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Tor用VPN・Onion Over VPNおすすめ5選│安全で高速 2024年
- TorにおすすめのVPN：完全分析【2024年更新】
- ExpressVPN：Torには独自のLightwayプロトコルが最速
- NordVPN：Onion Over VPNサーバーに接続し、通常のブラウザでTorサイトを閲覧
- CyberGhost：NoSpyサーバーがTorでプライバシー保護
- Private Internet Access（PIA）：MACE機能がTorで広告とマルウェアをブロック
- Surfshark：Onionサイトを閲覧中、MultiHopサーバーでプライバシーを強化
- 【比較表】Tor用VPNの特徴
- Tor用VPNの選び方
- 【警告】Torで安全を守れないVPN
- Tor利用時にVPNは本当に必要？
- 【クイックガイド】3ステップで簡単！TorブラウザでのVPNの使い方
- TorオーバーVPN（Onion Over VPN）とVPNオーバーTor：どっちがおすすめ？
- Tor向けVPNについてよくある質問
- TorにおすすめのVPNをゲットしましょう
TorブラウザとVPNには共通点がいくつかあります。両方とも遠隔サーバーを経由して通信を行い、IPアドレスとインターネット通信を隠してくれます。違いは、Torネットワークはボランティアによって運営されているため、通信プロセスのさまざまなポイントでIPアドレスとデータが脅かされることです。また、プロバイダはあなたがTorを利用していることを検出できますから、悪いことをしていなくても疑われる可能性があります。
信頼できるVPNはデータを暗号化し、プライベートサーバーを経由させるため、プロバイダやTorボランティアなどがのぞき見・追跡するのは実質的に不可能です。しかし、ユーザーデータを記録するVPNもあり、通信速度があまりにも遅いVPNを使うとTorを使うのがままならなくなることもあります。当社では調査のためにVPNをよく使っているため、どのVPNがTorに最適なのか知っています。
Torに一番おすすめなのはExpressVPNです。筆者が試した中で最速のVPNなのでTorによる速度低下を最小限に抑えることができ、ダークウェブ上にOnionミラーサイトがあるためプライベートにインストールできます。ビットコイン決済も可能です。30日間返金保証がありますから、リスクなしでTorとExpressVPNを併用できます。満足できなかった場合、返金してもらうのは簡単です。
プロ厳選！2024年におすすめのTor用VPN
- ExpressVPN - 最速VPNで、独自のLightwayプロトコルがスピーディーでセキュアな接続を実現。
- NordVPN - 通常のブラウザでOnionネットワークに入れるため、特殊なソフトをダウンロードする必要がない。
- CyberGhost - ルーマニアにTorにアクセスするためのセキュアなNoSpyサーバーがあり、プライバシーを最優先したいときに便利。
- Private Internet Access - PIA MACEブロッカーがダークウェブでウイルスや悪質なコンテンツを阻止。
- Surfshark - MultiHop機能でTorのデータを2台のVPNサーバーに経由させられる。
TorにおすすめのVPN：完全分析【2024年更新】
1. ExpressVPN：Torには独自のLightwayプロトコルが最速
リスクなしで30日間体験2024年7月に有効
| 注目ポイント | Torに一番おすすめのVPN。高速でセキュアな独自プロトコルが使える。もともと低速なTorネットワークでさらに遅くならない |
| 使いやすさ | 設定しやすく、Torネットワークとスムーズに併用できるため、ダークウェブを安全に閲覧するのが簡単 |
| 日本語のアプリ | 〇 |
| ライブチャットサポートは日本語に対応 | 〇（機械翻訳） |
| 仮想通貨での支払い | BitPayを通して可能 |
| セキュリティ機能 | 悪意のあるコンテンツをブロックし、調整可能な「Threat Manager」、キルスイッチ「Network Lock」など |
筆者が検証したVPNのうち、最速で、Torと併用するのに一番おすすめなのはExpressVPNでした。通信速度は他社ほど低下せず、どこからでも快適にブラウジングやストリーミング、トレントなどが可能です。Torは大幅な速度低下を招きますから、ほとんど遅くならないのは大きな強みなのです。速い理由の1つは、ExpressVPN独自のプロトコル「Lightway」です。
プロトコルはデータをやり取りするための約束事で、大半のVPNはOpenVPNやWireGuardなどのスタンダードなプロトコルを採用しています。しかし、ExpressVPNはLightwayを一から構築し、セキュリティを妥協せずに高速通信を実現しています。これはTorでのブラウジングに非常に重要なポイントです。Lightwayは独立法人による監査を2回受け、ExpressVPNは監査で報告された脆弱性をすぐに修正しました。
ExpressVPNのLightwayプロトコルは軽量なので、モバイルデバイスでTorを利用する際にバッテリーが長持ちします
さらに、ExpressVPNはRAMのみのサーバーを採用しています。再起動のたびにTorのデータを含むすべてのアクティビティが消去されるわけです。また、ExpressVPNは厳格なノーログポリシーを守っており、本拠地はプライバシー保護に適した英国領ヴァージン諸島（5・9・14アイズアライアンスの管轄外）なのでセキュリティが強いVPNとなっています。ダークウェブを安心して閲覧できますね。
確かに、他社と比べると割高ですが、長期プランはかなりオトクです。筆者が申し込んだところ、長期プランを49% OFFでゲットでき、3か月分の無料サービスが付いてきました。また、30日間返金保証がありますから、リスクなしでExpressVPNを試してTorを併用できます。保証を守っているか調べるため、24時間年中無休のライブチャットで問い合わせたところ、担当者は追及されることなく返金を承認してくれました。5日後に口座に振り込まれていました。
便利な特徴
- スプリットトンネリング。VPN接続から除外するアプリを選べます。この機能を使ってTorとの通信だけを守り、ほかのアプリとブラウザは通常のインターネット接続を使いました（MacではmacOS 10またはそれ以前でしか使えません）。
- Torのショートカットを作成。アプリのホーム画面からTorやonionサイトをワンクリックで開けるようになります。
- 最大8台を同時接続できる。Torのアクティビティを守りつつ、家族もVPNを使ってどこからでも安全にストリーミングやゲーム、Torrent、勉強などができます。
- 自動難読化。全サーバーに自動難読化機能が備わっており、ディープパケットインスペクション（DPI）が検出された際に有効になります。TorをブロックしていネットワークでもTorを使えるわけです。
期間限定でExpressVPNのプランが最大49%オフ！お見逃しなく！
2. NordVPN：Onion Over VPNサーバーに接続し、通常のブラウザでTorサイトを閲覧
| 注目ポイント | プライバシー保護に適したスイスとオランダのサーバーに繋ぐと通常のブラウザでOnionネットワークを利用でき、Torをダウンロードする手間を省ける |
| 使いやすさ | 設定は簡単で、中レベルの機能もいくつかあるため、VPNを使ったことがない方はNordVPNが気に入るはず |
| 日本語のアプリ | 〇 |
| ライブチャットサポートは日本語に対応 | 〇（機械翻訳） |
| 仮想通貨での支払い | 不可能。Amazon Pay、Google Pay、PayPalでの支払いは可能 |
| セキュリティ機能 | CPU起動時に開始、キルスイッチ、ウイルススキャナ |
NordVPNのOnion Over VPNサーバーを利用すると、（一部の）通常のブラウザでダークウェブを閲覧できます。WindowsのノートパソコンでスイスのOnion Over VPNサーバーに接続したところ、Chromeでダークウェブを安全に閲覧できました。また、Torブラウザを使うより圧倒的に速かったのも大満足です。FirefoxとSafariでうまくいかなかったのは残念ですが。普段これらのブラウザを使っている場合、一般サーバーでもTorを閲覧できます。
Onion Over VPNのロケーションはスイスとオランダの2か国から選べます
NordVPNは「ダークウェブモニタリング」も提供しています。ダークネットをスキャンし、メールが漏えいした場合は直ちに通知が届くため、すぐに対処してアカウントの安全を確保できます。独自のNordLynxプロトコルも利用可能です。接続時にIPアドレスを保存しない点ではWireGuardより改善されていますが、Lightwayほど速くありません。
個人的な意見ですが、地図上でサーバーを選ぶのは面倒で、アプリの画面は大きすぎると思います。とは言え、それ以外はNordVPNは使いやすく、VPN初心者でも簡単に操作できます。
1つのアカウントで最大10台のデバイスを保護でき、長期プランは$3.39/月～と非常にリーズナブルです。全プランが30日間返金保証の対象なので、ダークウェブでNordVPNを無料体験できます。自分に合ったTor用VPNと思えなければ、簡単に返金してもらえます。
便利な特徴
- 脅威対策。既知のマルウェアドメインをブロックし、ダークウェブで悪意のあるコンテンツを避けるのに役立つカスタマイズ性の高いブロッカーです。NordVPNのサーバーに接続していなくても機能します。ダウンロードするファイルをすべてスキャンし、ウイルスやマルウェアが含まれていないことを確認する役割も果たします。
- プリセット。macOSで利用可能な機能で、ダークウェブにワンクリックで安全にアクセスできるよう、TorとOnionサイト用の接続設定を作成できます。
- ダブルVPN。プライバシーが最優先なら、2台のVPNサーバーにTorのデータを経由させると良いでしょう。通常、ダブルVPNは通信速度に影響しますが、筆者が試したときは極端な速度低下はありませんでした。9か国のサーバー拠点から選べます。
- アプリごとのキルスイッチ。VPNサーバーとの接続が切れたらTorを終了するようにNordVPNを設定できます。一般的にキルスイッチはインターネット接続を完全に遮断しますが、NordVPNの場合は特定のアプリを終了させることができます。
3. CyberGhost：NoSpyサーバーがTorでプライバシー保護
| 注目ポイント | 安全性の高いNoSpyサーバーがダークウェブでプライバシーを保護し、自分が使っているサーバーを第三者に干渉されない |
| 使いやすさ | インストールしたらすぐにTorブラウザを安全に使える。ダークウェブでのセキュリティ対策におすすめのチョイス |
| 日本語のアプリ | 〇（macOS、iOS、Android） |
| ライブチャットサポートは日本語に対応 | 〇（機械翻訳） |
| 仮想通貨での支払い | BitPayを通して可能 |
| セキュリティ機能 | キルスイッチと漏えい対策を内蔵、WireGuardとIKEv2プロトコル |
CyberGhostは特殊なNoSpyサーバーを提供しているため、Torと併用するのにぴったりです。他社VPNの場合、共用のデータセンターのサーバーをレンタルしていることが多いため、第三者に干渉される恐れがありますが、NoSpyサーバーはCyberGhostが所有し、本社で安全に管理されているので、データ漏えいの心配なくThe Onion Routerを利用できます。
2,200キロ以上離れたNoSpyサーバーでもウェブページは数秒で表示されました👀
CyberGhostに申し込むと匿名のIDが割り当てられ、Torでのアクティビティの追跡を防げます。アカウント登録時に入力したメールアドレスは暗号化されたハッシュタグとして保存され、個人のCyberGhostアカウントを特定できない仕組みになっています。また、サブスクリプションに加入したことを他人に知られたくない場合、捨てメールアドレスで登録することも可能です。
NoSpyサーバーの唯一の欠点は、一般サーバーよりはるかに遅いこと。プライバシーを優先したいときしかおすすめしません。とは言え、一般サーバーでも、現在地に近いものであればTorに適した通信速度が得られます。Torはもともと低速ですが、CyberGhostならさらに遅くなることはありません。
返金保証を利用すると、無料でCyberGhostとTorを併用してみることができます。長期プランは45日間返金保証付きです。業界平均は30日間なので、長いですね。ただし、月々プランの保証期間はわずか14日間となっています。いずれにせよ、満足できなければ簡単に全額返金を受けられるので安心してお試しください。
便利な機能
- 自動保護。新たなネットワークに接続した際のVPNの動作をカスタマイズできます。「常時接続」を有効にすると、Wi-Fiネットワークに接続したときに自動的に保護されます。Torでブラウジングを保護するにはこの設定がおすすめです。
- 自動的にアプリを起動。CyberGhostの電源ボタンをクリックしたときに起動するアプリを選択できます。Torブラウザを自動的に起動するよう設定したところ、うまくいきました。
- コンテンツをブロック。広告、マルウェア、トラッカーをブロックするワンクリックソリューションです。ExpressVPNやNordVPNのブロッカーとは違ってカスタマイズすることはできませんが、onionサイトで多い悪意のあるサイトやファイルから防御できますから、ブラウジングする際の安心感がアップします。
- ノーログポリシー。CyberGhostは厳格なノーログポリシーを遵守しており、本拠地はルーマニア（14アイズアライアンスの管轄外）です。政府機関からデータ開示要請を受けても情報を共有する義務はありません。
4. Private Internet Access（PIA）：MACE機能がTorで広告とマルウェアをブロック
| 注目ポイント | 強力な不正コンテンツブロッカーがサイバー脅威からTorセッションを防御し、ダークウェブ閲覧時に安全を確保 |
| 使いやすさ | 上級者やTorユーザー向けの調整可能な機能が多く、VPN経験者におすすめ |
| 日本語のアプリ | 〇 |
| ライブチャットサポートは日本語に対応 | 〇（機械翻訳） |
| 仮想通貨での支払い | BitPayを通して可能 |
| セキュリティ機能 | 接続の自動化、WireGuardとOpenVPNプロトコル |
PIAの「MACE」はTor利用時の安全確保に役立ちます。ダークウェブの正当な使い方はたくさんありますが、マルウェアや有害なリンク、ウイルスが蔓延しているため、危険なのも事実です。また、Torはブラウザ拡張機能をインストールしないよう呼び掛けています。広告ブロッカーもインストールすべきではないとされていますが、これでは広告に扮したマルウェアから身を守ることはできません。しかし、PIAのMACE機能はDNSレベルで動作するため、ブラウザ拡張機能を入れなくても有害なコンテンツがデバイスに到達するのを未然に防げます。
オンラインツールを使って確認したところ、PIA MACEは広告と悪意のあるファイルの74%を阻止しました > [プライバシー]の順に進むとPIA MACEが見つかります 🙅"]
PIAはカスタマイズ可能な機能が充実しています。VPN初心者は設定メニューに圧倒されてしまうかもしれませんが、上級者はTor向けに接続をカスタマイズできるのが気に入ると思います。例えば回線速度が遅いと感じた場合、暗号水準を256ビットから128ビットに引き下げると改善するかもしれません。
全プランが安心の30日間返金保証付きなので、無料でPIAを試せます。不満だった場合は気軽に返金してもらえます。
便利な特徴
- カスタマイズ可能なキルスイッチ。高度なキルスイッチはPIAを終了しても動作するため、VPN接続なしでTorを閲覧してしまうのを防げます。
- マルチホップ。VPNとプロキシサーバーにデータを経由させることで、TorネットワークでVPN利用を隠せます。従来的なマルチホップサーバーとは違い、さらなる速度低下なくセキュリティを強化できるのも魅力です。
- ノーログポリシーを守っていることが裁判事例で証明されている。PIAの本拠地は5アイズ加盟国のアメリカですが、ユーザーのプライバシーを重視しているため顧客基盤はとても忠実です。政府機関が特定の顧客のデータを要請した際、ノーログであるという主張が本当であることが実証され、PIAがユーザーデータを脅かさないことが証明されました。
5. Surfshark：Onionサイトを閲覧中、MultiHopサーバーでプライバシーを強化
| 注目ポイント | ロケーション一覧から好きなサーバーコンボをカスタム設定し、ダークウェブで最高のスピードと2重の防御を実現 |
| 使いやすさ | Surfsharkは設定しやすいものの、サーバー一覧の操作はいくらか知識を要するため、VPN経験者向け |
| 日本語のアプリ | 〇 |
| ライブチャットサポートは日本語に対応 | 〇（機械翻訳） |
| 仮想通貨での支払い | CoinGateを通して可能 |
| セキュリティ機能 | 自動接続、キルスイッチ、NoBordersモード |
SurfsharkのダイナミックなMultiHop機能は、ダークウェブでｎプライバシー強化に役立ちます。データを2つのサーバー拠点に同時に転送し、接続のセキュリティを強化する機能です。MultiHopサーバーの一覧は、一般サーバーロケーションと固定IPアドレスの隣のメニューにあり、用意されている接続を選ぶか、自分で接続を設定できるのが気に入りました。
Surfsharkの一覧には12個のMultiHopコンボが用意されていますが、自分で設定することも可能です
残念ながら、本拠地は9アイズアライアンス加盟国であるオランダです。しかし、Surfsharkが厳格なノーログポリシーを守っていることはDeloitte社によって確認されていますから、心配ありません。Torのブラウジングアクティビティが収集・保存されることは一切ありません。
迷っている場合、返金保証を活用してリスクなしでSurfsharkを30日間体験できます。試したところ、Surfsharkは返金保証をきちんと守っていることが分かりました。
便利な特徴
- Camouflage mode（カモフラージュモード）。VPN接続を難読化するもので、ネットワークがTorとVPNを制限していても両方とも使えます。
- 高速。特に近距離サーバーはスピーディーなので、どこからでもダークウェブを閲覧したりHD動画を安全に視聴したりできます。Torはあまり速くありませんが、Surfsharkを利用したところ、現在地に近いサーバーではダークウェブを快適に閲覧できるスピードでした。
- ロウテイティングIP。Surfsharkは同じロケーションに接続したまま、IPアドレスを定期的に変更します。こうすることでダークウェブでのプライバシーが向上し、IPアドレスとアクティビティを関連付けようとする入口ノードからさらに安全を確保できます。
【比較表】Tor用VPNの特徴
Tor用VPNを選ぶ際、プライバシー保護のために必須の特徴に注目しましょう。例えば、Tor経由でアプリをインストールできるよう、Onionミラーサイトを提供しているVPNもあります。さらに、難読化があれば、ダークウェブでVPN利用を隠せます。
また、Torでは複数のノードを経由してデータをやり取りするため、通信速度が大幅に低下しますが、高速VPNを使うとTor閲覧時の速度低下を軽減できます。最後に、各VPNに対してオンラインテストを行い、悪意のあるコンテンツを含むスクリプトやドメインの受信を防げるか調べました。
Tor用VPNの選び方
この記事では、次の評価項目をもとにVPNをランキングにまとめました。Onion用VPNを選ぶ際のチェックリストとしてお役立てください。
- セキュリティが強い。データがTorのノードを安全に通過できるよう、256ビット暗号化やIPアドレス・DNSの漏えい対策、自動キルスイッチなど、必須のセキュリティ機能があるVPNを選びましょう。この記事では、上記の機能を備えたVPNを厳選しました。
- ノーログポリシー。ノーログポリシーは、VPNプロバイダが利用者のデータを記録したり第三者と共有したりしないという約束です。各社VPNのログ方針を精読し、ブラウジング状況を監視しないことを確認しました。
- 高速。Torを使うと通信速度が遅くなりますから、高速VPNを選ぶのはとても大切です。この記事で紹介したOnion用VPNはTor使用中も5Mbps以上で、セキュリティを妥協せずにスムーズにブラウジングするのに十分な速さでした。このような通信速度であれば、どこからでもHD動画を見られます。
- 幅広いデバイスに対応。Torブラウザは、WindowsやAndroid、macOS、Linuxなどすべての主要なOSで利用できます。このランキングでは、主なOSで使えるVPNを紹介しました。
- 手厚いサポート。本記事のVPNは24時間年中無休のライブチャットサポートを提供していますから、TorとVPNを併用する際に技術的な問題が発生しても助けてくれます。メールまたは問い合わせフォームを通してサポートに問い合わせることも可能です。
- 安心の返金保証付き。返金保証があればリスクなしでVPNとTorを併用できます。各VPNの返金保証を試し、簡単に返金してもらえるサービスをおすすめしました。
【警告】Torで安全を守れないVPN
調査で、Torと併用するのは安全でないVPNがいくつか見つかりました。
- Hola Free VPN。VPNではなくP2Pネットワークで、帯域をほかのユーザーと共有しなければなりません。つまり、HolaのほかのユーザーはあなたのIPアドレスを見られるということです。他人があなたのIPアドレスを使って違法行為をした場合、あなたが責任を問われる可能性があります。
- BetternetVPN。Androidアプリに大量のマルウェアが含まれていることが利用者によって発見されました。さらに、ノーログポリシーが適用されるのは有料プランに加入した場合のみです。無料版では、メールアドレスやIPアドレス、接続タイムスタンプなど、大量のデータが記録されます。
- TouchVPN。このVPNはユーザーデータを保存して第三者と共有しているため、使う意味はありません。
- SuperVPN。位置情報とWi-Fi接続を追跡する許可を求められます。また、どのセキュリティプロトコルと暗号化を使っているか明記されていないため、通信がどのように保護されるのか分かりません（保護されているのかも疑わしいです）。
Tor利用時にVPNは本当に必要？
ブラウジングのプライバシー保護には役立つものの、Torは完璧ではなく、脆弱性があります。Torを使うと、データはボランティアが運営しているノードを通過します。1つ目の脆弱性は、入口ノードにあります。ボランティアにIPアドレスを見られて、それをもとに個人を特定される可能性があるのです。最後の脆弱性は出口ノードで、ボランティアはあなたがどのサイトを訪問しようとしているのか見ることができます。
さらに、プロバイダはTorの利用を検出できます。違法行為や不道徳な行為をしていなくても、Torを使っただけで疑われる可能性があるのです。Torの利用を検出した場合、多くのプロバイダはそのユーザーの通信速度を制限します。Torはもともと低速なので、さらに遅くなってしまうわけです。
VPNを使わない限り、Torの入口ノードと出口ノードで安全が脅かされる可能性があります
5/9/14アイズアライアンス加盟国において、プロバイダは利用者のブラウジング状況を追跡する法的義務があります。通信には、あなたが使っているブラウザや、やり取りしているサーバーなどの情報が必ず含まれるため、プロバイダはあなたがダークウェブにアクセスしていることが分かるのです。
VPNはデータを暗号化するため、ダークウェブにアクセスしたり表層ウェブの閲覧状況のプライバシーを保護したりするためにTorを使っていることをプロバイダに検出されるのを防ぐのに効果的です。プロバイダがあなたの通信を監視しようとしても、暗号化されたデータしか見られません。解読するのは実質不可能です。
【クイックガイド】3ステップで簡単！TorブラウザでのVPNの使い方
- VPNを入手します。ExpressVPNがおすすめです。Torに適した通信速度で、アプリが使いやすく、すべてのサーバーに自動難読化が備わっています。リスクなしでExpressVPNをお試しください。
- サーバーに接続します。サーバーを選び、電源ボタンをクリックするだけで繋がります。実際の現在地に近いサーバーを選ぶと最速の通信が期待できます。
- ブラウジングを始めましょう。Torブラウザを開き、安全なブラウジングをお楽しみください。
TorオーバーVPN（Onion Over VPN）とVPNオーバーTor：どっちがおすすめ？
VPNのプライバシー機能とTorを併用する方法は2つあります。それぞれのアプローチを簡単に説明します。
TorオーバーVPN
Onion Over VPN（オニオンオーバーVPN）とも呼ばれます。VPNサーバーに接続してからTorブラウザを開く方法です。VPNがデータを暗号化した後にTorネットワークに転送するため、暗号化と匿名性が一層強化されます。
この方法では、Torの出口ノードに問題があった場合も問題を避けられます。最初にVPNが通信を暗号化しますから、攻撃者が傍受してもデータの内容を知ることは実質不可能です。さらに、ネットワークがTorをブロックしている場合も、VPNを使えば安全にダークウェブを利用できます。
VPNによりますが、この方法なら通常のブラウザでTorにアクセスできることもあります。ただし、通常のブラウザでは自動入力機能にユーザー名とパスワードが保存されているかもしれません。悪質なサイトにブラウザを乗っ取られた場合、情報を盗まれる恐れがありますので注意が必要です。Torブラウザで自動入力がデフォルトでオフになっているのはそのためです。
VPNオーバーTor
VPNオーバーTorでは、インターネットデータをTorネットワークに経由させてからVPNで暗号化します。しかし、この方法は出口ノード攻撃などの被害に遭いやすいことに注意してください。
出口ノードは、データが目的地に到着する直前のノードです。攻撃者が出口ノードに侵入した場合、データを盗聴できますから、プライバシーとセキュリティが脅かされてしまうわけです。
また、VPNオーバーTorはかなり低速で、設定が難しく、この接続方法に対応しているVPNはごくわずかしかありません。さらに、VPNオーバーTorだと、プロバイダはあなたがTorを利用しているのを検出できますから、速度制限を避けることはできません。
Tor向けVPNについてよくある質問
Torを使うのは合法ですか？
Torブラウザの利用は日本を含むほとんどの国で合法です。匿名でウェブを閲覧し、ディープウェブにアクセスするために設計されたブラウザで、正当な使い方はたくさんあります。しかし、Torを利用しても違法行為は違法です。インターネット規制の厳しい国ではTorの利用が制限されているかもしれません。Torが認められている国でも、VPNを使ってTorアクティビティのプライバシーを確保すべきでしょう。
VPNなしでTorを利用するのは安全ですか？
いいえ、Torネットワークにはセキュリティ上の脆弱性があります。例えば、入口ノードを運営しているボランティアはあなたのIPアドレスを見ることができ、出口ノードの所有者はあなたのブラウジングデータを見られます。このような理由から、ダークウェブで安全を守るにはTorにおすすめのVPNを使うのがベストです。安全にダークウェブを閲覧できるよう、強力な暗号化、監査済みのノーログポリシー、データ漏えい対策などの特徴を持つVPNを選びましょう。
以前、Torブラウザに「TorMoil」という脆弱性が発見されたことがあります。MacとLinuxデバイスで実際のIPアドレスが漏えいしたのです。Torプロジェクトは2017年にこの脆弱性を修正しましたが、まだ発見されていない脆弱性がほかにもあるかもしれません。
また、プロバイダはあなたがTorにアクセスしていることを見ることができます。プロバイダがTorをブロックしていなくても、あなたがダークウェブを閲覧していることを検出した場合は通信速度を制限する可能性があります。
TorとVPNの違いは何ですか？
Torは、通常は隠されているインターネット層にアクセスするための安全なブラウザで、通常のウェブをよりプライベートにブラウジングするためにも役立ちます。一方、信用できるTor用VPNはセキュリティを強化するアプリです。Torと同様、VPNは通信を暗号化してアクティビティの監視を防ぎます。しかし、VPNには、Torにはない追加のセキュリティ・プライバシー機能が備わっています。
例えば、評判の良いVPNは厳格なノーログポリシーを遵守しており、常に通信を暗号化してくれます。ノーログポリシーに従っているVPNはブラウジング状況を監視・保存しません。また、エンドツーエンド暗号化により、Torのすべてのノードからデータを隠します。さらに、VPNはブラウザだけでなく、デバイス全体の通信を保護し、The Onion Routerよりはるかに高速です。
Torは、分散されたノードを使ってデータを安全に転送するため、プライバシーをある程度強化できます。Torを使うとデータは暗号化されるものの、VPNを使わずにTorでブラウジングすると、入口ノードでIPアドレスが公開されてしまいます。また、出口ノードとその管理者はあなたのデータリクエストを見られます。Torの安全な使い方とセキュリティを向上する方法について、こちらの初心者ガイドをご覧ください。
Tor用VPNはAndroidとWindowsで使えますか？
はい。AndroidとWindowsに対応しているVPNなら利用可能です。この記事で紹介したTor用VPNは、Android、Windows、macOS、iOS、Linux用アプリを提供しています。また、同時に少なくとも7台を接続できるVPNばかりなので、1つのサブスクリプションで十分です。
アプリがあれば、AndroidやWindowsデバイスにTor用VPNを手軽にダウンロードでき、軍レベルの暗号化、データ漏えい対策、キルスイッチなどの揺るぎないセキュリティ機能をすべて使えます。Android・Windowsデバイスと、デバイス上の個人情報をしっかり保護できるわけです。
不正コンテンツブロッカーを搭載したTor用VPNはありますか？
はい。おすすめのダークウェブ用VPNは何らかの広告・マルウェアブロッカーを搭載しています。Onionサイトに広告はほとんど表示されません（意図的に隠されたサイトで広告を流しても、ほとんど効果がないからです）。しかし、マルウェアや悪質なファイルは蔓延しているので対策が必要です。各社VPNが提供しているブロッカーの性能は比較表をご覧ください。
VPNの代わりにTorブリッジを使っても良いでしょうか？
Torブリッジを使うこともできますが、セキュリティ水準はVPNほど高くありません。セキュリティ対策とプライバシー保護をしっかり行うには、信頼できるTor用VPNを使うのがベストです。256ビット暗号化、キルスイッチ、データ漏えい対策があるVPNを使うと、Torで機密データの流出をしっかり防げます。
Torブリッジは単なる非公開ノードです。Torブリッジを使うとプロバイダや動画配信サイトなどに検出・ブロックされにくくなります。そのため、制限されたネットワークでTorを使いたい場合、あるいはプロバイダがTorネットワークをブロックしている場合、ダークウェブを利用するにはTorブリッジで十分でしょう。しかし、データ監視を防ぐにはVPNを使う必要があります。
Redditで評判が一番良いTor用VPNは？
Redditのユーザーの間では、Torには当社がおすすめしているVPNが業界トップと意見が一致しています。1位のVPNは独自プロトコルを採用し、高速で安全性の高い接続を実現しています。また、各サーバーに自動難読化を導入しているため、ファイアウォールが厳しいネットワークでもTorにアクセスできます。
また、銀メダルを獲得したVPNは特殊なOnion Over VPNサーバーを提供し、通常のウェブブラウザでもTorネットワークにアクセスできるようにしています。「PCのストレージ容量が不足しており、追加のソフトウェアをダウンロードせずにダークウェブを閲覧したい」というときに便利です。
Tails OSはTorを閲覧するのに安全ですか？
Tails OSはプライバシーと匿名性のために設計されているため、Torユーザーに適した安全なOSと言えます。デフォルトでTorを経由してインターネット通信を行い、使用したパソコンに足跡を残しません。しかし、安全性は、ユーザーの使い方とどのような脅威から身を守りたいのかにも左右されます。また、ボランティアによって運営されているTorネットワークの入口ノードと出口ノードの脆弱性から安全を確保する効果はありません。
Torを使うと、FBIやCIA、プロバイダなどに問題視されますか？
Torを使うと違法行為を隠せるため、プロバイダやFBIやCIAなどの政府組織に問題視される可能性があります。ダークウェブの正当な使い方は数多くあるにもかかわらず、です。プロバイダはあなたがTorに接続したことを見ることができ、監視する可能性があります。しかし、信頼できるTor用VPNを使うと、Torのアクティビティを追跡するのは実質的に不可能になります。
「フィンガープリンティング」にも注意が必要です。画面の解像度やプラグインなどからデバイスまたはブラウザを特定する手法です。Torブラウザはフィンガープリンティングのリスクを最小限に抑えるように設計されていますが、VPNを使うとデバイス固有の識別子が隠されますから、さらに安全です。
無料VPNとTorを併用することはできますか？
できますが、おすすめしません。無料VPNを使うより、安心の返金保証があり、安全かつ格安のプレミアムVPNを使ったほうが良いでしょう。データ漏えい防止機能やノーログポリシーなど、有料VPNは無料サービスにはない機能や特徴を提供しています。Torを使用中にデータが流出したり、サイバー犯罪者に盗聴されたりするのを防げるわけです。
また、無料VPNは通信が遅い傾向があります。Torブラウザはもともと遅いため、無料VPNを利用すると通信速度がさらに低下し、Torブラウザを使うのはほぼ不可能になってしまいます。さらに、多くの無料VPNは重要なセキュリティ機能を欠いており、出口ノードで実際のIPアドレスが公開される恐れがあります。Torを使っていることがプロバイダに知られてしまうわけです。さらに、ログを記録する無料VPNを使った場合、第三者にアクティビティを知られる可能性もあります。
TorにおすすめのVPNをゲットしましょう
The Tor ProjectがTorブラウザを生み出した理由は、匿名でインターネットを利用できるようにするためです。ジャーナリストや内部告発者、研究者、独裁国家で暮らす人々がブラウジングデータを保護するために使えるパワフルなツールですが、Torは脆弱性があり、サイバー犯罪者にデータが公開される恐れがあります。
VPNは、そのような脆弱性から身を守るのに便利なツールです。ただ、すべてのVPNがTorに向いているわけではありません。あまりにも低速でダークウェブを快適に閲覧できないVPNもあるのです。また、重要なセキュリティ機能を欠いているVPNでは、ブラウジングのプライバシーを保てません。徹底検証の結果、頼れるVPNがいくつか見つかりました。
Tor用VPNで1位に輝いたのはExpressVPNです。検証したVPNのなかで最速で（低速なTorネットワークでも高速です）、全サーバーが通信を難読化し、ブラウジング状況のプライバシーを守るセキュリティ機能がそろっています。Torを利用する際にExpressVPNをリスクなしで体験することもできます。返金保証がありますから、満足できなければ30日以内に問い合わせて全額を返金してもらいましょう。
まとめとして、おすすめのTor用VPNはこちら！
アクセス先のサイトに情報が漏洩しています！
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インターネットプロバイダ：
ネットの利用状況をトラッキング・監視したり、ターゲティング広告を表示したりするために以上の情報が使用されることがあります。
VPNを使えばこのような情報をアクセス先のサイトから隠して常に情報のプライバシーを守ることができます。一番のオススメはExpressVPNです。350件以上のVPNを検査したなかでナンバーワンのサービスです。 軍事レベルの暗号化とプライバシー機能により、確実にセキュリティ対策できます。また、現在49%オフの割引キャンペーンを実施中です。
著者について
ヴォーンシェインは技術ライターで、最新の技術について執筆していないときにはズンバを踊ってストレスを解消しています。彼は自分自身の情報は自分でコントロールできるべきだと考えています。ネットで何をしているかという情報を人に知られたくないなら、隠しておけるべきだと思うそうです。
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