インドに最適な無料VPN 5選(Android・iOS・PC)2026年
無料VPNでインドのIPアドレスを取得するのは、最近では難しくなってきています。2022年にインド政府が物理サーバーを保有するVPNプロバイダーに対し定めたCERT-In規則を受け、多くの大手VPNプロバイダーがインド国内サーバーを撤去し、代わりにインドの仮想サーバーを提供するようになりました。また、2025年にはアプリストアの規制も厳しくなったため、インド国内ではデスクトップインストーラーやAndroid APKが必要なVPNサービスもあります。
そこで今回は、当社のチームで45社以上のVPNサービスを検証し、インドにおすすめの無料VPNを見つけました。セキュリティ機能、プライバシーポリシー、通信速度、サーバーネットワーク、その他の重要ポイントをもとに各社を評価。本ランキングのVPNは安全ですが、無料サービスでは避けられない制限もあります(利用できるサーバーの制限や月間データ量制限など)。無制限のインターネットアクセス、高速通信、最高水準のプライバシー機能を求めるなら、有料版のVPNがおすすめです。
【比較表】インドに最適な無料VPNの機能
インドに最適な無料VPNの機能を比較しました。速度、データ使用量、インドIPアドレスの取得可否(仮想インドIPサーバーの有無)といった重要なポイントを表形式でまとめています。無料トライアルや返金保証の有無も追加していますので、VPNを試験的に使いたい場合にもご参考ください。
また、利用するのにアカウント登録が必要かどうかも明記しています。これらの情報をもとにご自身のニーズに合ったVPNを選びましょう。
インドに最適な無料VPN(2026年最新版)
1. Proton VPN — インドにおすすめの無料VPNで、データ無制限なのでブラウジングとストリーミングし放題
2026年2月に有効
| 注目ポイント | 完全無料のVPNでデータ無制限。データ制限がないので終日利用が可能 |
| サーバーネットワーク | 5か所に無料サーバーがあり、安定した接続を提供(インドにはサーバーなし) |
| 対応サービス | Netflix、Peacock、Crackle、Crunchyrollのみ(JioHotstarでは利用不可) |
| 無料トライアル | 完全無料プランあり |
Proton VPNの無料プランで最も気に入っている点は、データ容量が無制限であることです。データ容量の制限や広告を気にせずに、VPN接続を維持できます。Proton VPNのテストでは、HDコンテンツのストリーミング、SNSの閲覧、YouTube動画を途切れずに視聴できました。無料VPNの多くが極端に遅くなるピーク時でも、速度は安定して維持されました。また、Proton VPNは現地のPlayストアとAppストアで入手可能なため、インド国内でのインストールも簡単です。
データ容量が無制限でも、帯域幅の制限は一度も経験しませんでした
Proton VPNはアメリカや日本を含む5ヶ所の無料ロケーションを提供しています。ただし、特定のサーバーを選択することはできず、アプリが自動的にサーバーを割り当てます。「サーバー変更」ボタンがありますが、次にどのロケーションに接続されるかは予測できません。テストでは、アメリカサーバーに接続されることが最も多く、ストリーミングやソーシャルメディアの利用に問題はありませんでした。Proton VPNの無料サーバーは大手ストリーミングサービスとの互換性は低いものの、PeacockやCrunchyrollではスムーズに利用できました。
Proton VPNはセキュリティを重視しています。これは、増加するサイバー脅威とインドの厳しいプライバシー規制を考慮すると極めて重要です。スイスに拠点を置くことでデータ保持法の影響を受けず、ノーログポリシーは独立機関によって検証済みです。アプリはオープンソースで定期的に監査されているため、デバイス上で実行されている内容を正確に把握できます。
但し、インドのサーバーがないため、できることに制限があります。インドのIPアドレスは取得できませんので、JioHotstarやSonyLIVを安全にストリーミングすることはできません。無料サーバーではP2Pトラフィックもサポートされていないため、トレントも利用できません。とはいえ、インド国内での日常的なプライバシー保護(共有ネットワークやセキュリティが不十分なネットワーク利用時など)には便利で、無料プランにもかかわらずデータ無制限+安定したパフォーマンスが評価できるインドユーザーにおすすめの無料VPNとなっています。
便利な機能
- 無料VPNとしては良好な速度。テストでは平均約36%の速度低下がありましたが、無料VPNとしては悪くない数値です。1080p動画の再生、SNS利用、日常的なブラウジングには十分な速度が出ました。
- ルーター対応。多くの無料VPNとは異なり、Proton VPNはルーターへのインストールをサポートしています。これにより、インドの自宅にあるすべてのデバイスを一括で保護でき、一台ずつ設定する手間が省けます。
- スプリットトンネル。VPNを適用するアプリと適用しないアプリを選択できる機能です。すべての通信がVPNで暗号化されるわけではないため、通信速度が向上する場合があります。
- 月間データ使用量は無制限
- プライバシー保護の取り組みと機能の評判が良い
- 距離によらず高速
- 接続できるのは近くのサーバーのみ
- P2P非対応
2. PrivadoVPN — インドのIPアドレスを取得できる無料VPN
| 注目ポイント | 無料の仮想インドサーバーで、データをインドの管轄外に保持 |
| サーバーネットワーク | か所に無料サーバーがあり、高速通信 |
| 対応サービス | Netflix、Hulu、Crunchyroll など |
| 無料トライアル | 完全無料プランあり |
PrivadoVPNは、今回検証した中で唯一インドのIPアドレスを取得できる安全な無料VPNです。インドサーバーは仮想サーバーで、シンガポールやオランダなどの国を経由して通信がルーティングされます。これによりインド国内にいるかのように見せることができるだけでなく、インドのデータ保持規則の管轄外でプライバシーを保護できます。
テストでは仮想インドサーバーに問題なく接続でき、インド限定サイトやローカルニュースにスムーズにアクセスできました。インドのECサイトや政府サービスポータルを閲覧するのにも便利です。ただし、VootやJioHotstarは無料VPNのIPアドレスをブロックできるためストリーミングできませんでした。しかし、日常的なウェブ閲覧や一部のストリーミングサイトでは、高速かつ安定して利用できました。
PrivadoVPNは無料プランでも海外の複数の地域のサーバーを利用できます。アメリカ、イギリス、カナダ、オランダを始めとする拠点にサーバーを設置。テストでは、PrivadoVPNはNetflixのアメリカ版とカナダ版、さらにHuluの視聴にも成功しましたが、Disney+など他のサービスは利用できませんでした。一部の海外のライブラリにはアクセス可能でしたが、接続が不安定でした。利用ピーク時には複数のストリーミングサービスに無料IPをブロックされたため、総合評価ではProton VPNを下回っています。
私たちはマイアミサーバーを使ってHuluを視聴しました
PrivadoVPNの主な懸念点はデータ使用量の制限が厳しいこと。無料プランでは月間10GBしか利用できず、ストリーミングやゲームをすると、すぐに使い切ってしまうでしょう。インドサーバーがあるのは高評価ですが、インドでメジャーなストリーミングサービスでは機能しません。なお、インドのPlayストアやAppストアにアプリがありませんが、Androidユーザーの場合はPrivadoVPNの公式サイトから無料APKを直接ダウンロードできます。macOSとWindows版アプリは(執筆の時点では)インド国内でも取得できます。
便利な機能
- 無料にしてはサーバーのパフォーマンスは良好。インドサーバー接続時の速度低下率は44%にとどまりましたが、アメリカやカナダなどのロケーションでは63%の低下が見られました。無料VPNにしては良好な速度ですが、ご利用のネット通信の基本速度が遅い場合は問題が生じる可能性があります。
- 自動接続と最適化機能。アクティビティに応じて接続を微調整して高速化やPing値を支援します。
- 内蔵セキュリティ機能。キルスイッチ、IP漏洩防止、安全なプロトコルを搭載しており、公共Wi-Fi上でもデータを万全に保護します。
3. hide.me — 強力なプライバシー機能を備えた無料VPN
| 注目ポイント | 無料プランでデータ無制限、強力なプライバシー機能 |
| サーバーネットワーク | 8か所に無料サーバーあり(インドにはサーバーなし) |
| 対応サービス | Netflix(アメリカ版)とBBC iPlayerが時々利用できる場合もあり |
| 無料トライアル | 完全無料プランあり |
hide.meの無料プランは、速度やストリーミングではなく、プライバシーを最優先に設計されています。無料VPNでは珍しくデータ量が無制限で、アプリにはAES 256ビット暗号化や最新のVPNプロトコル(OpenVPN、WireGuard、IKEv2)といった堅牢なセキュリティ機能が搭載されています。同社はマレーシアに拠点を置いています(マレーシアは一般的にプライバシーに配慮した法域と見なされています)。また、個人を特定できるブラウジング活動を記録しません。
4台のサーバーでリークテストを実施しましたが、漏洩は一切ありませんでした
hide.meのテストでは、インドでの基本的なネット利用で問題なく動作しました(カフェ、電車、空港での公共Wi-Fi利用時の保護や、日常的なブラウジング・メッセージの暗号化など)。但し、インドサーバーがないため、JioHotstarには非対応で、無料プランではトレント利用も不可でした。
hide.meの主な欠点は速度です。無料プランでは通信速度が約2Mbpsに制限されており、どこのサーバーを使用しても結果は変わりませんでした。さらに、接続先を手動では選択できません。また、速度が遅いためウェブ閲覧やチャットでは問題ありませんが、HD画質の動画視聴は不便でした。そのため、インドのIPアドレスを提供するPrivadoVPNに比べて、hide.meは当ランキングで評価が低くなっています。
便利な機能
- 制限付きの環境でも使える。中国などの厳しいファイアウォールを回避できる数少ない無料VPNの一つなので、インドからインターネット検閲の厳しい国に旅行する際などにも便利です。
- 強力なプロトコルサポート。OpenVPN、WireGuard、IKEv2をサポートしており、ご自身の環境に合わせてプロトコルを切り替えて速度とセキュリティレベルを調整できます。
- カスタマイズ可能なセキュリティ機能が充実しています
- 月間データ使用量は無制限
- 8か所に無料サーバー
- 速度の上限あり
- 10GB以上使うとサーバーが選べない
4. Hotspot Shield — インドで高速かつ安定した接続を確立できるHydraプロトコル
| 注目ポイント | Hydraプロトコルのおかげで、長距離でも高速通信を維持 |
| サーバーネットワーク | 1か所に無料サーバーあり、接続がスムーズ(インドにはサーバーなし) |
| 対応サービス | YouTube、Crunchyroll、Crackle、Funimation |
| 無料トライアル | 完全無料プランあり |
高速通信を優先したい場合、Hotspot Shieldはおすすめの無料VPNです。Hotspot Shieldが独自開発した「Hydra」プロトコルは、長距離サーバーでも高速通信を維持できるよう設計されています。約5,000マイル離れたサーバーでも速度低下は45%に留まり、インドからでもHD動画やゲームが快適にできる速度が出ました。
Hotspot Shieldの強固なセキュリティ機能はインドのネットワーク環境で便利です。軍事レベルの暗号化と漏洩防止対策に加えて自動保護機能もありますので、公共Wi-Fi利用時に自動的に通信を保護できます。
このオプションは Advanced (詳細)設定の項目にあります
無料プランでは、1か所のサーバーロケーションにアクセスが可能です。Hotspot Shieldのシンガポールサーバーに接続してゲームをしてみましたが、Ping値は48ミリ秒でパフォーマンスは良好でした。PUBGをラグなくプレイできるPing値の範囲内に抑えられました。
なお、Hotspot Shieldは匿名化された利用データを収集します。具体的には、一般的な接続診断情報や帯域幅統計など、サービスの維持・改善に役立てるためのデータです。個人を特定できるブラウジング活動は記録しませんが、この点においてはhide.meのようなVPNに比べてプライバシー保護がやや劣ります。高速で無料のサービスをお探しの場合にはおすすめですが、当社のランキングではプライバシー保護の観点からHotspot Shieldよりもhide.meを上位にランクインさせています。
便利な機能
- 登録不要。Hotspot Shieldは導入・使い方が非常に楽で、アカウントを作成しなくても利用できます。アプリをインストールして「基本プランで続ける」オプションをクリックするだけでOKです。
- データ無制限。Proton VPNと同様、Hotspot Shieldは無料プランでもデータ無制限です。以前は1日500MBの制限が設定されていましたから、大幅に改善されていますね。但し、モバイル版ではアプリ内広告によってデータ無制限が賄われているため、利用中に多少なり広告が発生します。
- スピード重視のHydraプロトコル
- 月間データ使用量は無制限
- トレント通信に対応
- 広告が表示される
- 匿名化されたログを記録
- ストリーミングに非対応
5. Speedify — インド国内外で高速通信を維持できるBondingモード
| 注目ポイント | Bondingモードで通信速度を向上 |
| サーバーネットワーク | 37か所に無料サーバーがあり、安定した接続を維持 |
| 対応サービス | Netflix(アメリカ版)、Disney+、Hulu、Crunchyroll など |
| 無料トライアル | 完全無料プランあり |
SpeedifyはBondingモード(ボンディングモード)を介してWiFiやモバイルデータなど複数のインターネット接続を結合します。これにより、接続速度と信頼性が向上します。当社のテストでは、この機能を有効にすることでダウンロード速度が7%も向上しました。Bondingモードを使って4GデータとWiFiが結合されることでラグや速度の急激な低下を緩和できるため、インドでオンラインゲームをしたり、通信が不安定なホームネットワークでビデオ通話する際に特に便利でしょう。
各エピソードがバッファリングなく数秒で読み込まれました
無料プランでも37か国のサーバーにアクセスが可能です。インドのサーバーは提供していませんが、テストでは、Netflix、Hulu、Disney+などのストリーミングサービスで安定して動作しました。一般的なブラウジングやストリーミングに便利なので、インドのIPアドレスが取得できなくても安定した通信を維持したいという方は、検討されると良いでしょう。
なお、多くの無料VPNとは異なり、Speedifyはアカウント登録が不要です。個人情報を提供せずにアプリをダウンロードしてすぐに使えるため、プライバシー保護の面でも嬉しいですね。
ただし、無料プランには月間2GBのデータ制限があるので、頻繁にストリーミングやダウンロードしたい場合は不向きです。また、接続トラブルが発生し、選択した国に接続できないことがありました。このような懸念点とインドサーバーがないことを考慮し、本ランキングではSpeedifyは最下位となっています。
便利な機能
- バイパス機能。Speedifyには特定のアプリやサイトをVPN接続から除外できる機能があります。インドで国内の銀行やフードデリバリーアプリはVPN接続から除外して、これらのアプリ以外の通信を保護することで、銀行やフードデリバリーアプリのアクセストラブルを回避できます。
- セキュリティも良好。データはAES 256ビット暗号化で保護され、公共Wi-Fi利用時も情報を安全に保てます。しかし、Speedifyの無料プランには残念ながらProton VPNなどの無料プランにはあるキルスイッチがありません(Speedifyのキルスイッチを利用するにはアップグレードが必要です)。
- ボンディングモードで高速に
- 37か国に無料サーバー
- 登録不要
- 一部のデータを一時的に保存する
- 月間データ使用量はわずか2GB
- ストリーミングに非対応
インドで無料VPNを使う理由は?
サブスクリプションを購入せずに基本的な保護とサービスを利用したい場合、インドで使える無料VPNを使うと良いでしょう。有料VPN程の機能性はありませんが、国・地域特有の懸念点を解決できます。
例えば、公共ネットワークの利用時にVPNを使うと非常に便利です。インドでは、空港、地下鉄駅、カフェ、大学、コワーキングスペースなどオープンWiFiが多いので、頻繁に利用されるかもしれません。しかし、こうした公共ホットスポットの多くはセキュリティが脆弱で、同時に多数の人々が接続しています。無料VPNを使って通信を暗号化しましょう。これにより、銀行アプリを確認したり仕事関連のメッセージの対応時など、ログイン情報やメール、UPI取引がしっかり保護されます。
また、混雑時の通信速度のトラブルを解決できる可能性があります。インドのモバイル通信事業者やインターネットプロバイダーは、夜間に多くの住人が試合をストリーミングしたり同じ番組を見したりすると、しばしば通信トラブルが発生します。無料VPNはストリーミングサービスで利用できないこともありますが、シンガポールなど近隣地域のVPNサーバーに接続することで、インドのローカル回線が混雑している時に、日常的なブラウジングや短時間のYouTube視聴、ソーシャルメディア利用において速度が改善する場合があります。
無料VPNはインド国外からインドのサイトを利用したい場合も便利です。海外旅行時や留学中に、インドのニュースサイト、ECサイト、政府情報ページに素早くアクセスする必要がある場合、仮想インドサーバーを備えた無料VPNを使うと良いでしょう。
結果として、無料VPNは低リスク且つ日常生活に便利なオプションと言えるでしょう。学生、フリーランサー、リモートワーカーの方は、まずVPNの無料プランに加入してインド国内で実際に使って機能性を確かめ、より充実したストリーミングサポート、高速通信、より多くのサーバーロケーションを利用したいと感じた場合は有料プランにアップグレードすると良いでしょう。
インドにおすすめな無料VPNの検証方法
当社のテストは、インド国内外を問わずVPNユーザーにとって最も重要な要素に焦点を当てています。各VPNの速度、セキュリティ機能、信頼性の高いインドのIPアドレスの提供有無を評価しました。1日を通して広範な速度テストを実施し、インドの人気ストリーミングサービスおよび海外のストリーミングサービスで機能を検証したり、各セキュリティ機能が正常に機能するかも確認しています。
インドのCERT-In規制を考慮して、テストではインド国内の物理サーバーと仮想サーバー(配置している場合)に加え、多くのVPNプロバイダーがインド国内サーバーの代わりとして配置しているシンガポールなどの近隣サーバーも検証しています。
インドにおすすめの無料VPNを検証するにあたって、プライバシーとセキュリティを最優先としています。各プロバイダーのプライバシーポリシー、管轄区域、ノーログポリシーを徹底調査し、特にプロバイダーの収益化方法については詳しく調べました。また、銀行サイトや決済プラットフォームでの動作もテストして、日常利用における機能性も確認しています。テストの詳細については、VPNの検証方法ページをご参考ください。
大半の無料VPNがインドで安全に利用できない理由は?
安全性に欠ける無料VPNをインドで使ってしまうと、オンラインプライバシーに深刻な侵害が及ぶ恐れがあります。インド政府のデータ保持法の関係上、多くの無料VPNは情報を十分に保護できない、あるいは保護しないのです。本記事では、大半の「無料」サービスにありがちなプライバシーの問題を回避するため様々なサービスを徹底的にテストして、厳格なセキュリティ基準を導入している無料VPNのみをご紹介しました。
安全性に欠ける無料VPNには、以下のような傾向が見られます。
- 閲覧データの売却。多くの無料VPNはユーザーのオンライン活動を密かに追跡し、これらの情報を広告主や第三者に販売しています。調査では、閲覧履歴からデバイス情報、位置データに至るまで全てのユーザーデータを記録する人気無料VPNも複数確認されましたのでご注意ください。
- セキュリティが不十分。IPアドレス漏洩やDNS漏洩が発生し、ユーザーの実際の位置情報が漏洩する無料VPNが多数検証されました。また、基本的な暗号化すら欠如しており、公共WiFiネットワークでデータを危険に晒すものさえ存在します。
- 隠されたマルウェアと細かな追跡。特にソーシャルメディアで過剰に広告されている無料VPNや、怪しいダウンロードポータル経由でバンドルを提供する多くの無料VPNは、スパイウェア、アドウェア、クリプトマイナーとの連携が確認されています。
非公式のアプリストアからサードパーティ製APKをインストールすると、これらのリスクがさらに高まります。改変されたVPN APKの多くは、公式版には存在しない追跡機能やログ記録コードを追加している傾向があります。これによりユーザーが気付かないうちにデータが収集・販売される可能性があります。APKのサイドローディングが必要な場合(例えば、インドのPlayストアでブロックされているPrivadoVPNの公式Androidファイルを取得したい場合)、必ず該当VPNの公式サイトから直接ダウンロードしてください。ランダムなミラーサイトや「クラック版VPN」サイトからは絶対にダウンロードしないようにしましょう。
インドで利用できない有名な無料VPN
インドのサイバーセキュリティ規制により、VPNの状況は大きく変わりました。政府は現在、VPN事業者に対し、閲覧履歴、IPアドレス、個人情報を含むユーザーデータを保存し、当局の要求に応じて提供することを義務付けています。これはVPNの核心的な目的であるユーザーのプライバシー保護と直接的に矛盾しています。
多くの大手VPNプロバイダーは、ユーザーのプライバシーを守るため、インドの物理サーバーを撤去する対応を取っています。中にはインドユーザーへのサービスを完全に停止した企業もあれば、インドの管轄外にユーザーデータを保持しつつサービスを維持するため、仮想インドサーバーを配置してサービスを継続する企業もあります。
以下は、インドでの利用にはおすすめできない有名な無料VPNです。当社テストで性能が低かった、もしくは外部調査で深刻なセキュリティ・プライバシー上の懸念が指摘されています。
- UrbanVPN:無料インドVPNとして幅広く宣伝されていますが、プライバシーポリシーでIPアドレス、閲覧データ、各種識別子の記録を可能としており、第三者機関のレビューではセキュリティの脆弱性や不安定なパフォーマンスが指摘されています。
- SuperVPN:複数回の大規模データ漏洩が発生しており、漏洩したデータベースにはユーザーのIP位置情報、使用サーバー、オンライン活動ログが含まれていました。このような事例は、インドのデータ保持環境下では特に危険です。
- Betternet:過剰な広告、性能の低さ、データ関連の懸念で繰り返し批判されている有名な無料VPNです。最近のレビューでは無料ユーザーに対する追跡やプライバシー保護の脆弱性が指摘されており、プライバシーを重視したいインドのユーザーには不向きです。
- Hola Free VPN:従来のVPNの仕組みとは全く異なり、ユーザーを他のユーザーのための出口ノードに変えるピアツーピア(P2P)ネットワークを採用しています。調査によれば、Holaのトラフィックは暗号化されていないことが多く、接続が第三者に悪用される可能性があり、深刻な法的・セキュリティリスクが生じる恐れがあります。
これらのサービスはアプリストアや検索結果でよく出てきますが、インドで利用するには安全性、信頼性において当社の基準を満たしていません。そのため、たとえ「無料」でありインド対応の機能を宣伝している場合でも、当社のランキングには掲載されていません。
無料VPNを設定してインドのIPアドレスを取得する方法
- VPNをダウンロードします。
PrivadoVPNは、海外から安全な仮想インドIPアドレスを習得するのに最適です。 - 安全なソースからインストールしてください。
必ず、公式サイトやアプリストアを利用しましょう。一部のVPNはインドのアプリストアに表示されませんので、インドへ旅行する場合は渡航前にインストールと登録を完了させておきましょう。 - サーバーを選択します。
インドのIPアドレスを取得するには、インドサーバーに接続する必要があります。 - 安全にブラウジングを開始。
接続後は通信が暗号化されるため、無料プランの制限内でブラウジングやストリーミングが可能です。公共Wi-Fi利用時のプライバシー保護にも便利です。
インドでおすすめ無料VPNのストリーミングサポートについて
インドでおすすめの無料VPNが人気ストリーミングサービスに対応しているかを調査しました。インド国内のストリーミングサービス(JioHotstar、SonyLIV、Voot、Zee5)と海外のストリーミングサービス(Netflix US、Hulu、BBC iPlayer、Amazon Prime Video)を対象に確認しています。
インド国内のストリーミングサービス対応状況
| VPN(無料プラン) | JioHotstar | SonyLIV | Zee5 | Voot |
| Proton VPN | 利用不可(インドサーバーなし) | 利用不可(インドサーバーなし) | 利用不可(インドサーバーなし) | 利用不可(インドサーバーなし) |
| PrivadoVPN | 利用不可(ブロック) | 利用不可(ブロック) | 利用不可(ブロック) | 利用不可(ブロック) |
| hide.me | 利用不可(インドサーバーなし) | 利用不可(インドサーバーなし) | 利用不可(インドサーバーなし) | 利用不可(インドサーバーなし) |
| Hotspot Shield | 利用不可(インドサーバーなし) | 利用不可(インドサーバーなし) | 利用不可(インドサーバーなし) | 利用不可(インドサーバーなし) |
| Speedify | 利用不可(ブロック) | 利用不可(ブロック) | 利用不可(ブロック) | 利用不可(ブロック) |
検証した無料VPNはいずれもインド国内のストリーミングサービスでは機能しませんでした。PrivadoVPNとSpeedifyは、JioHotstar、SonyLIV、Zee5、VootにVPN通信を検知・ブロックされたため、一切機能しませんでした。また、Proton VPN、hide.me、Hotspot Shieldは無料プランでインドサーバー自体を提供していないため、インドのIPアドレスすら取得できません。
海外のストリーミングサービス対応状況(無料プラン対象)
| VPN(無料プラン) | アメリカ版Netflix | Hulu | Disney+ | BBC iPlayer | アメリカ版Prime Video |
| Proton VPN | 一部のみ | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| PrivadoVPN | 不安定 | 不安定 | 非対応 | 非対応 | 不安定 |
| hide.me | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| Hotspot Shield | 無料プランではブロック | 無料プランではブロック | 無料プランではブロック | 無料プランではブロック | 無料プランではブロック |
| Speedify | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
ストリーミングサービスで動画を視聴したい場合は、有料VPNへの加入が必要です。
Redditが選ぶインドにおすすめの無料VPN
Redditが選ぶインドにおすすめの無料VPNはProton VPNでした。データ量無制限や安定した速度、また、インドのPlayストアとAppストアで現在も取得可能である点が評価されていました。Redditのスレッドで「安全で高速、かつ完全無料のVPN」として最も推奨されていました。
PrivadoVPNは、無料でインドの仮想IPアドレスが取得できるという点がRedditで高評でした。しかし、データ制限(10GB迄)、インド国内ではAPK経由でしかインストールできない点が不便であるとも指摘を受けています。
Redditの「r/India」と「r/VPN」の両スレッドを確認した結果、インド国内で利用できる無料VPNならProton VPNが人気であること、また、インド国内で少しだけ利用する程度ならPrivadoVPNをすすめるユーザーもいるということが分かりました。
よくある質問
まとめ
ほとんどの無料VPNには、プライバシーのリスク、データ量制限、セキュリティが脆弱などといった懸があります。さらに、インドのIPアドレスを提供していないサービスがほとんどです。充実したストリーミングサポート、強力な保護機能、安定したパフォーマンスを求めるなら、有料プロバイダーの方が確実で安全です。
とはいえ、どうしても無料VPNが必要な場合は、本記事でご紹介したサービスならインドでも安全で、かつ透明性が高く利用できる数少ないVPNです。その中でも、データ無制限、良好な速度、充実したサーバーネットワークがあるProton VPNが一番おすすめです。

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