Urban VPN(アーバンVPN)は、超高速で完全に匿名であると主張している100%無料サービスです。話が良すぎると思いますよね。筆者もそう思いました。そこで、Urban VPNの徹底検証を行い、本当に安全で信頼できるのか調べました。
一見すると信頼できるサービスに思えますが、無料VPNにデメリットは付き物です。検証の結果、Urban VPNはピアツーピアサービスであり、多くのセキュリティリスクがあることが分かりました。重要な機能を欠いているうえ、通信速度にも問題があり、プライバシーポリシーは筆者がこれまで見てきた中で最も侵入的です。本記事では、Urban VPNについて知っておきたいことを大公開します。
お急ぎですか?主な調査結果はこちら
良いところ
悪いところ
Urban VPNの機能【2024最新情報】
3.2
💸
価格
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0 USD/月
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VPNはログを記録している?
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あり |
🖥
サーバー数
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4500+ |
🛡
キルスイッチ
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あり |
🗺
本社の所在地
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United States |
ストリーミング:複数のプラットフォームに対応。しかし、一部の主要サイトでは問題あり
4.8
Urban VPNはいくつかの動画配信サービスに対応しています。ディズニープラスやMaxなどが含まれますが、他のサービスを利用しようとしたときはVPN通信が検出され、アクセスがブロックされてしまいました。
さらに、特定のサーバーを選んだり、VPN接続をカスタマイズしたりできないため、ストリーミングを妨げられないよう設定を変更することはできません。また、Urban VPNのカスタマーサポートはなかなか対応してくれないので、「好きな番組を視聴できない」というトラブルが発生した場合は自力で解決しかありません。
【編集者より】VPNは責任を持って使ってください。お住まいの地域の法律や利用しているウェブサイト、アプリ、サービスの利用規約に従うようお願いいたします。vpnMentorでは著作権侵害を容認しません。
利用できるサービス:Disney+、YouTube TV、Max
Urban VPNでは、一部の人気ストリーミングサービスを利用できます。YouTube TVやディズニープラスなどが利用可能で、当社の調査チームは『マンダロリアン』をUHD画質で大きな問題なく視聴できました。同様に、Max(旧HBO Max)でもドラマをHD画質でバッファなく見られました。
妨げなくお気に入りの番組を視聴できました
利用できないサービス:Netflix、Amazonプライムビデオ、Hulu、BBC iPlayer
Urban VPNでほかの人気サービスは利用できません。サーバーを何度切り替えても、Hulu、Amazonプライムビデオ、BBC iPlayerを開こうとするとエラーメッセージが表示されました。
BBC iPlayerでは何も視聴できませんでした
アメリカ版Netflixでもうまくいきませんでした。検証チームが試した際、「VPNまたはプロキシを利用しているようです」というメッセージが表示されてしまい、『Shameless US』など、アメリカ版ライブラリのドラマを視聴できませんでした。
通信速度:長距離では遅い
4.3
公平にレビューするため、当社では英国の同じ場所からVPNの検証を行っています。スピードテストは、最適なプロトコルを使って長距離と近距離のサーバーの両方で実施し、異なる時間帯に数回繰り返します。その後、結果の平均値を算出し、VPN接続前の通信速度と比較します。Urban VPNでスピードテストツール「Speedtest by Ookla」は使えなかったため、Googleのインターネット速度テストを使用しました。
直近の英国サーバーは高速でしたが、米国サーバーでは88%も遅くなってしまいました
通信速度はサーバーとの距離によって大きく変動しました。近いサーバーでは良好なスピードだったものの、遠くのサーバーではほとんど使い物にならないほど遅くなってしまいました。英国サーバーではわずか7%の速度低下(109Mbps → 101Mbps)だったものの、米国サーバーでは24Mbpsにまで落ち込み、動画再生時にバッファが発生しました(UHD動画を見るには25Mbps以上が必要です)。
米国サーバーでは通信速度が激減してしまいました
Urban VPNのメリットの1つは帯域幅が制限されていないこと。いくら使ってもデータ上限に達しないわけです。ただ、長距離サーバーに接続したい場合は回線速度が遅いのを我慢する覚悟が必要です。
ゲーミング:あまりにも不安定でゲームには向かない
1.0
Urban VPNはオンラインゲームには向きません。フォートナイト、エーペックスレジェンズ、コールオブデューティ:ウォーゾーン2.0をプレイできませんでした。近くのサーバーではレイテンシ(ms)を測定することさえできませんでした。Pingがあまりにも高く、ゲームを開始できなかったのです。
Urban VPNに接続した状態ではマッチに参加すらできませんでした
さらに、Urban VPNはゲーミングデバイスにも向きません。ルーターやコンソールに対応していないため、地域制限のあるゲームを遊んだり、プレイ中にIPアドレスを保護したりできないのです。
サーバーネットワーク:カバレッジは良好。しかしP2Pネットワークなので安全ではない
4.1
Urban VPNはピアツーピア型サーバーネットワークを採用しているため、深刻なセキュリティリスクを招きます。P2Pネットワークということは、VPNが独自のサーバーを所有していないことを意味します。利用者同士で回線とデバイスリソースを共有するわけです。あなたのデータは他のユーザーのシステムを経由して通信を行い、ほかのユーザーのデータもあなたのシステムを経由することになります。
このような仕組みでは、いくつかのサイバー脅威にさらされます。IPアドレスが公開されるため、悪意のある攻撃を受けやすくなります。さらに、もし他のユーザーがあなたのIPアドレスを使って犯罪行為をした場合、法的なトラブルに巻き込まれる恐れがあります。危険なだけでなく、この方法でリソースを共有すると、サービスを利用していない時でもデバイス全体の速度が低下する可能性があるとUrban VPNも認めています。
P2Pネットワークの唯一のメリットは、全世界に接続できること。Urban VPNでは、北南米、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアの拠点が見つかります。しかし、何台のサーバーがあるのかはっきりしたことは分かりません。Urban VPNは80か所以上をカバーしていると主張していますが、Windowsアプリでは56か所しか見つかりませんでした。それもそのはずです。サービスの利用者数は日によって違いますから、利用可能なIPアドレス数も上下するのです。
拠点数がもっと多いと期待していたので、少しガッカリでした
Urban VPNの公式サイトには、下記のサーバー拠点が掲載されています。
アルジェリア |
アルゼンチン |
オーストラリア |
オーストリア |
ベラルーシ |
ベルギー |
ボリビア |
ブラジル |
ブルガリア |
カナダ |
チリ |
中国 |
コロンビア |
コスタリカ |
クロアチア |
キプロス |
チェコ共和国 |
デンマーク |
エクアドル |
エジプト |
エストニア |
フィンランド |
フランス |
ドイツ |
ギリシャ |
グアテマラ |
ホンジュラス |
香港 |
ハンガリー |
アイスランド |
インド |
インドネシア |
アイルランド |
イスラエル |
イタリア |
日本 |
ヨルダン |
カザフスタン |
キルギス |
ラトビア |
リトアニア |
ルクセンブルク |
マレーシア |
マルタ |
メキシコ |
モンゴル |
モロッコ |
オランダ |
ニュージーランド |
ニカラグア |
ノルウェー |
パキスタン |
パナマ |
パラグアイ |
ペルー |
フィリピン |
ポーランド |
ポルトガル |
プエルトリコ |
カタール |
ルーマニア |
ロシア |
サウジアラビア |
セルビア |
シンガポール |
スロバキア |
スロベニア |
南アフリカ |
韓国 |
スペイン |
スウェーデン |
スイス |
台湾 |
タイ |
トルコ |
UAE |
ウクライナ |
イギリス |
アメリカ |
ウルグアイ |
ベネズエラ |
ベトナム |
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さらに、ある地域の特定のVPNサーバーを選ぶことはできません。割り当てられたIPアドレスが何らかの理由でうまくいかなかった場合、同じ国に再接続して別のサーバーに繋がることを願うしかありません。この操作はかなり時間がかかります。接続を確立するのに10秒以上かかるケースもありました。
混雑のせいでサーバーに繋がらないこともあります。専用IPアドレスならこの問題を解消できますが、仕組みの関係でUrban VPNは専用IPアドレス提供できません。また、多くのプレミアムVPNは10Gbpsサーバーを提供していますが、Urban VPNはこれもありません。
セキュリティ:一部の必須機能とカスタマイズオプションを欠いている
5.2
Urban VPNは、暗号化と漏えい対策でデータを守ります。また、業界標準のセキュリティプロトコル「OpenVPN」に対応しています。Urban Cyber Security Inc.が提供するこのVPNはIPv6トラフィックに完全対応していると謳っていますから、次世代型IPv6ネットワークに繋いでもアクティビティが保護されるはずです。
しかし、他の基本的なセキュリティ機能や設定オプションはありません。偶発的なデータ漏えいを防ぐキルスイッチ(VPN接続が途切れたときにインターネット接続を終了する機能)はありません。また、スプリットトンネリングやセキュリティプロトコルの設定も不可能です。また、Urban VPNは従来的なサーバーモデルを採用していないため、RAMのみのサーバーはありません。
デスクトップブラウザ拡張機能には広告ブロッカーとフィッシング対策ツールが備わっていますが、ブラウザ拡張機能はどちらかというとVPNではなくプロキシのようなものなので、データは暗号化されません。
暗号化標準がはっきりしない
暗号化はインターネットを介して送受信するすべてのデータを隠し、オンラインアクティビティを他人に読み取られないようにします。こうすることで、インターネットサービスプロバイダ(ISP)やWiFi管理者、サイバー犯罪者などによるオンラインアクティビティの覗き見を防げるわけです。大多数のVPN企業はAES-256ビット暗号化を使用しており、これは金融機関が採用しているのと同じ暗号化標準です。
Urban VPNは「OpenVPN 256ビット暗号化プロトコル」を使用していると主張しています。「OpenVPN」はUrban VPNが使用しているプロトコル、「256ビット」は暗号鍵のサイズを指します。
しかし、Urban VPNが具体的にどの暗号化アルゴリズムを用いているのかは不明です。説明には「トップクラスのVPN暗号化」と書かれているだけで、これにAES-256ビットが含まれるか明記されていません。用語集にはエンドツーエンド暗号化(E2EE)について説明した記事がありますが、Urban VPNがE2EEを採用しているかどうかは書かれていません。
OpenVPNセキュリティプロトコル
Urban VPNは、OpenVPNプロトコルで接続の安全を保ちます。このプロトコルは仮想トンネルを作成し、利用者のデバイスとVPNサーバーの間で送受信されるデータ通信を隠します。残念ながら、Urban VPNはWireGuardやIKEv2に対応していません。WireGuardはデータ使用量の多いタスク(動画再生やゲームなど)に適した高速なセキュリティプロトコルで、IKEv2はモバイルに向いています。
IP・DNS・WebRTCの漏えい対策
複数台のサーバーに接続し、IP、DNS、WebRTCの漏えいが発生していないか徹底的に検証しました。驚くべきことに、漏えいは一切検出されませんでした。Urban VPNは筆者の実際の位置情報を隠していたということです。プロバイダやハッカーなどの第三者が私の本当の現在地を見ることはできません。
VPNは実際の位置情報を効果的に隠していたようです
広告ブロッカー(ブラウザ拡張機能のみ)
Urban VPNのブラウザ拡張機能は、Web上の広告やポップアップをブロックしてくれます。試したところ、Yahooニュースやその他のサイトで広告が消えました。YouTubeでも広告が一切表示されなかったのは驚きです。侵入的な広告をブロックするとブラウザ画面がすっきりしますし、ページの表示速度も改善します。
フィッシング対策(ブラウザ拡張機能のみ)
ブラウザ拡張機能には、悪意のあるリンクやWebページをブロックするフィッシング対策ツールも備わっています。フィッシング攻撃を完全に防ぐことはできないものの、ログイン情報を盗もうとする悪質なサイトの対策強化には有用です。ただ、この機能と広告ブロッカーをブラウザ拡張機能以外で使えないのは残念でした。
さらに、Urban VPNはクリプトマイニングマルウェアの対策にも効果があると主張しています。しかし、クリプトマイニング対策機能として同社が言及しているのは、暗号化、セキュアプロトコル、漏えい対策など、ほとんどのVPNサービスが提供している機能ばかりです。
プライバシー:データを共有する
1.0
Urban VPNはプライバシー重視のVPNではありません。それどころか、Urban VPNのデータ収集・共有ポリシーは筆者がこれまで見た中で最悪でした。
Urban VPNはログを保持しますか?はい
Urban VPNは登録しなくても使えるため、メールアドレスとアクティビティが紐づけられることはありません。しかし、良いところはそこで終わりです。
このVPNプロバイダは個人を特定できるさまざまな情報を収集します。最大の懸念点は、IPアドレスや接続中に訪問するページも収集すること。Urban VPNは収集した情報を匿名化するとしていますが、プライバシーポリシーは独立監査を受けたことがないため、この主張を守っているという保証はありません。
プライバシーポリシーによると、Urban VPNが記録する情報は次のとおりです。
- IPアドレス、クッキーID、その他の固有のオンライン識別子。
- 閲覧データ(検索クエリ、訪問したページ、視聴した動画、購入した商品など)。
- メール、氏名、その他の連絡先情報(サポートサービスに問い合わせた場合)。
- 使用しているデバイスについての技術的データ(Androidの権限など)、使用しているブラウザ、アクセスした場所と時間。
控えめに言ってもUrban VPNのプライバシーポリシーは信用できません
プライバシーポリシーによると、Urban VPNは収集した情報を「必要な期間」保持するそうです。また、目的に対して不要と判断された場合、いつでも予告なしにそのデータをシステムから削除する可能性があるとポリシーに記されています。しかし、VPNが収集したデータを本当に削除するか、いつ削除するのかについて具体的な保証はありません。
通常、無料VPNを利用するとデータで支払うことになります。Urban VPNは収集した情報を提携企業(BiScience)や第三者のデジタルマーケティング会社、サービスプロバイダーと共有・販売するのです。さらに、要請された場合はあなたのデータを政府機関に開示するとしています。データ共有からオプトアウトするには、有料プランに加入するしかありません(Urban VPNの有料プランを購入する価値があるかどうかはこちらをクリックしてください)。
Urban VPNは監査済みですか?いいえ
Urban VPNは独立機関による監査を一切受けていません。第三者監査を受けることで、VPNプロバイダはプライバシーポリシー及びセキュリティ技術を遵守していることを証明することができますから、独立監査を受けていないのは大きな赤信号なのです。
本拠地はアメリカ
Urban VPNはアメリカ(ニューヨーク)の企業です。アメリカは5/9/14アイズアライアンス(情報共有を合意した国際協定)の原加盟国です。つまり、政府に要請された場合、Urban VPNは利用者の個人情報を共有する法的義務があるということです。前述の通り、大量の個人情報を収集していますから、それをすべて共有される可能性があるのはプライバシーの観点で大きな懸念です。
Urban VPNは中国で使えますか?いいえ
中国で使えると主張しているものの、Urban VPNは中国国外でさえ信頼性が低いのに、中国国内ではなおさらです。中国のプロバイダは高度なファイアウォールを実装しており、国際コンテンツへのアクセスを制限するためにVPNサーバーをブロックしています。Urban VPNのサーバーは制限の緩い国でもブロックを回避できないことがありますから、厳しい国で使えないのは言うまでもありません。
さらに、Urban VPNは厳しいファイアウォールを突破するのに役立つ「難読化技術」がありません。難読化とは、VPN通信を通常のインターネット通信に見せかけ、プロバイダやファイアウォールにブロックされにくくする技術です。この機能がなければ、VPNアクティビティはすぐに識別され、結果的にブロックされてしまいます。
トレント:ファイルのダウンロードや共有は不可能
1.0
一言で言うと、Urban VPNはトレントに対応していません。なぜなら、P2Pファイル共有をサポートしていないからです(Urban VPNのP2P型ネットワークとは別物です)。筆者がVPNに接続したところ、さっきまで問題なくダウンロードしていたトレントが止まってしまいました。この問題を解決するための追加設定はVPNにはありません。
VPNサーバーに接続するとファイルのダウンロードが停止します
インストール・アプリ
5.6
インストールとアプリ:シンプルですがカスタマイズは不可能
Urban VPNのアプリは余計な設定がないため、使い方は簡単です。ホーム画面には国一覧と最近使用したサーバーの2つのタブしかありません。前述した通り、特定の国のサーバーを選ぶことはできません。
設定タブに追加のセキュリティ機能はありません。VPNアプリを自動的に起動させるよう設定することはできますが、それ以上のことは不可能です。ブラウザ拡張機能には広告ブロッカーとフィッシング対策機能が内蔵されていますが、アプリはこれらの機能はありません。
スプリットトンネリングもないため、すべてのデータをVPNに経由させることになります。これは不便です。1つのアプリだけVPN接続を使うよう設定することはできませんから、すべてのアプリで通信が遅くなってしまいます。銀行アプリのように機密データを扱うアプリもVPNを経由しますが、「普段と違う場所からアクセスしているようです」という警告が表示される可能性がありますし、P2Pネットワークを通して銀行情報をやり取りするのは危険です。
設定とインストール
Urban VPNは登録が不要で、すぐに利用できます。どのOSにも約1分でアプリをインストールできました。
ダウンロードはすぐに始まります
対応デバイス
Urban VPNは多くの主要OSで利用可能ですが、Linux、Chromebook、スマートテレビ用のアプリはありません。ルーターにも設定できません。
また、アプリはどれも極端にシンプルで、高度な機能が欠けています。前述したように、追加設定があるのはブラウザ拡張機能のみです。
デスクトップ:Windows・Mac用アプリ
Urban VPNは、Windows(7、8、10、11)とMacに対応しています。両バージョンはほぼ同じです。機能は非常に少なく、接続したい国しか選べません。
どちらもカスタマイズできず、追加機能はありません
AndroidとiPhone(iOS)
デスクトップアプリと同様、モバイル版Urban VPNでは1台のVPNサーバーしか選べません。さらに、デスクトップとは違い、AndroidとiOSではブラウザ拡張機能を実行できませんから、広告はブロックできません。
左がAndroidアプリ、右がiOSアプリ
Chrome、Firefox、Edge用のブラウザ拡張機能
Urban VPNはChrome、Edge、Firefoxで利用可能です。拡張機能でサーバーに接続する方法はデスクトップ版やモバイル版と同じで、国をクリックするだけで繋がります。
前述したように、Urban VPNのブラウザ拡張機能には広告ブロッカーとフィッシング対策ツールが内蔵されています。
スマートTVとストリーミングデバイス用のアプリ
Amazon Fire TV、Samsung TV、Android TV用のネイティブアプリはありません。しかし、Android TVではUrban VPNをサイドロードして使うことが可能です。サイドロードするには、VPNのAPKファイルをダウンロードし、サードパーティ製アプリを使ってスマートTVにインストールすることになります。ただし、サードパーティ製の非公式APKファイルにはトラッカーやマルウェアが含まれている可能性があるため、ダウンロードする場合は十分注意してください。
この方法でNvidia Shield TVにUrban VPNをインストールしました。VPNを使うことはできたものの、大画面に最適化されていないためパフォーマンスはイマイチでした。
ゲームコンソール用のアプリ
PlayStation、Xbox、Nintendo SwitchなどのゲームコンソールにUrban VPNをインストールすることはできません。ネイティブアプリがないだけでなく、Smart DNSに対応していないのです。そのため、コンソールのDNS設定を変更して地域限定コンテンツにアクセスすることはできません。
ルーターとの互換性
ルーター用のネイティブアプリやファームウェアはありません。VPNをルーターに手動で設定することもできません。
同時接続台数
登録が不要なため、Urban VPNは無制限のデバイスで同時利用できます。接続はアカウントと紐付けられませんから、プロバイダ側に回線速度を制限されません。5台のデバイスを同時接続しても、大幅なスピードロスはありませんでした。