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中国で使える無料VPN おすすめ5選│中国に接続! 2024年

ヴォーンシェイン 更新日 2024年12月04日 ファクトチェッカー: クリスティーナ・ヨシェフスカ 編集主任

Gmail、YouTube、Instagram、Snapchatなど、中国では多くのオンラインサービスがブロックされています。中国を旅行中はアカウントを利用できないわけです。VPNのサイトもブロックされており、中国国内から入手するのは困難です。VPNなしではアクセスできないアプリやサイトもあり、ニュースサイトやSNSなどは特にそうです。

中国で使えると断言できる完全無料VPNはないものの、現地で使えるものはいくつかあります。とは言え、中国で利用できてもセキュリティが脆弱でプライバシーを保護できないサービスがあるため、安心して使えません。そのため、個人情報を保護するには、中国で繋がるのはもちろん、強力なセキュリティ機能を備えたVPNを選ぶのが重要です。

そのため、私はExpressVPNのように評判の良いVPNを使っています。100%無料ではないものの、データの安全を保つように設計された一流のセキュリティ機能が備わっているため、無料VPNより圧倒的に高性能で、通信速度も高速です。30日間返金保証付きなので、完全に満足できなければ簡単に全額を返金してもらえます。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。

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【編集者より】中国ではインターネット利用が厳しく規制されているため、接続が不安定になることがあります。ですが、ExpressVPNは安定したサービスとして知られており、新規加入者は30日間返金保証の対象です。厳密に言うと政府が認可していないVPNは禁止されていますが、VPNを使ったことを理由に旅行者が起訴された事例は報告されていません。とは言え、違法行為のためにVPNを使うのは絶対にいけません。現地の法律に従ったうえで自己責任でVPNをご利用ください。

プロ厳選!2024年におすすめの中国向け無料VPN

  1. 編集者のチョイス
    ExpressVPN
    ExpressVPN
    自動難読化で厳しい制限を突破できる、当社調べで最速の有料VPN。
    先月のExpressVPNの訪問ユーザーは7000人以上
  2. PrivateVPN
    PrivateVPN
    セキュリティ機能をカスタマイズ可能。中国からVPN接続を最適化できる。
  3. hide.me VPN
    hide.me
    データ使用量が多いものの、中国にサーバー拠点はない。
  4. Hotspot Shield
    Hotspot Shield
    中国からソーシャルメディアにアクセスするのに適した無料VPN。無料サーバーは少なめ。
  5. TunnelBear VPN
    TunnelBear
    プライバシーが強く、キルスイッチあり。無料版では毎月2GBしか使えない。

中国でおすすめの無料VPN:完全分析【2024年更新】

1. ExpressVPN:中国で一番おすすめのVPN。軍レベルのセキュリティ機能により、ブロックされたサイトに自由にアクセスできる

注目ポイント 安全で、中国でブロックされているコンテンツに最も確実にアクセスできる
速度 非常に高速(平均速度は13%低下)
データ制限 無制限
日本語のアプリ
ライブチャットサポートは日本語に対応
無料トライアル 30日間返金保証

ExpressVPNは全サーバーで自動難読化が行われるため、中国で簡単に使えます。ディープパケットインスペクション(DPI)を検出すると、難読化サーバーは自動的にメタデータをスクランブリングするため、設定を変える必要はありません。

ExpressVPNが中国でおすすめの理由の1つは、独自のセキュリティプロトコル「Lightway」が使えるからです。WireGuardと同様、軽量、安全、高速なのが特徴で、難読化技術と連動するように設計されています。中国から好きなアプリやサイト、サービスにアクセスできるようになるわけです。さらに、全サーバーがプライベートDNSを使用するため、リクエストは第三者ではなくExpressVPNに直接送信されます。

長距離サーバーは私が試したなかで最速で、中国からInstagramやYouTubeの動画をラグなしで視聴できます。ほとんどの場合、遠くのサーバーに接続すると少なくとも40~50%の速度低下が予想されますが、北京でExpressVPNのマカオと香港のサーバーを試した結果、通信速度は7%しか低下しませんでした(接続前の通信速度は110Mbps)。

ExpressVPNは100%無料ではないものの、通信速度、セキュリティ、サイトやアプリのブロック解除力の観点でExpressVPNと肩を並べる完全無料VPNはありません。30日間返金保証を守っていることが確認されていますから、リスクなしでExpressVPNを試せます。仮想通貨での支払いも可能なので、匿名で加入したい場合もおすすめです。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。

便利な特徴

  • ミラーURL。中国でアプリをダウンロードできるよう、ExpressVPNは2つのミラーURLを提供しています。カスタマーサポートにメールで問い合わせて、最新のリンクを教えてもらいましょう(support@expressvpn.zendesk.com)。また、AndroidアプリはホームページからAPKファイルとしてダウンロードできます。
  • 高度な暗号化。軍レベルのAES 256ビット暗号化に加えて、パーフェクトフォワードシークレシーを採用しているため、ある暗号鍵が他人に知られたとしても、過去と未来の通信内容は知られません。
  • TrustedServerテクノロジー。ExpressVPNのサーバーはRAMのみで実行されているため、サーバー上にデータを保存することはほぼ不可能です。さらに、ノーログポリシーは独立監査済みで、本社は英国領ヴァージン諸島(5・9・14アイズの管轄外)にありますから、プライバシー保護は万全です。
  • サーバーネットワーク。ExpressVPNは105か国に3,000台ものサーバーがあり、中国からさまざまな国のWebサイトにアクセスできます。中国本土に近いサーバーも利用可能なので、より高速な通信速度が期待できます。
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2. PrivateVPN:カスタマイズ可能なセキュリティ機能でVPN接続を調整できる

注目ポイント カスタマイズ可能なセキュリティ設定が多く、スピードとセキュリティを最適化できる
速度 高速(平均速度は21%低下)
データ制限 無制限
日本語のアプリ 〇(macOS、iOS)
ライブチャットサポートは日本語に対応
無料トライアル 30日間返金保証

PrivateVPNは中国でVPNを使う際にデータの安全を確保してくれます。セキュリティ機能をカスタマイズ可能なのが特徴で、暗号化はAES 128ビットまたは256ビットから選ぶことができ、プロトコルはOpenVPN(UDPとTCP)、PPTP、L2TPなどが利用可能です。中国ではOpenVPNプロトコルが最も確実でした。PPTPは高速でブラウジングに使われることが多く、L2TPのほうが暗号化が強いものの、通信速度は若干遅めです。

Screenshot of PrivateVPN's windows app showing its customizable settings in the Advanced viewシンプルビューには設定オプションが表示されないので、圧倒されません。初心者におすすめです

StealthVPNモードを使うと、中国でより確実にPrivateVPNを使えます。VPN通信を通常のHTTPS通信に見せかける機能で、中国政府に通信が検出・ブロックされにくくなります。StealthVPNを有効にすると、22番ポートに切り替えることもできます(推奨)。一般的にVPNはこのポートを使わないため、普通のオンラインアクティビティに見え、制限なく自由にウェブを閲覧できるわけです。

全世界で高いブロック解除力と安定した高速通信を実現するため、PrivateVPNは「High-Quality Network」(HQN)を導入しています。これにより、安定して信頼性の高い接続が保証されます。このネットワークのおかげで、私の地域でブロックされているWebサイトに問題なくアクセスできました。

無料プランは提供していないものの、安心の30日間返金保証があるためPrivateVPNを無料体験できます。ただし、出発前に登録してデバイスにアプリをダウンロードしなければなりません。中国ではサイトにアクセスできず、ExpressVPNのようにミラーURLを提供していないからです。

便利な特徴

  • ゲームに向いている。PrivateVPNのアメリカサーバーに接続し、ペースの速いFPSゲームを快適にプレイできました。
  • 中国に近いサーバーがある。PrivateVPNのサーバーネットワークはそれほど大規模ではないものの、台湾や香港、韓国など、中国本土に近いサーバーが数台あります。
  • しっかりしたプライバシーポリシー。本拠地はスウェーデン(14アイズの加盟国)ですが、PrivateVPNは厳格なノーログポリシーをきちんと守っています。ただ、ExpressVPNなどの一流VPNのように、ポリシーの外部監査を期待したいものです。

3. hide.me:データ使用量は毎月10GB。中国でネットを閲覧するのに便利

注目ポイント 永久無料プランのデータ使用量は毎月10GBまで。動画を何時間も視聴できる
速度 高速(平均速度は25%低下)
データ制限 10GB
日本語のアプリ
ライブチャットサポートは日本語に対応
無料トライアル 永久無料プラン

hide.meでは毎月10GBまでデータを使用できます。無料の中国向けVPNとしては多いほうです。hide.meを1か月間試したところ、7.61GBしか使いませんでした。Spotifyでポッドキャストを数時間聴いてもニュースを閲覧したりソーシャルメディアアカウントにアクセスしたりするのに十分なデータが残っていました。さらに、全8台の無料サーバーがP2Pファイル共有に対応しているので、大容量Torrentファイルを安全にダウンロードできます。

プロトコルは5個から選ぶことができ、そのうち2つ(SSTPとSoftEther)は中国で使える可能性が高いです。中国で繋がらない場合、ほかのプロトコルに切り替えるか、VPNを手動設定してください。

中国でhide.meを使ったところ、通信速度は良好でした。アメリカの長距離サーバーに接続した状態だと通信速度は30%低下しましたが、無料VPNとしては良いほうです。比較的近いシンガポールサーバーでは20%の速度低下となりました(サーバーとの距離は約4,500キロ)。

登録にはメールアドレスを提供しなければならず、1台のデバイスしか接続できません。また、Amazonプライムビデオ、Max、Hulu、ディズニープラスなどの動画配信サービスに対応していないのも残念です。

便利な特徴

  • 24時間年中無休のライブチャット。無料VPNとしては珍しく、hide.meの公式サイトから24時間年中無休のライブチャットで問い合わせられます。接続トラブルを解決するのに便利です。
  • StealthGuard。誤ってデータとIPアドレスが公開されないよう、hide.meに接続していなければ特定のアプリを利用できないように設定できます。
  • スプリットトンネリング。スプリットトンネリングを使うとVPNから除外するアプリを選べるので、データ使用量をさらに節約できます。中国からiQiyiなどのサイトを閲覧できるように、Chromeを除外しました。一方、Operaの通信はVPNを経由させ、ニューヨークタイムズを読んだりWhatsAppで友達にメッセージを送信したりできるようにしました。

4. Hotspot Shield:中国からソーシャルメディアアプリに安全にアクセスできる

注目ポイント ブロック解除力が高く、無料版もデータ無制限
速度 高速(平均速度は32%低下)
データ制限 無制限
ライブチャットサポートは日本語に対応
無料トライアル 永久無料プラン

Hotspot Shieldは中国でソーシャルメディアアカウントにアクセスするのに役立ちました。検証では問題なくSnapchatを利用でき、FacebookやWhatsApp、Gmailのアカウントにもアクセスできました。その理由は、ブロックされやすいOpenVPNではなく、Hydra(ヒドラ)というHotspot Shield独自の高性能プロトコルが使えるからです。

データは無制限なので、中国で好きなだけブラウジングできます。ほかの無料VPNとは違ってデータ制限はありませんから、Spotifyを何時間聴いても接続は切れません。多くの場合、無料VPNは1か月ごとのデータ使用量が少なく、せいぜい数時間しかブラウジングできません。

登録しなくてもアプリを使えるため、厳密に言えば無制限のデバイスで使えるものの、無料アカウントは1デバイスでしか使えません。最大のデメリットは、有料プランへのアップグレードを促す広告が多いことですが、7日間無料トライアルを利用すると広告は一時的に消えます。

便利な特徴

  • 速度は良好。アプリによると通信速度の上限があるそうですが、速度低下率はイギリスサーバーで35%、シンガポールサーバーではわずか28%となりました。
  • 無料サーバーロケーションは3か所。無料プランではアメリカ、イギリス、シンガポールのサーバーが利用可能です。一番近いサーバーは4,000キロ以上離れていましたが、大幅な速度低下はありませんでした。
  • しっかりしたセキュリティ機能。Hotspot Shieldの無料プランでは、AES 256ビット暗号化、自動キルスイッチ、漏えい対策、スプリットトンネリングが安全を確保します。

5. TunnelBear:中国でウェブを閲覧する際に難読化とキルスイッチがデータを隠す

注目ポイント 中国ではTunnelBearのGhostBearが便利
速度 ふつう(平均速度は60%低下)
データ制限 2GB
日本語のアプリ 〇(Android、iOS)
無料トライアル 永久無料プラン

TunnelBearは難読化機能(GhostBear)を備えているため、中国で役立つ無料VPNです。難読化機能を提供している無料VPNは滅多にありません。北京から検証した際、RedditやOutlook、アマゾンに問題なくアクセスできました。しかし、iOSアプリではGhostBearが利用できないため、iPhoneで使える中国向け無料VPNが欲しい場合、TunnelBearはベストチョイスとは言えません。

Screenshot of TunnelBear's Windows app showing the obfuscation and kill switch in its settingsTunnelBearのアプリはシンプルで使いやすいため、初心者にピッタリです

無料版でも47か国にある全8,000台のサーバーが利用可能です。ほかの無料VPNはサーバー台数がこれよりはるかに少ないのです。アメリカサーバーでPUBGやCODなどのゲームをラグなしでプレイできたので感心しました。

しかし、毎月のデータ使用量は2GBに制限されています。また、登録する際にメールアドレスを提供しなければなりませんが、無制限のデバイスで使えるのは良いでしょう。

便利な特徴

  • 広告ブロッカーを内蔵。検証で、87%の広告とトラッカーがブロックされました。広告もデータ使用量にカウントされ、Webページの表示が遅くなります。遠くのサーバーに接続した場合は特にそうです。TunnelBearは毎月のデータ使用量が少ないため、広告ブロッカーを使うとより快適にインターネットを利用できます。
  • キルスイッチ。VPN接続が切れた場合、キルスイッチ(VigilantBear)がすべてのネット通信を遮断します。DNS漏えい対策は自動です。
  • 平均速度。TunnelBearの一部のサーバーは高速ですが、すべてではありませんでした。一部の長距離サーバーでは、通信速度が80%以上低下したのです。

【比較表】中国で使える無料VPNの特徴

この記事に掲載されているVPNはすべて信用でき、中国で安全に使えますが、機能や特徴は大きく異なります。なぜVPNが必要なのか検討してから選びましょう。

難読化サーバー(Stealth VPNモード)はVPNを使っていることを隠すため、大きなメリットと言えます。また、制限なくインターネットを閲覧するには、高速で、データ使用量が多く、大規模なサーバーネットワークも必須条件でしょう。プライバシーが気になる場合、APKファイルがあるとVPNをこっそりダウンロードできます。また、メールアドレスなどの個人情報を提供したくない場合、登録不要な無料VPNもあります。

VPN 難読化 速度 毎月のデータ使用量 Android APKファイル 登録の要否 ロケーション 中国サーバーの有無
🥇 ExpressVPN  とても高速(平均で13%低下) 無制限 〇(公式サイトから) 105 〇(香港とマカオ)
🥈 PrivateVPN  × 高速(平均で21%低下) 無制限 〇(公式サイトから) 63 〇(香港)
🥉 hide.me × 高速(平均で25%低下) 10GB/月 〇(公式サイトから) × 8 ×
Hotspot Shield × 高速(平均で32%低下) 無制限 〇(サードパーティから) × 3 ×
TunnelBear ふつう(平均で60%低下) 2GB/月 〇(サードパーティから) 47 ×

【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。

中国でおすすめの無料VPNの選び方

中国で使える高品質VPNを見つけるのは至難の業。無料で使えるサービスを見つけるのはなおさらです。中国で使える無料VPNを選ぶにあたり、この記事では下記の条件を検討しました。

  • 中国で確実に使える。利用可能なプロトコルが複数あれば、1つのプロトコルがブロックされても問題ありません。難読化(Stealth、ステルス機能)を活用するとVPN通信を通常のネット通信に見せかけることができ、DNSレベルのアクセス制限はカスタムDNS設定で回避できます。
  • 地域制限を突破できる。例えば、中国から日本のWebサイトにアクセスしたい場合、日本にサーバーがあるVPNが必要です。残念ながら、無料VPNはサーバーロケーションが少ない場合がほとんどです。そのため、地域限定コンテンツにアクセスするには、そのコンテンツが利用可能な国にサーバーがあり、本当にアクセスできるVPNを選びましょう。
  • 高速。中国では、国外と通信するための帯域が少ないため、高速VPNを使わなければ国際サイトを快適に閲覧することはできません。また、遠くのサーバーと比べ、近くのサーバーのほうが断然速いので、香港や台湾、シンガポール、インドネシアなどにサーバーがあることを確認しましょう。また、速度を制限しない無料VPNを選びたいものです。この記事で紹介したサービスは速度制限がありません。
  • データが十分である。インターネットを少し閲覧するには無料VPNで用が足りますが、限界があります。Torrentやゲーム、IP電話など、データ通信量の多いアクティビティを行うには、格安で高品質のVPNサービスのほうが中国で確実にうまくいきます。
  • セキュリティ機能が優れている。無料VPNは重要なセキュリティ機能を欠いていることが多いもの。金盾を突破したい場合、安全は絶対に妥協できません。この記事のVPNは、128ビットまたは256ビット暗号化でデータを隠してくれます。また、中国でオンラインプライバシーを保てるよう、DNS・IPアドレスの漏えいテストに合格し、キルスイッチを提供しているサービスを紹介しました。
  • ほかの方法でダウンロードできる。ここで紹介したVPNは、APKファイルへのリンクがありますから、中国で密かにダウンロードできます。ミラーURLから加入してアプリをダウンロードできるVPNもあります(ExpressVPNなど)。
  • 頼れるカスタマーサポート。技術的トラブルが発生した場合、24時間年中無休のライブチャットがあると安心です。チャット窓口がない場合、少なくともメールや問い合わせフォームでサポートを提供しているか、検索可能なナレッジベースで質問を解決できるべきでしょう。
  • 幅広いプラットフォームで使える。各VPNが大半のデバイスとOSに対応していることを確認しました。

【プロのアドバイス】中国向け無料VPNは安全でないものがほとんど

利用者のデータを追跡し、第三者に売却する無料VPNは少なくありません。セキュリティが脅かされるだけでなく、ターゲティング広告が表示されるようになります。特に怪しい無料VPNはアプリにウイルスやマルウェアを含むことが知られており、注意が必要です。

さらに、無料VPNはセキュリティが弱いことが多いため、中国でオンラインプライバシーを保つことはできません。脆弱な暗号化を採用していたり、漏えい対策やキルスイッチなどの重要な機能を欠いていたりするケースもあります。

避けたい無料VPN

中国で使える無料VPNは称賛に値しますが、中国で使えても安全とは限らず、セキュリティを脅かすものもあります。下記の無料VPNは危険なので、避けることを強くおすすめします。

  • Hola Free VPN:とても人気がありますが、実はVPNではありません。Holaの無料サービスはP2Pネットワークで、他人とIPアドレスを共有することになります。データを暗号化せず、ネットワーク上のほかのユーザーに自分のIPアドレスが公開されてしまいます。つまり、誰かがあなたのIPアドレスを使って違法行為をした場合、あなたが責任を問われるということです。
  • Touch VPN:Touch VPNは大量のユーザーデータを記録します(ブラウジングアクティビティ、位置情報、デバイス情報など)。また、Touch VPNの提携企業にユーザーデータを監視・記録されます。さらに、本拠地はアメリカ(5・9・14アイズ同盟の主要な加盟国)なので、政府からユーザーデータの開示要請を受けた場合は従わなければなりません。
  • LinkVPN:LinkVPNはどのように設立されたのか明らかになっておらず、信用できません。中国の開発者が単独で生み出したVPNのようです。この開発者は、プライバシーを侵害する怪しいVPN(SuperVPNなど)にも関係しています。LinkVPNのプライバシーポリシーには、ユーザーデータを監視・記録し、提携企業や政府機関と共有する場合があると書かれています。

【クイックガイド】3ステップで簡単!中国向けVPNの設定方法

  1. 出発前にVPNをダウンロードします。ExpressVPNがおすすめです。データ無制限で、自動難読化があるので中国で接続できます。30日間返金保証がありますから、安心してExpressVPNをお試しください
  2. サーバーに接続します。必要な場合、難読化をオンにして、キルスイッチと漏えい対策が有効になっていることを確認してください。
  3. ブラウジングを始めましょう。中国ではおよそ30万件のサイトがブロックされていますが、VPNがあれば日本にいるときと同じようにインターネットにアクセスできます。

中国国内からVPNを入手する方法

VPNはグレートファイアウォールにブロックされているため、出発前に入手するのがベストです。中国でGoogle Playは完全にブロックされています。Apple App Storeは利用できますが、入手できないアプリは数千個もあり、政府が認可していないVPNはダウンロードできません。さらに、中国国内ではVPNの公式サイトもブロックされていることが多いので、アプリを直接ダウンロードするのも不可能です。

既に中国にいて無料VPNを入手できない場合、次の方法をお試しください。

  • ミラーサイトを使う。例えば、ネット検閲の厳しい国で通常のサイトにアクセスできないユーザーのために、ExpressVPNは2つのミラーサイトを提供しています。中国などの国でブロックされないよう、ミラーサイトのURLは定期的に変更されています。ミラーサイトならVPNをダウンロードしたり、ソフトをアップデートしたり、カスタマーサポートに問い合わせたりできます。最新のURLについてはExpressVPNのメールサポートに問い合わせてください(support@expressvpn.zendesk.com)。
  • アプリストアの国を変更する。中国ではGoogle Playストアにアクセスできないものの、Appleアプリストアはブロックされていません。中国政府がモニタリングしていないVPNはダウンロードできませんが、新しいAppleアカウントを作成し、VPNが利用可能な国に設定するとうまくいきます。あるいは、現在のアカウントで地域を変更しましょう。アプリストアにログインし、プロフィールを開き、国・地域をタップすると変更できます。
  • ホテルのWi-Fiを使う。旅行者が母国のサイトにアクセスできるように、中国のホテルのWi-FiはVPNに接続されていることが多いです。そのようなホテルのWi-Fiに接続すれば、VPNをダウンロードできるはずです。
  • ウェブプロキシを使う。プロキシはVPNほど安全ではないもの、位置情報を変更できるためVPNのサイトにアクセスしてアプリをダウンロードできます。
  • APKファイルをダウンロードする。この記事に掲載されているVPNは、外部サイトからAPKファイルを入手できます。ただし、外部サイトのリンクは必ずしも安全とは限りません。マルウェアが含まれている場合もあるので注意が必要です。この方法を試す前に、セキュリティソフトをインストールすることをおすすめします。
  • Torブラウザを使う。グレートファイアウォールはTorをブロックしようとしていますから、中国で使えるようにする設定はほぼ毎日変わります。この方法はかなり手間がかかりますが、設定が完了すれば、Torを使ってVPNのサイトにアクセスして無料VPNをダウンロードできるようになります。

【よくある質問】中国で使える無料VPN

中国でVPNを使うのは違法ですか?

中国で合法的に使えるのは、政府が認めたVPNだけです。とは言え、VPN企業はネットの自由を支持している傾向があり、多くのVPNは中国在住者向けの備えています。中国政府に認可されたVPNはユーザーデータを保存し、当局と共有しなければならないため、そのような技術は提供できません。

また、認可されていないVPNを使うと罰金を科されたり、告訴されたりする可能性がありますが、実際にそのようになったケースは極めて少ないです。中国でVPNを使ったことを理由に旅行者が起訴された事例は公に報告されていません。とは言え、最新のルールや規則について調べておくことをおすすめします。

中国国内にサーバーがある無料VPNは?

ごく少数です。中国のデータ保持ポリシーが厳しいため、中国のIPアドレスを入手するのは非常に困難です。中国国内にサーバーを置くとVPN企業はノーログポリシーを守れないのです。また、無料VPNはサーバーロケーションが少ないことが多く、通常はアメリカやヨーロッパのサーバーしか使えません。とは言え、マカオや香港、シンガポール、インドネシアなど、近隣国に安全なサーバーを提供している無料VPNもあります。金盾の対象外地域のサーバーを使えば、ブロックされたサイトに高速でアクセスできるようになります。

無料VPNは安全ですか?

必ずではありません。安全ではない無料VPNはたくさんあります。中国でブロックされたコンテンツに安全にアクセスできるようにする無料VPNはあるものの、安全性についてしっかり考えるのが重要です。まず、無料VPNはセキュリティ対策が甘いことが多いため、中国でデータがハッカーの被害に遭ったり追跡されたりする可能性があります。また、マルウェアを含む無料VPNや大量の広告を表示するものもありますから、デバイスの安全が脅かされます。

中国でVPNが繋がらなくなったときの対処法は?

まず、中国で使えることが確認されているVPNを使っているかチェックしましょう。確実に繋がるVPNはごく少数です。中国で使えるはずのVPNが使えない場合、次の対処法をお試しください。

  • プロトコルを変更する。セキュリティ設定から変更できます。利用可能なプロトコルをすべて試しましょう。独自プロトコルは広く使われていないため、検出・ブロックしにくく、うまくいく可能性が高いです。独自プロトコルの例として、ExpressVPNの「Lightway」とHotspot Shieldの「Hydra」があります。また、プロトコルの設定を調整したり、UDPではなくTCPを試したりしましょう。
  • 難読化を有効にする。データに対してスクランブリング処理を行うと、VPN通信を通常のネット通信に見せかけることができます。難読化(Stealth、ステルスなど)がオンになっているか確認しましょう。
  • キルスイッチと漏えい対策を有効にする。VPNがデータを漏えいするとVPN接続が検出・ブロックされる可能性が高いため、キルスイッチとデータ漏えい対策機能を両方とも有効にするのが重要です。
  • ポートまたはDNS設定を変更する。hide.meのように、ポートを切り替えたり、デバイスのIPv4とIPv6のDNS設定を1.1.1.1(Cloudflare)に手動で変更したりできるアプリもあります。

Android向けAPKファイルをダウンロードできる無料VPNは?

この記事で紹介したVPNはすべてAPKファイルを提供していますが、Android向けの公式APKを提供しているのはExpressVPN、PrivateVPN、hide.meだけです。これらの企業は公式サイトでAPKファイルを提供しているので、信用できます。ほかのVPNもAPKファイルを提供していますが、外部サイトから入手することになります。できる限り、APKファイルはVPNの公式サイトからダウンロードするようにしましょう。外部サイトのファイルは検証されていませんから、安全でない場合があります。

VPNやGoogleなどのアプリやサイトが中国で禁止されている理由は?

中国政府がオンラインコンテンツを厳しく検閲している理由は政治的なものです。

2022年末に中国政府はVPN対策技術を強化したため、もっとも評判の良い有料VPNさえ使えなくなってしまいました。しかし、強力なセキュリティ機能(難読化など)を提供しているVPNは現在もあります

検閲によってブロックされている人気ソーシャルメディアにはFacebook、Twitter、Snapchat、WhatsApp、Instagramなどがあります。また、Google(および関連サービス)、Yahoo、YouTube、Spotifyなどのサイトやプラットフォームも検閲対象です。ほかにも、BBCやニューヨークタイムズなどのニュースサイトも利用できません。

中国でVPNが遅い理由は?

中国では外国のコンテンツの多くがブロックされているので、中国からデータを送信するための帯域幅が少ないのです。スピードを維持するには、中国周辺(マカオや香港など)にサーバーを構えているVPNを使うのがおすすめです。

どのVPNを使っても速度は少し低下しますが、無料VPNはデータ通信量や速度に上限をかけており、利用可能なサーバーも限られているので、有料VPNより遅くなります。快適にネットを閲覧するには、速度制限がない格安のプレミアムVPNを選ぶ必要があります

今すぐ中国向け無料VPNをゲットしましょう

多くの無料VPNはセキュリティが弱すぎるため、中国で使えません。DNS漏えいや脆弱な暗号化、古いプロトコルなどが原因でブロックされてしまいます。この記事に掲載されているVPNは中国で無料で使えます。

中国で一番おすすめなのはExpressVPNです。ブロックされているアプリやWebサイト、プラットフォームを多数試した結果、簡単にアクセスできました。無料ではないものの、安定して繋がり、データ無制限であることを考えると、無料VPNより優れているのは間違いありません。しかし、30日間返金保証がありますから、リスクなしでExpressVPNを試せます

中国でおすすめの返金保証付きVPNはこちら!

【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。

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この記事の執筆者

IT系ライター兼翻訳者。VPN、セキュリティソフト、レンタルサーバーなどのレビュー翻訳を主に担当しています。読者の皆様がインターネットを安全・快適に利用できるよう、有益な情報を分かりやすく発信するよう努めています。

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