中国で使えるVPNおすすめ5選│2024年に確認済み
中国ではグレートファイアウォール(金盾)と呼ばれる厳しいインターネット規制が行われているため、使えないVPNが多く、危険なものもあります。また、ネットのレビューを見てみると、現在中国で利用可能なVPNについて情報が一貫しないので「どれを選べばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。中国政府はグレートファイアウォールを常に更新し、VPNの検出・ブロック技術を強化しているのです。
そのため、中国で最も頼りになるVPNでも時々使えなくなることがあります。現地でサービスを展開しているVPNは、絶えずサービス改善を行わなければなりません。この記事では、中国で使えることが知られている50社以上のVPNのセキュリティ機能を検証しました。
その結果、中国で使えるVPNのうち一番おすすめなのはExpressVPNであることが分かりました。セキュリティが強く、中国で使えるよう最適化された拠点が5か所あります。30日間返金保証があるのもポイントです。満足できなかった場合は全額を返金してもらえます。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
プロ厳選!2024年に中国で使えるVPNのおすすめはこちら!
- 編集者のチョイス
- Astrill VPN
中国で最も頼れるVPNの1つで、高度なセキュリティ機能あり。 - PrivateVPN
ネットワークの制限を回避し、中国で安全にブラウジングできるようセキュリティを変更できる。 - Private Internet Access
中国を含む世界中に多数のサーバー。初心者はアプリが使いにくいと感じる可能性も。 - TunnelBear
使いやすく高速なため、中国でスムーズにブラウジングできる。返金保証なし。
【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
中国でおすすめのVPN:完全分析【2024年更新】
1. ExpressVPN:中国で一番おすすめのVPN。自動難読化を導入しており、高速
2024年12月に有効 リスクなしで30日間体験
注目ポイント | 全サーバーで自動的に難読化が行われるため、VPN利用を簡単に隠せる |
近くのロケーション | 香港、カザフスタン、マカオ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、韓国、台湾、タイ、ベトナム |
セキュリティ | パーフェクトフォワードシークレシー(前方秘匿性)、RAMサーバー、デバイス起動時にExpressVPNを起動 |
対応サービス | Netflix、Max、プライムビデオ、HBO Go Asia、BBC iPlayer、YouTube TV、DAZN Japan、Abema TV、TVer、GYAO!など |
日本語のアプリ | 〇 |
日本語のカスタマーサポート |
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ExpressVPNは全サーバーで難読化が自動的に行われるため、中国で簡単にオンラインデータを守れます。他社VPNでは難読化を手動で有効にしなければならないことが多いですが、ExpressVPNならその必要はありません。厳重なファイアウォールが検出された場合、自動的にメタデータをスクランブリングし、VPN通信をふつうのネット通信に見せかけます。
難読化は極端な速度低下を招く傾向があり、低速なVPNは特にそうです。しかし、ExpressVPNは私が試したなかで最速のVPNの1つで、難読化が有効でもHD動画を見るのに適したスピードを維持できました。マカオ在住のメンバーがExpressVPNのマカオサーバーを試したところ、速度は11%しか低下しませんでした。『My Piggy Boss』を見た際、バッファは発生しなかったそうです。どのサーバーに繋いでも、どこからでも安定した最高画質で視聴できます。
さらに、ExpressVPNのホームページには中国で利用できるようにメンテナンスされているサーバー一覧が掲載されています。これらのサーバーは、アメリカ、イギリス、日本、フランス、シンガポールに位置しています。ExpressVPNによると、難読化が効果を発揮できるようにするには自動プロトコルを選ぶと良いそうです。さらに、中国にいることが検出されると推奨されるサーバーがアプリに表示されるのも便利と思いました。「おすすめ」タブに表示されます。
この記事で紹介するほかのVPNと同様、中国で100%確実に使えるという保証はなく、「使えない」という報告も時々あります。しかし、ExpressVPNで接続トラブルが発生しても、すぐに解決されるはずです。また、ExpressVPNのプランはすべて30日間返金保証付きなので、ほかのサービスに乗り換えることもできます。試しにライブチャットで返金をお願いしたところ、わずか2日後に口座に振り込まれていました。
便利な特徴
- 中国のミラーサイト。ExpressVPNの公式サイトはグレートファイアウォールのせいでアクセスできませんが、中国国内からアクセス可能なミラーサイトがあります。規制を避けるためにURLは頻繁に変更されていますが、メールまたは24時間年中無休のライブチャットでカスタマーサポートに問い合わせるとミラーサイトのアドレスを教えてもらえます。
- 中国の支払い方法。中国のカードで支払いたい場合、ExpressVPNならUnionPayで支払えます。ビットコイン決済にも対応していますから、足跡を残さずに加入できます。中国の銀行口座で支払えない場合、これらの決済方法に対応しているのは良いですね。
- 安全性が高い。データは軍レベルの256ビットAES暗号化で保護されます。IPv4、IPv6、DNS、WebRTCの漏えいをしっかり防ぎ、Network Lockというキルスイッチも備わっていますから、他人に実際の位置情報を見られることはありません。
- Threat Manager。ExpressVPNのカスタマイズ可能なブロッカー機能です。広告やマルウェア、トラッカーをすべて(またはこれらの組み合わせ)を防ぐことが可能で、中国でより安全に、よりプライベートにブラウジングするのに役立ちます。
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- 業界をリードするプライバシー保護
- 他社VPNより高め
2. Astrill VPN:中国で最も頼れるVPNの1つで、高度な機能あり
注目ポイント | 中国で非常に頼りになる。停止時間が少ない |
近くのロケーション | 香港、ロシア、韓国、台湾、タイ、ベトナム |
セキュリティ | クッキーの自動削除、広告・トラッカーブロッカー、専用IP(有料) |
対応サービス | Max、HBO Go Asia、BBC iPlayer、YouTube TVなど |
Astrill VPNはExpressVPNに次いで中国で最も頼れるVPNとなっています。ほかのVPNとは違い、使えなくなることはほとんどありません。中国に近いロケーションが多いため、どこでも確実に繋がります。アメリカと香港には中国で使えるように最適化されたSuperchargedサーバーが設置されています。これらのサーバーは高速で、厳重なファイアウォールにも高い効果を発揮し、セキュリティが強いのが特徴です。
独自プロトコル「OpenWeb」は長距離接続でも非常に高速です。検証チームが数千キロ離れたタイサーバーに繋いだところ、通信速度は27%しか低下しませんでした。厳しいファイアウォールを回避できるように設計されたStealthVPNプロトコルも利用可能ですが、このプロトコルを使ったときは速度が79%も低下したため、ほかのプロトコルでうまくいかない場合に最終手段として使うと良いでしょう。
デメリットは、コストが非常に高いこと。最も高額なVPNの1つなのです。とは言え、中国在住でオンラインデータを保護しなければならない場合は値段相応の価値があるかもしれません。
返金保証はないものの、友達を紹介するとAstrill VPNを1か月間無料で使えます(友達が有料プランに加入した場合)。
便利な特徴
- 5つのプロキシから選べる。もし中国でAstrill VPNが使えなくなった場合、5つのプロキシが利用可能です。ただし、プロキシは通信を暗号化しないことに注意しましょう。ほかの選択肢がないときに最後の手段として使うことをおすすめします。
- ブラウザのみ、あるいはすべてのアプリを保護。OpenWebプロトコルを使うと、Astrill VPNですべてのアプリを保護するか、ウェブブラウザのみを保護するか設定できます。「中国でブラウザ以外のアプリが高速で動作するようにしたい」というときに便利です。
- 接続をカスタマイズできる。OpenVPNを使うと暗号化は256ビット、192ビット、128ビットから選ぶことができ、暗号化をオフにすることも可能です。暗号化レベルを下げるとセキュリティを妥協せずにスピードを向上できますが、中国で暗号化をオフにするのはおすすめしません。
- OpenWebプロトコルが高速通信を実現
- プロキシ接続オプション
- セキュリティ機能をカスタマイズ可能
- サブスクリプションが高価格
- Stealth VPNでは通信速度が大幅に低下
3. PrivateVPN:セキュリティ機能をカスタマイズし、中国で最適な通信に
注目ポイント | 暗号化レベルを変更し、中国でセキュリティとスピードのバランスを調整できる |
近くのロケーション | 香港、韓国、台湾、タイ、ベトナム |
セキュリティ | IPv6漏えい対策、外部のIPチェッカー、ポートフォワーディング |
対応サービス | Netflix、Max、プライムビデオ、HBO Go Asia、BBC iPlayerなど |
PrivateVPNではセキュリティ設定をカスタマイズできるため、中国で接続を最適化できます。試しに暗号化レベルを256ビットから128ビットに変更したところ、下り速度が12%向上しました。VPNプロトコルを選ぶこともできます。制限されたネットワークではOpenVPNよりL2TPのほうがうまくいく確率が高いです。
StealthVPNモードをオンにすると、VPN通信を通常のウェブ通信に見せかけることができます。ExpressVPNとは違ってデータが自動的に難読化されるわけではなく、アプリの設定からStealthVPNモードを有効にしなければなりません。中国ではOpenConnectアプリを使わなければならないかもしれませんが、PrivateVPNは便利な設定ガイドを提供しています。
サーバー台数は200台で、この記事に掲載されているほかのVPNと比べるとネットワークは小規模です。回線混雑のせいで通信が遅くなるかもしれないと思ったのですが、PrivateVPNはIPトランジットプロバイダからインターネットキャパシティを直接購入して大幅な速度低下を軽減しています。イギリスに出張中に日本サーバーに繋いだところ、通信速度は36%しか低下しませんでした。
30日間返金保証もありますから、PrivateVPNを無料でお試しできます。保証を守っているか実験したところ、ExpressVPNと同じくらい簡単に返金してもらえました。
便利な特徴
- メールのカスタマーサポート。PrivateVPNのホームページは中国でブロックされているためライブチャットで問い合わせることはできませんが、専用のメールサポートが利用できます。試したところ20分以内に回答が届きました。ライブチャットは翻訳機能があるため中国語でもサポートを受けられます。
- 使いやすい。詳細ビュー(Advanced View)には便利なセキュリティ設定がありますが、シンプルビュー(Simple View)を離れなくても中国で接続を守れます。サーバーを選び、大きな接続ボタンを押すだけです。VPNをあまり使ったことがない方におすすめのチョイスでしょう。
- ストリーミング専用サーバー。PrivateVPNは数か所にストリーミングサーバーを設置しており、どこからでも人気プラットフォームに安全にアクセスできます。ストリーミングサーバーは、動画が最速で再生されるように最適化されています。
- P2Pファイル共有に役立つ
- 手頃なサブスクリプション
- 制限されたネットワークで使える
- サーバーネットワークが小規模
- 通信速度が遅いことがある
4. Private Internet Access(PIA):サーバーネットワークが大規模、仮想サーバーで確実に中国のIPアドレスを取得できる
注目ポイント | 仮想サーバーで中国のIPアドレスを取得できる |
近くのロケーション | 中国、香港、マカオ、モンゴル、台湾、ベトナム |
セキュリティ | カスタマイズ可能なWireGuardおよびOpenVPN接続、高度なキルスイッチと通常のキルスイッチ、揺るぎない漏えい対策 |
対応サービス | Netflix(アメリカ版、イギリス版、日本版などのライブラリ)、Max、プライムビデオ、HBO Go Asia、BBC iPlayer、YouTube TV、日本版Amazonプライムなど |
日本語のアプリ | 〇 |
PIAはこの記事で最多のサーバー台数を誇るVPNで、中国にはバーチャルサーバーロケーションがあります。中国のサイトを閲覧する際にデータを保護するのに適したチョイスです。マカオの調査スタッフはWeTVの『Here We Meet Again』を1シーズンHD画質で安全に見られました。ほかにも91か国にサーバーが設置されており、どこからでも人気ストリーミングサービスを確実に利用できるように最適化されたサーバーもあります。
無制限のデバイスを同時接続できるため、大家族におすすめです。デバイス数が多い場合はPIAでほぼすべての機器を守れます。ノートパソコン、デスクトップパソコン、スマホ、タブレットでVPNを同時利用したところ接続は安定していました。
残念ながらPIAは中国で使えると保証されているわけではありませんが、うまくいかない場合は公式サイトに回避策がいくつか掲載されています。まず、WireGuardまたはOpenVPNプロトコルに切り替えましょう。うまくいかない場合、PIAのMulti-Hop(マルチホップ)接続をお試しください。この接続はSOCKS5プロキシまたはShadowsocksで設定できますが、速度に影響する可能性があります。最終手段として手動設定ファイルを試すこともでき、PIAのホームページに詳しい説明が掲載されています。
返金保証があるため、PIAを30日間無料で試せます。満足できなければ簡単に全額を返金してもらえます。 【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がPrivate Internet Accessと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
便利な特徴
- 高度なキルスイッチ。PIAに接続をロックすると、VPNで保護せずにインターネットに接続されるのを防げます。中国に住んでいる場合、アプリをダウンロードしたらすぐにこの設定をオンにしましょう。デバイスの電源を入れたときにデータが誤ってグレートファイアウォールに公開されるのを防止できます。
- 接続の自動化。公共のWi-Fiネットワークに繋がったときなど、特定の条件を満たした際にVPNに自動接続するよう設定できます。世界中どこでも役立ちますが、特に中国では非常に重要です。
- 世界中に膨大な数のサーバー
- カスタマイズできるセキュリティ設定が多い
- 無制限のデバイスを同時接続できる
- 初心者にとっては難易度が高め
- 本拠地はアメリカ
5. TunnelBear:アプリが使いやすく、中国で簡単にオンラインデータを保護
注目ポイント | アプリはシンプルで家族におすすめ。地図からサーバーを選べる |
近くのロケーション | 韓国、台湾 |
セキュリティ | 難読化機能「GhostBear」、自動キルスイッチ、スプリットトンネリング |
対応サービス | Netflix、Max、YouTube TV、Spotify、HBO Go Asiaなど |
日本語のアプリ | 〇(iOS、Android) |
TunnelBearのインターフェースはシンプルで可愛らしいデザインで、最も使いやすい中国用VPNとなっています。世界地図からサーバーを選ぶ仕組みで、とても簡単です。接続する際、クマのキャラクターが現在地からサーバーまでトンネルを掘っていきます。TunnelBearのサーバーを使えば、どこからでも大半の人気ストリーミングサービスが利用できます。また、接続台数は無制限なので、中国の大家族にピッタリです。
インストールする際も各ステップにクマの駄洒落があるのは面白いですね。近くに多数のサーバーがあり、高速でした。検証ではFastest Tunnel(最速のトンネル)という機能を使いました。現在地に一番近いサーバーに接続し、高速通信を確保する機能で、39%以上遅くなることはありませんでした。
GhostBear(難読化)機能により、信頼性が比較的高いVPNとなっています。制限されたネットワークで検出されません。難読化を有効にするには、Settings > Preferences > Security > GhostBearの順に進みましょう。ただし、iOSでは利用できません。
残念ながらシンプルな返金保証はありません。公式サイトによると、返金にはケースバイケースで応じるそうです。
主な特徴
- スプリットトンネリング。どのデータをVPNに経由させるか選ぶことができ、中国で帯域不足を解消するのに役立ちます。
- 信頼できるネットワーク。信用できるネットワークは安全リストに追加できます。中国でもフリーWi-Fiは普及していますから、便利です(そのようなネットワークは安全とは言えませんが)。
- アプリが使いやすく、楽しい
- GhostBear設定が通信を難読化
- 無制限のデバイスを同時接続できる
- 返金保証なし
- 遠くのサーバーでは遅い
- 本拠地はカナダ
【比較表】中国で使えるVPNの特徴
おすすめしたVPNの主な特徴を表で比較しましょう。監査済みノーログポリシーを掲げており、データを絶対に記録しないVPNがどれなのか一目で分かります。
また、平均通信速度、サーバー台数、難読化なども比較表に含まれます。なお、選ぶ際に重要な項目は人それぞれですから、おすすめサービスの違いを理解するために参考にしてみてください。
【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
中国で使えるVPNの選び方
グレートファイアウォールの技術はますます高度になってきているため、中国で使えるVPNを見つけるのは困難です。ここでは、中国向けVPNを選ぶ際に注目したいポイントを紹介します。
- 中国で確実に使える。中国でVPNを利用するのに必要な機能に着目しました。セキュリティを強化する「マルチホップ」、メタデータをスクランブリングしてVPNを検出されにくくする「難読化」などが含まれます。当サイトでは中国でおすすめのVPNを継続的に調査し、現地での稼働率が最も高く、使えなくなる可能性が最も低いサービスのみを紹介しています。
- 強固なセキュリティ機能が備わっている。軍レベルの暗号化、キルスイッチ、DNS・IPアドレスの漏えい対策を備えたVPNのみを検討しました。これらの機能は中国を旅行中にデータが第三者に公開されるのを防ぎ、公共Wi-Fiネットワークで安全を確保します。
- ノーログポリシー。VPNがオンラインアクティビティを記録しないことを保証していれば中国でプライバシーを保護できます。各社VPNのプライバシーポリシーを読み、厳格なノーログポリシーを遵守していることを確認しました。
- 高速。中国から送信されるデータはすべて数が限られたゲートウェイを通らなければならないため、回線が混雑することがあります。VPNのせいで通信がさらに遅くならないよう、高速VPNのみを検討しました。中国国内または周辺地域にサーバーがあるVPNのほうが高速通信が期待できます。
- 使いやすさ。設定を変更し、中国に適した接続にしたいですか?すぐに使えるシンプルなVPNのほうが良いですか?この記事では、初心者から上級者まであらゆるユーザーに適したVPNを紹介しました。
- 頼れるカスタマーサポート。必要なとき、簡単にサポートを受けられるべきですね。この記事に掲載されているVPNは24時間年中無休のライブチャットやメールなど複数のサポート窓口があり、詳しいFAQページも用意されています。多くの場合、カスタマーサポートとのやり取りが自動的に翻訳されるため、日本語でも安心してコミュニケーションを取れます。
- 安心の返金保証。中国でVPNに繋がりにくい場合、返金保証があれば払い戻しを受けられます。本契約が始まる前に1か月程度試せるサービスを選びたいものです。
【クイックガイド】3ステップで簡単!中国でVPNを使う方法
- VPNをダウンロードします。ExpressVPNがおすすめです。全サーバーが自動難読化に対応しており、軍レベルのセキュリティを提供しているため、中国でプライバシーを保護できます。現地でVPNを入手するのは困難なため、入国前にダウンロードしてください。
- サーバーに接続します。ほかのVPNを使う場合は難読化設定を有効にしてください。そうしなければ繋がらない可能性があります。
- 中国でブラウジングを始めましょう。プライバシーを保護し、安全にインターネットを利用できるようになりました。
【編集者より】vpnMentorでは透明性を重視しているため、当社がExpressVPNと同じ企業グループに属していることをお伝えします。しかし、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
中国でVPNを使う合法性と安全性は?
中国で合法なのは、政府が認可したVPNのみとなっています。ただし、規制対象は主に組織であり、VPNを使ったことを理由に旅行者が処罰を受けたという事例は報告されていません。また、政府が認可したVPNは厳しく監視されているため、プライバシーは保護されません。
一般的に中国ではVPNがブロックされているため、許可された場合以外は使えません。政府が認可していないVPNアプリを使っている旅行者を探すより、VPN自体をブロックするほうが簡単なのです。
しかし、高度なセキュリティ機能を備えており、中国でデータの安全を保てる独立VPNはいくつかあります。そのようなサービスは通信を難読化し、VPNを利用していることを隠してくれます。なお、中国では大半のVPNのホームページがブロックされているため、入国前にVPNのダウンロードとインストールを済ませておきましょう。
また、規則をきちんと守れるように、中国におけるVPN利用に関する法律の最新情報を調べてください。中国のインターネット事情は変化が絶えません。当社はVPNを使った違法行為を容認しません。例えばVPNを使って中国でブロックされているサイトやサービスにアクセスするのは絶対に避けてください。
中国でVPNが使えなくなったら?
中国では、特別な日(祝日など)や重要な政府会議が行われる日などにVPNが使えないことがあります。インターネットアクセスをより厳しくコントロールし、国境を越えた情報の流れを制限する政府の取り組みのためです。政府は国民がVPNを使ってインターネットにアクセスするのをコントロールしようとしており、政府が認めたVPNの利用を優先しています。
一部のVPNはVPN通信を隠す難読化技術を採用しているため、現在も中国で利用でき、中国周辺にサーバーを設置しているので速度も良好です。しかし、信頼性の高いVPNさえいつも必ず使えるとは言い切れません。
VPNが使えなくなった場合、中国で利用できるよう最適化されているか確認してください。この記事で紹介したVPNも、時にはトラブルが発生することがあります。現在接続しているサーバーが検出され、ブロックされたのかもしれません。現地で確実に使えるよう、中国でおすすめのVPNはサーバーをモニタリングし、定期的にメンテナンスを行っています。
VPNに繋がらない場合は、次の解決方法をお試しください。
- VPNプロトコルを変更する。中国での利用に向いているプロトコルとそうでないものがあります。うまくいくものが見つかるまで、利用可能なプロトコルを1つひとつ試しましょう。
- 別のサーバーに接続する。現在接続されているサーバーで障害が発生した可能性があります。サーバーを切り替えると解決するかもしれません。
- VPNソフトウェアを更新する。プロバイダがVPNアプリに何らかの変更を加えた可能性があります。アップデートすると変更が適用され、中国で使えるようになるかもしれません。
- ほかのVPNに接続されていないか確認する。数社のVPNを試している場合、同時に別のVPN接続が有効になっていないか確認しましょう。
- カスタマーサポートにメールで問い合わせる。上記の対処法を試しても繋がらない場合はカスタマーサポートに問い合わせて中国から使えるサーバーを教えてもらいましょう。
現在中国で使えないVPN
すべてのVPNが中国で効果的に動作するわけではありません。現在中国でサービスを展開できていないVPNをいくつか紹介します。
- CyberGhost:以前は中国に適したVPNでしたが、グレートファイアウォールが強化されたことにより使えなくなってしまいました。
- NordVPN:人気サービスですが、NordVPNは中国で使えません。このことは公式サイトに記載されています。
- Surfshark:以前は使えたものの、Surfsharkは中国で使えないことが多くなっています。
- Proton VPN:中国で使えるときと使えないときがあります。確実に繋がる保証がないため、あまりおすすめしません。
- StrongVPN:Buffered VPNおよびSaferVPNと合併したこのサービスは、中国で繋がらないことがあります。現地のインターネット検閲があまりにも厳しいためです。Proton VPNと同様、繋がるときと繋がらないときがあります。
ほかにも、Ivacy VPN、PrivadoVPN、Total VPN、TorGuard、Hotspot Shield、AtlasVPNなどは最近中国で使えないことが確認されています。
中国で確実に利用でき、停止時間が少ないVPNサービスを選ぶのが重要です。使えなくなるサービスもありますが、中国のインターネット規制に対抗して難読化サーバーや高度なプライバシー機能を提供しているVPNも存在します。
中国でブロックされているサイトやアプリは?
国際的な動画配信サイト(Netflix、BBC iPlayer、Huluなど)は厳しいライセンス契約を守らなければならず、中国ではコンテンツを配信できません。しかし、グローバルサーバーを提供しているVPNを使うと、どこからでも安全にアクセスできるようになります。
また、ソーシャルメディアやニュースサイト、動画配信サイト、検索エンジン、メッセージアプリなども規制されています。規制対象サイトをいくつか紹介します。
インスタグラム | X(Twitter) | ニューヨーク・タイムズ | ||
フィナンシャル・タイムズ | エコノミスト | ウォール・ストリート・ジャーナル | BBC | ブルームバーグ |
YouTube | Vimeo | Bing | Yahoo | |
DuckDuckGo | Messenger | Snapchat | Telegram | Signal |
中国VPNについてよくある質問
中国製VPNを使うと中国でプライバシーを保護できますか?
中国製VPNでプライバシーを保護できる可能性は低いでしょう。中国製VPNは政府によって厳しく規制・監視されており、データ保持が義務付けられています。プライベートかつ安全にインターネットにアクセスするという目的にそぐわないのです。難読化や強固な暗号化などの高度な技術を採用している、独立したVPNを使うことをおすすめします。
しかし、中国でいつも使えるVPNは存在しません。中国当局はVPN通信をブロックする取り組みを続けていますから、時には繋がらないことがあるのです。中国のインターネット規制に対抗するために最新技術を導入しているVPNを選ぶのが重要です。
中国でVPNを使うのはリスクが伴う可能性があります。VPNを使ったことだけを理由に外国人が罰せられた報告はないものの、法律は変わることがありますので、リスクを検討し、規制や取り締まりに関する最新情報を調べることをおすすめします。
中国で海賊版VPNを使っても大丈夫ですか?
いいえ、クラックされたVPN(違法な手段で許可なく入手された有料VPNサービス)はマルウェアなどのセキュリティリスクが多いので避けてください。また、接続が不安定だったり接続を保護しなかったりする可能性もありますから、中国での利用には向きません。
中国でプライバシーを保護する必要がある場合、高度な機能を備えた、評判の良い正規のVPNサービスを使うことをおすすめします。
中国でVPNをダウンロードすることはできますか?
困難かもしれませんが、不可能ではありません。一部のVPNは中国で利用可能なミラーサイトを提供しています。通常、中国ではほとんどのVPNのサイトがブロックされているため、政府に許可されていないVPNはダウンロードできません。これを回避するため、一部のVPNはグレートファイアウォールにブロックされていない代替URLを使用しているのです。
また、中国でGoogle PlayストアとAmazonアプリストアは利用できません。Apple App Storeにはアクセスできるものの、厳しく監視されており政府が運営しているVPNアプリ以外は見つかりません。中国に入国する前にVPNをダウンロードしておくのがベストです。
中国では、どのVPNサーバーを使うべきですか?
近距離サーバーに繋ぐと最速の通信が期待できます。中国本土の近くにサーバーがあるVPNを選びましょう。この記事に掲載されているVPNを含め、大半のVPNは中国本土にサーバーを設置していません。というのも、中国政府は国内でサービスを展開しているVPNを禁止したりユーザーデータを提出させたりするため、安全でなくなってしまうからです。
とは言え、香港、韓国、台湾など、中国に近いロケーションに接続すると高速通信を得られます。この記事で紹介したVPNはすべて中国本土の近くにサーバーがありますから、速度低下を最小限に抑えたい場合におすすめです。
中国でVPNが遅い理由は?
中国ではグレートファイアウォールが干渉するため、VPNが遅いと感じることが多々あります。より快適に利用するには、中国で確実に使えることが証明されているVPNを選び、サーバーを定期的に切り替えましょう。
さらに、中国では国外へデータを送信するための帯域幅がほとんど確保されていません。中国のサービスを利用するよう国民に促すためです。普段利用している国際サイトにアクセスしたい場合、少ない帯域幅を多数のユーザーと一緒に使うことになります。
速度低下を最小限に抑えるにはVPNを使うのがベストです。グレートファイアウォールに起因する速度低下は避けられないものの、VPNのせいでブラウジングや動画の視聴、トレントができないほど遅くなることはありません。
中国全土がグレートファイアウォールの規制対象ですか?
いいえ、中国全土がグレートファイアウォールの規制対象というわけではありません。中国本土の大部分は規制対象ですが、香港、マカオ、台湾は対象外となっています。これらの地域のサーバーに接続すると、中国向けの頼れるVPNでインターネットを安全に利用できます。
グレートファイアウォールはどのようにVPNをブロックしていますか?
グレートファイアウォールでは、ディープパケットインスペクション(DPI)を通してVPNをブロックしています。DPIはVPN通信を特定し、ブロックする技術で、VPN利用を検出・防止するために継続的に更新されています。一部のVPNが難読化などの高度な機能を提供しているのはそのためです。そのようなVPNを利用すると、VPN通信を通常の暗号化されていない通信に見せかけることができます。
中国でおすすめのVPNプロトコルは?
何をしたいかによります。検証ではExpressVPNのLightwayプロトコルが最速でした。しかし、ExpressVPNを中国で使うにはプロトコルを「自動」に設定しなければなりませんから、必ずしもLightwayを選べるとは限りません。StealthVPNも難読化が内蔵されているため信頼性が高いことが分かりました。WireGuardとOpenVPNも使えることがありますが、上記のプロトコルと比べるとあまり頼りになりません。
多くのVPNはSOCKS5、Shadowsocks、ShadowsocksR(SSR)などのプロキシサーバーを提供しています。これらも役立つ場合がありますが、データは暗号化されないためプライバシー保護には向きません。問題が解決できないときは最終手段として試すと良いでしょう。
なお、中国でVPNが使えるかを左右するのはVPNプロトコルだけではありません。VPNを選ぶ際は、複数のプロトコルを提供していることだけでなく、難読化技術を定期的に更新していることも確認しましょう。そうすれば中国の厳しいネットワークでもより確実に使えます。
中国で無料VPNは使えますか?
無料VPNは使えますが、おすすめしません。より確実かつ安全で、評判の良い格安VPNを購入することをおすすめします。無料VPNの多くは中国でプライバシーを保護するのに必要な暗号化とプロトコルを提供していません。評判の良い無料VPNもありますが、規制の変化に対応して中国で確実に使えるようにするための資金はないのです。
また、無料VPNはプライバシーとセキュリティを脅かしたり、閲覧履歴を監視して第三者に売却したりする場合があります。さらに、マルウェアやスパイウェア、その他の悪質なコードを含む無料VPNも発見されています。
中国で使えるVPNをゲットしよう
中国ではVPN対策が強化されているため、現地で利用でき、信頼できるVPNを見つけるのは大変です。グレートファイアウォールが許可しているのは政府公認VPNのみで、そのようなVPNは政府によって厳しく監視されています。また、中国政府はグレートファイアウォールの技術を変更し続けていますから、信頼性の高いVPNさえいつも確実に使えるわけではないのです。
とは言え、一部の独立サービスは中国で確実に使えることが証明されており、この記事で紹介したVPNは制限されたネットワークでも使えるように設計されています。接続の安全とプライバシーを維持しつつ、どこからでも世界のさまざまなコンテンツにアクセスできるようになります。
中国でVPNを使うならExpressVPNが一番おすすめです。全サーバーが自動難読化を搭載しており、中国で確実に使えるように継続的にメンテナンスされているサーバーロケーションが複数あります。また、30日間返金保証付きです。満足できなかった場合、返金してもらうのは簡単です。
まとめとして、中国で使えるVPNのおすすめはこちら!
【編集者より】当社は読者の皆さまとの関係を大切にしており、信頼していただけるよう透明性と誠実さを常に心がけています。当社は、当サイトでレビューしている業界最先端の一部の製品(Intego、CyberGhost、ExpressVPN、Private Internet Access)と同じ企業グループに属しています。しかし、厳しい検証方法に従っていますので、これがレビュープロセスに影響を与えることはありません。
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