検出されませんでした。
- RAMのみのサーバー。ExpressVPNと同様、CyberGhostのサーバーはすべてRAMのみで動作しています。NASのアクティビティはサーバーに物理的に保存されず、プライバシーが強化されます。
3. Private Internet Access(PIA):サーバーネットワークが大規模。NASで安定・高速したデータ転送を実現
注目ポイント | 大規模なサーバーネットワークにより、NASのデータを安全に安定して転送 |
サーバーネットワーク | 日本を含む91か国に29,650台のサーバー。世界中どこでも安全にデータ転送が可能 |
通信速度 | 高速。近くの英国サーバーでは9%の速度低下 |
本拠地はプライバシーに配慮した国? | ×(アメリカ) |
日本語のアプリ | 〇 |
PIAは、筆者が検証したSynology対応VPNの中で最大級のサーバーネットワークを誇ります。回線混雑を気にせずに安定した接続が可能です。さらに、現在地に近いサーバーを見つけやすいので、レイテンシを低く抑え、クラウドサービスとのバックアップや同期などの作業をスムーズに進めることができます。
速度も期待を裏切りません。私が試した近くの英国サーバーで通信速度は9%しか低下しませんでした。Synology NASにデータをアップロードしたりファイルを取得したりする際、高速でデータ転送が行われます。また、PlexやVideo Stationを通じてSynology NASで動画をストリーミング再生する場合、高速なので動画はバッファなく再生されます。
PIAはデータ監視の懸念があるアメリカの企業です。しかし、ノーログポリシーを徹底していることが独立監査で確認されています。実際、2016年にFBIがユーザーデータの引き渡しを要請した際、共有できるデータは何もありませんでした。Synologyのアクティビティはしっかり保護されます。
PIAは30日間返金保証がありますから、無料で試せます。気に入らなければ全額を返金してもらえるわけです。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がPrivate Internet Accessと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
便利な特徴
- 設定しやすい。PIAをSynology DSMに設定するのは比較的簡単です。筆者は3分以下で設定できました。ルーターにもインストール可能なので、Synology NASデバイスを保護することができます。
- 同時接続数は無制限。PIAは同時接続できるデバイス数を制限していないため、ご家族全員が安全にNASに接続できます。特に大家族にとって非常にオトクです。
4. NordVPN:メッシュネットワークでSynology NASを直接接続して保護
注目ポイント | メッシュネットワークを活用すると、デバイスとNAS間でデータを直接転送できる |
サーバーネットワーク | 日本を含む117か国に7,316台のサーバー。直感的なアプリで簡単に接続できる |
通信速度 | とても高速。近くの英国サーバーでは6%の速度低下 |
本拠地はプライバシーに配慮した国? | 〇(パナマ) |
日本語のアプリ | 〇 |
日本語のメールサポート | 〇 |
NordVPNのメッシュネットワーク機能を利用すると、NASとデバイスを直接接続し、暗号化した状態でデータを転送できます。NASのほかに59台のデバイスを接続できる仮想LANネットワークのことで、どこからでも相互に直接通信を行えるようになります。ファイル共有、コンテンツのストリーミング、リモートワークなど、メッシュネットワークを活用すれば複雑な設定は不要です。
スピードの観点ではExpressVPNに次ぐ速さです。英国から検証した際、ローカルサーバーで通信速度は平均で6%しか低下しませんでした。NASから動画をストリーミング再生したりデータ転送をしたり、いつもシームレスに行えます。
NordVPNの唯一の問題は、更新料金です。新規加入時の価格は安いものの、更新時になると大幅に高くなります。しかし、価格増を考慮しても長期プランは比較的手頃です。
30日間返金保証がありますから、NordVPNを無料で試せます。解約はライブチャットを通して行えます。
便利な機能
- 強固なプライバシー保護。NordVPNには厳格なノーログポリシーを掲げており、PwCとDeloitteによる4回の独立監査を受けています。この監査により、Synology NASでNordVPNを使うとアクティビティのプライバシーが保たれ、記録が残されないことが確認されたわけです。また、本拠地はプライバシーを重視しているパナマです。
- 仮想通貨での支払い。セキュリティを重視する場合、別のメールアドレスでNordVPNに登録し、仮想通貨で支払うと良いでしょう。
5. Surfshark:同時接続数が無制限。NASを含むすべてのデバイスを守れる
注目ポイント | 接続台数が無制限なので、すべてのデバイスを防御できる。家族全員がスムーズかつ安全にSynology NASでデータ転送できる |
サーバーネットワーク | 日本を含む100か国に3,200台のサーバー。回線混雑を避けられる |
通信速度 | 高速。近くの英国サーバーでは11%の速度低下 |
本拠地はプライバシーに配慮した国? | ×(オランダ) |
日本語のアプリ | 〇 |
Surfsharkは無制限のデバイスを同時接続できます。Synology NASでは手動インストールが必要ですが、家族全員が安全にNASからデータにアクセスしたり転送したりできるようになります。試しに12台のデバイスを接続しました。NASだけでなく、Windowsのノートパソコン、複数のスマホなどを接続しても通信速度は低下しませんでした。
もしSynology NASでトレントを行う場合、Surfsharkの100か国にわたるサーバーが役立ちます。外国のサーバーに接続することで、プロバイダの通信速度制限を回避し、著作権フリーの大容量ファイルを安全にダウンロードできます。
唯一の懸念点は、Surfsharkは14アイズアライアンスの加盟国オランダに本拠を置いていることです。しかし、厳格なノーログポリシーに基づいて運営されていますから、Synology NASのアクティビティはきちんと保護されます。
30日間返金保証を利用してSynology NASでSurfsharkを無料体験できます。自分に合わないと感じたら、返金をお願いしましょう。
便利な特徴
- 軍レベルの暗号化。Synology NASのデータは軍レベルのAES 256ビット暗号化で保護されます。
- コストパフォーマンス。Surfsharkはコスパ抜群です。長期プランをわずか$2.19/月で入手できます。
SynologyにVPNをインストールする方法
SynologyにVPNを設定する際は、OpenVPNまたはPPTPプロトコルを使います。どのVPNでも設定方法はほぼ同じです。詳しくはVPNプロバイダのホームページに掲載されているインストールガイドをご参照ください。ここでは、基本的なインストール手順を説明します。
OpenVPN
- OpenVPNの設定ファイルをダウンロードします。VPNプロバイダのサイトにアクセスし、アカウントにログインし、OpenVPNの設定ファイルをダウンロードしましょう。ファイルの拠点は、現在あなたがいる国を選んでください。
このウィンドウは閉じないでください。あとでこの情報が必要になります
- IPv6を無効にします。Synologyデバイスでコントロールパネルを開き、[ネットワークのインターフェース]で[LAN] >[編集]の順にクリックします。次に、[IPv6]を選び、[IPv6の設定]を開いて[オフ]を選択し、Synologyデバイスを再起動します。
こうすることで、IPv6通信がVPNトンネル外に漏えいするのを防ぐことができます。
- SynologyでVPNプロフィールを作成します。Synologyのコントロールパネルで [ネットワーク] > [ネットワークのインターフェース]の順に進みます。次に、 [作成] >[VPNプロフィールを作成する] >[OpenVPN(.ovpnファイルのインポート経由)]>[次へ]の順にクリックします。最後に、必要なプロフィール情報を入力し、ステップ1のOpenVPNファイルをアップロードし、[次へ]をクリックします。
- VPNプロフィールを適用します。[リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う]と[VPN接続が失われた際は再接続する]にチェックを入れ、[適用]をクリックします。
- VPNサーバーに接続します。ネットワーク画面に戻り、ステップ3で作成したVPNプロフィールを探して[接続]をクリックします。あなたの名前の下に[接続済み]と表示されたら、接続されたことが分かります。接続を終了するには、[切断]ボタンをクリックします。
PPTP
- VPNプロフィールを作成します。OpenVPNの手順に従い、OpenVPNの代わりに[PPTP]を選んでください。必要な情報と詳細設定を入力してください。通常、認証は[MS-CHAP v2]、暗号化は[Maximum MPPE (128 bit)]です。これはVPNプロバイダによって異なりますので、事前にご確認ください。
- プロフィールを適用します。OpenVPNと同様、[リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う]と[VPN接続が失われた際は再接続する]にチェックを入れたうえで、[適用]をクリックします。
- サーバーに接続します。PPTPプロフィールを選び、[接続]をクリックしてください。
Synologyに最適なVPNの選び方
ご家庭のSynology NASにピッタリのVPNを選ぶ際、絶対に譲れない条件はいくつかあると思います。ここでは、重視したいポイントを説明します。
- セキュリティが強い。Synology NASには機密情報が保存されているはずです。AES 256ビット暗号化やIPアドレス・DNSの漏えい対策など、強力なセキュリティ機能を備えたVPNを選ぶのが重要です。この記事ではセキュリティ基準を満たすVPNのみを紹介しました。
- 高速。VPNを使うと通信速度が低下する場合がありますが、一流サービスならスピードロスを最小限に抑えることができます。近くのサーバーで速度低下率が30%以下のVPNが理想的です。そうすれば、ファイル転送時に遅いと感じることはないはずです。この記事で紹介したSynology用VPNは、国内サーバーで優秀なスピードを実現します。
- グローバルサーバーネットワーク。サーバーロケーションは通信速度に影響します。サーバーが遠いほど、速度が遅くなり、接続が不安定になりがちです。サーバーネットワークが大規模なら、近くのサーバーを選べるので、Synologyに最適な接続にすることができます。
- インストールしやすい。Synologyは本来VPNアプリに対応していませんから、Synology NASに設定しやすいVPNを選ぶのが重要です。本記事では、Synology NASに容易に設定できるVPNを厳選しました。どれもルーターに対応しており、大半のデバイスのためのアプリが用意されています。
- 安心の返金保証。返金保証があれば、金銭的なリスクなくVPNの性能を一定期間(通常は30日間)体験できます。ニーズに合わなかった場合、保証期間内に問い合わせれば全額を返金してもらえるわけです。
- 手厚いカスタマーサポート。VPNが初めての場合、Synologyに設定するのは難易度が高めの作業です。幸い、この記事で紹介したような評判の良いVPNは24時間年中無休のライブチャット窓口がありますから、必要なときにサポートを受けることができます。
Synology向けVPNについてよくある質問
SynologyでVPNが必要な理由は?
SynologyでVPNを使う主な目的は、セキュリティ対策とプライバシー保護です。Synology NASに保存されているファイルは安全ですが、デバイス間でファイルを転送する際は危険が潜んでいる可能性があります。特に、公共Wi-Fiホットスポットなど、保護されていないネットワーク上でSynologyにアクセスするのは危険が伴います。
Synology NASにVPNをインストールすると、送受信するデータがすべて自動的に暗号化されます。これにより、通信を傍受されたとしても機密情報が悪質な部外者の手に渡ることはありません。
トレントなどのアクティビティや大量のデータ通信が検出された場合、一部のプロバイダは通信速度を制限します。VPNを使うとオンラインNASの使用状況が隠されるため、常に高速通信が得られます。
SynologyでVPNを使うのは合法ですか?
お住まいの国でVPNが禁止されていなければ、合法です。VPNの使用が規制されている国として、中国やロシア、ベラルーシが挙げられます。これらの国に旅行する場合、出発前にSynologyデバイスにVPNをインストールしておきましょう。また、誤って違法行為をしないように、お住まいの国におけるVPNの規則とSynologyの利用規約を調べておくことを強くおすすめします。
Synology VPNサーバーパッケージとは?
Synology VPNサーバーパッケージとは、Synology NASデバイス上にVPNをインストールできるようにするものです。Synologyサーバーパッケージがあれば、同じネットワーク上でほかのユーザーと共有してあるSynologyのファイルをVPNで保護できます。また、SynologyデバイスをVPNサーバーとして使えるようになります。その場合、OpenVPNまたはPPTPプロトコルでVPNを設定することになります。最強のセキュリティが得られるように、これらのプロトコルに対応しているVPNを入手しましょう。
SynologyがVPNに接続できない場合の対処法は?
まず、Synology NASに対応したVPNを使っているかどうか確認しましょう。Synology NASで使えないVPNもあるためです。
Synology対応VPNを使っているのにうまくいかない場合、次の解決策をお試しください。
- Synology NASを再起動する。再起動すると接続トラブルが解消されることがあります。Synology NASの電源を切り、数分待ってから電源を入れましょう。
- Synology DSMを更新する。DiskStation Manager(DSM)の最新版を使っていることを確認してください。古いソフトが原因で互換性のトラブルが発生することがあります。
- VPNの設定を確認する。VPN設定が間違っているかもしれません。サーバーアドレス、ユーザー名、パスワード、その他の設定を再確認してください。OpenVPNを使っている場合、設定ファイル(.ovpn)が正しくアップロードされているかどうか確認しましょう。
- VPNサーバーのステータスを確認する。時には、VPNプロバイダ側で問題が発生することがあります。接続しようとしているサーバーがオンラインになっていて、障害が発生していないことをチェックしましょう。
- VPNプロトコルを変更する。PPTPを使っている場合はOpenVPNに切り替えてみてください(またはその逆)。プロトコルによって互換性とセキュリティのレベルが異なります。
- ファイアウォールとポートを確認する。使用中のVPNプロトコルが必要とするポートがルーターで開放されていて、ファイアウォールにブロックされていないことを確認しましょう。
- ログとエラーメッセージ。Synology NASのログを閲覧し、VPN接続に関するエラーメッセージがないかどうかチェックしてください。エラーメッセージは問題の原因を特定するヒントになります。
- VPNプロバイダに問い合わせる。上記の対処法を試しても繋がらない場合、VPNプロバイダのサポートチームに相談しましょう。問題解決を手伝ってくれます。
VPN接続したままでもローカルネットワークでSynology NASにアクセスすることはできますか?
はい、パソコンやスマホなどのリモートデバイスでVPN接続が有効になっていても、ローカルネットワーク上でSynology NASにアクセスすることは可能です。しかし、多くのVPNアプリは、VPNがオンになっているとデフォルトでローカルネットワーク接続をブロックします。データ漏えいやセキュリティ侵害を防ぐためです。
これを回避するためには、VPN設定を変更する必要があります。
- ローカルネットワーク接続を許可する。大半のVPNアプリは、「VPNがアクティブな場合でもローカルネットワーク接続を許可する」という設定オプションがあります。このオプションを有効にすると、デバイスをVPNに接続したまま、Synology NASなどのローカルリソースにアクセスできるようになります。
- VPNの制限を確認する。多くのVPNはローカルネットワーク接続を許可できるようになっていますが、必ずしもそうとは限りません。詳しくはVPNのヘルプセンターを参照するかサポートに問い合わせてください。
無料VPNはSynology NASで使えますか?
無料VPNをSynology NASで使うことは可能ですが、おすすめしません。無料なのは魅力的ですが、返金保証付きの格安なプレミアムVPNを使ったほうが確実です。
無料VPNは高度なセキュリティ機能(IPアドレス・DNSの漏えい対策や安全なプロトコルなど)を欠いているため、Synology NASで使うのは安全ではありません。また、無料サービスは速度の上限があり、サーバーも少ないので、速度低下と回線混雑に悩まされてしまいます。
さらに、無料VPNは営利目的でユーザーデータを収集し、サードパーティに売却していることが知られています。Synology NASは個人データを保存するために使うものですから、原則として無料VPNを使うのは危険です。
Synologyに最適なVPNをゲットしよう
Synology NASデバイスにVPNをインストールすると、ローカルネットワーク上でほかのユーザーと共有するファイルなどのデータを保護できます。SynologyはVPNアプリに対応していないので、手動でVPNをインストールすることになります。しかし、設定ガイドを参考にすれば、すぐに完了するはずです。
Synology NASにはExpressVPNが一番おすすめです。高速でセキュリティ面が強く、ノーログポリシーも信用できるので、通信速度を遅くせずに安全を確保できます。また、30日間返金保証がありますから、リスクなく試せるのもポイントです。完全に満足できなかった場合は返金してもらえます。
まとめとして、Synology NASにおすすめのVPNはこちら!
【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
アクセス先のサイトに情報が漏洩しています!
あなたのIPアドレス:
18.190.176.187
あなたの現在地:
US, Ohio, Columbus
インターネットプロバイダ:
ネットの利用状況をトラッキング・監視したり、ターゲティング広告を表示したりするために以上の情報が使用されることがあります。
VPNを使えばこのような情報をアクセス先のサイトから隠して常に情報のプライバシーを守ることができます。一番のオススメはExpressVPNです。350件以上のVPNを検査したなかでナンバーワンのサービスです。 軍事レベルの暗号化とプライバシー機能により、確実にセキュリティ対策できます。また、現在61%オフの割引キャンペーンを実施中です。編集者から:ExpressVPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
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