CyberGhostは業界で最も安いVPNの1つで、価格はわずか$2.03/月~となっています。多くのプレミアムVPNの半額以下でありながら、高速で、動画視聴やゲームで優秀なパフォーマンスを発揮し、セキュリティが強いなど、同じハイエンドな特徴があります。
その答えを探るため、数週間に渡ってCyberGhostの徹底評価を行いました。プライバシーポリシーを分析し、グローバルサーバーネットワークを厳しく検証し、スピードを測定し、動画再生とトレント利用時の性能を深掘りしたのです。さらに、セキュリティ機能もすべて試し、カスタマーサポートと何度もやりとりし、主なデバイスできちんと動作するかどうか確認しました。
CyberGhost VPNは優れたサービスでしょうか?150万人の登録者1はそう考えているようで、当社も同感です。CyberGhostならすべての主要ストリーミングサービスを確実に利用でき、安定して高速なのでデータ転送量の多いタスクに向いているほか、セキュリティ機能は強力で期待通りに動作します。長期プランは45日間返金保証付きで業界平均より長く、実際に試したところ、数日で全額を払い戻してもらえました。
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CyberGhost VPNの長所、短所、改善点
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安全に動画を視聴できる
CyberGhostはNetflixやディズニープラスなどの動画配信サービスに対応しています。
-
大規模なグローバルネットワーク
CyberGhostは100か国に11,690台のサーバーがあります。ストリーミング、トレント、ゲーム専用サーバーもありますが、中国など検閲の厳しい国では使えません。
-
軍レベルのセキュリティ
CyberGhostは256ビット暗号化とキルスイッチを提供しているほか、安全を守るための追加機能でカスタマイズできます。
-
ノーログポリシーは監査済み
CyberGhostは個人を特定できる情報を一切記録しないため、プライバシーが保護されます。
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使いやすさを重視
CyberGhostは複雑すぎず、すべての主要OSとスマートテレビ用のアプリが用意されています。ルーターやゲーム機でも使えます。
-
返金保証
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長距離サーバーは遅め
近くのサーバーではHD動画の視聴とゲームに適した通信速度でしたが、遠くのサーバーでは速度低下が目立ちました。
-
中国で使えない
CyberGhostを含め、多くのVPNは中国のように検閲の厳しい国で必ず使えるわけではありません。
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CyberGhost VPNの機能【2025最新情報】
9.4
💸
価格
|
2.19 USD/月
|
📆
返金保証期間
|
45 日 |
📝
VPNはログを記録している?
|
なし |
🖥
サーバー数
|
11690+ |
💻
ライセンスごとの端末数
|
7 |
🛡
キルスイッチ
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あり |
🗺
本社の所在地
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Romania |
🛠
サポート体制
|
24/7 Live Chat Support |
📥
トレントに対応
|
あり |
動画の視聴:ストリーミングに最も頼れるサービスの1つ
10.0
CyberGhostはストリーミングに最適なVPNの1つで、どこからでも安全にコンテンツにアクセスできます。当社の国際チームは、30以上のメジャーな動画配信サービスを安全に視聴できました。
CyberGhostが動画の視聴に適している理由は、ストリーミング専用サーバーが多数用意されているからです。該当する動画配信サービスを確実に利用できるよう、CyberGhostのスタッフが特殊サーバーの検証と更新を定期的に行っているのです。
国際チームが試したサーバーはどれも接続が安定していました
しかし、CyberGhostの最適化されていない一般サーバーでもNetflixのさまざまなライブラリやPluto TV、Showtimeなどの幅広いコンテンツを高画質で視聴できました。
CyberGhostを利用すると、次のプラットフォームにどこからでも安全にアクセスできます。
Netflix |
Disney+ |
Hulu |
Max |
Amazonプライムビデオ |
BBC iPlayer |
Paramount+ |
Peacock |
Crunchyroll |
Sling TV |
Spotify |
Eurosport |
Fox |
NBC |
ESPN/ESPN+ |
CBC |
Comedy Central |
NOW TV |
YLE |
Hotstar |
Vudu |
Canal+ |
Kodi |
Discovery+ |
6play |
France TV |
Sky TV |
Europe1 |
7TV |
ITV |
Sling TV |
ARD |
Rai Play |
Stan |
YouTube |
All 4 |
CBS |
MTV |
Fubo TV |
RTL+ |
【編集者より】当社がおすすめするVPNは厳格なノーログポリシーを掲げているため、利用者のネットの利用状況を追跡しません。そのため、お住まいの地域の規則や法律に従ってVPNを利用するのはご自身の責任です。vpnMentorは著作権侵害などの違法行為を容認・奨励しません。
対応している:15以上のNetflixライブラリ(アメリカ、イギリス、日本など)
CyberGhostには15か国以上のNetflixライブラリに最適化されたサーバーがあります。これらの国のコンテンツライブラリにどこからでもアクセスし、HD画質で視聴できるわけです。
検証でイギリス版Netflix専用サーバーを使ったところ、『フィラデルフィアは今日も晴れ』をHDで簡単に視聴できました。アメリカ版Netflix専用サーバーも同様の結果でした。
CyberGhostを使った際、各エピソードが数秒以内に再生されました
アメリカとイギリスだけでなく、検証チームは日本、韓国、ブラジル、スペイン、カナダ、ドイツ、イタリアなどのNetflixライブラリが視聴できたと報告してくれました。パフォーマンスは全体的に安定しており、特にプラットフォーム専用サーバーが最高の結果となりました。
CyberGhostの一般サーバーでも大抵うまくいきました。唯一の例外はマイナーな国のNetflixライブラリで、Netflixオリジナル作品しか表示されませんでした。
対応している:Disney+
Disney+でも、イギリス、アメリカ、イタリアのカタログを問題なく安全に視聴できました。途中で読み込み中になったり、なかなか再生されなかったりなどのトラブルはありませんでした。
Disney+専用サーバーも一般サーバーもうまくいきました
CyberGhostのHotstar India専用仮想サーバーもうまくいきました。
対応している: Hulu
CyberGhostを使用してHuluを読み込み、動画を再生するのは簡単でした。CyberGhost VPNのHulu専用サーバーに繋いだ結果、HDコンテンツを問題なく見られました。
アメリカの検証スタッフがHuluで『Under the Bridge』を視聴した際、バッファは発生しませんでした
ほかの人気サービスと同様、モバイルアプリやパソコンのブラウザで試した際も、最初に接続したサーバーでHuluを安全な視聴できました。
対応している: Amazon Prime Video
Amazon Prime Video を利用した際のCyberGhostのパフォーマンスは全体的に良好でしたが、どこからでも確実にアクセスし、高画質で視聴できたのはプライムビデオ専用サーバーを利用したときだけでした。一般サーバーでは検出されてしまいうまくいかず、まったくアクセスないこともありました。
専用サーバーを利用したところ、当社チームはイギリス、アメリカ、ドイツ、イタリア、日本からライブラリを視聴できました。どのメンバーも動画はスムーズに再生され、画質の問題もなかったと報告してくれました。
当社の調べで、アメリカの一般サーバーでPrime Videoは視聴できませんでした
対応している:BBC iPlayer、Max、ITV、Crunchyroll、Peacock、YouTube TV
どこでも利用可能な他の人気ストリーミングサービスとの相性も抜群でした。
例えば、私たちの検証ではBBC iPlayerを安全に視聴できました。動画はすぐに再生され、『RuPaul's Drag Race UK vs the World』などの番組を視聴した際、再生が途切れたりするなどのトラブルはありませんでした。
今回試したほかの動画配信サービスも一貫してうまくいきました。Max(旧HBO Max)、Peacock TV、ITV、Crunchyrollなど、CyberGhostを利用してシームレスに全コンテンツライブラリにアクセスでき、HD動画を視聴できました。
CyberGhostなら、テレビのリアルタイム配信サービスも楽勝です。VPNを使ってYouTube TVでスポーツ、ニュース、その他の番組を再生した際、スムーズで中断なく視聴できました。
対応していない: NetflixとDAZNの一部のライブラリ
CyberGhostを利用して最も人気のあるNetflixライブラリは確実に視聴できましたが、マイナーなライブラリではうまくいきませんでした。例えば、国際チームの調べでタイ、アルゼンチン、南アフリカのメンバーは現地のNetflixライブラリを視聴できませんでした。VPNプロトコルを切り替えたり別のブラウザを使ったりするなど、さまざまなトラブルシューティング方法を試したものの、うまくいかなかったのです。一方、ExpressVPNではアルゼンチンと南アフリカのNetflixにも遅延なくアクセスできます。
DAZNの一部ライブラリでも苦戦し、どこからでも高画質では視聴できなかったのです。例えば、国際チームが試した数か国のDAZNではうまくいきましたが(アメリカ、カナダ、イタリア、ドイツなど)、イギリス版DAZNにはアクセスできませんでした。英国版DAZN専用サーバーはないため、イギリスの一般サーバーを数台試したのですが、どれもエラーメッセージが表示されました。
数台イギリスサーバーを試しましたが、どれもDAZNイギリスに対応していませんでした
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速度:ほとんどのサーバーは高速(遅いのは一部のみ)
9.0
CyberGhostは高速なので、動画再生、ゲーム、トレントにピッタリです。スピードテストでは次の3つの指標に注目しました。
- ダウンロード速度。データを受信する速さで、単位はメガビット毎秒(Mbps)です。ウェブページの表示、動画の読み込みなどの速さを左右します。
- アップロード速度。データを送信する速さで、これも単位はメガビット毎秒(Mbps)です。メールの送信、動画のアップロード、SNSへの投稿などの速さを左右します。
- Ping。データが地点Aから地点Bに移動するのにかかる所要時間です。Pingが低ければ低いほど、応答が速いことを意味します。オンラインゲームに非常に重要な指標で、単位はミリ秒(ms)です。
当社ではスピードテスト担当者がアメリカの同じ場所からCyberGhostのサーバーの速度を定期的に調べています。下記の表のVPNをより正確に比較できるよう、いつも同じ場所から同じ接続でスピードテストを実施しているわけです。CyberGhostのスピードテストは、最速だったWireGuardプロトコルを使用して実施しました。
CyberGhostをほかの高速VPNと比較しましょう
アメリカ(ダラス)
ダウンロード
アップロード
Ping
アメリカ(マイアミ)
ダウンロード
アップロード
Ping
アメリカ(ロサンゼルス)
ダウンロード
アップロード
Ping
アメリカ(ニューヨーク)
ダウンロード
アップロード
Ping
カナダ
ダウンロード
アップロード
Ping
ブラジル
ダウンロード
アップロード
Ping
イギリス
ダウンロード
アップロード
Ping
フランス
ダウンロード
アップロード
Ping
日本
ダウンロード
アップロード
Ping
オーストラリア
ダウンロード
アップロード
Ping
シンガポール
ダウンロード
アップロード
Ping
218.73 Mbps
50.42 Mbps
6 ms
169.58 Mbps
83.50 Mbps
9 ms
143.62 Mbps
77.82 Mbps
54 ms
161.10 Mbps
103.06 Mbps
42 ms
8.23 Mbps
8.39 Mbps
64 ms
186.87 Mbps
63.28 Mbps
150 ms
70.57 Mbps
102.14 Mbps
114 ms
111.83 Mbps
95.40 Mbps
120 ms
166.18 Mbps
データなし*
145 ms
87.54 Mbps
11.23 Mbps
193 ms
128.44 Mbps
10.25 Mbps
208 ms
203.60 Mbps
46.40 Mbps
5 ms
150.32 Mbps
55.06 Mbps
8 ms
166.89 Mbps
111.88 Mbps
53 ms
169.57 Mbps
66.42 Mbps
42 ms
175.09 Mbps
46.30 Mbps
45 ms
158 Mbps
80.81 Mbps
50 ms
139.03 Mbps
68.73 Mbps
228 ms
133.12 Mbps
89.52 Mbps
115 ms
158.51 Mbps
62.77 Mbps
118 ms
134.14 Mbps
42.65 Mbps
152 ms
142 Mbps
115.86 Mbps
173 ms
150.43 Mbps
85.31 Mbps
211 ms
234.37 Mbps
183.14 Mbps
4 ms
147.88 Mbps
171.73 Mbps
12 ms
129.56 Mbps
132.36 Mbps
46 ms
152.41 Mbps
112.51 Mbps
47 ms
5.51 Mbps
7.42 Mbps
68 ms
183.28 Mbps
17.64 Mbps
140 ms
67.86 Mbps
96.83 Mbps
120 ms
6.61 Mbps
17.78 Mbps
122 ms
203.32 Mbps
13.17 Mbps
142 ms
59.36 Mbps
13.25 Mbps
191 ms
60.81 Mbps
5.33 Mbps
210 ms
これらのテストはアメリカで実施されています。
*「データなし」は、スピードテストのデータが現在ないことを意味します
CyberGhostは当社が検証したなかで最速のVPNの1つです。ほとんどの場合、VPNで近くのサーバーに接続すると通信速度は10〜20%程度下がりますが、ご覧の通り、CyberGhostは期待をはるかに超えるパフォーマンスです。また、遠くの拠点でもかなり高速でした。
ただし、最適化されたサーバーに繋いでもスピードアップは期待できません。ゲーム、トレント、動画の視聴に使わないほうが良いとは言いませんが、一般サーバーとのスピードと大きな違いは見られませんでした。
ゲーム:近距離サーバーでのゲームプレイはスムーズ
9.4
シームレスにオンラインゲームを楽しむには、安定した高速通信が不可欠です。CyberGhostはこれを知っているのでしょう。イギリス、アメリカ、フランス、ドイツなどにゲーム専用サーバーを戦略的に設置しています。これらのサーバーはレイテンシを低く抑えるよう設計されているため、ゲームに最適なサーバーが簡単に見つかります。
ゲーム時のCyberGhostの性能を検証しました。接続前のpingは27msです。スピードテスト担当者がCyberGhostの近距離サーバー(バークシャー)に接続したところ、pingは30msとなり、少ししか高くなりませんでした。ロンドンのゲーム専用サーバーでのpingは28msで、さらに優れていました。パリのゲーム専用サーバーでも30msと低pingでした。
近距離サーバーのパフォーマンスは、当社が試したなかで最速のゲーム用VPNであるExpressVPNと同レベルです。近くの英国サーバーはレイテンシが低かったため、検証スタッフはAndroidデバイスで『Free Fire』をラグなしで快適に楽しめました。
激しいシチュエーションでもゲームプレイはスムーズでした
同僚がクラウドゲームサービスを試した際も、CyberGhostのゲーム専用サーバーは価値があることが分かりました。VPN接続のPingが低いおかげでGeForce Nowのタイトルを快適にストリーミングしてプレイできました。ラグは気にならず、サクサク遊べました。
しかし、長距離サーバーでのパフォーマンスはそれほどよくありませんでした。同僚がCyberGhostでニューヨークにあるゲーム専用サーバーに接続した結果、pingは102msまで上がってしまい、PCでWarzoneをプレイした際にいくらかラグが発生しました。他社VPNと比べると良いほうですが、ExpressVPN(79ms)やNordVPN(92ms)などのプロバイダのほうが若干良い結果が出ています。
サーバーネットワーク:広範囲に渡る大規模ネットワーク
9.8
CyberGhostは100か国に11,690台のサーバーがあり、ネットワークは当社調べで最大級です。主な地域をしっかりカバーしています。アメリカだけでも11拠点、ヨーロッパ、アジア太平洋、中東にも多数のサーバーが設置されています。ここまでサーバーが多ければ、問題なく高速な接続を確立できます。
サーバーは目的と地域別に整理されているため、簡単に選べます。また、物理サーバーを設置するとプライバシーが脅かされる可能性があるウクライナ、ベネズエラ、ロシアなどの国にはバーチャルサーバーがあります。macOSアプリではサーバーの負荷率も表示されるので、空いている高速サーバーが簡単に見つかります。検証中、バーチャルサーバーでも通信が遅くなったり接続が切れたりしませんでした。
「located」の列に緑のチェックマークがない場所はバーチャルサーバーです
動画視聴、ゲーム、トレントのための特殊サーバーも用意されています。各タスクのために最適化されているのが特徴です。例えば、ゲームサーバーはPingが低く、P2Pサーバーは高速かつ安全にファイルをダウンロードできるように設定されていて、前述したストリーミングサーバーを使うと高画質で動画を見られます。上記のアクティビティのためにCyberGhostを使うのであれば、特殊サーバーの方が一般サーバーより高パフォーマンスです。
セキュリティを強化したい場合、CyberGhostはNoSpyサーバーを提供しています。ルーマニアの安全なプライベートデータセンターに設置されたプレミアムサーバーで、6か月以上のプランで利用可能です。ハードウェアを扱えるのは認められたCyberGhostの社員だけなので、第三者リスクはありません。
CyberGhost VPNでは主要国の専用IPアドレスも購入できます(アメリカ、イギリス、フランス、カナダなど)。専用IPアドレスはCAPTCHA認証を避けたり、ネットワークに安全にアクセスしたりするのに役立ちます。また、IPアドレスが頻繁に変わると銀行サービスに不正アクセスと見なされる可能性がありますが、専用IPアドレスを使えばそのようなトラブルを避けられます。
CyberGhostは中国で使える?確実に使える保証はありません
CyberGhostは中国で確実に使えるとは限りません。
制限されたネットワークでVPN利用は隠せないということです
サポートチームに問い合わせたところ、一貫してVPNが動作するとは言い切れないとのことでした。中国政府は多くのVPNを禁止していますが、VPNを使ったことを理由に個人を取り締まった事例は公に報告されていません。
当社はいかなる違法行為も認めません。VPNを使用する前に現地の法律を確認することをおすすめします。もし中国で通信を暗号化したい場合、中国でおすすめのVPNまとめをご覧ください。
バーチャルロケーション
CyberGhostは現在、50か所近くにバーチャルサーバーを構えています。物理サーバーは表記された都市に設置されたサーバーのことです。一方、サウジアラビアなどのバーチャルサーバーに接続すると、その国のIPアドレスが割り当てられますが、サーバー本体は別の場所にあります。
「located」の列に緑のチェックマークがない場所はバーチャルサーバーです
VPN事業者はバーチャルサーバーを提供することで、遠隔地でもより高速で安定した通信を実現しています。また、VPNが禁止されている国(あるいは政府に干渉されやすい国)でもサービスを展開できるようになるのです。しかし、サーバー本体が接続したい場所から遠い場合、Ping値やダウンロード速度が低下する可能性があります。
NoSpyサーバー
CyberGhostのNoSpyサーバーは安全性をさらに強化したものですが、6か月間以上のプランでしか利用できません。NoSpyサーバーはルーマニアにあるCyberGhostのプライベートデータセンターに設置されており、扱えるのはCyberGhostのチームのみです。第三者が関与しないため、中間者攻撃のリスクが非常に低いという特徴があります。例えばトレントを利用する際の追加のセキュリティ対策に最適です。
CyberGhostにマルチホップ機能はありませんが、NoSpyサーバーのほうが安全なので、大した欠点ではありません。Proton VPNのSecure Core機能よりもCyberGhostのNoSpyサーバーのほうが良いと思います。Secure Coreは2台のサーバーを経由してデータ通信を行うことでセキュリティを強化するマルチホップ機能ですが、NoSpyサーバーより速度がかなり低下しますし、セキュリティ効果は同等です。
若干遅いものの、安全を強化したい場合はNoSpyサーバーを使う価値があります。
専用IPサーバー
専用IPサーバーは、自分専用のIPアドレスを割り当てるサーバーで、ほかのユーザーと共用ではありません。VPNに接続するたびに同じIPアドレスが割り当てられます。
専用IPアドレスの利点はいくつかあります。あなたのアカウントにのみ割り当てられているので、多数のユーザーが同じIPアドレスを使うことはなく、サイトやオンラインサービスによってブロックされにくくなります。CyberGhostはトークンベースの専用IPシステムを採用しているので、CyberGhostさえあなたの専用IPがどれなのか分かりません。プライバシーと匿名性が強化されるわけです。
リモートワークでも専用IPアドレスは役立ちます。社内ネットワークに遠隔から接続しようとすると信頼されないIPアドレスは制限される場合がありますが、専用IPアドレスなら回避できます。
現在、CyberGhostの専用IPサーバーが設置されている国は限られています(アメリカ、イギリス、フランス、カナダなど)。遠くから専用IPサーバーに接続すると近くのサーバーより速度低下が目立つかもしれません。
セキュリティ:高度なセキュリティ機能が最高レベルの保護を実現
9.9
CyberGhost VPNは、プレミアムVPNサービスに期待したい基本的なセキュリティ機能がすべて揃っています。しかし、基本機能のほかにも、Wi-Fiの保護、ランダムなポートを使用して制限を回避したりマルウェアをブロックしたりするなど、他社VPNでは見られない高度な機能もあります。
まとめると、CyberGhostは現在利用可能なVPNのなかでも安全性がトップクラスです。このカテゴリでは本当に優れており、改善点はほとんどありません。強いて言えば、一部のアプリでしか利用できない機能をすべてのアプリに導入することですね。これについて詳しくは後述します。
軍レベルの暗号化技術
CyberGhostは256ビットAES暗号化を採用しているため、非常に安全です。これは最高レベルの暗号化で、データは256ビットの鍵で保護されます。鍵のパターンは2の256乗という膨大な数になるわけです。
完全前方秘匿性(パーフェクトフォワードシークレシー)も採用しています。サーバーに接続するたびに暗号キーが新しく更新されることを意味し、セキュリティが一層強化されます。1つの暗号鍵が傍受されたとしても、絶えず変更されますから過去と未来のデータはすべて安全に保たれます。プライバシーが常に保護されるわけです。
漏えいテストの結果:合格
CyberGhostのアプリやブラウザ拡張機能には、DNSとIPアドレスの漏えい対策が備わっています。インターネットプロバイダ(ISP)はDNSリクエストやIPv6通信を通して利用者のオンラインアクティビティを監視できるため、非公開にしておくのが重要です。CyberGhostを使うと、DNSリクエストはCyberGhost独自のDNSサーバーを経由し、IPv6リクエストはブロックされるためサイト側に実際のIPアドレスが見られることはありません。漏えい対策機能は最初からオンになっていますから、VPN初心者は安心です。面倒な設定をしなくても保護されます。
CyberGhostのアプリをVirusTotalでチェックしたところ、ウイルスやマルウェアは発見されませんでした
筆者が試したサーバーはどれもDNSとIPアドレスを漏えいしませんでした。フランス、アメリカ、カナダ、ドイツ、オーストラリア、香港など10台のサーバーに接続し、ipleak.netを利用して接続トラブルやデータ漏えいが発生していないか確認したところ、問題はまったく見つかりませんでした。
自動キルスイッチ
CyberGhostのすべてのアプリに自動キルスイッチが内蔵されています。この機能は、VPN接続が切断された際にインターネット通信をブロックし、実際のIPアドレスが漏えいするのを防ぐものです。検証中にサーバーを何度も切り替えたのですが、その都度キルスイッチが作動してVPNに再接続されるまでインターネット接続を遮断してくれました。
このオプションはWindows版でのみ利用可能です
Mac、iOS、Android版でキルスイッチは常に自動的に動作しているため、オフにすることはできません。
セキュリティプロトコル
CyberGhostでは3種類のトンネリングプロトコルが利用可能です。OpenVPN、WireGuard、IKEv2があり、長所はプロトコルによって異なります。ニーズに最適なものを選びましょう。
- OpenVPN。セキュリティが強く、安定していることで有名なオープンソースプロトコルです。高度にカスタマイズでき、ポートはUDP(より高速。動画再生におすすめ)とTCP(安定性が高く、ブラウジングにおすすめ)の両方に対応しています。
- WireGuard。こちらもオープンソースで、スピードとセキュリティを両立しているのが特徴です。モダンでシンプルなコードベースとなっています。
- IKEv2。オープンソースではありませんが、セキュリティが非常に強いプロトコルです。接続が速く安定性が高いことから、特にモバイルに適しています。
手動で選択できますが、最適なプロトコルをアプリに選ばせることも可能です
CyberGhostでプロトコルを変更するにはアプリの設定を開きましょう。アプリの左下隅にある歯車アイコンをクリックするだけで、セキュリティとパフォーマンスのニーズに合ったプロトコルを選んでVPNの利用体験をカスタマイズできます。
アプリ保護とスプリットトンネリング
スプリットトンネリングとアプリ保護は、CyberGhostがどのように動作するかカスタマイズするための追加機能です。
スプリットトンネリングでは、VPNを経由するデータと通常のインターネット接続を使用するデータを選ぶことができます。例えば、普段と違うIPアドレスで銀行アプリを利用するとうまくいかないことがありますが、スプリットトンネリングで銀行アプリをVPNトンネルから除外すると解決できます。この機能はWindowsとAndroidでのみ利用可能です。
Windowsでは、「スマートルール」の「例外」にURLを追加しましょう。
スプリットトンネリングはmacOS、iOS、Linuxでは利用できません。また、この機能は利用シーンが限られているのもの残念です。デスクトップで動画配信サービスを指定したり、スマホでサイトを指定したりするのは困難です。
アプリ保護では、特定のアプリを開いたときにCyberGhostを自動的に起動・接続される機能です。「スマートルール」の「アプリルール」から設定できます。
Torとの互換性
筆者の調べでCyberGhostはTorと相性が良いことが分かりました。もっとも、データはVPNサーバーとTorの暗号化リレーネットワークの両方を経由しなければなりませんから、予想通り通信速度は遅くなりましたが。とは言え、セキュリティを強化できるのでわずかにパフォーマンスが低下しても許容できます。
CyberGhostに接続してからTorブラウザを起動することをおすすめします。この「VPNオーバーTor」と呼ばれる接続方法が最も安全だからです。最初にCyberGhostのサーバーに接続することで、Torの入口ノードから実際のIPアドレスを隠すことができます。結果的に、使用中のTor回線と個人情報を紐づけることができなくなります。
広告ブロック機能
CyberGhostには、デバイス上で広告やトラッカー、マルウェアのドメインの読み込みを防ぐコンテンツブロッカー機能が備わっています。このような望まない要素と関連のあるDNSドメインをVPNサーバーレベルでブロックする仕組みです。
The Spruce EatsやInvestopediaなど、筆者が頻繁にアクセスするサイトでコンテンツブロッカー機能を試したところ、広告が消えました。しかし、YouTubeの広告、FacebookやInstagramなどで見かける広告は消せないようです。
WiFi保護
デスクトップとモバイルアプリでは、公共WiFiに接続した際に自動的にCyberGhostを起動するように設定できます。また、ネットワークごとに「接続するか確認する」「無視する」などの設定も可能です。WiFiホットスポットはハッカーの格好の標的ですから、公共ネットワークを利用する際は必ずVPN接続したいものです。アプリをオンにするのを覚えておく必要がないため、非常に便利だと思いました。どんな状況でも保護されます。
自動WiFi保護はスマートルールにあります
CyberGhostの追加機能とアドオン
CyberGhostはユニークな特徴やアドオンをいくつか提供しています。専用IPアドレスとセキュリティスイートを除き、大半は無料で使えます。
- シークレットフォトボルト。CyberGhostの「シークレットフォトボルト」は、iPhoneやiPadで写真やビデオをパスワードで保護するiOS専用アプリです。PINまたは生体認証でファイルを守れます。不正侵入の報告、ボルトへのアクセスを防ぐためのダミーパスワードといった追加のセキュリティ機能もあります。アカウントに侵入しようとした人の写真を撮る機能、職場閲覧注意の写真を自動的に別のフォルダへ送るAI機能も備わっています。アプリは無料で、使いやすいと感じましたが、iOSにしか対応していないのは残念です。
- プライベートブラウザ。これはChromeのアドオンや拡張機能に対応したブラウザです。検索エンジンはDuckDuckGoを使用するため、Googleにデータ収集される心配はありません。また、ブラウザを閉じるたびに閲覧履歴がすべて自動的に削除されます。
- プライバシーガード。Windowsユーザー向け機能で、OSを分析し、Microsoft社が自動的に有効にしたプライバシーを侵害する機能の多くを無効にするものです。プライバシーレベルは「高度」または「ベーシック」から選ぶか、何を無効にするかカスタマイズできます。Windowsとのデータ共有も防ぐため、パーソナライズド広告も減ります。
- セキュリティスイート(Windows用)。CyberGhostの有料アドオン「Windows用セキュリティスイート」は、Integoの高度なセキュリティ機能をVPNと組み合わせたものです。Integoセキュリティスイートには、24時間年中無休のマルウェア対策、アンチウイルス、ファイアウォール機能など、追加の安全機能が含まれ、より安心してインターネットを閲覧できるようになります。アンチウイルスは、マルウェア、トロイの木馬、スパイウェア、アドウェア、ランサムウェアなどからリアルタイムで防御します。この機能を利用するには、Integoアプリを別途インストールしなければなりません。
- アイデンティティガード。アイデンティティガードを有効化すると(CyberGhostの全プランで無料)、メールアドレスの安全が脅かされた場合に通知を受け取れます。2つのメールアカウントを追加でき、そのうち1つをプライマリーアドレスに指定するとリアルタイムレポートを受け取ることができ、すぐにパスワードを変更して対処できます。
編集者から:CyberGhost VPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
プライバシー:透明性のある方針で利用者のデータを保護
9.8
CyberGhostは厳格なノーログプライバシーポリシーを守っています。利用者のIPアドレス(およびそれと関連するアクティビティ)、DNSクエリ、閲覧状況の記録を一切保持しないわけです。また、ビットコインでの支払いも可能なので、クレジットカード情報を入力せずに匿名で登録できます。
CyberGhostが保存する情報は匿名化され、VPNの機能改善のために使用されます
さらに、2022年に4大監査法人の1つであるデロイト社がCyberGhostのサービスについて独立監査を実施し、ノーログポリシーを精査しました。その結果、ログを保持しないサーバー構成であることが確認され、プライバシーポリシーに則していることが分かり、ユーザーとそのアクティビティを追跡できないと結論付けられました。つまり、CyberGhostは利用者がネット上で何をしているか追跡しないということです。
2024年1月、デロイト社は2度目の監査を行い、CyberGhostのノーログポリシーを検証しました。この監査では、CyberGhostのプライバシーに関する主張とノーログインフラが期待通りに動作していることが確認されました。監査ではCyberGhostがRAMのみのサーバーとエフェメラルコンテナを採用していることが指摘されています。
しかし、当社が検証したほかのVPNのノーログポリシーほどは厳しくありません。一部の匿名化されたデータを保存するからです(接続の試みと成功、接続を試みた国(IPアドレスは除く)、使用しているCyberGhostのバージョンなどが含まれます)。しかし、これらの情報と個人情報に結び付けることはできず、VPNの分析・改善のためだけに使用されるため、心配ありません。
ただ、同時接続数を把握するため、CyberGhostは一部のハードウェア情報も保存します。これには、スクリーンサイズや使用中のデバイス情報などが含まれます。他社VPNはほかの方法で同時接続数をチェックしていますが、CyberGhostにこれらの情報を保存されてもセキュリティとプライバシーは脅かされません。
ポリシーには、犯罪行為が疑われた場合、CyberGhostは法執行機関とデータを共有する権利を留保すると書かれています。幸い、透明性レポートによると、何年もデータ開示請求を受けているものの、一度も応じたことがないことが示されています。
プライバシーをさらに強化したい場合、捨てメールアドレスを使用して非常に強力なパスワードで登録すると良いでしょう。CyberGhostは利用者のパスワードを暗号化し、アカウントに識別番号を割り当てて、ユーザー特典とサブスクリプションを匿名で管理します。また、本名をユーザー名に設定しない限り、記録された情報からVPNセッションが特定されることはないとも記載されています(本名で登録するのはおすすめしません)。
本拠地:プライバシーに配慮したルーマニア
CyberGhostはルーマニアの企業です。ルーマニアは14アイズアライアンスに加盟していないため、プライバシーの観点では素晴らしいと言えます(14アイズアライアンスとは、国民に関するデータの共有を合意した多国間協定で、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、ほか9か国間が加盟しています)。
ルーマニアは非加盟国なので、CyberGhostはいかなる政府とも情報を保存または共有する義務がありません。データは安全なのです。
過去のプライバシー上の懸念
2016年にオーストラリアのCSIROとカリフォルニア大学バークレー校が共同で、Google Playの無料VPNアプリのセキュリティリスク調査を行いました。この研究の結果、CyberGhostの無料VPNアプリは「悪意のある可能性がある」と分類されたのです。VirusTotalのマルウェアスキャンで陽性だったようで、平均より多くのユーザー権限を要求したため、プライバシー上の懸念があると見なされました。
CyberGhostのCTOであるティモ・ベイエルは「誤検知」だと言います。彼は、スマホを振って(シェイクして)ヘルプにアクセスできるようにするアプリのフレームワークが原因だったと説明しました。そのフレームワークは音声メッセージの添付も可能にするため、VPNの機能に不要な権限が加えられたわけです。
その後、権限を制限し、デフォルトで音声メッセージ機能を無効にするようにアプリは更新されました。CyberGhostは無料VPNアプリの提供を停止し、現在は有料プランしか提供していません。セキュリティも大幅に改善されているため、サービスに対する信頼感が高まっています。
セキュリティ侵害と独立監査
これまでに重大なセキュリティ侵害は発生していません。2019年にCyberGhostがユーザー体験に関するアンケート作成のために使用していたTypeformが120個のメールアドレスと14個のCyberGhostアカウントのユーザー名を漏えいしたのですが、パスワードは漏えいせず、ハッキングのリスクはありませんでした。また、それ以降データ漏えいは起きていません。これはCyberGhostがプライバシー保護への取り組みをしっかり行っている証拠です。そもそも情報を一切保存していないため、機密情報は流出しないのです。
デロイトによる2回の監査に加えて、過去に安全への取り組みに関する独立監査も行われています。2012年の監査は、WhirlpoolやHyundaiなどさまざまな大手企業を調査するQSCERTが実施したもので、CyberGhostは情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のセキュリティ監査に合格し、その後も毎年再検証されています。一流VPNに求めたい誠実さですね。
透明性レポート
CyberGhostは3か月ごとに透明性レポートを発行しています。これにはマルウェアアクティビティのフラグ、インフラに関する主な統計データ、ユーザーデータ開示請求件数などの情報が掲載されています。これほど頻繁に透明性レポートを公開しているVPNはほかにありません。Private Internet Accessは年2回発行していますが、CyberGhostはその2倍です。CyberGhostが顧客に対する透明性を重視していることがうかがえます。
さらに、CyberGhostは脆弱性報奨金制度を実施しています。この取り組みは、CyberGhostのシステムに脆弱性がないかどうかサイバーセキュリティ専門家や倫理的ハッカーに探してもらい、脆弱性が発見された場合はCyberGhostが報酬金を支払うというものです。脆弱性が悪用される前に潜在的な問題を発見・修正しようという積極的なアプローチを取っているのです。
トレント:P2Pファイル共有におすすめのVPN
9.9
CyberGhostはトレントにおすすめのVPNです。高速かつ安全にファイル共有できるよう最適化されたP2P専用サーバーが使えます。この特殊サーバーは、大量のデータを送受信するトレントも処理できるよう設計されています。
トレントサーバーは数か国に分散されていますから、必ず近くの高速サーバーが見つかるはずです。検証でオランダのP2Pサーバーに接続し、著作権フリーのLinuxディストリビューションファイル(4GB)をダウンロードしました。平均ダウンロード速度170Mbpsで、約3.5分でダウンロードが完了しました。VPN接続前とほぼ同じ速度です。
CyberGhostがトレントにおすすめのもう1つの理由は、セキュリティとプライバシー機能が優れているからです。ただ、ポートフォワーディング機能がないのは少し残念でした。これはトレントのスワーム内でより多くのピアに接続するのに役立つ機能で、ダウンロード速度がわずかに改善される可能性があります。
なお、トレント自体はほとんどの国で合法ですが、著作権で保護されたファイルのダウンロードは違法です。トレントで共有するのはパブリックドメインのファイルのみにしてください。