Windows PC 10・11対応!無料VPN おすすめ 4選│2025年
大半の無料VPNはデメリットが多く、プライバシーの侵害に見舞われてしまうことも多々あります。例えば、無料VPNがユーザーのデータをこっそり記録・販売していたり、搭載機能がうまく作動しなかったりというケースは珍しくありません。パソコンは常にハッカーやマルウェアのリスクがあり、マイクロソフトでさえ「テレメトリ」(データ収集のシステム)を導入しています。しかし、信頼できるWindows対応の無料VPNを使えば、個人情報をしっかり保護してどこからでも安全にネット利用できるようになります。
ほとんどの場合、無料VPNは通信速度が遅く、セキュリティが弱いうえ、データ制限があります。また、ストリーミングサービスに対応していない、トレントがブロックされる、Windowsと互換性がないなどといったVPNが多いです。そこで、調査チームと協力して70社以上の無料VPNを検証し、Windows10と11に最適なものを厳選しました。本記事でご紹介するVPNはセキュリティが強く、無料版にしては性能も良いですが、利用できるサーバーの数が少なかったり通信速度の制限があるなどといった制限がありますので、制限のないVPNが欲しい場合は有料版のVPNを使ったほうが良いでしょう。
【早見表】Windowsおすすめ無料VPNの主な機能を比較
以下の表では、Windows対応おすすめ無料VPNの主な機能を比較しています。通信速度、無料サーバーの数、月間のデータ量制限の有無など、VPNを使う上で重要となる項目を挙げました。これらは、動画視聴、トレント、一般的なブラウジングなどを行う際に、大きく影響します。
その他、Windowsパソコンで無料VPNを使う際にアカウント登録が必要かどうかについても記載しています。プライバシーや使いやすさを重視する方にとっては、この点も重要なポイントになるかと思いますのでご参考ください。
Windowsにおすすめの無料VPN — 完全分析【2025年更新】
1. Proton VPN:無料のWindows対応VPNでデータ無制限なので、ネット利用がスムーズ

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注目ポイント | 完全無料でデータ無制限のWindows対応VPN。ネットヘビーユーザーに最適 |
サーバーネットワーク | 6か所に無料サーバーがあり、安全にブラウジングや動画再生が可能 |
データ制限 | 無制限。好きなだけストリーミング可能 |
対応サービス | アメリカ版Netflix、Disney+、Funimationなど |
Proton VPNは完全無料にもかかわらず、データ量に制限がないWindowsユーザー向けのVPNです。他社の無料VPNとは異なり、月間上限に達しても接続が切断される心配がなく、ブラウジング、ストリーミング、ダウンロードを制限なしで楽しめます。Windows 11で利用してみたところ、接続切断や速度制限なしにオランダ版Netflixで『Lost』をHD画質で動画視聴できました。その後1週間で50GB以上のデータを使用しましたが、上限や速度低下は一切ありませんでした。

Proton VPNは、今回検証したWindows対応の無料VPNの中でも通信速度が最速レベルで、他の無料VPNでは速度が60%以上低下するものもありましたが、Proton VPNでは速度低下率が30%を超えることは一度もありませんでした。サーバーはアメリカ、日本、オランダなど計6か国のサーバーが利用できます。これは他社の無料VPNに比べて多いほうです。手動で好きなサーバーを選択することはできませんが、サーバーの変更ボタンをクリックすると別のサーバーにランダムに接続されます。
Proton VPNは、Windows版アプリをはじめとするすべてのアプリがオープンソースで、独立監査も受けています。あなたのPC上で何が実行されているかを完全に把握することができますので安心です。本拠地はプライバシー保護に適したスイスで、厳格なノーログポリシーを採用しているのでプライバシー保護は万全です。また、アプリにはIPv6およびDNS漏洩対策も搭載されており、データ漏洩も防止できます。
最大の欠点は、無料サーバーではP2Pファイル共有が許可されていないため、Windows PCでトレントできないことです。ただし、安全性に関しては素晴らしく、VPN接続が予期せず切断された場合にデータ通信を一時的にストップするキルスイッチなど、必要なセキュリティ保護機能はすべて搭載していますし、有料VPNと同じ軍事レベルのAES 256ビット暗号化を採用しています。
便利な機能
- スプリットトンネル。特定のWindowsアプリにだけVPNを適用し、その他のアプリは通常のネット通信が使えるように設定できる機能です。これは、銀行アプリなどの機密性の高いアプリだけVPNで保護して、その他の通常のアプリではネット利用で高速通信を維持したい場合などに便利です。
- 動画視聴ができる。アメリカ版NetflixとDisney+はHDでストリーミングできましたが、Max、Hulu、Amazonプライムでは動作しませんでした。なお、サーバーは手動で選択できないため、国別でアクセス制限のあるサイトで動作する保証はありません。
- プロトコルのオプション。無料版PCアプリでは、Stealth、WireGuard、OpenVPNなどのプロトコルの中から選択できます。Stealthプロトコルは通信を隠蔽するのでDPIやその他の検閲措置を回避できます。
- Windowsシステムトレイ対応。これによりアプリを毎回立ち上げる手間がなく、VPNに素早くアクセスできます。
- 月間データ使用量は無制限
- プライバシー保護の取り組みと機能の評判が良い
- 距離によらず高速
- 接続できるのは近くのサーバーのみ
- P2P非対応
2. hide.me:セキュリティ機能をカスタマイズし、Windows端末の通信を最適化できる
注目ポイント | セキュリティ設定をWindowsのニーズに合わせてカスタマイズできる |
サーバーネットワーク | 無料サーバーは8か所にあり、混雑したサーバーを避けられる |
データ制限 | データ無制限なので、Windowsデバイスをいつでも保護できる |
対応サービス | Netflix、Disney+、Funimationなど |
hide.meの無料アプリでは、VPN設定を自由に調整してWindowsのパフォーマンスを最適化できます。例えば、VPNプロトコルはWireGuard、OpenVPN、SoftEtherの中から選べます。そのほか、ネットワーク設定やIPv4とIPv6の切り替えも可能です。検証したところ、IPv6はIPv4よりも通信遅延が少ないことがわかりました。ゲームをする際にはIPv6と高速プロトコルWireGuardを使い、セキュリティを強化したいときにはプロトコルをOpenVPNプロトコルに切り替えるのがおすすめです。

無料プランではオランダ、アメリカ、ドイツなど8か国のサーバーが利用可能です。ほかの無料VPNとは違い、hide.meのWindowsアプリでは接続するサーバーを手動で選べます。ただし、ピーク時によっては、一時的な制限により手動で選べなくなり、自動選択・接続に切り替わることがあります。無料プランでは公式にはストリーミングをサポートしていませんが、試したところ一部の国のNetflixでは利用ができました。
hide.meは学校や職場などの厳しいファイアウォールを回避できるSoftEther VPNプロトコルを提供しているので便利です。中国で動作する無料VPNはほとんどありませんが、hide.meのこのプロトコルを使えばVPNを使える可能性があります(ネット環境やサーバーによって状況は異なり、100%の動作は保証されていません)。
最大の欠点は、無料サーバーが混雑しやすいこと。また、このランキングの他のVPNよりもはるかに通信速度が遅いのもネックに感じました。何度かテストしましたが、通信速度が最大で78%も低下することがありました。しかし、大半の場合は別のサーバーに接続することで問題を解消できました。
便利な機能
- Stealth Guard。VPNに接続されていない限り、選択したアプリがネットに接続されないように設定できるプライバシー強化機能です。たとえば、BitTorrentクライアントや暗号通貨ウォレットにこの設定を適用することで、通信を確実に保護できます。
- アプリのロック。hide.meのWindows版アプリにPINを設定して、第三者による不正アクセスを防止します。
- ノーログポリシーは独立機関による監査済み。hide.me は、ユーザー個人を特定できるデータを記録または保存しない「ノーログポリシー」を採用しているだけでなく、第三者機関によってきちんと監査も受けていますので信頼できます。
- カスタマイズ可能なセキュリティ機能が充実しています
- 月間データ使用量は無制限
- 8か所に無料サーバー
- 速度の上限あり
- 10GB以上使うとサーバーが選べない
3. Avira Phantom VPN:初心者向けで使いやすいWindows対応の無料VPN
注目ポイント | 接続数無制限で、インターフェースが使いやすい |
サーバーネットワーク | モバイルアプリでは36箇所のサーバーから選択可能。Windowsアプリでは最適なサーバーに自動接続。 |
データ制限 | 最大1GB/月なので、ブラウジングやメールの確認におすすめ |
対応サービス | Netflix、Disney+、Hulu、Maxなど |
Avira Phantom VPNは無料VPNの中でもWindows設定がかなりシンプルで、使いやすいです。検証では、Windows 11にAviraをインストールするのにわずか2分しかかかりませんでした。ダッシュボードはシンプルで、「Secure My Connection」ボタンを押すだけでVPNに接続できます。hide.meと同じく無料プランの利用にはアカウント登録は不要です。

Windows版無料アプリには、ネット上のアクティビティを保護する強力なセキュリティ機能が搭載されています。AES-256 暗号化(有料版VPNと同じ暗号化技術)や一般的な悪質サイトをブロックする機能を搭載しています。無料版にはキルスイッチ(有料のPro版限定の機能)は搭載されていませんが、データ漏洩対策機能が組み込まれています。
Proton VPNと同様、Aviraもサーバーを手動で選択することはできません。Windowsアプリの場合、ユーザーの現在地に基づいて最適なサーバーに自動的に接続されます。AviraはNetflixやDisney+に対応していますが、無料プランではデータ量が制限されていますし、好きなサーバーを手動で選ぶことができず自動接続のため、動画視聴には向いていません。ただし、Aviraの無料モバイルアプリでは、36カ国のサーバーを利用できます。
Aviraの最大の欠点はデータ量の制限が厳しく、月間500MBまで、アカウント登録しても1GBまでしか使えないことです。デバイスの同時接続台数は無制限ですが、データ量の多い用途で使用すると、ほんの数分で容量を使い切ってしまう可能性があります。
便利な機能
- データ使用量の追跡。データ量にかなり限りがありますが、使用データ量を追跡してアプリ上に表示してくれるので、その月の残りの使用可能時間をすぐに確認できます。
- 自動Wi-Fi保護機能。公共Wi-Fiや暗号化されていないネットワークに接続する際やPCを起動するタイミングで、VPNに自動接続して通信を暗号化しWindows上のデータを保護できます。
- 無制限のデバイスを同時接続できる
- モバイルで1 か国に接続できる
- 登録不要
- 毎月のデータ使用量は最大1GB(メールで登録した場合)
- キルスイッチがない
4. Hotspot Shield:登録不要で、高速通信・プライベートにネット利用できる無料VPN
注目ポイント | アプリのダウンロードからサーバー接続まで3分以内で完了できる |
サーバーネットワーク | 無料サーバーは5箇所あり、好きなサーバーを手動で選択可能 |
データ制限 | データ量の制限がないので、最大限に活用できる |
対応サービス | Peacock、Crunchyroll、Max |
Hotspot Shieldはアカウント登録が不要なので、すぐにVPNの利用を開始できます。特にVPNの初心者の方にとっては、他社の無料トライアルに登録するよりも楽かもしれません。Hotspot Shieldアプリを実際にインストールしたところ、ほんの2〜3分で利用を開始できました。

Hotspot Shieldの無料プランでは速度制限がかかります。スピードテストを実施したところ、有料プランの約2倍も遅くなることがありました。ただし、無料プランでもサーバーを手動で選択でき、クイック接続機能のほか、スピードテスト機能も搭載していますので、最速のサーバーを見つけて手動で接続することも可能です。なお、独自開発された「Hydra」プロトコルを使ったところ、比較的スムーズにHD画質でストリーミングやP2Pファイルのダウンロードができました。
Hotspot Shieldのモバイルアプリでは接続時に広告が沢山表示されますが、Windowsアプリには広告が一切表示されません。邪魔がなくデータも無制限で利用できるため、PCで長時間ゲームをしたりリモートワークする際に最適です。
Hotspot Shieldの最大の懸念点は、ユーザーの実際のIPアドレスやデータを記録していることです。Microsoftではすでにテレメトリから情報が収集されていますが、Hotspot Shieldを使うことでHotspot Shieldからもデータを収集されることになり、プライバシー保護のためにVPNを使いたい場合、使う意味がなくなってしまいます。
便利な機能
- Windowsをセキュリティ保護。キルスイッチやデータ漏洩対策機能を搭載しており、Windowsでシームレスに機能します。PCがスリープ状態になったり通信ネットワークが切断されても通信を保護できます。
- キーボードショートカット。これにより、アプリをクリックしたりナビゲートする手間なく、基本的なVPN操作を素早く実行できます。例えば、Ctrl+Shift+CでVPNの接続・切断が可能です。
- スピード重視のHydraプロトコル
- 月間データ使用量は無制限
- トレント通信に対応
- 広告が表示される
- 匿名化されたログを記録
- ストリーミングに非対応
無料Windows対応無料VPNの検証方法
Windowsバージョン 11、10、8.1、および 7でWindows対応の無料VPNをテストして、セキュリティ機能、通信速度、使いやすさを評価しました。各VPNの複数のサーバーで何度もスピードテストを行い、Windowsの一般的なプログラムの実行中に悪影響がないか検証しました。その結果、高速通信を維持でき、HD画質での動画視聴などリソースを大量に消費するアクティビティを処理できる無料VPNと、Windowsの日常的なアクティビティにも支障をきたすVPNを特定することができました。
PC用の無料VPNを利用する際には、お使いのWindowsのバージョンと互換性があるか事前に確認しましょう(特に古いバージョンをご利用の場合は確認が必要)。強力な暗号化技術(AES-256など)、DNSおよびIP漏洩対策機能、明確なノーログポリシーを採用しているVPNを選ぶことが重要ですが、一部のサービスでは、もっと高度なプレミアム機能を無料で提供している場合もあります。なお、当社の検証方法の詳細については、VPN 検証方法のページをご覧ください。
【エキスパートのアドバイス】Windows PC版無料VPNの多くは安全ではない
無料VPNを利用することで、Windowsに深刻な脆弱性リスクが発生することがあります。今回数十社の無料VPNを検証しましたが、悪質なコードが組み込まれていたり、ユーザーのアクティビティを追跡するもの、重大なセキュリティ欠陥がありデータ漏洩のリスクをもたらすVPNがいくつもありました。そのほか、Windowsの内蔵セキュリティ機能やファイアウォールと衝突しデバイスに脆弱性を生じさせるものもあります。
ここでは、Windows PCで無料VPNを使う主なリスクをいくつか紹介します。
- マルウェアが潜んでいる。無料VPNはWindowsアプリにスパイウェアやキーロガーが潜んでいることが多く、パスワード、クレジットカード情報、その他の機密データが盗まれる可能性があります。
- プライバシー侵害。一部の無料VPNはユーザーのブラウジング履歴、アプリの使用状況、その他の個人情報を第三者に収集して販売しており、プライバシーが侵害されます。
- セキュリティが弱い。一部の無料VPNは強力な暗号化や漏えい対策など、重要なセキュリティ機能がありません。今回検証した結果、ユーザーの実際のIPアドレスを公開してしまうWindows対応無料VPNが複数見つかりました。
- サーバーがブラックリストに登録されている。多くの無料VPNのサーバーは、セキュリティシステムに「不審なアクティビティ」として検出されてしまい、ブラックリストに登録されています。これらのフラグが立ったサーバーでVPN接続すると、あなたのアカウントが不審だとして警告されたり、オンライン銀行の決済手続きなどがセキュリティ上の理由からブロックされるリスクがあります。
避けたい無料VPN
- Hola VPN。Holaの無料VPNは、実際はピアツーピアネットワークで、あなたのIPアドレスを他人と共有することになります。
- Betternet。Windowsアプリに多数のマルウェアや追跡コードが埋め込まれていることが発見されています。
- TouchVPN。暗号化が弱く、Windowsでデータ漏洩することが発見されています。
- SuperVPN。追跡ライブラリが潜んでおり、複数のセキュリティ侵害が発生しています。
【無料VPN VS 有料VPN】Windows端末にはどっちがおススメ?
基本的なウェブ閲覧やメール利用、または公共Wi-Fi利用時のセキュリティ対策としてVPNをしたい場合は、無料VPNでも十分かもしれません。しかし、動画視聴、ゲーム、トレント、またはリモートワークにVPNを使いたい場合、無料版だと「通信速度が遅い」、「データ量に制限がある」、「接続が不安定」などといった利用制限があるので、かなり使いづらいでしょう。結果的に、無料VPNをインストールしても使わなくなってしまい、セキュリティ対策の意味もなくなってしまう可能性があります。
無料VPNでも基本的なセキュリティ対策ができますが、有料VPNなら、用途を気にせずWindowsのどんなアクティビティにでも対応でき、パフォーマンス、セキュリティ、安全性の面において高性能です。「高度なセキュリティ機能」、「高速通信」、「複数のデバイスに同時接続できる」、または「フル機能にアクセスでき、Windows OSでシームレスに動作する」VPNをお探しの場合は、有料VPNが良いでしょう。
以下の表で、PC対応の無料VPNと有料VPNの主な性能の違いを比較しましたのでご参考ください。
性能 | 無料VPN | 有料VPN |
月間データ量 | 500MB~10GB、または速度制限付きの無制限 | ✅無制限 |
サーバーの数 | 1~8カ国 | 🌍50カ国以上に数千台のサーバーあり |
通信速度 | ❌速度制限やサーバー混雑が頻繁に発生 | ✅サーバーの数が多くネットワークが広大なので、混雑は稀 |
ストリーミング対応 | ❌Netflix、Huluなどとの互換性はほとんどない | ✅人気ストリーミングサイトで利用でき、接続も安定 |
P2P・トレント | ❌制限またはブロックされることが多い | ✅専用サーバーがある、または全サーバーで利用可能 |
デバイスの同時接続台数 | 1アカウントあたり1デバイスのみ | 同時接続数が5台以上、または無制限 |
セキュリティ機能 | 基本的な暗号化、キルスイッチ、スプリットトンネル、WiFi保護など、各VPNによって異なる | キルスイッチ、データ漏洩対策、スプリットトンネルを内蔵 |
広告ブロッカー | ❌搭載は稀 | ✅大半の場合、トラッカーやマルウェア保護とセットで提供 |
カスタマーサポート | ❌ 一部のみ利用可、またはセルフヘルプ | ✅24時間年中無休のライブチャットおよびメールサポート |
Windowsとの互換性 | アプリの基本機能、連携機能 | OS専用のアプリがあり、フル機能 |
【クイックガイド】3ステップで簡単!Windowsに無料VPNを設定する方法
- 無料のWindows対応VPNをダウンロードします。
高速通信で堅牢なセキュリティ対策を備え、サーバーネットワークが充実しているものを選びましょう。
- サーバーに接続します。
通信速度の低下をできるだけ抑えたい場合は、現在地から最寄りのサーバーに接続しましょう。 - ブラウジングを始めましょう。
Windowsデバイスで安全にブラウジングできるようになりました。
Windows版無料VPNについてよくある質問
無料のWindows版VPNは安全ですか?
無料のWindows版VPNは重大なセキュリティ機能が欠けていることが多いですが、中にはちゃんとしているものもあります。この記事で紹介した各無料VPNは、信頼できる企業が開発・運営しており、実績も証明されています。これらのサービスは、厳格なノーログポリシーを遵守しており、軍事レベルの暗号化やデータ漏洩対策など、強力なセキュリティ機能を搭載しています。
しかし、他社の多くのWindows版無料VPNはセキュリティリスクを伴い、ユーザーデータを収集・販売したり、マルウェアが潜んでいたり、実際のIPアドレスが漏洩する可能性があります。そのほか、Windowsアプリに暗号通貨のマイニングが埋め込まれているものもあります。
P2P・トレントに対応しているWindows版無料VPNはありますか?
ありますが、おすすめしません。ほとんどの場合、無料VPNはサーバーでトレントを禁止しており、許可しているものは安全ではなく信用できません。無料VPNの制限に関しては、こちらの比較表で無料VPNと有料VPNの主要な違いを挙げていますのでご参考ください。
どうしても無料のVPNを使いたい場合は、Avira PhantomとHotspot ShieldならWindowsでトレントできます。ただし、有料VPNと比べて利用できるサーバーが制限されています。現在地に近いサーバーに接続できなければ通信速度があまりにも遅くなり、Torrentのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
登録不要のWindows版無料VPNはありますか?
はい、AviraとHotspot Shieldはアカウント登録しなくてもVPNを利用できます。ただし、Aviraなどの一部の無料VPNはアカウント登録すると特典があり、月間データ量が2倍に増量されたり、メールアドレスで登録するとプレミアム機能を一時的に利用できたりする場合があります。
データ量が無制限のWindows版無料VPNはありますか?
はい、Proton VPN、hide.me、およびHotspot Shieldはデータ量の制限がありません。その中でも、データ量が無制限の無料VPNならProton VPNが一番おすすめです。ただし、他社の無料VPNと同じく、利用できる機能には制限があります。例えば、利用できるサーバー数が少ない他、好きなサーバーを手動では選択できません。なお、Hotspot Shieldなどのサービスでは、一定のデータ上限を超えると速度制限が掛かります。
無料のPC用VPNはWindowsセキュリティと互換性がありますか?
はい、この記事でおすすめした各VPNはWindowsセキュリティと互換性があり、スムーズに動作します(Windows Defender、ファイアウォール、内蔵セキュリティ機能と競合することがないように設計されています)。Windows版アプリは自動的にWindowsの設定になりますので、誤検知を引き起こす心配もありません。
ただし、設定を間違えないように気を付けましょう。稀なケースですが、VPNアプリをWindowsセキュリティの許可されたアプリリストに追加する必要がある場合があります。これは、主にWindowsが「疑わしい」と判断する可能性のある、あまり知られていない無料VPNをインストールする場合に発生する傾向があります。
WindowsにVPNは内蔵されていますか?
WindowsにはVPNクライアントが組み込まれていますが、VPNサービスはありません。ですから、VPNサービスと契約して手動で接続を設定する必要があります。手動設定は時間がかかり、キルスイッチやデータ漏洩対策などの重要なセキュリティ機能も備わっていないため、端末専用のVPNアプリを入手する方がおすすめです。ワンクリックで有効化できますし、追加のセキュリティ機能も利用できます。
無料のWindows版VPNでNetflixなどの動画配信サービスは見られますか?
無料のWindows版VPNでは多数のユーザーが同じサーバーに集中するため、Netflixなどの動画配信サービスにVPN通信を簡単に検出・ブロックされてしまうことが多いです。しかし、Proton VPNは無料プランでも動画視聴が可能で、データ量が無制限+複数の人気動画配信サービスで利用できます。ただし、(これはどのVPNにも言えることですが)有料プランの方がより多くの動画配信サイトに対応しており、高画質でバッファなく動画視聴を楽しめます。
無料VPNの場合、動画配信サイトにブロックされやすいのは勿論のこと、いずれにせよ動画視聴には総合的に向いていません。例えば、無料VPNの中にはデータ量が無制限のものもありますが、現在地から最適なサーバーに自動接続される設計であることが多く、好きなサーバーを手動で選ぶことはできません。また、ほとんどの無料VPNは月間データ量が500MB〜10GBに制限されており、動画視聴するとすぐにデータを使い切ってしまいます。
ネット規制が厳しい国でも無料のWindows版VPNは使えますか?
ネット規制が厳しい国(中国、ロシア、イランなど)で確実に利用できる無料VPNはほとんど存在しないでしょう。ただし、hide.meは制限の掛かっているネットワークでも機能する可能性が高い無料VPNです。hide.meには「SoftEther」プロトコルという難読化技術が組み込まれたプロトコルがあります。このプロトコルを有効化すると、VPN通信を通常のネット通信のように見せかけることができるため、ブロックされる可能性が低くなります。
無料VPNはWindows 7、またはそれ以前のバージョンでも互換性はありますか?
この記事で紹介している各VPNは、Windows 7以降のバージョンには対応しています。それ以前の古いバージョンのWindowsをお使いの場合は、手動で「OpenVPN」を設定することで、これらのVPNサービスを利用することが可能です。OpenVPNクライアントをダウンロードし、利用したいVPNサービスから設定ファイルを取得したら、その手順に従って設定を行いましょう。
なお、VPNがサポートされていないWindowsバージョンでVPNを使うと、セキュリティ上のリスクが高まります。Microsoft社がWindows 7のセキュリティ更新プログラムを終了して以来、多くのVPNサービスはWindows 7のサポートを終了しているので、脅威に対して脆弱になっているからです。
無料VPNはPCオンラインゲームにも使えますか?
はい、ただしPing値が高くなりラグが発生する可能性があります。さらに、無料VPNは利用できるサーバーが少なく、最寄りのサーバーに接続できない可能性があります。遠く離れたサーバーに接続すると通信遅延の原因になります。ゲーム用に無料VPNを使いたい場合、Proton VPNが一番おすすめです。Proton VPNは通信速度が最も高速な無料VPNの一つで、データ量の制限もありません。
なお、ほとんどの無料VPNは、DDoS攻撃対策やルーティングの最適化など、ゲーム向けの機能が備わっていません。とはいえ、この記事でご紹介したおすすめの無料VPNは、最寄りのサーバーに接続できれば、ゲームでも問題なく使える可能性があります。
PCで無料VPNの帯域幅を最大限に活用するには?
スプリットトンネルという機能を使って、特定のサイトのみにVPNを接続すると良いでしょう。この記事でご紹介している大半の無料VPNはスプリットトンネルを搭載しており、VPNを接続するサイト・アプリを選択できます。例えば、オンラインバンキングや暗号通貨ウォレットなどの機密性が高く低帯域幅のサイトやアプリにだけVPNを接続して、ストリーミング、ゲーム、Windowsアップデートなどリソースを大量に消費するアクティビティには通常のネット接続が使えます。これにより、帯域幅を節約して速度低下を最小限に抑えられる可能性があります。
おすすめのWindows版無料VPNをゲットしよう
無料のWindows版VPNは、ユーザーのセキュリティを犠牲にして収益を上げていることが多いです。例えば、ユーザーの閲覧データを収集して販売したり、マルウェアを含む危険な広告を表示する無料VPNは、残念ながら珍しくありません。
複数のWindowsバージョンで様々な無料VPNを検証した結果、信頼できる無料VPNが見つかりましたが、「データ量に制限がある」、「サーバーが少ない」、「Windowsデバイスで通信速度の制限が発生する」など利用制限があります。但し、この記事でご紹介した各VPNには有料プランもありますので、無料版を試してみて不便に感じた際は、プレミアム版に簡単にアップグレードできます。


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