自分専用の固定IPアドレスを使えるおすすめのVPN 5選│2024年
- 固定IPアドレスを使えるVPN — 完全分析【2024年更新】
- CyberGhost:匿名のトークンシステムでプライバシーを保護
- Private Internet Access:使いやすいトークンシステムで手軽に固定IPアドレスを取得
- hide.me:世界中の固定IPアドレスを使える
- Ivacy:アジアなどさまざまな国の専用IPアドレスを取得し、幅広いオンラインサービスにアクセス
- Trust.Zone:専用IPアドレスを取得でき、ダブルVPNで重要なリソースに安全にリモートアクセス
- 【比較表】固定IPアドレスを取得するのにおすすめのVPN
- 【クイックガイド】3ステップで簡単!固定IPアドレスを取得する方法
- 動的・共有IPアドレスと静的・専用IPアドレスの違いは?
- 固定IPアドレスのメリット
- 固定IPアドレスのデメリット
- 固定IPアドレスにおすすめのVPNの選び方
- VPNの固定IPアドレスを使うことについてよくある質問
- 今すぐ固定IPを取得するのにおすすめのVPNをゲット!
固定IPアドレス(静的IP、専用IP)とは、あなただけが使えるIPアドレスのこと。しかし、固定IPアドレスを取得できるVPNはほんの一握りしかありません。ほとんどの場合、VPNが割り当てるのは動的IPアドレス(ダイナミックIP)です。動的IPアドレスはほかのユーザーと共用なので、不正行為のために使われることがあります。また、多数のユーザーが同じIPアドレスを使った場合、サイト側は不正アクセスと判断してそのIPアドレスをブロックすることがあるのです。
自分専用のIPアドレスがあれば、頻繁に利用するサービスに簡単かつ安全にアクセスできます。サイトやアプリ、政府システムなどのブラックリストに登録される心配はありません。会社のリソースにリモートアクセスしたい場合、固定IPアドレスなら必ずうまくいきますから、仕事にも適しています。
この記事では、30社以上のVPNを徹底検証し、固定IPアドレスを提供し、プライバシーを守るサービスを厳選しました。一番おすすめなのはCyberGhostです。匿名のトークンシステムを採用しており、とても高速で、自動Wi-Fi保護機能がありますから、安全かつスムーズにインターネットを利用できます。45日間返金保証があるので、リスクなしでCyberGhostをお試しください。
プロ厳選!2024年に固定IPアドレスを取得するのにおすすめのVPN
- CyberGhost:固定IPアドレスを使うのに一番おすすめのVPN。革新的なトークンシステムにより、IPアドレスをだれにも記録されません。サーバーネットワークが大規模で、データを漏洩せず、自動Wi-Fi保護機能もありますから、ネットワーク全体で最高水準のセキュリティ対策を行えます。
- Private Internet Access:固定IPアドレスのトークンシステムは利用しやすく、広告ブロッカーが内蔵されています。ただし、本拠地はファイブアイズ同盟の加盟国です。
- hide.me:多数のロケーションの固定IPアドレスを取得できますが、そのIPアドレスを使えるのが自分だけという保証はありません。
- Ivacy:アジアの固定IPアドレスを使いたい場合におすすめ。アクセス制限を回避するためにも役立ちますが、固定IPアドレスはWindowsデバイスでしか使えません。
- Trust.Zone:多数の国の固定IPアドレスを使うことができ、プライバシーポリシーもきちんとしていますが、返金保証は短めです。
固定IPアドレスを使えるVPN — 完全分析【2024年更新】
本記事でご紹介するVPNなら、数か国の固定IPアドレスを使えます。通信も速く、一流のセキュリティ機能が備わっています。
厳格なノーログポリシーを守っているので、個人情報とブラウジング履歴のプライバシー保護は万全です。最大の魅力はリスクなしで体験できること。返金保証がありますから、ニーズに合わなければ気軽に返金してもらえます。
1. CyberGhost:匿名のトークンシステムでプライバシーを保護
2024年4月に有効 リスクなしで30日間体験
- 固定IPアドレスをトークンと紐づけることで最高水準のプライバシーを実現
- キルスイッチとDNS・IPv6アドレスの漏洩対策がネット上で安全を確保
- 広告ブロッカーが内蔵されており、広告やトラッカー、マルウェアを撃退
- アクセス制限を回避できるサービス:Netflix(アメリカ版、日本版など)、Disney+、Hulu、BBC iPlayer、日本版Amazonプライムビデオ、DAZN JP、フォートナイト、マインクラフト、ほか多数
- 対応機器:Windows、Mac、iOS、Android、Linux、ルーター、Apple TVなど
- Android、macOS、iOSアプリは日本語に対応
匿名のトークンシステムにより、CyberGhostの専用IPアドレスなら個人を特定されません。固定IPアドレスは本人だけが生成できるランダムなトークンと関連付けられるため、VPNプロバイダ側も、どの固定IPアドレスがあなたのものか調べられないのです。アプリでトークンを引き換えると、CyberGhostはそのトークンに関連する情報をすべてサーバーから削除します。なお、トークンがなければ固定IPアドレスにアクセスできないので、失くさないように注意しましょう。
通信は驚くほど高速です。通常、有料VPNに接続すると通信速度は20%ほど低下しますが、複数のアメリカサーバーを検証したところ、平均ダウンロード速度は11%しか低下しませんでした(接続前は73.12Mbps、VPN接続後は65.88Mbps)。ここまで速ければ動画を4K画質でストリーミングできますし、オンラインゲーム中もラグは発生しません。P2Pファイル共有も超高速で行えます。
CyberGhostで固定IPアドレスを使うと、軍レベルのセキュリティ機能で安全を確保できます。最高水準のAES 256ビット暗号化やキルスイッチ、IPアドレス・DNSの漏洩対策などのほか、自動Wi-Fi保護もあります。Wi-Fiを使う際にVPNをオンにするのを忘れても、通信の安全を確保できるわけです。
1か月プランは割高で、返金保証が短いのが残念ですが、長期プランはわずか$2.03/月で、とても格安です。同様に、固定IPアドレスのサブスクリプション料金も長期プランを選べば最大25%OFFになります。すでにサブスクリプションに加入してある場合、少額の追加料金を支払えば固定IPアドレスを取得できます。マイアカウントを開き、固定IPをリクエストするだけです。
固定IPアドレスが利用可能な国 | 1か月プラン | 1年プラン | 2年プラン | 3年プラン |
オーストラリア、カナダ、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカ、日本、オランダ、シンガポール、スイス | $5/月 | $4.25/月 | $4/月 | $3.75/月 |
さらに、他社より長い返金保証を活用すれば、CyberGhostを45日間無料体験できます(固定IPアドレスも返金保証の対象です)。返金手続きはとても簡単でした。24時間年中無休のライブチャットでサブスクリプションを解約しました。リクエストはすぐに承認され、3日後にクレジットカードに返金されていました。
2. Private Internet Access:使いやすいトークンシステムで手軽に固定IPアドレスを取得
- 便利なトークンシステムですぐにVPNの固定IPアドレスを使える
- 90か国に29,650台のサーバーがあり、世界中のコンテンツにアクセス可能
- 無制限のデバイスを同時に接続可能。すべてのデバイスで使える
- アクセス制限を回避できるサービス:Netflix(アメリカ版など)、Disney+、Hulu、BBC iPlayer、フォートナイト、マインクラフト、ほか多数
- 対応機器:Windows、Mac、iOS、Android、Linux、ルーター、Apple TVなど
- アプリとブラウザ拡張機能は日本語に対応
PIAのトークンシステムはとても分かりやすく、3ステップで固定IPアドレスを取得できます。サブスクリプションプランを選び、固定IPアドレスのアドオンを追加して注文を確定するだけです。PIAのアカウントに初めてログインしたときに、ダッシュボードで固有のトークンを受け取ることになります。
広告やトラッカー、マルウェアを阻止する広告ブロッカー「MACE」も内蔵されています。固定IPアドレスを使う最大のデメリットはパーソナライズド広告が表示されることですが、MACEを使えば問題ありません。PIA MACEの実力を徹底検証したところ、すべての広告がDNSレベルでブロックされました。
PIAの魅力は、スピードまたは安全性のどちらを優先するかをもとに、セキュリティ機能を調整できること。暗号化はAES-256とAES-128ビットに対応しており、セキュリティプロトコルも複数から選べます。ネット銀行を利用する際など、安全を優先したい場合はOpenVPNプロトコルとAES 256ビット暗号化を使うとよいでしょう。また、キルスイッチとDNS・IPv6漏洩対策はデフォルトで有効になっているので、データが漏洩する心配はありません。
PIAは匿名のトークンシステムを採用しているものの、本拠地はファイブアイズに加盟しているアメリカです。しかし、CyberGhostと同じようにPIAはノーログポリシーを徹底しています。ユーザーデータを一切引き渡さないことが裁判事例で何度も証明されているのです。
プランはすべてかなり安いものの、長期プランはわずか$2.03/月で、1か月プランより83%もお得です。固定IPアドレスを使いたい場合は追加料金が発生しますが、長期プランを選ぶと安くなります。
固定IPアドレスが利用可能な国 | 1か月プラン | 1年プラン | 3年プラン |
オーストラリア、カナダ、ドイツ、イギリス、アメリカ | $5/月 | $4.25/月 | $3.75/月 |
30日間返金保証付きなので、リスクなしでPIAをお試しください。100%満足できなければ、気軽に全額を返金してもらえます。返金保証を守っているか調べるため、24時間年中無休のライブチャットでカスタマーサポートに問い合わせてみました。サポート担当者はとても親切で、利用満足度について質問に答えるだけでリクエストが処理されました。4日後、銀行口座に振り込まれていました。
3. hide.me:世界中の固定IPアドレスを使える
- 89か国の固定IPアドレスが利用可能。世界中のオンラインサービスにアクセスできる
- AES 256ビット暗号化でハッキングや監視から防御
- 同時に10台のデバイスを接続可能。多数のデバイスを守るのにおすすめ
- アクセス制限を回避できるサービス:Netflix、Disney+、Hulu、BBC iPlayer、フォートナイト、マインクラフト、ほか多数
- 対応機器:Windows、Mac、iOS、Android、Linux、ルーターなど
- モバイル・デスクトップアプリは日本語に対応
- チャットサポートは日本語OK
hide.meの固定IPアドレスは、特定のサーバーのIPアドレスを予約できます。そのサーバーに接続するたびに予約したIPアドレスを使う仕組みです。特定の国のIPアドレスしか使えないわけではありません。89か国以上の固定IPアドレスを取得できるのです。しかし、hide.meの固定IPアドレスは自分専用ではなく、サーバーが混雑すると、ほかのユーザーにそのIPアドレスが割り当てられる場合があります。しかし、2,400台以上のサーバーから選べますから、それほど心配する必要はないでしょう。
hide.meは全サーバーでP2Pファイル共有できるので、Torrentのために固定IPアドレスを使いたい場合にピッタリです。実際、固定IPアドレスを使う目的として一番多いのは、uPnP(ダイナミック・ポートフォワーディング)のためなのです。ポートフォワーディングを活用することでより多くのシーダーからデータを受信できるようになり、通信速度を改善できます。hide.meの固定IPアドレスでTorrentを行ったところ、2GBのファイルを5分以下でダウンロードできました。
AES 256ビット暗号化やキルスイッチなど、高度なセキュリティ機能も備わっていますから、トレントを行う際もプライバシー保護は万全です。ほかにも、「ステルス・ガード」が常にIPアドレスを隠してくれます。VPN接続が切れても、指定したアプリの通信が自動的に停止し、データ漏洩を防ぐ機能です。
hide.meはTorrentに役立ちますが、ストリーミングには向きません。Android TV用アプリはあるものの、ほかのスマートテレビではアプリを使えないからです。しかし、さまざまなルーターに設定できるので、スマートテレビなど、Wi-Fiに繋がっているすべてのデバイスでVPNを使えます。
長期プランは$2.69/月~で、hide.meは大幅割引キャンペーンも定期的に行っていますから、節約できます。固定IPアドレスは追加料金がかからないのは素晴らしいですね。
30日間返金保証もありますから、実質無料でhide.meを試せます。返金保証方針に従って、メールで解約と返金をお願いしたところ、24時間以内に「リクエストを処理しています」という返信が届きました。振り込まれるのに最大10日かかると書かれていましたが、週末までにPayPalに振り込まれていました。
4. Ivacy:アジアなどさまざまな国の専用IPアドレスを取得し、幅広いオンラインサービスにアクセス
- シンガポールや香港など、多くの国の専用IPアドレスを使える
- 高度な暗号化で社内サーバーに安全にリモートアクセス
- 100か国に5,700台のサーバー。好きなコンテンツにアクセスできる
- アクセス制限を回避できるサービス:Netflix、Disney+、Hulu、BBC iPlayer、フォートナイト、マインクラフト、ほか多数
- 対応機器:Windows、Mac、iOS、Android、Linux、ルーターなど
シンガポールを拠点とするIvacyは、アジア(香港とシンガポール)の固定IPアドレスを取得するのにおすすめのVPNです。この記事でご紹介した他社サービスは、北米、ヨーロッパ、オーストラリアしかカバーしていませんが、Ivacyがアジアにサーバーを設置しているのは良いと思います。これらの国に住んでいる場合、Ivacyなら固定IPサーバーを使えるのでスピードを妥協せずにコンテンツにアクセスできます。
シンガポール・香港のNetflix、Singtel TV Go、VIUなど、アジアの主要な動画配信サービスにすぐにアクセスできるようになりました。共用IPアドレスと比べ、固定IPアドレスは動画配信サービスにブロックされにくいので、旅行中も映画やドラマを好きなだけ見られます。検証中、シンガポール版Netflixで人気の犯罪ドラマ「Mind Game」をバッファなしでイッキ見できました。
DNS・IPv6漏洩対策も内蔵されているので、IPアドレスの漏洩を防げます。Ivacyのシンガポールサーバーに対して漏洩テストを何度か行った結果、DNS・IPアドレス・WebRTCの漏洩は一切検出されませんでした。
デメリットについて、Ivacyの専用IPアドレスはWindowsでしか使えず、同時接続台数は1台です。とは言え、ルーターに対応していますから、Wi-Fiに接続されているすべてのデバイスで専用IPアドレスを使えます。
CyberGhostやPIAと同様、Ivacy VPNの料金は長期プランを選ぶと安くなります(わずか$1.17/月)。ただし、ポートフォワーディングを利用したい場合、月額1.00ドルの追加料金がかかります。
固定IPアドレスが利用可能な国 | 1か月プラン | 1年プラン | 2年プラン |
シンガポール、香港、オーストラリア、カナダ、ドイツ、イギリス、アメリカ | $9.95/月 | $2.51/月 | $1.99/月 |
Ivacyの年間プランは30日間返金保証の対象なので、リスクなしで体験できます。1か月プランの返金保証は7日間です。VPNのユーザー名と解約理由を添えて、メールで解約を希望しました。返金手続きはスムーズにいき、7営業日後に銀行口座に振り込まれていました。
5. Trust.Zone:専用IPアドレスを取得でき、ダブルVPNで重要なリソースに安全にリモートアクセス
- 固定IPアドレスを使ってダブルVPNを通して接続することで、社内ネットワークに安全にアクセス
- ポーランドやエストニアなど、8か国の専用IPアドレスが利用可能
- 同時に5のデバイスを接続可能
- アクセス制限を回避できるサービス:HBO Max、YouTube TV、ESPN、マインクラフト、ほか多数
- 対応機器:Windows、Mac、iOS、Android、Linux、ルーターなど
1台ではなく2台のVPNサーバーに通信を転送し、安全に社内ネットワークにアクセスしましょう。Trust.Zoneのアプリを開き、サーバータブで「ダブルVPN」をクリックするだけです。接続後、別のセキュリティプロトコルを使って固定IPアドレスに接続しましょう。
また、DNS・IPアドレスの漏洩対策で、実際の位置情報を隠せます。ネットの利用状況をインターネットプロバイダにも知られません。Trust.Zoneのイギリスサーバーに接続してDNS・IPv6・WebRTCが漏洩していないか調べたところ、データ漏洩は一切検出されませんでした。
Trust.Zoneの本拠地はセーシェルで、機密情報の共有を合意した5・9・14アイズ同盟の管轄外です。プライバシー保護に積極的に取り組んでおり、「令状のカナリア」を毎日発行しています。VPN企業がユーザーデータの提供を求める令状を受け取ったか確認できるのです。
残念ながら、Trust.Zoneの返金保証は10日間だけです。とは言え、10日使えばVPNを長期的に使い続けたいか判断できると思います。
Trust.Zoneの料金は格安で、長期プランはわずか$1.99/月となっています。専用IPアドレスの料金は国によって異なりますが、長期プランを選ぶと節約できます。
固定IPアドレスが利用可能な国 | 1か月プラン | 1年プラン | 2年プラン |
ドイツ | $6.99/月 | $2.63/月 | $1.84/月 |
フランス | $11.99/月 | $4.5/月 | $3.15/月 |
カナダ | $12.99/月 | $4.88/月 | $3.41/月 |
イギリス | $11.99/月 | $4.5/月 | $3.15/月 |
アメリカ | $6.99/月 | $2.63/月 | $1.84/月 |
オーストラリア | $39.99/月 | $15/月 | $10.5/月 |
ポーランド | $9.99/月 | $3.75/月 | $2.63/月 |
エストニア | $6.99/月 | $2.63/月 | $1.84/月 |
返金手続きはとても簡単です。ホームページからチケットを送信するだけでした。ただし、帯域を1GB以上使うと返金の対象外となり、10日間返金保証が終わる前に問い合わせる必要があります。約2週間でクレジットカードに返金されていました。
【比較表】固定IPアドレスを取得するのにおすすめのVPN
【クイックガイド】3ステップで簡単!固定IPアドレスを取得する方法
- VPNをゲットします。CyberGhostを使うのがおすすめです。匿名のトークンシステムで専用IPアドレスを取得できますし、超高速で、一流のセキュリティ機能が備わっています。
- 専用IPサーバーに接続します。例えば、オーストラリアの固定IPアドレスを使いたい場合はオーストラリアサーバーに接続しましょう。
- 固定IPアドレスを使えるようになりました。社内ネットワークに遠隔からアクセスしたり、海外からオンラインサービスのアクセス制限を回避したりするなど、固定IPアドレスはさまざまな場面で役立ちます。
動的・共有IPアドレスと静的・専用IPアドレスの違いは?
共有IPアドレスは変化するため、ダイナミックIPアドレス(動的IPアドレス、変動IPアドレス)とも呼ばれています。VPN企業が提供しているIPアドレスの数は限りがあり、ユーザー間で共用となっています。大半のVPNが提供しているのは動的IPアドレスだけで、一時的にしか使えません。つまり、VPNに接続するたびに異なる共有IPアドレスが割り当てられるということです。共有IPアドレス・動的IPアドレスを使うと、ユーザーを特定しにくくなるというメリットがあります。
しかし、CAPTCHAを何度も解決しなければならない、サイトにアクセスできないことがあるなど、デメリットもあります。Googleの認証リクエストが面倒なのはさておき、サイトにアクセスできないのは困りものです。ほかのユーザーがIPアドレスを悪用したせいでブロックされることがあるのです。共有IPアドレスを使ってスパムや不審なアクティビティが行われると、そのIPアドレスはブラックリストに登録されることがあり、次に使った人に迷惑がかかります。
一方、静的IPアドレス・固定IPアドレスは、何回接続しても本人しか使えませんから、このようなトラブルを解決できます。
固定IPアドレスのメリット
特定のサイトにアクセスする際、毎回ほぼ同じ場所からアクセスするとブロックされにくくなります。VPNプロバイダの固定IPアドレスを使えば位置情報は変わりませんから、安全とプライバシーを守りつつ、サイトに確実にアクセスできます。
また、VPNプロバイダが提供する固定IPアドレスは、どのデバイスで使っても変わりません。インターネットプロバイダが提供する固定IPアドレスの場合、そうではないのです。
固定IPアドレスは、次のようなオンラインアクティビティに役立ちます。
- 社内ネットワークに安全にリモートアクセスできる。
固定IPアドレスはどこにいても変わりませんから、職場や学校、スマートホームなどのネットワークに必ずログインでき、ハッカーによる不正アクセスも防げます。 - 安全にオンラインバンキング。
ブラックリストに登録された共有IPアドレスでネット銀行にログインしようすると、口座が凍結されることがあります。固定IPアドレスなら大丈夫です。 - 地域制限を簡単に回避できる。
Netflix、Amazonプライムビデオ、BBC iPlayerなどの動画配信サービスに共有IPアドレスでアクセスしようとすると、拒否されることが多いです。あなただけが使えるプライベートIPアドレスでアクセスすれば、この問題を解決できます。 - 妨げなくオンラインゲームを遊べる。
専用IPアドレスを使えば、ゲーム中にブロック・妨害されたり、ほかのユーザーのオンラインアクティビティの影響を受けたりすることはありません。ゲームにはDHCPより固定IPアドレスを使ったほうがよいでしょう。DHCPの接続は共有されていることがあるため、ほかのユーザーのせいで通信が遅くなる可能性があります。 - 追加の本人確認(CAPTCHAなど)をスキップできる。
サイトにログインする際、固定IPアドレスを使えば追加の安全確認をスキップでき、時間の節約になります。自分専用のIPアドレスでログインしたばかりなら、アクセス先のプラットフォームはそれを覚えてアクセスを許可してくれます。CAPTCHAも同様です。 - 個人ブログを運営したり、FTPサービスを使ったりできる。
VPNの固定IPアドレスを使わなければバックエンドにアクセスできないように設定すると、ホームページ・サイトの安全を強化できます。FTPサービスも同様です。 - 「悪い隣人」を避けられる。
共有IPアドレスは、ほかのユーザーが悪用する可能性があります。迷惑行為、詐欺に引っかかったふり、ルール違反、怪しいサイトへのアクセスなどと関連のある共有IPアドレスを使うと、オンラインサービスにアクセスを禁止される場合があります。固定IPアドレスならこのような問題はありません。
固定IPアドレスのデメリット
固定IPアドレス・専用IPアドレスを使う前に、デメリットもきちんと押さえておきましょう。固定IPアドレスの主な欠点はこちらです。
- 料金が高め。
固定IPアドレスはコストが高いため、ほとんどのVPNは共用の動的IPアドレスしか提供していません。一般的に、固定IPアドレスを取得すると、その料金が上乗せされます。 - いつでも気軽にIPアドレスを変更できるわけではない。
変更したい場合、新しいIPアドレスの料金を支払わなければなりません。 - パーソナライズド広告が表示される。
固定IPアドレスを使っても、サイト側はCookieを使ってあなたのネット上の動きを追跡できます。広告ブロッカーを使わない限り、パーソナライズド広告が表示されるのです。
固定IPアドレスにおすすめのVPNの選び方
ここでは、専用IPアドレスを提供しているVPNのおすすめランキングを作成するにあたって検討した評価基準をご紹介します。本記事に掲載されているVPNは、数か国の固定IPアドレスを提供しています。また、料金はリーズナブルで、揺るぎないセキュリティ機能が備わっており、速度も妥協しません。ご自分で使い心地を確認してから選びたい場合は、次のようなポイントに注目しましょう。
- 固定IPアドレスを提供している。
VPNが専用IPアドレスを提供しているか確認しましょう(アドオンとして契約に追加するか、プランに固定IPアドレスが含まれているかチェックしてください)。 - 利用可能な国。
どの国のIPアドレスを使いたいか検討し、その国の固定IPアドレスを提供しているVPNを選びましょう。ネットワークが広範囲であるほど、国数も増えます。 - 一流のセキュリティ機能が備わっている。
ネットの脅威からデータを守るために、AES 256ビット暗号化、キルスイッチ、DNS・IPアドレスの漏洩対策があるVPNを選びましょう。 - 厳格なプライバシーポリシー。
データを収集・共有されないように、ノーログポリシーを徹底しているVPNを選びましょう。この記事では、データを記録しないVPNをご紹介しました。 - 通信速度。
安定して速いVPNを選びましょう。通信が遅れることなく、快適にストリーミングやゲーム、トレントを楽しめます。 - ブロック解除力。
地域制限(ジオブロック)をスムーズに回避できるVPNを探しましょう。海外旅行中も、日本のNetflixなど、好きなオンラインサービスにアクセスできるようになります。 - 料金と返金保証。
固定IPアドレスは有料であることが多いので、格安VPNを選びたいものです。また、ニーズに合わなかった場合に備えて、本当に返金してもらえることが確認されているVPNを選びましょう。
VPNの固定IPアドレスを使うことについてよくある質問
固定IPアドレスは必要ですか?
固定IPアドレスは必須というわけではありませんが、安全に社内ネットワークやオンラインサービスにアクセスするために役立ちます。固定IPアドレスを使うメリットはたくさんあります。ファイルをより高速で転送したり、ラグなしでオンラインゲームを遊んだり、安全にオンラインバンキングしたりできるようになりますし、固定IPアドレスはブラックリストに登録されにくく、日本や海外で地域制限を回避するためにも役立ちます。
固定IPアドレスを提供しているVPNは安全ですか?
はい。固定IPアドレスを提供しているVPNは、ネット上でプライバシーを守るのに役立ちます。軍レベルの暗号化やキルスイッチ、IPアドレス・DNSの漏洩対策などが備わっていますし、一流VPNは厳格なノーログポリシーを守っています。専用IPアドレスはリモートワークやオンラインバンキングに役立ちます。ほかのユーザーは専用IPアドレスを悪用できませんから、オンラインサービスにブロックされないのです。
しかし、固定IPアドレスを使うと、匿名性をすこし妥協することになります。数百人のユーザーと共用ではないので、個人を特定しやすくなるのです。
ゲームに適した固定IPアドレスを提供しているVPNは?
オンラインゲームのためにVPNの専用IPアドレスを使いたい場合、CyberGhostがおすすめです。通信がとても速く、世界中の国の専用IPアドレスを使えます(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、シンガポール、日本、オランダ、カナダ)。ラグなしでゲームを遊ぶのにピッタリです。また、CyberGhostの固定IPアドレスなら、ゲームの途中でBANされたり、接続が切れたりする可能性は極めて低いです
固定IPアドレスのほうが高速ですか?
固定IPアドレスを使うと通信速度が改善されるとは限りませんが、サイトにすばやくログインできるようになります。固定IPアドレスはサイトのセキュリティシステムにボットと認識される可能性が低いので、CAPTCHA認証の手間を省けるのです。全体的なスピードが大きく改善されるわけではないものの、共有IPアドレスとは違ってセキュリティ認証を何度も求められることはないので、そういった意味では固定IPアドレスのほうが時間を節約できます。
Androidデバイスに適した固定IPアドレスを提供しているVPNは?
Androidで固定IPアドレスを使いたい場合、CyberGhostがベストチョイスです。Androidアプリはとても使いやすい設計で、超高速ですし、トップクラスのセキュリティ機能と高性能広告ブロッカーが搭載されています。さらに、CyberGhostの固定IPアドレスなら、個人を特定されることはありません。匿名のトークンシステムでプライバシーが保護されます。
今すぐ固定IPを取得するのにおすすめのVPNをゲット!
ネット銀行にアクセスしやすいほうが良いか、VPNでプライバシーを守るか。どちらか一方を選ぶ必要はありません。一流VPNの固定IPアドレスを使えば、個人情報を明かさずにいつも同じ地域からサイトにログインしたり、ゲームセッションを始めたりできます。
徹底検証の結果、固定IPアドレスを使うのにおすすめのVPNは「CyberGhost」であることが分かりました。優れたセキュリティ機能があり、非常に高速で、アクセス制限を回避するのが得意なVPNサービスです。最大の注目ポイントは、革新的なトークンシステムで最強のプライバシー保護を実現していること。45日間返金保証もあるので、CyberGhostを無料体験できます。
まとめとして、固定IPアドレスを取得するのにおすすめのVPNはこちら!
アクセス先のサイトに情報が漏洩しています!
あなたのIPアドレス:
あなたの現在地:
インターネットプロバイダ:
ネットの利用状況をトラッキング・監視したり、ターゲティング広告を表示したりするために以上の情報が使用されることがあります。
VPNを使えばこのような情報をアクセス先のサイトから隠して常に情報のプライバシーを守ることができます。一番のオススメはExpressVPNです。350件以上のVPNを検査したなかでナンバーワンのサービスです。 軍事レベルの暗号化とプライバシー機能により、確実にセキュリティ対策できます。また、現在49%オフの割引キャンペーンを実施中です。
コメントする
name%%さん、コメントありがとうございます!
私たちは48時間以内にすべてのコメントをチェックし、本当のコメントであり、悪意がないことを確認します。その間にこの記事をシェアしてください。
この記事を改善する方法についてコメントをお願いします。あなたのフィードバックが重要です!