TorGuardは市場に出回っている他のVPNサービスと比べて値段がやや高い方ですが、セキュリティー対策の充実と多くの機能を考慮すると価格に納得できるはずです。まず、セキュリティー標準に関しては、TorGuardは軍事レベルの暗号化(BF CBC、AES 128ビット、AES256ビット)を採用し、サーバーネットワーク全体を保護しています。OpenVPN、PPTP、L2TP/IPsec、SSTP、IKEv2などのセキュリティープロトコルにも対応しています。
さらに、TorGuardにはステルスVPN機能があります。これはディープパケットインスペクション(DPI)を乗り越えるのに最適化された機能なので、中国などのVPNを制限している国で役立ちます。
ステルス接続はOpenVPN、SSTP、SSLトンネリングを採用しており、VPN制限を乗り越える際にセキュリティーを危険にさらすことはありません。
TorGuardにはキルスイッチがないのが欠点で、ユーザーとVPNサーバー間の接続が不安定な時に問題になります。ですが、このVPNサービスにはIP、DNS、WebRTC漏洩保護や難読化機能が内蔵されています。
プライバシーに関してはTorGuardは8アイズの一部であるアメリカに本部があり、アメリカの法律やデータ保護法に従う必要があります。しかしこの会社はログに関して方針を透明化しており、どのような情報を何の理由で保存しているか説明しています。プライバシー方針にのっとって収集された情報はネットでの身元や活動が他人に分かってしまうほどではありません。
Torguardは帯域幅とデータ転送が無制限です。通信速度をいくつかのサーバーで確認したところ、かなり良かったです。残念ながら、通信速度試験の結果は良かったものの、ネットフリックスやBBC iPlayerにはアクセスできませんでした。しかしHuluなどのストリーミングサイトは利用できます。
さらに、TorGuardはP2P共有やトレントに対応しています。TorGuardのサーバーネットワークは他社と比べて広大で50か国以上に3,000以上のサーバーを配置しています。
TorGuardは3つの主な方法でサポートを提供しています。24時間週7日間体制のライブチャット、チケット、電話で問い合わせられます。
ライブチャットを試したところ、回答は素早く役に立ち、必要な情報だけを簡潔に教えてくれました。メールからチケット制に問い合わせられ、24時間かかります。通話料無料の電話番号があるのもいいですが、アメリカ国内のユーザーのみ利用できます。
TorGuardでは最高で5台の端末に同時に接続できるようになっています。他のVPNプロバイダとは違い、TorGuardでは追加で3ドル支払うごとに端末を一台追加できます。
TorGuardへの支払い方法がいくつかあります。無料トライアルはないものの7日間返金保証があります。
TorGuardの機能【2023 1月最新情報】
8.8
💸
価格
|
9.99 USD/月
|
📆
返金保証期間
|
7 日 |
📝
VPNはログを記録している?
|
なし |
🖥
サーバー数
|
3000+ |
💻
ライセンスごとの端末数
|
8 |
🛡
キルスイッチ
|
あり |
🗺
本社の所在地
|
United States |
📥
トレントに対応
|
あり |
インストール・アプリ
8.8
TorGuardのアプリをダウンロードしてインストールするのは簡単です。アカウントを作成したらダウンロード、インストールしてアプリケーションを使用するだけです。
1. TorGuardのプログラムをダウンロードします。
2. ダウンロードが完了したらダウンロードフォルダを開き、ファイルを選択して実行します。
3. セットアップウィザードの手順に従ったら「終了」をクリックします。
4. デスクトップからTorGuardのアイコンをダブルクリックしプログラムを開きます。
5. プログラムのメインメニューからドロップダウンメニューを開き、接続したいサーバーの国を選択します。接続したいサーバーをクリックして「接続」をクリックします。
6. TorGuardのログイン情報を入力を要求されたらユーザー名とパスワードを入力します。
7. 選択したサーバーに関する情報が「接続中」というステータスの横に表示されます。アプリケーションウィンドウの下の「接続解除」ボタンを押せば接続が解除されます。
価格
7.4
TorGuardは次のような通常の決済方法や匿名決済に対応しています。ペイパル、Cashu、AliPay、ビットコイン、ライトコイン、クリプトで支払えます。さらに、TorGuardはAnonymous VPN(アノニマス・匿名VPN)、アノニマスプロキシ、ビジネスVPN、プライベートメールサービスという4つのサービスを提供しています。
プロキシサービスが最も安いサービスです。無制限の通信速度、3,000以上のエリートプロキシIPアドレスを50か国以上に配置しているほか、高速なSOCKS5プロキシサーバーを8か国以上に構えており、最高で5台同時に接続でき、SOCKS5+HTTP/SSLプロキシにも対応しています。
プライベートメールサービスには無料版とプレミアム版があります。無料版にはVPNがついていますが、オフショアメールストレージ容量が10MBしかありません。有料サービスには無制限のオフショアメールストレージ、安全なG/PGPメール暗号化、終端間セキュリティー保護、広告やマーケティングがなく、FS(前方秘匿性)も提供しています。プレミアムVPNサービスは高価な方ですが、それでも納得のいく価格です。特に1年契約はお得です。VPNパッケージには素晴らしい機能がありますので以下でご紹介します。
ビジネスVPNには4つの異なるパッケージがあります。スターター、スモール、ミディアム、エンタープライズパッケージです。スタータープランには無制限の帯域幅と通信速度、3,000以上のサーバーを50か国以上に配置、最高10ものVPNパッケージ、最高で10の暗号化されたメールアカウント、特設VPN管理ポータル、24時間週7日間体制のアカウントマネージャが含まれています。
スモールビジネスパッケージにはスタータープランに含まれている特典のほか、VPNユーザーパッケージは最高で15、暗号化されたメールアカウントも最高で15利用可能となっています。
ミディアムビジネスパッケージには同じ特典とVPNユーザーパッケージは最高で20、暗号化されたメールアカウントも最高で20利用可能となっています。
最後に、エンタープライズパッケージの価格はTorGuardのサポートチームをいろいろな観点から一緒に検討して価格を個別に設定されます。50以上のサブアカウント、そして100以上のメールアカウントを追加する以外にも機能を加えることができます。
すべてのパッケージでTorGuardは新しい加入者に7日間返金期間を設けており、サービスに完全に満足できなかった場合に備えています。
信頼性とサポート
9.1
TorGuardはこれまで試した中で最も対応の良いライブチャットサポートチームでした。サービスに関していくつか質問を投げかけたところ、ほぼ直ちに回答してくれ、その内容も的確でした。チケット制もあり、推定回答時間は24時間以内と書かれていますが、メールで1時間以内に回答があることがほとんどです。TorGuardは公式フェイスブックページも設けていますが、そこからメッセージを送ることはできません。通話料無料の電話番号に電話することができます。ただし電話はアメリカ国内からのみ掛けられるため、国外にいる人はライブチャットかメールしか利用できません。
TorGuard は、どのOSにもセットアップが簡単で、問題があれば24時間365日のカスタマーサービスが対応します。(緊急時にはライブチャットが特に有効です) 結構高額なサービスですが、同時に5つの接続を利用でき、1つのアカウントで同時に5つのデバイスを使用できます。さらに、コストを友人と分け合えるのが素晴らしい!